- Bybitのレバレッジ取引では資金調達率の計算を覚えることが大切
- 資金調達率以外にも取引や入出金などで手数料を要する
- 他の人気取引所と比べ、Bybitの手数料は安い傾向
これからBybitへのアカウント登録を考えていながら、資金調達率が分からなくて悩んでいる方もいるでしょう。Bybitはレバレッジ取引に特化しているので、資産の動き方の勉強は大切です。
今回はBybitにおける資金調達率のしくみを学びたい方のために、定義や動き方を紹介します。手数料に関わる要素なので、これを読んで資産の動き方を覚えることが重要です。
▶ 『Bybit (バイビット) の評判・口コミ・レビュー評価』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
目次
Bybit (バイビット) の資金調達率とは?
資金調達率とは、仮想通貨保有中に毎日かかるスワップ手数料の一種です。売買そのものにかかる取引手数料とは違い、仮想通貨における金利のようなもので、毎日少しずつ払わなければなりません。
BybitやBitMEX、Binance Futureなどでは、資金調達率というシステムを設けています。相場状況に応じて刻々と変わっていくので、気づかないうちに損をしないためにも定期的にチェックしましょう。
資金調達率の計算方法
資金調達率の計算には以下の2つの要素が大切です。
-
金利
-
プレミアムインデックス
金利は 「(支払い通貨の金利-ポジション保有中の仮想通貨の金利)÷3」で計算できます。Bybitでは8時間ごとに資金調達が入るので、金利差の3分の1ずつがスワップ手数料となっています。
これにプレミアム指数として、Bybitと他の取引所における同じ銘柄の相場の離れ方を加味するなど、資金調達率の計算方法は複雑です。
最終的には「プレミアム指数+([金利-プレミアム指数]±0.05%)」が資金調達率を決めます。
Bybitの資金調達率はユーザーの契約詳細情報などでチェック可能です。「8時間後」というように手数料として加わるまでのタイムリミットもあるので、損をしすぎないための決済のタイミングも考えましょう。
変動幅
USD建てによるビットコインの資金調達率は-0.375~-0.001%、または0.001%~0.375%の範囲で動きます。
Bybitではイーサリアムやリップルも扱っていますが、 ビットコインより取引の数が少ない関係上、±0.375%を超えた資金調達率を記録する可能性もあります。
スワップの変動幅も意識しながら、定期的に調達率をチェックすることが大切です。マイナス手数料ならスワップ手数料を逆にもらえるので、ポジションを持ち続けた方が得策でしょう。変動幅を知りながら、資金調達率を味方につける投資戦略を心がけるとよいです。
発生するタイミング
Bybitでは 日本時間の午前0時、午前8時、午後4時の3回に資金調達率が発生します。注文のタイミングは問わないので勘違いしないように気をつけましょう。
BitMEXでも日本時間の午前5時、午後1時、午後9時と3度にわたり資金調達率が出るなど、海外の取引所では1日複数回にわたり発生時間を設ける傾向があります。
調達率が出る前に買ったものを売ったり、空売り分を買い戻したりするように努めれば、手数料を払う必要はありません。
Bybit (バイビット) の資金調達率の履歴を確認する方法
Bybitにログイン後、契約情報から資金調達率の履歴を確認することができます。以下の写真を参考にコインを選択してください。BybitではBTC、 ETH、 EOS、XRPを選択することができます。
下にスクロールすると、日時ごとに資金調達率を確認することができます。8時間ごとに新しく更新されます。
Bybit (バイビット) の資金調達率以外の手数料
Bybitでは資金調達率の他にも取引に手数料がかかります。入出金時にはBybitからは手数料の要求を受けませんが、マイニングという送金を正当と認めるためのデータ計算処理作業があり、それを行うマイナーのために手数料を払うケースはあります。
手数料一覧
資金調達率以外でBybit利用時にかかる手数料は以下のとおりです。
-
取引手数料
-
仮想通貨の入金・送金手数料
仮想通貨取引所を使うときは、どのような行動で手数料が発生するかの全容をつかむことが大切です。無駄な出費を抑えるためにも、手数料をひととおり把握しておきましょう。
取引手数料
Bybitでは米ドル建てで以下の4種類の仮想通貨を扱っており、 どれもMaker手数料が-0.025%で、Taker手数料が0.075%です。
Makerは指値注文にかかる取引手数料で、マイナスのため買値が少し安くなったり、売値が増えたりします。買値と売値の差を意味するスプレッドを狭く済ませやすいこともポイントで、積極的に取り組みやすいでしょう。Takerは成行注文の取引手数料で、指値よりもかかりがちです。
入金・送金手数料
Bybitでは米ドルの入金には手数料がかかりません。通貨ペアが米ドル建てばかりで、 ビットコインやイーサリアムなどは、Bybitに送金できないので気をつけましょう。
テザーだけはビットコイン売買の支払い通貨に使えるため送金可能で、手数料はかかりません。
マイニング手数料
米ドルの出金に手数料はありませんが、仮想通貨だとマイニング手数料が必要なので注意しましょう。 マイニングとは送金を正当と認めるためのデータ計算処理で、マイニングにかかるコストをユーザーが補うしくみです。仮想通貨別として以下のとおりにかかります。
仮想通貨 | 発掘手数料 |
---|---|
ビットコイン | 0.0005BTC |
イーサリアム | 0.01ETC |
リップル | 0.25XRP |
イオス | 0.1EOS |
テザー | 5USDT |
仮想通貨の相場は24時間365日変動を続けているので、送金時点の日本円換算の手数料を計算しながら、出金をやり直さずに済むため希望金額を慎重に判断することが大切です。
Bybit (バイビット) の手数料は安い?他社比較
Bybitは他の取引所と比べて手数料が安いといえます。取引手数料の違いを以下の表にまとめました。
取引所名 | Maker手数料 | Taker手数料 |
---|---|---|
Bybit | -0.025% | 0.075% |
BitMEX | -0.025%~-0.05% | 0.075%~0.25% |
Binance | 0.02~0.1% | 0.02~0.1% |
BinanceやBitMEXは世界でもトップクラスの知名度を誇る取引所ですが、 売買時の手数料ではBybitがお得です。
ビットコインの出金手数料でも比べてみました。
取引所名 | ビットコイン出金手数料 |
---|---|
Bybit | 0.0005BTC |
BitMEX | 0.001BTCを推奨 |
Binance | 0.0005BTC |
BybitはBinance並に出金手数料が安く、BitMEXよりもお得といえます。
Bybit (バイビット) の資金調達率 まとめ
Bybitのレバレッジ取引では、資金調達率がポイントです。 1日3回、8時間ごとにスワップ手数料として決まるので、調達率発生時間の直後にポジションを持ち、新しい発生時間の前に決済を行うのがセオリーでしょう。
他にも仮想通貨の取引や出金に手数料を要しますが、指値注文ならマイナス手数料になるなどお得な面が多いといえます。Bybitの手数料システムを有効に活かしながら利益確保を狙うとよいでしょう。
Bybit (バイビット) が一概に悪徳業者と断定はできませんが、日本人にも人気の海外業者の中には詐欺まがいの行為を行なっている業者が紛れていることも事実です。また暗号資産(仮想通貨)交換業として登録していない取引所が日本でサービスを行うことは法律で固く禁じられています。海外暗号資産(仮想通貨)取引所の多くは、日本国内での法律に違反していることが多いため、被害に遭って大きな損害を受けてしまう恐れもあります。当サイトとしては万が一のリスクに備え、安全な国内業者を利用されることを強くおすすめいたします。
これから取引を始めたい方には、安全な国内暗号資産(仮想通貨)取引所であるCoincheckがおすすめです。 いつでもどこでもかんたんに暗号資産を取引できるスマホアプリが魅力的で、国内暗号資産(仮想通貨)取引アプリダウンロード数No.1の実績を誇っています。(対象期間:2018年1月~2019年12月)
また2018年4月マネックスグループ株式会社の完全子会社傘下に入り、経営体制・内部管理体制などの抜本的な改革を実行。万全のセキュリティ体制で初心者でも安心してはじめられますので、暗号資産の購入を検討している方はぜひ登録してみてください。
Bybit (バイビット) の資金調達率 関連情報
以下はBybitの関連情報一覧です。
あらゆる項目からBybitについて徹底解説していますので、ぜひご一読ください。