この記事のポイント
  • イーサリアムは今後価格上昇が見込まれる
  • 技術的なアップデートを多く控えている
  • 識者の多くはイーサリアムの価格上昇を予想している

イーサリアムの将来性ってどうなんだろう? 」そんな疑問をお持ちではありませんか?結論から言うとイーサリアムは将来性の高い仮想通貨です。

本記事ではイーサリアムの将来性について、概要や特徴、識者の価格予想をまとめました。イーサリアムの将来性について理解しましょう。

仮想通貨の2019年・2020年相場予想

イーサリアム (Ethereum/ETH)とは

イーサリアム (Ethereum/ETH)の概要

イーサリアム (Ethereum/ETH)の概要
通貨名ETH (イーサリアム)
発行年月2014年7月
コンセンサスアルゴリズムPoW (将来的にPoSへ移行予定)
発行上限枚数未定
公式サイトhttps://www.ethereum.org/

イーサリアムはアプリケーションのプラットフォームとして開発されました。条件がそろうと資産を自動的に移転するスマートコントラクト機能を持っていることが特徴です。ほとんどの取引所において取り扱いされており、ビットコインと同様に仮想通貨を代表する銘柄となっています。

開発者のヴィタリック・ブテリン氏がイーサリアムの構想を描いたのは、19歳のとき。それまでの仮想通貨にはなかったアプリケーションのプラットフォームという構想を打ち立てたことで大きな注目を集めました。

▶ 『スマートコントラクト』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH)とビットコイン (Bitcoin/BTC)、リップル (Ripple/XRP) の違い

イーサリアムがビットコインやリップルと大きく異なる点は、その 役割です。イーサリアムはアプリケーションのプラットフォームです。一方ビットコインは支払い通貨としての役割に特化していますし、リップルは異なる通貨同士の橋渡しを行うブリッジ通貨としての役割があります。それぞれの通貨が独自の特徴を持っています。

そのほかのこまかな特徴の違いは、次の表のとおりです。

イーサリアム・ビットコイン・リップルの違い
仮想通貨イーサリアムビットコインリップル
承認方式PoWPoWRPCA (Ripple Protocol consensus algorithm )
発行上限枚数2100万枚未定1000億枚
ブロック生成速度約12秒10分約5秒

イーサリアム (Ethereum/ETH)の特徴

「スマートコントラクト」を搭載

イーサリアムの最も大きな特徴は 「 スマートコントラクト 」を搭載していることです。スマートコントラクトとは あらかじめ定義された条件がそろったときに、自動的に支払いまでを実行する仕組みのことです。たとえば「 Xという条件がそろったときにアドレスAに1ETHを送付する 」と定義しておくことで、条件がそろったときには人の手を介することなく支払いが行われます。

定型的な業務にスマートコントラクトを用いることで人員の削減が行なえ、コストダウンできるとされています。

▶ 『スマートコントラクト』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

「Dapps(分散型アプリケーション)」のプラットフォームとなる

イーサリアムは ブロックチェーン上にアプリケーションを構築することが可能です。通常のアプリとは異なり、管理サーバーがない ( 管理者がいない ) P2Pネットワーク上に構築されていることが特徴です。ブロックチェーンのようなP2Pネットワーク上に構築されるアプリ Dapps (分散型アプリケーション) と呼びます。

Dappsは人の手を介さず自動的にプログラムを実行できたり、プラットフォームが存在する限り永久に存在し続けたりすることが特徴です。

▶ 『Dapps』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

「ERC20トークン」がICOに用いられる

イーサリアムは ブロックチェーン上でオリジナルのトークンを作成することができます。イーサリアムから発行されるトークンの規格のひとつがERC-20で、オミセゴーはこのERC-20規格のトークンです。詳しい知識がなくてもかんたんにトークンを発行できるため、 トークンを使った資金調達 (ICO) に用いられることが多いです

▶ 『ICO』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH)の将来性

イーサリアムの将来性が高いと言われる理由として以下の5つが挙げられます。

イーサリアムの将来性が高いと言われる理由
  • 今後、2回のアップデートされる予定がある
  • 大企業が参入している
  • ライデンネットワークが実装される可能性がある
  • ETF上場の可能性
  • スマートコントラクトへの期待

それぞれ詳しく見ていきましょう。

今後、2回のアップデートされる予定がある

イーサリアムは4段階のアップデートを経て完成しますが、それぞれのアップデートに愛称がついています。

イーサリアムのアップデートの名称
第1段階フロンティア
第2段階ホームステッド
第3段階メトロポリス
第4段階セレニティ

現在は第3段階のメトロポリスの途中です。

フロンティア

フロンティアはイーサリアムの最初の段階です。フルノードの実装に焦点が置かれました。

ホームステッド

ホームステッドはイーサリアムの2番目のメジャーバージョンです。分散型アプリケーションの開発が可能となりました。

メトロポリス

メトロポリスは 「 ビザンチウム 」 と 「 コンスタンティノープル 」 の2段階に分かれており、2019年3月にコンスタンティノープルが実装されました。

セレニティ

セレニティではイーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ変更される予定です。

大企業が参入している

イーサリアムのビジネスへの活用を模索する EAA ( エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス )では、大企業が組織の垣根を超えて研究・開発を行っています。このEAAにはトヨタJPモルガンなど世界的な企業が多数参加しています。EAAによってビジネスへ実用化されることでイーサリアムの価値が上がる可能性があります。

ライデンネットワークが実装される可能性がある

イーサリアムは多数の送金が行われると送金づまりを起こしてしまうスケーラビリティ問題を抱えています。この問題を解決するのがイーサリアムとは別のチェーンで処理の一部を実行する ライデンネットワークという技術です。ライデンネットワークが実装されれば、現在よりも速く、手数料を抑えた送金が行えるようになるでしょう。

▶ 『スケーラビリティ』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ETF上場の可能性

イーサリアムのETF上場の申請書が米国証券取引委員会 (SEC) に提出されています。 今後イーサリアムのETFが上場すれば、機関投資家からの資金流入が期待できるでしょう。ただビットコインのETFでさえも上場を果たしていないため、実現するのはまだ先になりそうです。

▶ 『仮想通貨のETF』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

スマートコントラクトへの期待

自動的に支払まで行えるスマートコントラクト機能は、さまざまなビジネスに活用できると期待されています。たとえば保険会社で「 飛行機が遅延した 」という条件が成立すれば保険金の支払いを行うと定義しておくことで、人を介すことなく自動的に飛行機の遅延に対する保険金の支払いを行えます。

イーサリアムは格付け上位の仮想通貨

2018年9月、仮想通貨の格付けを行うWeiss Ratings社は「 5年以内にビットコインはシェアの50%を失い、イーサリアムに抜かれる。なぜならイーサリアムの方がより用途が多く、優れた技術に支えられているからだ 」とツイートしました。イーサリアムはビットコインよりも高い評価が多いことがおわかりいただけると思います。

イーサリアム (Ethereum/ETH)の不安要素

イーサリアムの不安要素として以下の4つが挙げられます。

イーサリアムの不安要素
  • スケーラビリティの問題
  • セキュリティの問題
  • ICO規制の問題
  • 証券に分類される可能性

それぞれ詳しくみていきましょう。

スケーラビリティの問題

ビットコインと同様に、イーサリアムはスケーラビリティ問題を抱えています。スケーラビリティ問題とは、送金する人が増えたときに処理できる量が1ブロックに収まる量を超えてしまい、着金するのが遅れてしまうという問題です。

これを解決するためにサイドチェーンの技術のひとつである 「 ライデンネットワーク 」が開発されており、将来的にこの問題は解決すると見込まれています。

セキュリティの問題

2016年、スマートコントラクト機能のバグを突かれて大量のイーサリアムが盗まれてしまったThe DAO事件が起きました。イーサリアム自体に問題があったわけではなく、スマートコントラクトのコードの書き方に問題があったようです。 アプリを開発できるという機能性を持たせた反面、セキュリティが脆弱になりやすいという問題があります。

ICOの規制の問題

イーサリアム上でオリジナルトークンを発行できるため、イーサリアムはICOによく使われています。しかし立派な計画だけを掲げて実行しない詐欺ICOが横行したため、 世界的にICOを規制する動きが強まっています。ICOの件数が減ることでイーサリアムの活用の場も少なくなる可能性があります。

証券に分類される可能性

アメリカでは、上場している仮想通貨の一部を有価証券とみなす動きがあります。もし有価証券だとみなされると、そのトークンおよびトークンを発行する団体は証券取引法で規制されることになります。ただイーサリアムは有価証券に該当しないいうコメントを出しているSEC関係者がいるため、 イーサリアムが規制される可能性は少ないでしょう。

イーサリアム (Ethereum/ETH)の価格予想とチャート分析

2019年7月時点では、イーサリアムは約24,000円をマークしています。

ジョゼフ・ラッキンスキー氏の予想:2019年末までに1200ドル(約13万円)

ブロックチェーンに関するインフルエンサーであるジョゼフ・ラッキンスキー氏は、2019年末までに1200ドル (約13万円) になると予想しています。

webbotの予想:価格は乱高下する

webbotは、ソーシャルネットワーク上のワードを分析して仮想通貨の価格を予想するAIです。webbotはイーサリアムの価格は乱高下するという予想結果を出しています。

マイケル・ノボグラッツ氏の予想:1500ドル(約17万円)を超える

元ヘッジファンドマネージャーのマイケル・ノボグラッツ氏は、イーサリアムの価格が1500ドル (約17万円) を超えると述べています。

Wallet Investorの予想:1370ドル(約15万円)となる

投資の総合情報サイトであるWallet Investorでは、チャートから仮想通貨の将来の価格を予測していています。2019年5月にはイーサリアムが1370ドル (約15万円) になるとしていましたが、残念ながら外れてしまいました。

Weiss Ratingsの予想:ビットコインを抜き仮想通貨の王になる

2018年9月、仮想通貨の格付け機関である Weiss Ratings社は「 イーサリアムはビットコインを抜いて仮想通貨の王になる 」と予想しました。2019年7月現在もビットコインに次ぐ高い評価をイーサリアムに与えています。

ヴィタリック・ブテリン氏の予想:急騰する

2018年11月、イーサリアム開発者のヴィタリック・ブテリン氏は価格が急騰すると述べました。これはイーサリアムの最終段階であるセレニティを迎えたときについて述べたもので、スケーラビリティが1000倍向上するなど機能性が向上することを理由としています。

コンサルティング会社・deVere Groupの予想:2,500ドル

金融コンサルティング会社deVere Groupは、2018年末までにイーサリアムの価格が2,500ドル (約28万円) になると2018年4月に予想しました。しかしこの予測は残念ながら外れています。

イーサリアム (Ethereum/ETH)を購入できるおすすめ取引所

Coincheck (コインチェック)

取引量・ユーザー数ともに国内最大手の仮想通貨取引所
  • 初心者ユーザーに人気No.1!
  • 使いやすいシンプルなスマホアプリ!
  • 取扱通貨は日本最多の10種類!

Coincheckは仮想通貨初心者でもかんたんに購入できることが特徴の取引所です。販売所形式でイーサリアムを売買できるため、 初心者の方におすすめです

DMM Bitcoin (DMM ビットコイン)

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bitbank (ビットバンク)

bitbankではイーサリアムを日本円ではなくビットコインで購入します。一度ビットコインに両替してからイーサリアムを購入するのでやや面倒です。ただ手数料はメイカーの場合マイナス0.02%となっており、 手数料を支払わずに逆にリベートをもらって取引できるため、最もお得に購入できる取引所だといえるでしょう

▶ 『bitbank (ビットバンク) のイーサリアム』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

まとめ

イーサリアムは将来有望な仮想通貨です。 2019年10月ごろには大型アップデート「 イスタンブール 」が控えているのでイーサリアムの動向に注目したいですね。イーサリアムはたくさんの仮想通貨取引所で扱われているので、どこの仮想通貨取引所で取引するかも要検討したいところです。