この記事のポイント
  • 仮想通貨の時価総額は、時価総額や取引量で測られる
  • 2017年一年間で4000%ほどの成長
  • これからの伸び代に期待される

この1年間で仮想通貨の時価総額が大きく上がったり下がったりして大きな注目を集めてきました。

  • 具体的にどのような変動をしたの?
  • これからどうなるの?

といった疑問を持たれた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、仮想通貨の時価総額がどのように推移しているのかや、変動させる要因、今後の動きについて解説します。

現在の仮想通貨の市場規模

仮想通貨の市場規模は一般的に時価総額や取引量で測られることが多いです。ここで、時価総額とは「市場取引単価×仮想通貨の発行量」で計算されます。仮想通貨の中には、1つひとつの単価を安くして大量に発行している場合と単価を高くして発行枚数を抑えている場合と両方あります。

国内の市場規模

2017年度の仮想通貨取引量は現物が12兆7,140億円で、デリバティブ取引(証拠金・信用・先物取引)が56兆4,325億円となっています。そのため、合計で仮想通貨の時価総額は合計69兆1,465億円となります。

ここで、国内外の主要な企業の時価総額を整理すると、以下のようになります。

Apple時価総額97兆円
Alphabet(Googleの親会社)時価総額80兆円
Microsoft時価総額72兆円
トヨタ時価総額23兆円
三菱UFJ時価総額11兆円
NTT時価総額11兆円

この表から分かるように、仮想通貨の市場規模は国内外有数の企業と比べても同じかそれ以上の規模があります。

世界の市場規模

世界における市場規模は、仮想通貨への期待感や投機目的の資金流入によって急激に仮想通貨の価格が上昇し、2018年1月8日に80兆円を超える最高値を叩き出しました。

現在でも、世界の取引量は2018年7月時点で1日で約119億USドル(約1兆3,000億円)です。

仮想通貨の市場規模を国別に比較

ダリア・リサーチという調査会社が2018年5月に発表したレポートでは、国別の仮想通貨への関心度などを明らかにしています。この調査は、仮想通貨市場が大きい日本、米国、英国、ドイツ、ブラジル、韓国、中国、インドの8カ国のインターネット利用者2万9000人を対象に行われました。これによると仮想通貨を世界で一番取引しているのは日本で、約11%でした(2018年3月末時点)。日本以外での仮想通貨の保有率については以下の通りです。

ドイツ9%
アメリカ9%
インド7%
韓国6%
ブラジル6%
イギリス6%
中国3%

仮想通貨の保有率がそのまま市場規模に繋がる訳ではありませんが、世界的に見ても日本は仮想通貨への期待感が大きく、市場規模が大きいだろうということも容易に推測できます。

仮想通貨の市場規模の凄さ

仮想通貨の市場規模の凄さはその成長率にあります。既に紹介した通り、仮想通貨は2018年1月に80兆円を超える規模を記録しました。この金額もさることながら、この高値に行き着くまでの期間の短さも注目を集めました。

仮想通貨の成長率

2017年に入ってから仮想通貨市場は約4000%の急成長を遂げています。

2017年はアルトコインが相次いでICOし、仮想通貨取引所への上場も頻繁に起こったことで、多くの投資家が取引に参加しました。加えて、11月ごろにビットコインのハードフォークが未遂になったことで急激に上昇しました。

しかし結果として、2018年初頭から価格が暴落しました。現在では一時の過熱ぶりはないものの、ニュースがあるたびに急騰することもよくあります。

仮想通貨の市場規模の推移

2014年から2018年にかけての価格の変化を整理すると以下のようになります。ここから分かるように、最初は数千億円という規模だったものが、100兆円に迫る規模まで大きくなっています。その後、三分の一程度まで下落しています。

2014年1月1兆2000億円
2015年1月3100億円
2016年1月7900億円
2017年1月2兆円
2017年2月2兆円
2017年3月2.5兆円
2017年4月2.9兆円
2017年5月4.3兆円
2017年6月9.5兆円
2017年7月10.7兆円
2017年8月11.2兆円
2017年9月18.4兆円
2017年10月15.9兆円
2017年11月20.3兆円
2017年12月37兆円
2018年1月93兆円
2018年2月47兆円
2018年3月44兆円
2018年4月26.3兆円
2018年5月41兆円
2018年6月33兆円
2018年7月25.5兆円
2018年8月26.9兆円
2018年9月23兆円

仮想通貨別の市場規模ランキング

仮想通貨の中には、他の仮想通貨と比べて大きな市場規模を持っているものがあります。ここでは、仮想通貨の市場規模ランキングTOP5を紹介します。

1.ビットコイン (Bitcoin/BTC)


仮想通貨の元祖と言えるビットコインですが、時価総額は2018年10月1日現在で時価総額は約13兆円です。

2.イーサリアム (Ethereum/ETH)


イーサリアムはビットコインの技術を参考にしつつ、スマートコントラクトを実装した最初の仮想通貨です。10月1日現在の時価総額は約2.5兆円です。

3.リップル (Ripple/XRP)


リップルは国際送金を円滑かつ高速にするために開発された仮想通貨で、2018年10月1日現在で約2,5兆円です。リップルは2018年9月中旬から下旬にかけて大きく価格を上げており、一時時価総額ランキングでイーサリアムを越えました。

4.ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH)


ビットコインキャッシュは、ビットコインからハードフォーク(分裂)して誕生した仮想通貨です。2018年10月1日現在で時価総額は約1兆円です。

5.イオス (EOS/EOS)


イオスは、非常に高い処理能力を持つブロックチェーンプラットフォーム上で利用される仮想通貨で、時価総額は2018年10月1日現在で約5800億円です。

仮想通貨の相場を上げる要因

仮想通貨の相場を上げる要因は大きく以下の3点に集約されます。

  • 実社会に浸透すること
  • 機関投資家の参加
  • 既存金融機関の参入

1つ目は仮想通貨が実社会に浸透していくことです。仮想通貨は利用されてこそ、その真価を発揮します。しかし、決済通貨やプラットフォームとしての利便性やユーザーを増やしていく必要がまだまだあり、その意味では大きな伸び代があると言えます。

2つ目は機関投資家の参入です。大きな資金が仮想通貨市場に流れ込むことにより大きな取引が行われ、価格が上昇すると考えられています。

3つ目の既存金融機関の参入は、従来型の銀行や投資ファンドなどが仮想通貨の売買を始めたり、発行したりすること意味します。

仮想通貨はバブルなのか

既に紹介した通り、仮想通貨は2017年に4000%の上昇を記録しており、その後大きく下落しました。この現象をみて、「仮想通貨はバブルだ」という考え方が多くなりました。しかし、これについてはさまざまな考え方があるようです。

仮想通貨は終わったというネガティブ意見

仮想通貨はこれからというポジティブな意見

仮想通貨の市場規模の将来推測

仮想通貨は今後どのように推移していくか考えてみましょう。

既に紹介しましたが、仮想通貨の相場を引き上げる要素は概ね以下の3つに集約できます。

  • 実社会に浸透すること
  • 機関投資家の参加
  • 既存金融機関の参入

最近では仮想通貨市場はずっと低迷を続けており、横ばいのままです。しかし、その中でも多くの仮想通貨では開発が続けられており、新たなサービスやトークンがリリースされています。また、多くの機関投資家が仮想通貨に関心を示し、伝統的な金融機関も次々と参入を果たしています。これらの点を考慮すると、仮想通貨の将来性を考えることができます。

世界の証券取引所に比べると伸びしろは十分考えられる

現在既存の証券取引所では、その成長率が落ち込んでいます。実際、証券取引所で取引される利益率はおおよそ5~7%と言われています。

その点、仮想通貨は2018年初頭の暴落から低迷しているとは言え、まだ伸び率が期待できます。その理由は、開発が現在進行形で進んでいることがあげられます。ほぼ全ての仮想通貨は現在開発が進められており、アップデートやアプリケーションのリリースが進められています。そのため、実用性が高まることで実社会に浸透していき、それに伴い価値も上がっていくと期待できます。

先物上場による市場規模の拡大

先物上場によって多くの機関投資家や金融機関の参入が期待できるようになります。

2017年12月にビットコイン先物は世界最大手のオプション取引所であるCBOE(シカゴオプション取引所)と先物取引最大手のCME(シカゴマーカンタイル取引所)に相次いで上場しビットコイン先物が開始されました。いずれの取引所も有名で、ビットコインやその先物取引に注目が集まりました。

他にも、ニューヨーク証券取引所のオーナー企業であるインターコンチネンタルは2018年8月にビットコイン先物取引を2018年11月に開始する計画を明らかにしています。

このように、既存の大手取引所がビットコイン先物を上場させることで多くの機関投資家や金融機関が仮想通貨への投資に動き出すことが期待できます。

市場規模は伸びてもなくても仮想通貨は多数

世界には数千に及ぶ仮想通貨が存在すると言われており、今も数を増やしています。仮に市場規模が伸びなくても、個性的な仮想通貨が社会で利用されるようになれば必然的に、価値の高い仮想通貨が誕生する可能性は高いでしょう。

その意味では、市場規模と合わせて各仮想通貨における個性や強み、弱みを考えることも重要になっていくでしょう。

まとめ

今回は、仮想通貨の市場規模について解説しました。2017年に4000%にもなる急成長を遂げ、その後急落したものの仮想通貨の中には徐々に値を上げているものもあります。また、仮想通貨を取り巻くさまざまな動きも相まって、市場規模は今後伸び代が期待されています。

仮想通貨には、市場規模の観点からも注目しておきましょう。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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