この記事のポイント
  • 海外取引所のメリットは、手数料の安さとマイナーコインの多さ
  • 海外取引所のデメリットは、規制のリスク、セキュリティと情報の少なさ

仮想通貨の盛り上がりを見せる現在、国内のみならず海外に視野を広げてみるとたくさんの選択肢があることに気づくでしょう。しかし、英語になっていたり、いまいち保証がどうなっているのかわからなかったりと、不安材料があるのも事実。そこで、今回はかそ部編集部が厳選した海外の仮想通貨取引所を10個セレクトしご紹介することにしました。

海外の仮想通貨取引所の選び方

みなさん海外の仮想通貨取引所を選ぶ時、どのような事柄を重視して選んでいるでしょうか。

海外取引所を選ぶ際には、

  • 使いやすさ
  • 取引したい通貨の取扱いがあるか
  • 日本語の対応があるか
  • 運営元がしっかりしているか

などを確認したうえで選ぶようにしましょう。また、これらに加え、規制の厳しくない国や地域に拠点を設けて運営されている取引所を選ぶことで、突然規制によって利用できないなどのデメリットも避けることができます。

仮想通貨のおすすめ海外取引所10選

昨年法律の整備がおこなわれ、仮想通貨を取り扱う業者は金融庁へ登録制になりました。
現在、日本国内の仮想通貨取引所で登録済みの業者は18社を超え、登録申請中のみなし業者として営業を続けている取引所も数十社、さらにこの後に続く登録を目指す企業は100社を超えているともいわれています。日本国内の取引所が日本人にとって便利であることはもちろんですが、日本の取引所で取り扱っている仮想通貨数は少ないため、草コインと言われる通貨取引をしたいユーザーにとっては海外取引所が外せません。

Binance (バイナンス)

Binanceは中国本土で開業していましたが、中国当局の規制が強まったことを理由にシンガポールに拠点を移し、香港で仮想通貨交換業として運営がされていました。

日本の仮想通貨ユーザーからも取引のしやすさや取扱い通貨の多さ、ハードフォーク後の通貨をどこよりも早く配布するなど、積極的な展開で開業から1年ほどで世界トップ水準の取引量を獲得した高い人気を誇る取引所です。仮想通貨の取扱高でも群を抜いており、現在売上高世界No,1です。まず海外の取引所を考えるならここをチェックしておきましょう。

しかし、注意すべき点として2018年3月24日にマルタ共和国へ再び移転を発表しており、移転の背景には、日本の金融庁から3月23日付で資金決済法に基づき、警告書を受けたことが大きく影響していると言われていますが、日本語対応が現在その影響で無くなっている点にご注意ください。

無登録で仮想通貨交換業を行う者について(Binance)

創業者兼最高経営責任趙長鵬 (Changpeng Zhao)
取扱い通貨数約100種類
手数料0.10%
日本語対応非対応

Bittrex (ビットトレックス)

Bittrexはユーザー数が多いことで知られる人気の取引所で、日本で取り扱いのないマイナーコインの取扱い数が多いことでも注目されています。

以前Bittrexでは電話認証(Phone Verification)がありましたが、2017年8月以降廃止されているほか、メール登録だけで1日1BTCの出金までは可能になっていましたがこちらも既に廃止され、2段階認証をしていない場合、1日の出金額に1BTCの制限が設けられており、ハッキングなど、本格的な被害対策強化に乗り出しています。

共同創始者兼最高経営責任ビル シハラ(Bill Shihara)
本拠地アメリカ ラスベガス
取扱い通貨数250種類以上
手数料一律0.25%
日本語対応非対応

Changelly (チェンジリー)

Changellyは仮想通貨市場で最も得なレートを独自の自動検索で両替レートを教えてくれます。
手数料が0.5%と低く、手数料込みでも国内取引所と比べて得なことから、仮想通貨同士の交換を希望するユーザーから人気の海外仮想通貨取引所です。

2017年10月より日本語対応が開始され、公式サイト内も日本語で利用できるようになり、日本人ユーザーの増加が見込まれています。

運営会社MinerGate
本拠地チェコプラハ
取扱い通貨数60種類以上
手数料0.50%
日本語対応対応

CoinExchange (コインエクスチェンジ)

CoinExchangeは草コイン取扱い数が世界トップクラスで、国内で入手できないコインを多数取り扱っている海外取引所です。
日本人ユーザーの中でもCoinExchangeを利用しているユーザーは多いと言われていますが、本拠地や社名など、運営会社に不明な点が多いことから、初心者ユーザーには不向きで、上級者から注目されています。

運営会社不明
本拠地不明
取扱い通貨数500種類以上
手数料0.15%
日本語対応非対応

Cryptopia(クリプトピア)

Cryptopiaも日本の取引所で取り扱われていないコインを多数取り扱っている海外取引所です。本人確認なしで(1日5,000ドルまでの出金制限あり取引できるほか、無料で少額のビットコインやドージコイン、ライトコインなどの通貨が入手できる機会もあるうれしいサービスの用意された取引所です。

運営会社Cryptopia Limited
設立日2014年7月29日
本拠地ニュージーランド
取扱い通貨数500種類以上
手数料0.20%
日本語対応非対応

Huobi (フオビ)

Huobiは創業以来、中国の北京で運営されていましたが、Binance同様に中国当局の規制が厳しくなったことから、2017年12月に拠点を香港へ移して再スタートを切っています。ソウル、シンガポール、東京、アメリカにオフィスを設けており、グローバル展開を今後も進めていくのではないかとみられています。
これまでSBIホールディングスとの提携や、独自トークンであるHuobi Tokenの発行をするなど、大きな注目を集めてきましたが、018年3月で提携が終了しています。

uobi(フオビ)グループとの資本および業務提携の取り止めに関するお知らせ

また、Huobi Proが日本国内の法律により日本の居住者向け仮想通貨交換サービスを停止することを発表しました。

所在地中国 香港
運営会社Huobi
設立2013年
取扱い通貨数80種類以上
手数料一律0.20%
日本語対応日本語対応

KuCoin(クーコイン)

毎月ユーザー数が万単位で増え続け、「第2のバイナンス」の異名を持つKuCoinは今最も勢いのある急成長No,1の海外取引所です。

KuCoinだけに上場されている通貨で、時価総額が上がった通貨もいくつか取り扱っていることから、他取引所に上場されていない通貨が購入できるとして高い支持を得ています。中国トップ企業のアリババグループ系列の金融会社で働いていた経歴を持つ技術者たちによって選定され、金融業界に精通している技術者が目を付けたコインは将来性があると多くのユーザーが一目置いています。

ユーザー投票で上場コインを決めるKuCoin独自サービスや、独自トークンを保有するユーザー対象のボーナス特典、友人紹介特典など、ユーザーを飽きさせない工夫が多いのも特徴です。

所在地中国 香港
設立2017年8月
取扱い通貨数100種類以上
手数料一律0.10%
日本語対応対応

Kraken(クラーケン)

Krakenは2011年7月にサンフランシスコを拠点に設立された仮想通貨取引所で、2014年3月にはKrakenの完全子会社Payward Japan株式会社(東京都渋谷区/日本事業代表者:宮口礼子)が設立され、本格的に日本進出に乗り出していました。

あやふやな日本語表記がされたままのサイトが多い中、子会社が日本に設けられ、子会社の代表者も日本人であることなどから、正しい日本語表示のされた安心度の高い海外取引所です。金融庁へ申請中のみなし業者として日本での営業が行われていたKrakenでしたが、2018年4月17日付で日本居住者向けサービスを廃止することが発表されました。
将来的には日本向けサービス再開を検討することにも言及しています。

〈日本向けサービス終了の予定〉
入金・入庫最終日⇒2018年5月中旬(予定)
売買取引最終日⇒2018年6月中旬(予定)
出金・出庫最終日⇒2018年6月下旬(予定)

日本居住者向け仮想通貨交換業サービスの廃止について

所在地アメリカ サンフランシスコ
最高経営責任者ジェシー・パウエル(Jesse Powell)
設立2011年7月28日
取扱い通貨数17種類
手数料0%~0.26%
日本語対応対応

Poloniex(ポロニエックス)

世界最大級の仮想通貨取引所のPoloniexは、老舗取引所としての安心感と、Poloniexへ上場された通貨が高騰するなどの実績から、マイナーコイン入手希望のユーザーにとって、次のマイナーコインを探す目安になっています。
アルトコインで2.5倍のレバレッジ取引が可能な事や、ユーザーの過去の取引額に応じた手数料の割引、仮想通貨貸出によって利息を得られるシステムなど、幅広い独自サービスで注目を集めています。

所在地アメリカ デラウエア州
最高経営責任者トリスタン・ダコスタ(Tristan D’Agosta)
運営会社Poloniex Inc.
設立2014年1月
取扱い通貨数70種類
手数料0%~0.25%
日本語対応未対応

YoBit(ヨービット)

仮想通貨が無料取得できるFreeCoinsサービス、賭けで利益が得られるDiceサービスやInvestBoxサービスなどがあります。

運営に関しては不明な点が多く、初心者ユーザーにとっては利用しにくいのが難点で、仮想通貨取引上級ユーザーに注目された取引所です。

所在地不明
設立2014年
取扱い通貨数300種類以上
手数料0.2%
日本語対応未対応

海外取引所を使用するメリット・デメリット


国内仮想通貨取引所があるのに、なぜ仮想通貨ユーザーは海外取引所を利用しているのか。海外取引所を利用することのメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。

海外取引所を使用するメリット

  • マイナーコインの取引が可能
  • 手数料が安い

海外の仮想通貨取引所を利用する最大のメリットは2つあり、一つが日本で入手できないマイナーコインの取引ができる事にあります。
国内取引所で最も取扱い通貨が多いテクビューロ社が運営している取引所Zaif(ザイフ)でも15種類のみの取扱いとなっているのに対し、海外取引所には最大で500種類以上の取扱いを行う取引所があるなど、マイナーコインを入手しやすいことが大きなメリットです。

また、日本の取引所と比較して手数料が安い事も大きなメリットの一つと言えるでしょう。

デメリット

  • 海外の法整備や突然のサポート停止リスク
  • 日本語対応の不備

日本と法律や規制実態が異なっているため、規制の厳しい国に拠点を置いて運営している取引所は、突然利用できなくなったり、何らかの制限付き利用になってしまう可能性が高いデメリットがあります。

日本と比べて多数の取扱い数を誇る仮想通貨がいくつも存在していますが、中には上場しても通貨自体が未稼働や運用停止、詐欺コインと噂されている通貨を取り扱っているケースもあるなど、ユーザー自身がしっかり見極められる目を必要とします。

また、日本語未対応のところも多く、英語が苦手な人にとっては使いづらい上に、中には運営元のはっきりしない取引所があるのもデメリットの一つです。
海外取引所には、メリットが大きい反面、デメリットも大きいため、慎重に利用するようにしなければなりません。

まとめ

海外取引所のメリットは安い手数料と草コインが取引できることでしょう。また、今回はあまり触れませんでしたが、海外の取引所はレバレッジを高くかけられるところもあります。日本は最大25倍ですが、海外だと100倍までレバレッジをかけられるところもあります。あくまでも、国内取引所にないメリットが欲しくなった場合に、開設することをおすすめします。