イーサリアム (Ethereum/ETH) 円/JPY - チャート・リアルタイムレート (相場・価格)

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イーサリアム (Ethereum/ETH) 円/JPY リアルタイムレート (相場・価格)

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※アービトラージとは、取引所間の価格差を利用して、同通貨を安い取引所で買って、高い取引所で売り、差額を稼ぐ取引のこと。詳しくはこちらの記事が参考になります。

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イーサリアム (Ethereum/ETH) 円/JPY 時系列データ

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この記事のポイント
  • イーサリアム (Ethereum/ETH)は時価総額2位の仮想通貨
  • 支払いを自動的に履行する 「スマートコントラクト」機能が特徴
  • 2019年10月に大型アップデート 「イスタンブール」を控えている

時価総額2位の仮想通貨イーサリアム。決済に利用するだけでなく、さまざまなアプリケーションを動かすことのできる基盤となります。

本記事では、このイーサリアムについて、特徴やメリット・デメリット、マイニングの方法、おすすめのウォレットについて解説します

イーサリアム (Ethereum/ETH) の特徴

イーサリアム (ETH/Ethereum) の特徴

時価総額第2位の仮想通貨

イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額第2位の仮想通貨です

2019年6月現在の時価総額は約3.5兆円。これは、日本企業の時価総額35位のデンソーと同じくらいの規模す。ちなみに時価総額1位のビットコインは約19.5兆円で、日本企業の時価総額トップのトヨタ自動車の約21兆円に匹敵します。

アプリケーション作成用のプラットフォーム

イーサリアムはアプリケーション作成用のプラットフォームで、正確には分散型アプリケーション(Dapps)を作成するためのプラットフォームです。

基本的にアプリケーションは自動化されていることが前提となっていて、ユーザー同士で利用および管理することが出来るような仕組みになっています。

また、アプリケーションの中でトークン (アルトコインやイーサ) を使ったりブロックチェーン技術を使ったりしていることが特徴的です。

コンセンサスアルゴリズムがPOSに移行段階

従来の仕組みではPOW (Proof Of Works) と呼ばれる仕組みになっていますが、2018年にPOS (Proof Of Stake) への移行が行われます。

コンセンサスアルゴリズムというのは直訳すると「コンセンサス (合意) アルゴリズム (方法) 」という意味になり、ブロックチェーン技術を使った合意検証の方法となります。

POWの仕組みでは仮想通貨の取引検証作業をすると一定確率で新しい仮想通貨をもらうことが出来るという仕組みになっていました。

しかし、 POSの場合は取引検証作業をするだけではなく、現在保有している仮想通貨の量と期間に応じて新規の仮想通貨が貰える確率が異なるという仕組みが採用されています

これによって、保有量と保有年数が長ければ長いほど新しく誕生したイーサリアムを手に入れる機会が増えるということに繋がります。

▶ 『PoS』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ワールドコンピューター」を目指すプロジェクト

ワールドコンピューターというのは一つの概念です。2018年現在、全世界で使われているコンピューターの仕組みというのはパソコンが挙げられますが、それよりも自由度が高く中央管理者が存在しないシステムというのはインターネットです。

つまり、 イーサリアムが目指しているのは「インターネットと同等のシステムを目指す」ということになっていて、特定の企業や団体、国家だけではなく個人でも扱えるようなワールドコンピューターを目指すのが目標だということです。

そのために使われるのがプラットフォームとしてのイーサリアムとスマートコントラクトの2点となっていて、このシステムを流用することによって新しい時代を切り開くことになるとされています。

統一規格ERC20導入によってトークン管理が一元化可能に

トークンというのは対象となる仮想通貨を生み出した技術の基軸となる通貨以外のコインのことを指していて、イーサリアムの基軸通貨がETHに対して「ERC20」というトークンがあります。

仮想通貨取引所が提供しているZaifトークンや、少し前に流行したValuなどもトークンの一部に含まれますが、トークンというのは種類によって管理方法が異なります。

そのため、 例えばビットコインを保管するためのウォレットでイーサリアムを保管することは基本的に出来ません。2種類の仮想通貨に対応しているウォレットもありますが、基本的には構成しているプログラムが異なるために出来ない仕様になっています。

これは仮想通貨だけではなくトークンにも同じことが言えますが、イーサリアムが開発したERC20というトークンの場合は汎用性が高くトークンの一元管理が可能です。

また、このようにトークンを管理する際に重要なのが「ICO」という用語になります。ICOというのは簡単に言えば仮想通貨を開発・販売するための資金を集める行為のことを指していて、資金の代わりにトークンを渡すことで契約が成立する仕組みです。イーサリアムがERC20というトークンを開発したことによって、ICOをやりやすくなり、管理しやすい状況になったということを覚えておけば良いでしょう。

▶ 『ICO』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

スマートコントラクト

イーサリアムの特徴は、スマートコントラクト機能を持つことです。 スマートコントラクトとは、あらかじめ指定された条件が整うと、暗号資産を移転する機能です。かんたんにいえば、「 支払いを自動実行できる」というものです。

例えば企業間の場合は何らかの契約を締結する際に契約書を交わすことになるケースが多いですが、個人間の場合は契約書を使った契約を結ぶことは日常ではほとんどありません。その為、大事な契約を結びたい場合、証明人として第3者が介入し手数料を取られてしまいます。

しかし、イーサリアムのスマートコントラクトを利用することによって個人間でも第3者の介入なしに契約情報を互いに管理することが出来るようになりますので、 契約が「簡単に」「手数料が安く」出来るということです。身近な利用方法としては、お金の貸し借りなどで役立つことになりますので、余計なトラブルを回避することにも繋がります

人を介せずに自動的にお金を送付できるため、さまざまな分野に応用することで人件費の削減ができると期待されています。

▶ 『スマートコントラクト』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

分散型アプリケーション

イーサリアムでは上述したスマートコントラクトを利用して分散型アプリケーションを構築できます。分散型アプリケーションとは、イーサリアムやビットコインなどの分散型システム上で動作するアプリケーションを指します。特定のサーバーで動作するのではなく、P2Pネットワーク上で実行されます。

P2Pネットワーク
対等な複数の端末間で接続されたネットワークのこと。上位-下位の端末で接続されるサーバー・クライアント型と対比される。

分散型アプリケーションと一般的なアプリケーションの違いは、中央の管理者が不要で自律的に動作する点です。別名Dapps (Decentralized Applications) ともいわれます。

▶ 『Dapps』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

▶ 『イーサリアム (Ethereum/ETH) の特徴』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の仕組み

スマートコントラクトの仕組み

スマートコントラクトがどのように役に立つかというと、信頼関係がない者同士の契約ごとです

たとえば知り合いでない誰か (Webサイトの管理人等) に対してお金を送付しなければならないとき、 お金を渡すと持ち逃げされるリスクがあります。そういったときにスマートコントラクトに支払い条件を明記することで、お金を持ち逃げされる心配がなくなります。

実際にスマートコントラクトを使うにはプログラムコードを記述する必要がありますので、ある程度のプログラミング能力が必要です。ゆえにプログラムがかけない方は企業やサービス提供者によって開発された、スマートコントラクト機能が含まれたアプリケーションを使うことで利用できるでしょう。

次の見出しにおいてスマートコントラクト機能が含まれたアプリケーションを紹介しますので、実際に使ってみたい方はぜひ参考にしてください。

Dapps

イーサリアム上で動作するDappsは、Ethercasts State of the Ðappsにまとめられています。提供されているサービスは、金融、保険、予測市場、SNS、ゲームなど幅広い分野にわたります。

Auger

オーガーはイーサリアム上で動作するDaapsのひとつ。 分散型予測市場プラットフォームを提供するDappsです。

予測市場プラットフォームとは、未来に起こる出来事に賭けることができるというものです。たとえば、 「 明日は晴れるか? 」 ・ 「 サッカーのワールドカップで優勝するチームは? 」 といった未来の出来事を予測し、暗号資産を賭けられます。予測が当たると、ユーザーは配当金をもらえます。

なぜオーガーがイーサリアム上に作成されたのかというと、スマートコントラクト機能を利用しているからです。 掛け金の支払いは、スマートコントラクト機能を通して人を介せずに自動的に行われます。

また賭けを作成したりオッズを計算したり、結果を判断したりする際もスマートコントラクトが利用されています。すべてのプロセスは胴元を経ずに自動で行われており、イーサリアムのスマートコントラクト機能を活かしたよい事例となっています。

イーサリアム (Ethereum/ETH) とビットコイン (Bitcoin/BTC) の違い

イーサリアムとビットコインは、どちらも仮想通貨となっていますが根本的に大きく異なるのが特徴的です。

簡単に言えば目指しているポイントが異なりますので、同じ仮想通貨に分類されていても本質は異なるということになります。

こちらではイーサリアムとビットコインはどのような違いがあるのかということについて詳しく紹介していきます。

発行通貨量上限

例えばビットコインの発行通貨量の上限は2,100万枚となっていて、2140年頃に上限となるように計算されています。

2018年1月の時点で上限の80%程度に達しているとされていて、 残りの20%を120年掛けて発行されるというような仕組みになっています。ビットコインでは4年に1回、半減期といってビットコインの発行枚数を半減する仕組みになっているために、徐々に新規のビットコインは減少するという仕組みです。

そしてイーサリアムに関しては上記でも紹介したように発行枚数の上限が定められていません。

2018年5月現在の発行枚数については約1億枚となっていて、発行枚数だけを比較するとビットコインの6倍程度となっていますが、ビットコインのように発行に関する制限なども加えられていませんので、今後も増え続けることが予測されます。

用途の違い

イーサリアムとビットコインはどちらも仮想通貨ですが、用途が違います。ビットコインは決済手段や価値の保存が目的の通貨です。

一方、イーサリアムは開発を目的としています。 イーサリアムで公開している技術を用いれば、誰でもイーサリアムの技術をベースにした仮想通貨・サービスを作成可能です

イーサトークンやDAppsと呼ばれる仮想通貨やアプリケーションが、代表例として知られています。

運用開始時期の違い

仮想通貨は開発されてから決済手段などで運用されます。 ビットコインとイーサリアムは開発時期が違うので、運用開始時期も異なる仮想通貨です。ビットコインは2009年に、サトシ・ナカモト名義の論文が公開され運用を開始しました。

一方イーサリアムは、2013年当時学生だったVitalik Buterin氏によって考案・開発され、2014年に発行・運用開始しています。ビットコインはイーサリアムより、5年早く開発・運用が開始されました。

ブロック生成時間の違い

ビットコインとイーサリアムは、採用されているマイニング方式が異なります。ビットコインはブロックの生成に10分かかりますが、イーサリアムは15秒でブロックが生成される仕組みです。

イーサリアムではビットコインと異なる独自の方式を採用し、セキュリティーレベルを高めつつブロック生成時間を短縮しています。イーサリアムはブロック生成時間が短いため、取引情報を次々と記録可能です。

そのためイーサリアムは、ビットコインよりも送金時間が短くなります。

▶ 『ビットコイン (Bitcoin/BTC) のマイニング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) とイーサリアムクラシックの違い

イーサリアムクラシックの特徴と基本的な情報

イーサリアムクラシックは、イーサリアムがハードフォークを行って誕生した仮想通貨です。

ハードフォークにより誕生したので、フォークコインとも呼ばれています。イーサリアムクラシックはイーサリアムとは違い、発行枚数に上限がある通貨です。

2つの仮想通貨に分かれてしまった経緯

イーサリアムがハードフォークを行ったのは、 「DAO事件」と呼ばれるハッキング騒動が原因でした。DAOはイーサリアムの技術をベースにした、自立分散型投資ファンドのサービスです。DAOには脆弱性があったので、ハッカーにつけ狙われました。

ハッキングにより約65億円分のイーサリアムが流出しています。事件を受けて開発者は、ハッキング前のブロックチェーンをコピーし、ハッキングを受けたブロックチェーンを破棄しようとしました。

しかし一部の投資家から「開発者が介入すれば非中央集権性が損なわれる」として、ハードフォークに反対。そのため反対派はハッキング記録を残したまま、イーサリアムクラシックとして新しくブロックの生成を開始しました。

一方イーサリアムはハッキング以前のブロックチェーンをコピーし、イーサリアムの名前を引き継いでいます。

イーサリアムとイーサリアムクラシックは利用目的が異なる

イーサリアムとフォークコインのイーサリアムクラシックは、技術の利用目的が異なります。イーサリアムは分散型アプリケーションを開発するプラットフォームです。一方イーサリアムクラシックはイーサリアムと同じ機能を備えつつ、IoTの分野に注力しています。

IoT
Internet of Thingsの略称。モノをインターネットでつなぐ技術のこと。

コインの発行上限や半減期の違い

発行上限枚数は文字通り、新しく発行されるイーサリアムの上限枚数です。半減期は新しく発行される通貨の枚数が、減少する時期を指しています。イーサリアムでは、発行上限枚数と半減期がありません。

一方イーサリアムクラシックでは、発行上限枚数「2億1,000万~2億3,000万ETC」で半減期ありと設定されています。

▶ 『仮想通貨の半減期』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) のメリット

メリット1 決済手段に使える

イーサリアムはビットコインと同じように決済手段として使うことも出来ます。 イーサリアムを決済手段として使う従来の方法ではイーサリアムのプラットフォームを使って出来上がったコンテンツの利用料金として決済するために使われることになっていました

しかし、現在ではビットコインと同じように法定通貨の代替通貨として使用することも出来るようになっています。

注意するポイントとしてはビットコインと比較するとイーサリアムを使用することが出来る店舗の数は非常に少なくなっていますので、その点については注意しなければいけません。

メリット2 ブロック生成時間が短いので、送金に要する時間も短い。

仮想通貨を送金するシステムは、ブロック (情報) を生成することで実行されます。

そのため、ブロックの生成時間がとても重要になっていて、仮想通貨の基本となるビットコインでは約10分の時間が必要となりますが、イーサリアムの場合は約15秒程度の時間です。

ブロックの生成時間が早いということは、それだけ送金に掛かる時間も短いということに繋がりますので、利用者にとっては余計な時間を消費することが無くなり、メリットがあるということになります。

メリット3 信頼性の高いシステム構築が可能

イーサリアムではスマートコントラクトにより、信頼性の高いシステム構築が可能となっています。

スマートコントラクトというのは契約内容をネットワーク上で保存することが出来るという仕組みになっていますが、同じ仮想通貨であるビットコインには存在しないシステムとなります。

分かりやすく説明するのなら、ビットコインの場合でも取引記録はブロックに保存されることになるために信頼性が高くなっていますが、イーサリアムの場合は取引記録だけではなく、契約内容まで保存することが出来るために、より信頼性が高いということに繋がります。

これらの情報というのは改ざんや偽造が非常に困難になっていますので、従来の契約方法よりも安心して交わすことが出来ます。

メリット4 発行上限や半減期がない

イーサリアムには発行上限がないため、現段階ではいくらでも発行できます。ただ現時点では発行上限が決められていないだけで、将来的に発行上限枚数が決められる可能性もあります。

また 新規発行される通貨の枚数が半減される半減期は設定されていません。通貨の発行上限がないため、半減させる意味が無いからです。この半減期においても、将来的に発行上限が決められたときに設定される可能性があります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) のデメリット

デメリット1 スケーラビリティ問題

イーサリアムのデメリットは、機能が豊富な点が仇となってスケーラビリティ問題が発生しやすい点です。というのもイーサリアムは通貨の送金に加えて、 ICOを行ったりDappsを動作させたりできる機能が付加されているからです

通貨の送金が増えることによって送金づまりする問題はイーサリアム以外の通貨にも見られますが、イーサリアムの場合はICOが増えたりDappsが増えたりすることで動作が遅くなってしまいます。

これらのスケーラビリティ問題を解決するために、さまざまな技術が開発されています

▶ 『スケーラビリティ』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

デメリット2 ブロックチェーンとスマートコントラクトの弱点

イーサリアムの2つ目のデメリットは、 便利なスマートコントラクト機能が脆弱性を生みやすい点です。スマートコントラクト機能が使われたプログラムコードに脆弱性があると、ハックされやすくなるからです。

本当はイーサリアム自体に脆弱性があるのではなく、スマートコントラクト機能を使うプログラマの腕が悪いのです。しかしそれが元でイーサリアムが盗まれたりするとイーサリアム自体のイメージが悪くなってしまうのは事実です。

たとえば2016年に起きたThe DAO事件では、スマートコントラクトのバグを突いて約70億円分ものイーサリアムが盗み出されています。結局犯人からイーサリアムが返ってくることはなく、イーサリアムの価格は大きく下落してしまいました。

また事件をきっかけにイーサリアムの開発コミュニティが分裂してしまい、イーサリアムクラシックと現イーサリアムの2つにプロジェクトが分解されました。

デメリット3 DAO事件

DAOというのは「The DAO」というプロジェクトから誕生した仮想通貨となっていて、DAOを構成しているシステムの根幹部分にはイーサリアムのスマートコントラクトを利用していました。

そして、イーサリアムのスマートコントラクトを利用して開発されたDAOという仮想通貨が事件を起こしてしまったために、 連鎖的にイーサリアムの脆弱性も注目されるということになりました

DAO事件によって約50億円分もの仮想通貨が盗まれる事態になりましたが、イーサリアム側が対処してDAOを凍結することで盗まれたDAOを使えないようにしました。

そして新たにイーサリアムがトークンを発行して盗まれた被害者に対して補償したことによってDAO事件によって損害を被った人は居ないということになります

そのため、頻繁に起こっている仮想通貨取引所のトラブルに比べると小さな問題となっていますので、それほど気にする必要が無いとも言えます。

イーサリアム (Ethereum/ETH) を生み出す採掘 (マイニング)

イーサリアム (Ethereum/ETH) の採掘 (マイニング) の仕組み

コンセンサスアルゴリズムがPoWであるイーサリアムは、ビットコインと同様にマイニングを行えます。

マイニングとは、コンピュータの演算能力を使って通貨の送金を承認する作業を行いその見返りに新しく発行された通貨をもらうことをいいます

通貨の送金を承認する作業 」を具体的にいうと、演算に参加しているどのコンピュータよりも先にパズルを解くというものです。

ビットコインのマイニングでは、ビットコインの演算に特化した専用の集積回路 (ASIC) が開発されており、そのASICを積んだコンピュータを使ってマイニングを行います。

一般的なコンピュータを使うよりもASICを積んだコンピュータのほうが演算が速く行えるため非常に便利ですが、普通のコンピュータを持っている個人が参加しても演算能力が遅くて報酬をもらうことはできません。

結果としてビットコインのマイニングは、ASICを積んだコンピュータを大量に保有している企業が寡占してしまっています

一方イーサリアムでは、そのような 「 マイニングの寡占状態 」 をよしとしません。そのためイーサリアムは、ビットコインとは異なるハッシュ関数を用いて、演算のしくみを変えています。イーサリアムのハッシュの演算に特化したASICが開発されたときには、イーサリアムのアップデートをわざわざ行って演算のしくみを更新しています。

ビットコインはSHA-256というハッシュ関数が使われていますが、イーサリアムはEthashと呼ばれる独自のハッシュ関数を使っています。

▶ 『マイニング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の手数料報酬

ビットコインやイーサリアムのマイニングを行ったときには、新しく発行された通貨と手数料をもらえます。

ビットコインは基本的に 「 資産の移転 」 のために使われますので、手数料がかかるのは通貨を送金したとき。1トランザクションあたりの手数料は基本的に一定ですが、速く処理してもらいたいときにはより多くの送金手数料が積まれることがあります。

一方イーサリアムで手数料がかかるのは、「 資産の移転 」と「 スマートコントラクトが実行されるとき 」。 スマートコントラクト 」の実行時に支払われる手数料は、プログラムコードの複雑さやデータの大きさ等によって異なります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) のマイニングの始め方

イーサリアムのマイニングをご自身で始めるときは、次の4ステップです。

マイニングの手順
STEP1マイニング機器を準備する
STEP2イーサリアムブロックチェーンをダウンロードする
STEP3マイニングソフトウェアをダウンロードする
STEP4マイニングを始める

マイニング機器を購入する際はGPU搭載のものがおすすめです。エントリーレベルのGPUであってもCPU搭載のものより効率は200倍良いので、CPU搭載のものは役に立ちません。

マイニング機器が準備できたら、イーサリアムネットワークに参加するためにソフトウェアをダウンロードしましょう。イーサリアムの公式ページへ行ってEthereum Walletとイーサリアムのブロックチェーン全体をダウンロードします。ブロックチェーン全体は非常にサイズが大きいので、ダウンロードに時間がかかります。

最後にマイニングソフトウェアをダウンロードし、マイニングを始めてください。

イーサリアム (Ethereum/ETH) のマイニングの収益性

イーサリアムのマイニングの収益性はイーサリアムの価格によって変わります。というのもマイニングの原価は電気代や人件費、購入した機器など法定通貨で計算されるものですが、報酬はあくまで 「 ETH 」だからです。

仮に1ETH=5,000円であれば1ブロックあたりの報酬は10,000円ですが、1ETH=30,000円になると1ブロック当たりの報酬は60,000円に変わります。イーサリアムの価格が上昇すればするほど、収益性がよくなるといえるでしょう。

▶ 『イーサリアム (Ethereum/ETH) のマイニング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の買い方・購入方法

取引量・ユーザー数ともに国内最大手の仮想通貨取引所
  • 初心者ユーザーに人気No.1!
  • 使いやすいシンプルなスマホアプリ!
  • 取扱通貨は日本最多の11種類!

イーサリアムを購入する手順についてCoincheckを例にとって解説します。イーサリアムを購入するには、次の3STEPを順番に進めていきます。

イーサリアムの購入手順
STEP1口座開設
STEP2入金
STEP3イーサリアム (ETH/Ethereum) の購入

STEP1 口座開設

アカウント登録

イーサリアム (ETH/Ethereum) の買い方・購入方法
まず、Coincheckの公式サイトへアクセスしてアカウントを登録しましょう。メールアドレスパスワードを入力して 「 新規登録 」 ボタンを押すと、登録したメールアドレス宛にCoincheckからメールが届きます。メールに書かれているURLをクリックして認証を済ませましょう。

SMS認証 (電話番号認証)

次に、携帯電話番号を入力して電話番号認証を済ませましょう。Coincheckへログインし 「 本人確認書類を提出する 」 ボタンを押します。携帯電話番号を入力する画面が表示されますので、入力し 「 SMSを送信する 」ボタンを押します。携帯電話にSMSで認証コードが届きますので、それを入力すると電話番号認証は完了です。

本人確認書類のアップロード

続いて本人確認書類をアップロードします。名前や住所などの個人情報の入力を済ませたら、運転免許証などの本人確認書類の画像をアップロードします。アップロードが済んだら、IDセルフィーをアップロードしましょう。IDセルフィーとは、自分が身分証明書を持っている自撮り写真のことです。

IDセルフィーをアップロードすると、とりあえずパソコンで行える作業は完了です。 あとはCoincheckから発送される簡易書留を受けとると、口座開設は完了です。

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STEP2 入金

イーサリアムを購入するには、Coincheckの口座に日本円を入金する必要があります。Coincheckへの入金方法は、次の3種類があります。

  • 銀行振込
  • コンビニ入金
  • クイック入金

手数料は、コンビニ入金とクイック入金が756円、銀行振込の場合はご利用の銀行の振込手数料です。またコンビニ入金とクイック入金であれば、銀行が休業している時間帯でも即座に口座に入金が反映されるため便利です。日本円の入金は、 「 ウォレット 」 > 「 日本円の入金 」と進んで手続きします。

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STEP3 イーサリアム (Ethereum/ETH) の購入

Coincheckのアカウントに日本円が入金されたら、イーサリアムを購入しましょう。  「 ウォレット 」 > 「 コイン購入 」と進み、 「 ETH 」 をクリックします。

イーサリアム (ETH/Ethereum) の買い方・購入方法

購入するETHの数量を入力すると、購入に必要な日本円が表示されます。日本円の金額を確認し、 「 購入する 」ボタンを押すと、アカウントにイーサリアムが入金されます。

▶ 『イーサリアム (Ethereum/ETH) の買い方・購入方法』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) のウォレット

ウォレットとは

ウォレットとは仮想通貨を送金したり受金したりするときに使うアプリケーションのことです。公開鍵秘密鍵の2つをウォレットに入力することで、通貨を送金したり受金したりできます。

秘密鍵はウォレットから通貨を送金する際に使うものですが、この 秘密鍵が他人に知られてしまうと通貨が盗まれてしまいます。ゆえに、秘密鍵の保管は仮想通貨資産を保管する上で最も大切です。

▶ 『イーサリアム (Ethereum/ETH) のウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ウォレットの5つのタイプ

仮想通貨を送金したり受金できるウォレットには、形態から5種類に分けられます。

  • ハードウェアウォレット
  • ペーパーウォレット
  • モバイルウォレット
  • ウェブウォレット
  • デスクトップウォレット

ハードウェアウォレットはUSB型のメモリ内に公開鍵および秘密鍵を保管するものです。パソコンのUSBの口に指すことで、通貨をを送金できます。

普段はパソコンと切り離して保管するため、ネットと接することがなくハッキングされる危険性は非常に少ないです

ペーパーウォレットは公開鍵と秘密鍵を紙に印刷するものです

パソコンやスマートフォンにインストールしたウォレットアプリに、紙に印刷されている公開鍵と秘密鍵を都度入力して通貨を送金します。通貨の送金に使う秘密鍵はパソコンやスマートフォンに入力しない限りオフラインで保管されますので、安全性が高いです。

モバイルウォレットは、スマートフォン用のウォレットアプリです。通貨をかんたんに送金できる点が特徴です。アプリによって秘密鍵の保管方法は異なります。

ウェブウォレットは、管理者のWebサイトにアクセスして使うウォレットです。口座開設や設定が非常にかんたんで、デバイスを問わずにアクセスできることが特徴です。 反面、セキュリティは管理業者任せになりますので、信頼できる業者を選ぶ必要があります

デスクトップウォレットは、パソコンにダウンロードして使うウォレットです。機能が豊富なことが特徴です。

▶ 『仮想通貨のウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の保管におすすめのウォレット

イーサリアムを保管するのにおすすめのウォレットを4つご紹介します。

  • Coincheck (コインチェック) ウォレット
  • Ledger Nano S (レジャーナノS)
  • Trezor (トレザー)
  • MyEtherWalle (マイイーサウォレット)

Coincheck (コインチェック) ウォレット

仮想通貨取引所Coincheckが提供しているウォレットです。 通貨の送受金だけでなく、Coincheckのチャートを見たりコインを売買できたりします。2018年1月にCoincheckはネム流出事件を起こしていますが、以後セキュリティが強化されました。初心者の方であれば、まずCoincheckウォレットを使うことをおすすめします。

▶ 『Coincheck (コインチェック) のウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

Ledger Nano S (レジャーナノS)


LedgerNanoS (レジャーナノS)

Ledger Nano Sは最も利用されているハードウェアウォレットです。 特徴はリップルに対応していること。イーサリアムだけでなくリップルも保管したいという方におすすめです。価格は1万円ほどですが、安全に保管できるため非常におすすめです。

▶ 『LedgerNanoS (レジャーナノS)』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

TREZOR (トレザー)

TREZORも人気のハードウェアウォレットのひとつです。 特徴はネムやモナコインに対応している点です。これらのコインをイーサリアムと一緒に保管されたい方におすすめです。価格は5,000円前後とLedger NanoSよりも安くなっています。

TREZORに対応している仮想通貨については、原則としてイーサリアムは含まれていません。

しかし、TREZORとMy Ether Walletを連携させることによってハードウェアウォレットでイーサリアムを保管することも出来るようになりますので、TREZORを使用する場合にはMyEtherWalletと連携するのが必須です。

注意点として、TREZORは端末を購入するタイプのウォレットとなりますので購入費用が発生します。なお維持費用などは発生しませんので、一度購入すれば半永久的に使用することが可能です。

▶ 『TREZOR (トレザー)』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

MyEtherWallet (マイイーサウォレット)

MyEtherWalletは、イーサリアムを保管する最もメジャーなウォレットです。

仕様についてはデスクトップウォレットとなっていますので、パソコン上にインストールして使用することになります。

またMyEtherWalletが対応している仮想通貨はイーサリアムやイーサリアム・クラシックなど、イーサリアムが開発・発行している全ての仮想通貨に対応しています。

MyEtherWalletはパソコンでの利用が使いやすい仕組みになっていますが、スマートフォンやタブレット端末でも利用することが可能です。

秘密鍵は業者側ではなく自分で保管しますのでセキュリティは高い水準ですが、 TREZORのようなハードウェアウォレットと連携して秘密鍵の保管するとなお安全でおすすめです。

▶ 『MyEtherWallet (マイイーサウォレット )』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の今後・将来性

アップデートで通貨の性能が上がる

イーサリアムの開発は大きく4段階に分けられており、それぞれの段階に愛称がつけられています。

イーサリアムの開発段階
段階愛称
1段階フロンティア
2段階ホームステッド
3段階メトロポリス
4段階セレニティ

現在は3段階.メトロポリスの途中です。

メトロポリスはさらに①ビザンチウム②コンスタンティノープルという2段階のアップデートに分かれており、後半のコンスタンティノープルは2019年3月に行われました。そして最終段階のセレニティに入る前に 「イスタンブール」 という名のアップデートが追加され、 このイスタンブールは2019年10月に実施が予定されています

メトロポリス

第3段階のメトロポリスは、最終段階のセレニティのための準備を行います。メトロポリスの最終段階であるイスタンブールアップデートは2019年10月に行われる予定です。

ただし、前回のコンスタンティノープルは当初2018年10月に実装を予定していましたが、開発が遅れて半年後の2019年3月に実施しています。

イスタンブールにおいても、開発状況によっては2020年以降にずれ込む可能性があるでしょう

メトロポリスの工程
第3段階 メトロポリス内のアップデート愛称実施日
ビザンチウム2017年10月
コンスタンティノープル2019年3月
イスタンブール2019年10月 (予定)

セレニティ

セレニティでは、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ変更されます。PoSへ移行することで、マイニングの消費電力を低く抑えられたり、マイニングの中央集権化を防ぐことができるとされています。ただし実施時期は未定です。

大企業の参入でビジネスに活用される

イーサリアムには大企業が業界のブロックチェーン標準仕様を研究するためのEEA (エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス)という組織があります。この組織には45ヶ国以上、250社以上の企業が参加しており、 イーサリアムブロックチェーンを自社や同業界のビジネスに使うための研究が行われています

参加企業はJPモルガンやマイクロソフト、KDDIなどの世界的な企業です。実際にイーサリアムブロックチェーンがビジネスに使われると、イーサリアムの評価は非常に高まるでしょう。それとともにイーサリアムの価値が向上する可能性があります。

ライデンネットワーク (Raiden Network) で送金が早くなる

イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するための技術 「 ライデンネットワーク 」が開発されています。これは、イーサリアムブロックチェーンの外で送金を処理する、オフチェーンと呼ばれる技術のひとつです。

今後イーサリアムにライデンネットワークが実装されると、瞬時に送金でき手数料はさらに安くなるでしょう。イーサリアムの処理能力が上がるため、トークンの価値も向上するかもしれません。

ETFへの上場

2019年5月、イーサリアムETFの上場申請書がアメリカ証券取引委員会 (SEC) に提出されました。 このイーサリアムETFの上場が認可されると、イーサリアムに対する機関投資家の評価は大きく上がるでしょう。というのもETFが上場される先物市場は、いずれもプロトレーダー向けの取引所だからです。

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ETFとは上場投資信託のこと。イーサリアムETFは、 「 イーサリアムの値動きに連動して運用される投資信託 」が取引所で売買できるというもの。

ただ代表的な仮想通貨であるビットコインと連動するETFは、いずれもSECによって却下になるものや現在も審査が続いているものがあり、現在も認可されていません。ビットコインとともにイーサリアムETFが上場することを期待しましょう。

▶ 『ETF』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

▶ 『イーサリアム (Ethereum/ETH) の今後・将来性』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH) アップデートの特徴

Olympic (オリンピック)

「オリンピック」では、イーサリアムのブロックチェーンが耐えられる負荷を検証します。 負荷を検証するために設定されている項目は、以下の通りです。オリンピックは動作確認を行う段階で、2015年5月にリリースされました。

動作確認を行ったユーザーには、貢献度に応じて報酬が支払われています。

  • 取引情報の記録動作確認
  • マイニングの動作確認
  • 仮想マシンの動作確認
  • 想定される混乱の確認

Frontier (フロンティア)

動作確認を行ったイーサリアムは、2015年7月30日に動作を安定させるための段階「フロンティア」へ以降しました。フロンティアからイーサリアムの取引・マイニングが行えるようになっています。

ただテスト段階のため、イーサリアムの取引は自己責任で行うよう注意喚起されていました。

Homestead (ホームステッド)

2016年3月14日の「ホームステッド」では、フロンティアの段階で発見されたバグの修正・プロトコルの変更が行われました。修正により安定したイーサリアムは、本格的に運用を開始。

2016年6月17日には「The DAO事件」が発生し、ハードフォークによるセキュリティーに関するマイナーアップデートが行われました。

Metropolis (メトロポリス)

2017年10月16日の「メトロポリス」では「ビザンチウム」「コンスタンティノープル」という2つのハードフォークが実施されました。 イーサリアムはメトロポリスの段階で、マイニング方式をPoWからPoSへの移行準備を行っています

しかしコンスタンティノープルは問題が発覚し延期されていたので、2019年3月1日までアップデート完了が遅れてしまいました。3月1日以降は問題なく稼働しています。

PoW
Proof of Workの略称。取引情報の記録を行うと、仮想通貨がもらえる仕組み。
PoS
Proof of Stakeの略称。仮想通貨の保有数・日数で、仮想通貨がもらえる仕組み。

メトロポリスで実装された機能は、主に以下の4種類です。またスマートコントラクトが簡略化され、技術が一般的に普及されやすくなりました。

  • ディフィカルティボムの設定
  • マイニング報酬の減額
  • zk-SNARKsの実装
  • マスキングの実装

ビザンチウム:匿名性の向上とマイニング報酬の調整をする

ビザンチウムでは、匿名性・マイニング報酬の調整を行いました。半減期を設定していなかったイーサリアムですが、ビザンチウムで半減期・ディフィカルティボムの設定で、マイニング報酬を減少させています。ディフィカルティボムの設定は、マイニングの難易度を上げて報酬を減らす仕組みです。

さらにゼロ知識証明を利用しているzk-SNARKs技術を導入し、問題視されていた匿名性の問題を解決しました。 ゼロ知識証明は、情報を必要最低限提示し命題を真であると証明する、証明方法を指します。zk-SNARKs技術は、ブロックチェーン技術と組み合わせて利用できるゼロ知識証明です。

イーサリアムはビザンチウムにて、匿名性の問題・マイニング報酬の調整を完了しました。またビザンチウムでは、マスキングと呼ばれる機能が実装されています。イーサリアムのアドレスは本来秘密鍵から生成されますが、マスキングの実装によりアドレスを自由に決められるようになりました。

コンスタンティノープル:マイニング時間を短縮するプロジェクト

コンスタンティノープルでは、マイニングの時間短縮を行っています。 2019年1月コンスタンティノープルは、コードに脆弱性が見つかり延期

しかし、1ヶ月で問題を解決し、3月1日にはコンスタンティノープルへのアップデートを完了したと発表しました。

Serenity (セレニティ)

メトロポリスでPoWからPoSへの移行準備を進めたので、セレニティではPoSへの完全移行を予定しています。また、DApps普及によるスケーラビリティ問題も、セレニティで解決する予定です。スケーラビリティ問題を解決するため、シャーディングの検証を行っています。

またスケーラビリティ問題を解決のため、レイデントネットワークやプラズマも同時に開発中です。

オンチェーンでスループットを向上させるシャーディングとサイドチェーン

シャーディングとは取引情報の検証作業を、承認者であるバリデータのグループに分け、同時並行して行う仕組みです。 シャーディングの導入が成功すれば、効率よく取引情報が承認され、スケーラビリティ問題が解決されます

サイドチェーンとは、ブロックチェーンの拡張性を持たせるチェーンです。サイドチェーンがあれば、ブロックチェーン間で情報のやり取りができます。イーサリアムではプラズマと呼ばれるサイドチェーンを利用し、メインチェーンの負荷を軽減させ、スケーラビリティ問題の解決を試みています。

オンチェーン
ブロックチェーン上で取引情報を記録すること。

オフチェーンでスループットを向上させるライデンネットワーク

ラインデントネットワークとは、オフチェーンで取引情報の大半を記録し、最後をブロックチェーン上で記録する技術のことです。ビットコインのライデントネットワークでは送金のみ処理していますが、イーサリアムはスマートコントラクトなども処理しています。

オフチェーン
取引情報の最初と最後をブロックチェーン上で記録し、途中をブロックチェーンの外で記録すること。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の価格推移

2017年6月までの価格推移

イーサリアム企業連合が発足するため、2017年2月には価格が上昇しています。 イーサリアムをビジネスで活かそうとする企業同士が、共同でアプリケーションの作成を行うプロジェクトが立ち上がりました

そのため投資家はプロジェクトの成功に期待し、2017年3月にイーサリアムは3,000円を超えています。以降は2017年6月に価格が高騰し、4万3,000円ほどまで跳ね上がりました。しかし以降は売り注文が集中し、3万2,000円前後まで下落。

売りが集中したのは、イーサリアム利用者増加により、取引情報の処理が追いつかなくなったからです。スケーラビリティ問題により、イーサリアムは価格が伸び悩みました。

2017年7月の価格推移

イーサリアムは2017年7月まで価格が上昇しました。以降は価格が急落し、1ETHあたり2万円を割ってしまいます。さらに一時1万7,000円台にまで、イーサリアムの価格は下落しました。

大きな価格下落の原因は、Parity社が提供しているウォレットの脆弱性にあったと判明しています。Parity社が提供するウォレットの脆弱性を発見したハッカーは、当時のレートで約33億円分ものイーサリアムを盗み出しました。

以上のようなハッキング事件が発覚したので、イーサリアムに投資していた投資家が投げ売りする事態に発展したといわれています。

2017年9月の価格推移

投げ売られて以降のイーサリアムは、2017年9月までに価格が再び上昇しています。価格上昇したイーサリアムは、1ETH4万円まで回復しました。しかし再び価格は下落し始め、再び2万円台まで値下がりします。

価格上昇の背景には、 9月下旬に稼働予定だったイーサリアムのアップデート「ビザンチウム」がありました。アップデートによる技術向上と安定に期待した投資家が、さらにイーサリアムを購入し値上がりしています。

イーサリアムに対する期待感が高まる一方、中国ではICOによる企業の資金調達が全面禁止になると発表されました。仮想通貨市場に流れる資金はチャイニーズマネーも多かったので、規制強化によるダメージは大きくなっています。

ビザンチウムから2017年末までのイーサリアムの価格推移

2017年9月イーサリアムは、ビザンチウムが予定通り稼働されました。稼働直前は値上がりしていませんが、同年11月には1ETH4万円を超える値上がりを見せています。以降は仮想通貨市場全体に資金が流れてきたこともあり、イーサリアムはさらに値上がりしました。

11月下旬には1ETH5万円を超え、12月には仮想通貨バブルが加速。仮想通貨市場全体で歴代最高値を更新し、イーサリアムは12月末に9万円を超えていました。

2018年上半期の価格推移

2018年1月からのイーサリアムは、12月よりもさらに価格が上昇しました。仮想通貨市場全体でバブルが加速し続け、イーサリアムはついに16万円まで高騰します。しかし仮想通貨バブルは弾けてしまい、イーサリアムは11万円台まで暴落しました。

以降も価格下落は止まりません。 同年3月にはG20サミットで仮想通貨の規制に関する会談が行われ、価格はさらに下落します。4月には1ETH4万円台にまで落ち込み、価格はバブルピーク時から4分の1になりました。

しかし4月には「EIP1011」と呼ばれる、イーサリアム改善案が発表されます。発表の効果もあり、5月のイーサリアムは1ETH8万4,000円まで回復しました。

2018年下半期の価格推移

一時価格が回復の兆しを見せたイーサリアムですが、2018年下半期以降も価格が下落を続けます。同年8月には1ETH4万円を下回り、10月には1ETH2万円台まで下落しました。以降11月には1ETH1万円を割り込みましたが、12月末には1万5,000円まで値上がりしています。

2019年1月以降の価格推移

2019年1月からは、1ETH1万1,000円~1万8,000円台を行き来しました。2019年1月は「コンスタンティノープル」が延期になったので、イーサリアムは一時1ETH1万1,000円前後まで値下がりしています。

しかしアップデートは2月末に行われると発表されたので、1ETH1万8,000円台まで回復しました。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の価格変動要因

ICOを取り巻く環境

ICOの需要

イーサリアムの価格変動に影響を与える要因に、ICOの需要があげられます。 現在まで行われてきたICOのほとんどが、イーサリアムのブロックチェーンをベースに、仮想通貨を発行・販売していました。ICOにて発行された仮想通貨の時価総額ランキングは、トップ10の内9種類がイーサトークンです。

特にERC20という企画のトークンが多く、イーサリアムベースのトークンはERC20が多く発行されています。

ERC20
Ethereum Request for Comments20の略称。イーサリアムの技術提案書のことを指し、20は提案された企画書の数。イーサリアムの技術について、20番目に話し合われた規格がERC20と呼ばれる。

ICO規制とSTO

ICOが流行した当時は、ICOに対する規制が特にありませんでした。規制がなかったので、多くのICO詐欺が横行する事態に発展しています。世界中で開催されたICOは、多い時期だと8割がICO詐欺でした。

ICOに対する法整備が望まれる中、アメリカでは規制に準じたトークンの発行を行う「STO (Security Token Offering) 」が主流になりつつあります。STOでは証券取引委員会や金融庁などで監視されるセキュリティートークンを用いるため、厳格かつ安全に資金調達を行える仕組みです。

イーサリアムの価格変動にはICO・STOも大きく関わっているため、STOが活発に行われた場合イーサリアムの価格が回復すると期待できます。

アップデートの進捗

イーサリアムのアップデートは、今まで大きく価格変動に影響してきました。イーサリアムのアップデートでは抱える問題が解消されるので、イーサリアムの需要が増えやすいです。イーサリアムのアップデートは最終段階「セレニティ」を残しているので、アップデート時の値動きに注目が集まります。

EAA (イーサリアム企業連合)

イーサリアムのスマートコントラクトは、多くの企業が自社のサービスに取り入れたいと考えています。同じ考えの企業同士集まってできたのが、「EAA (イーサリアム企業連合) 」です。イーサリアム企業連合は2017年2月に設立され、マイクロソフトを始めとする300もの企業が参加しました。

日本でもMUFGグループやNTTなど、多くの大手企業が参加しています。世界中の大企業がイーサリアムの技術に注目しているため、有名企業が名乗りをあげると価格は大きく上昇しました。

セキュリティー問題

イーサリアムの価格はセキュリティー問題により、大きく価格が下落する場合もあります。イーサリアムをベースにしたICOトークンは、ハッキング被害にあい資金が流出したこともありました。

「The DAO事件」と呼ばれるハッキング騒動が有名で、ハッキングにより約60億円の資金が流出しています。イーサリアム自体に問題はありませんでした。しかしイーサリアムをベースにしたトークンがハッキングされたので、イーサリアムの価格は下落しています。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の今後の価格予想

イーサリアムの価格は今後どうなっていくのか、著名人の発言をまとめました。

ジョゼフ・ラッキンスキー氏の予想

15万人のフォロワーを抱えるブロックチェーン・インフルエンサーのジョゼフ・ラッキンスキー氏は、 2019年末までに1,200ドル (約13万円)に到達すると予想しています

webbotの予想

webbotはツイッターやSNSからコメントや感情を情報収集し、未来を予測するプログラムです。過去の仮想通貨の高騰などを言い当てており、注目が集まりました。この webbotはイーサリアムの価格は乱高下するという予測をしています。

マイケル・ノボグラッツ氏の予想

仮想通貨投資会社Galaxy Digital社のCEOマイケル・ノボグラッツ氏は、 1,500ドル (約17万円) を超えると予想しています

Wallet Investorの予想

Wallet Investorでは、テクニカル分析を行って未来の価格を予想しています。Wallet Investorによると、イーサリアムの今後は価格が約55ドル (約6,000円) まで下がるとのことです。ちなみに、Wallet Inestorでは、ほとんどの仮想通貨を下がると予想しています。

最新の予想をチェックしたい方は、Wallet Investorをチェックしてみてください。

Weiss Ratingsの予想

Weiss Rating社は仮想通貨の格付けを行う機関です。Weiss Raiting社はイーサリアムをBランクに格付けしています。これは 暗号資産の中では最も評価が高いものです

Bランクに格付けされた他の通貨はビットコインとリップル、イオスの3通貨のみとなっています。

最新の格付けをチェックしたい方は、Weiss Raitingsをご覧ください。

▶ 『イーサリアム (Ethereum/ETH) の今後・将来性』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

まとめ

イーサリアムは、非常に有望な仮想通貨であることはおわかりいただけたと思います。

2019年10月にはアップデートであるイスタンブールを控えていますし、イーサリアムブロックチェーンが使われた製品が今後リリースされる可能性も十分あるでしょう。

まだイーサリアムを手に入れていない方は、ぜひ取引所でイーサリアムを購入しておくことをおすすめします。

▶ 『仮想通貨・ビットコイン取引所のおすすめ比較ランキング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

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