練行足は相場の大きな流れを把握するための指標
おすすめのインジケーターは、MT4 (メタトレーダー4)
練行足は日本で生まれた分析指標の一つで、その効力の大きさから未だに世界中のトレーダーから根強い支持を集めているテクニカル分析手法です。
この記事では練行足について具体例を用いて丁寧に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
練行足の基本情報
ひとこと特徴,一定の値幅を決めて、その値幅以上の値動きがあったときに足を記入する
ジャンル,トレンド系
難易度,中級テクニカル分析
使うタイミング,主にトレンド相場
主な使い方,決めた一定の値幅の2倍以上の変化が反対方向にあったときに反転とみなす
【練行足のポイント】
練行足は新値足やポイントアンドフィギュアなどと同じ非時系列系のチャートの一種です。一定の値幅を決めて、その値幅以上の値動きがあったときに足を記入していきます。1本の足の長さが一定で変わらないのが練行足の特徴です。決めた一定の値幅の2倍以上の変化が反対方向にあったときに反転とみなします。
非時系列系のチャートの全般にいえることですが、細かい値動きを無視できるので大きな波を捉えやすく、トレンドの把握に向いているチャートです。練行足はもみあいの局面においてダマシにあいやすく、これが続くと損失がかさんでしまうという弱点もありますが、大相場に確実についていくための案内役を果たしてくれます。また、ダマシにあった場合でも損切りや途転は早くなるので、1回あたりの損失は大きくなりません。新値足やポイントアンドフィギュアのように、大きな流れについていける強みをいかして利用しましょう。
勝率を上げるための+α
練行足を扱っている取引ツールでは、MT4 (メタトレーダー4)がおすすめです。MT4では練行足は「Renko Chart」として扱われています。さらにMT4では「Oanda Renko Chart」というものがあり、非時系列系チャートの練行足と時系列系チャートのローソク足を重ねて表示することができます。そのため、非時系列系の練行足で大きな価格の方向性を把握した上で、ローソク足で細かな値動きも確認することができます。
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さらに、ユーザー間のチャットやチャットルームの作成も可能で、全世界で数多くのトレーダーに愛用されています。
他にも公式に発表されたニュースや指標も見ることができます。トレードに必要な情報はこれ1つですべて手に入るといっても過言ではありません。
TradingViewは無料でも十分強力なツールですが、「PRO」「PRO+」「PREMIUM」といった3つの有料プランが用意されています。
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練行足とは
新値足やポイントアンドフィギュアなどと同じ非時系列系のチャートの一種です。
一定の値幅を決めて、その値幅以上の値動きがあったときに足を記入していきます。必ず1本の足の長さが一定で変わらないのが練行足の特徴です。決めた一定の値幅の2倍以上の変化が反対方向にあったときに反転とみなします。
非時系列系のチャートの全般にいえることですが、細かい値動きを無視できるので大きな波を捉えやすく、トレンドの把握に向いているチャートです。
練行足はもみあいの局面ではダマシにあいやすく、これが続くと損失がかさんでしまう弱点をもっていますが、大相場に確実についていくための案内役を果たしてくれます。だましを避けるためには、設定する値幅を適正にする工夫が必要です。
まただましにあった場合でも損切りや途転は早くなるので、1回あたりの損失は大きくなりません。新値足やポイントアンドフィギュアのように、大きな流れについていける強みをいかして利用しましょう。
練行足の書き方
下の表の値動きを例にとって、値幅は2円として場合の書き方を説明していきます。
日付,終値
1日目,100
2日目,101
3日目,102
4日目,106
5日目,104
6日目,107
7日目,108
8日目,106
9日目,109
10日目,110
11日目,106
12日目,105
13日目,104
14日目,106
15日目,108
16日目,109
17日目,110
18日目,111
19日目,108
20日目,106
まず、1日目の100円から2日目の101円までの1円高は、2円という条件を満たしていないので何も記入しません。1円の値上がり幅は留保します。3日目さらに1円高となり、前日の留保分との合計で記入条件に合致します。ここではじめて2円幅の陽線を記入します。4日目は4円高です。この場合、2円幅の陽線を2本記入します。
5日目は2円安です。この場合は注意が必要です。練行足では、直近の陽線の高値から2本分、ここでは4円分の反落があってはじめて陰転とみなします。したがって、この2円安では何も記入しません。7日目は108円で高値106円から2円高なので、新たに1本陽線を追加します。
110円の高値から4円安の106円となった14日目が陰転となります。ここが売りポイントです。逆に陽転は104円の安値から108円に反発した15日目です。このあと、陽線を記入するのは110円の17日目までです。106円まで下げた20日目には再び陰転となります。
おすすめの練行足インジケーター
練行足を扱っているインジケーターでは、MT4 (メタトレーダー4) がおすすめです。
MT4では練行足は「Renko Chart」として扱われています。ここまで説明した練行足と同じ要領で形成されるチャートです。
さらにMT4では「Oanda Renko Chart」というものがあり、非時系列系チャートの練行足と時系列系チャートのローソク足を重ねて表示することができます。このことで、非時系列系の練行足で大きな価格の方向性を把握した上で、ローソク足で細かな値動きも確認することができます。
練行足との組み合わせが有効なテクニカル分析
移動平均線
ひとこと特徴,相場の方向性を見るテクニカル指標
ジャンル,トレンド系
難易度,初級テクニカル分析
使うタイミング,主にトレンド相場
主な使い方,価格の傾向を読む、他の指標と組み合わせる
【移動平均線のポイント】移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、それをなめらかな折れ線グラフで表したものです。代表的なテクニカル指標の一つで、価格の傾向や流れなど相場の方向性を見る手掛かりとなり、現状の価格を表すローソク足と組み合わせて、売買のタイミングを判断します。
移動平均線はゴールデンクロスやデッドクロス、パーフェクトオーダーなど様々な分析手法で用いられる重要な指標であり、MACDやボリンジャーバンドなど、他のテクニカル指標にも応用して利用されています。
勝率を上げるための+α
移動平均線に限らず、全てのテクニカル指標は、多くの投資家に意識されることによって機能します。そのため移動平均線の設定期間も、意識されやすい期間に設定することが重要です。
日足チャートであれば5日線や25日線、週足チャートであれば13週移動平均線や26週移動平均線などが一般的です。取引を重ねていきながら、自分の取引スタイル合った設定を探しましょう。
練行足のまとめ
練行足は昔の日本で発明された歴史あるテクニカル分析手法ですが、現在のチャート分析でも十分な効果を発揮します。
さらにMT4のような高機能取引ツールでは、同じ練行足でも様々な種類の練行足を使うことができるのでおすすめです。仮想通貨取引所を選ぶ際には、そういった取引ツールも1つのポイントとして見るようにしましょう。
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また、ユーザー同士のコミュニケーションの場としての役割も兼ね備えています。自分のチャート分析やトレードの案を公開したり、他の人が公開した指標を見てトレードの参考にしたりできます。
さらに、ユーザー間のチャットやチャットルームの作成も可能で、全世界で数多くのトレーダーに愛用されています。
他にも公式に発表されたニュースや指標も見ることができます。トレードに必要な情報はこれ1つですべて手に入るといっても過言ではありません。
TradingViewは無料でも十分強力なツールですが、「PRO」「PRO+」「PREMIUM」といった3つの有料プランが用意されています。
一番手軽に始められる「PRO」でも「ボリュームプロファイル (価格帯別出来高)」という非常に強力なツールが使えるようになるので、本気でトレードに取り組みたい方にはとてもオススメです。
PRO,Basicの機能に加えて、より多くのチャート、時間足、インジケーターを設定可能!
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