この記事のポイント
  • クラウドマイニングはマイニング団体に出資して、そこでの利益の一部を配当として受け取る形態のサービス
  • 機材を購入せずに、個人でマイニング事業に参加できる
  • 相場の変動や採掘難易度の変更により収益も変動するリスクもある

マイニングに興味はあるが、ソロマイニングを行うための機材を組む知識や技術がない人は多いようです。クラウドマイニングは、マイニング知識が多少なくとも、参加できるマイニングサービスとして注目を集めています。しかし、そこにはリスクやデメリットも存在します。

そもそもマイニングとは?

マイニングを一言でまとめるならば、取引の承認作業のことです。ブロックチェーン技術の上に成り立っている仮想通貨は、特定の管理者が存在せず、利用者全員で通貨の管理している非中央集権的な管理体系として価値あるものです。

そういった非中央集権の管理体系の中での通貨の安全性の管理には、マイニングという承認を作業を通じて、取引に不正がないかどうかを確認する必要があり、承認を許可する権利のある人に対して、取引の整合性を確認する代わりに報酬としてトークンの配布するというものが、マイニング報酬です。

▶ 『仮想通貨の採掘』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

クラウドマイニングとは?

クラウドマイニングの概要

マイニングを事業として参入し、マイニング報酬を得るには、膨大な計算競争を勝ち抜くためのマイニングにかかる巨大な資金が必要とされます。

そこで、個人が参加できるマイニングとしてマイニングプールが活用されますが、クラウドマイニングは、 マイニングを事業としている団体に対して資金を投資する形で、団体が得たマイニングの利益を、資金に応じて分配していくシステムとなります。

マイニングプールを活用したソロマイニングには、演算や環境整備、マイニングリグ導入のためのPCに関する専門知識などの参入障壁が多いですが、クラウドマイニングでは、資金を団体に提供するだけなので、専門的な知識があまり求められないことが一般的です。株式の配当のようなイメージを持つと体系を理解しやすいでしょう。

クラウドマイニングにまつわる専門用語解説

高度な技術や知識を要しないクラウドマイニングですが、クラウドマイニングやマイニングに関する専門的な用語は最低限インプットしておくべきでしょう。

「ハッシュ関数」とは、マイニングにおいては、取引の整合性を承認するために必要な値のことで、マイニングとは、このハッシュ関数を用いてハッシュ値などを求める作業のことです

暗号方式の関数であり、付加逆性などを有しているため、非常に高いセキュリティ面を実現するのに役立っており、仮想通貨に限らずこのハッシュ関数は、ブロックチェーン技術のあらゆる場面で採用されています。

「ハッシュレート」とは、採掘速度を表すものです。マイニングは日本語で採掘を表し、ハッシュレートは対象となるマイニングの計算能力を示す指標となります

▶ 『ハッシュレート』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

クラウドマイニングの3つのメリット

クラウドマイニングのメリットは以下の3つです。

  • マイニング用の機材を購入する必要がない
  • マイニングにかかる電気代が必要ない
  • 高利回りで安定して稼げる

それぞれについて、説明していきます。

マイニング用の機材を購入する必要がない

クラウドマイニングに、参加することは、対象となるサービスを提供するマイニング事業に自身の資金を投資することになります。

その上でクラウドマイニングの最大のメリットは 機材を購入する必要がないことです。

クラウドマイニングでは、マイニングプールを利用したソロマイニングとは異なり、自身で機材を購入したり製作する必要がありません。

つまり、ソロマイニングの初期費用が、おおよそ10万円前後から50万円前後な現状を考慮した場合、 マイニングへの参入での初期コストを抑えることができます

マイニングにかかる電気代が必要ない

一般的にマイニングをするには、膨大な電気代が発生します。

ソロマイニング、プールマイニングともに自身のPCを一日中動かし続けなければいいけないため、PCを稼働させるだけでも莫大な電気代を毎月支払わなければいけません

クラウドマイニングでは、業者がマイニングを行ってくれるため、そのような莫大な電気代を支払う必要がないことがメリットです。

高利回りで安定して稼げる

クラウドマイニングでは、マイニングの技術に長けた業者がマイニングを行ってくれるため安定して暗号資産(仮想通貨)のマイニングをすることができます。

さらに、 マイニングによって得られた暗号資産(仮想通貨)の値段が上昇していくことによって、大きな利益を得ることができます

クラウドマイニングを行う際は、業者の選び方が重要となってきますので、慎重に吟味しましょう。

クラウドマイニングの4つのリスク・デメリット

クラウドマイニングを投資の一環と捉えると、リスクやデメリットも存在します。クラウドマイニングのリスク・デメリットは以下の4つです。

  • サービス会社のセキュリティ、信用
  • 相場変動による不安定性
  • 難易度変更による収益減リスク
  • メンテナンス料の変動リスク

それぞれについて、説明していきます。

サービス会社のセキュリティ、信用

まずは、サービスを提供している会社側のセキュリティ面や信用が確定的ではないというリスクがあります。

つまり、サービス提供側がハッキング被害に遭うことも十分に考えられますし、マイニングの成果は確定ではないので、成果を得ることができず撤退するケースやサービス停止となり、報酬の一部が出身者に還元されないケースもあります。

サービスへの出資金は基本的には前払いなので、資金をペイできるまでにサービスが停止したり、会社が倒産してしまえば、大きな損失ともなります

相場変動による不安定性

相場変動による、価格の不安定性もリスクで、時にはデメリットにも繋がります。

クラウドマイニングでは、報酬の一部をトークンとして受け取るケースが多いです。トークンで受け取るということは、価格が大幅な減少を辿っているトークンを配当の一部として獲得できたとしても、利益とはなりません。

特に、2018年などは、市場全体は断続的な下落を続けていたため、出資金をペイする目的ならば、さらに長期的な視点が必要となっていました。

幸いにも、2021年現在は暗号資産(仮想通貨)の価値は上昇傾向にあるため安心してマイニングを行うことができます。

難易度変更による収益減リスク

マイニングの難易度の変更により、収益が下がる可能性もリスクとなります。

例えば、ビットコインのマイニング難易度は常に一定ではありませんし、むしろ難易度は高くなってきています。 難易度の上昇に伴い価格も上昇すれば良いですが、実際問題そうとはいきません

今後、クラウドマイニングへ参加する団体がさらに増加すれば、難易度はさらに上昇します。その内の報酬の一部を利益として受取れたとしても、僅かなものになる可能性も大いに考えられます。

また、 ハードフォークなどの通貨自体のイベントに伴い、サービス側がマイニングを行えなくなったり、収益がダウンする可能性もあります

メンテナンス料の変動リスク

クラウドマイニングにおいて、メンテナンス料の変動も懸念点の1つです。

クラウドマイニングにおける、メンテナンス料というものは規定されています。つまり、 相場が下落している状態では、相対的な報酬の内のメンテナンス料は増加してしまいます

仮想通貨市場のボラティリティは、既存のレガシー相場と比較した時、非常に大きいものであるので、相対的なメンテナンス料の変動も大きく起こってしまいます。

おすすめクラウドマイニングサービス3選

クラウドマイニングのサービスを提供している会社は増加傾向にあり、多くのサービスが乱立しています。ここでは有名なサービスを3つ紹介していきます。

  • Genesis Mining
  • HashFlare
  • Hashing24

Genesis Mining


Genesis Miningは、クラウドマイニングを提供するサービスの中で、非常に有名なものです。

ビットコインやイーサリアムなどの6種類の通貨のマイニングに対応しており、マイニング結果を開示し、クレジットカードでの支払いにも対応している点が、多くのユーザーに支持されており、メンテナンス料に関しては、アルトコインのマイニングにおいては発生しない点も特徴です。

HashFlare


HashFlareは、 クラウドマイニング事業のキャリアの長さに多くの信頼が集まるサービスで、Genesis Miningと同程度の知名度を誇ります。採掘期間が1年であるものの、マイニングプールの割当の選択が可能なことなどがユーザーに支持されているようです。

Hashing24

nicehash
Hashing24は、Genesis MiningやHashFlareと比較すると、ユーザー側の自由度が低いことや日本語に完全に対応していないことなどが懸念点ではありますが、人気のクラウドマイニングサービスの1つです。

クラウドマイニングに税金はかかる?

クラウドマイニングのサービスを利用した際の税金は、雑所得に分類されるケースが多いようです。

稀に利益の増幅に伴い事業所得となる場面もあるようですが、減価償却の対象となる原資の償却期間は、サービスを提供する側の会社により様々なようなので、詳しくは税理士などに相談してみた方が無難でしょう。

▶ 『マイニングの税金』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

クラウドマイニングのまとめ

クラウドマイニングは、資金を投資することでマイニング事業の方集の一部を配当として受け取ることができるサービスですが、自身の利益の面では、相場の価格に影響を受けたり、リスク管理はサービス元の会社に依存してしまうリスクもあります。

自身で吟味した上での、サービスへの参加が必要です。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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