- イーサリアムは将来性があり期待されている暗号資産(仮想通貨)
- 販売所よりも取引所を利用することでスプレッドを抑えられる
- 下手に売買を繰り返すよりウォレットで保有し続ける方法もある
イーサリアムは暗号資産(仮想通貨)の中で時価総額の高い銘柄として多くのトレーダーに知られています。その知名度の高さと機能性から将来性と価格の上昇が期待されていますが、「イーサリアムをどのようにどの場所で買うか」ということも利益を大きくするコツです。
本記事では イーサリアムの特徴や取引所によるスプレッドの違いなどを解説しています。
目次
イーサリアム (Ethereum/ETH) について
開発プラットフォームにスマートコントラクトを使用している
一般的にイーサリアムは暗号資産(仮想通貨)として呼ばれていますが、正しく言うとイーサリアムは暗号資産(仮想通貨)ではありません。分散型アプリケーションのDAppsとして機能しているシステムがイーサリアムと呼ばれています。
ビットコインなど通常の暗号資産(仮想通貨)ではブロックチェーンに取引情報が記録されますが、 イーサリアムでは取引情報に加えてプログラムを組みアプリケーションを機能させることが可能です。この機能はスマートコントラクトと呼ばれ、これまで人が対面でハンコなどを使用していた契約なども条件を満たすことで自動的に行えます。さらに法的根拠のある書類なども保存可能で、将来的なイーサリアムの普及が期待されています。
またイーサリアムを機能させる通貨として働いているのが、イーサです。開発プラットフォーム系の暗号資産(仮想通貨)として存在しているため、イーサリアムの普及が進むことで需要も広がり価格が値上がりする可能性も高いです。
発行上限・半減期がない
イーサリアムはビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)に比べて発行上限や半減期の設定が組まれていません。元々発行上限や半減期は暗号資産(仮想通貨)の希少価値を高める手段として実装されています。また半減期のたびにマイニングで獲得できる通貨量も半減します。
イーサリアムは発行上限や半減期がないことでマイニングによって獲得できる報酬額が変わりません。そのため イーサリアムネットワークを維持する役割をはたしているマイナーが離れにくいという特徴があり、マイナー減少でネットワーク維持ができなくなる心配が少ないです。
開発者は発行上限を設定しなかった理由が「特にない」と発言していることから、今後イーサリアムコミュニティによる要望や環境変化によって発行上限を設ける場合も考えられます。
ヴィタリック・ブテリン氏が考案している
暗号資産(仮想通貨)プラットフォーム「イーサリアム」は カナダ人のヴィタリック・ブリテン氏によって19歳の時に考案されました元々初の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインに注目していたヴィタリック氏は、ビットコイン情報をまとめた「ビットコインマガジン」を発行しています。
ブロックチェーンの機能を活かしてプラットフォームとして考案されたのがイーサリアムでした。
ICOにも応用可能である
イーサリアムは独自の規格を制定しておりERC20というトークンを発行することが可能です。このERC20トークンは新通貨の標準規格として支持されたことで、暗号資産(仮想通貨)を利用した資金調達方法であるICOに活用されています。
ERC20が制定されていない時期はトークンの仕様をウォレットや取引所に合わせる必要があり、開発に大きな手間がかかっていました。しかし ERC20によってトークン開発がかんたんになり、多くの通貨開発でイーサリアムが利用されています。
イーサリアム (Ethereum/ETH) のスプレッドが狭いおすすめ取引所比較3選
BITPoint
取引所名 | スプレッド |
---|---|
BITPoint | 16円 (0.11%) |
BITPointの特徴
BITPointでは取引所形式の暗号資産(仮想通貨)売買サービスを提供しています。取引所形式ではトレーダー同士で暗号資産(仮想通貨)を交換するので販売所よりも手数料を抑えることが可能です。そのため BITPointのスプレッドはとても狭くなっており、無料の取引手数料と合わせてコストを抑えた取引ができます。
取引ツールにはMT4を採用しており自動売買も利用可能です。さらにスマホアプリも使いやすい設計がされており手間をかけずに暗号資産(仮想通貨)を入手できます。
bitbank
取引所名 | スプレッド |
---|---|
bitbank | 0.0000001BTC (0.00028%) |
bitbankの特徴
bitbankも取引所形式で暗号資産(仮想通貨)を取引可能です。 スプレッドがより抑えられている他にも、取引時に価格板を新しく設定するメイカーとなることで取引手数料を逆に受け取れます。
暗号資産(仮想通貨)取引所としてのセキュリティも厳重で安心して取引できるでしょう。なおイーサリアム購入時はビットコインを使用しなければならないため、1度日本円をビットコインに交換する操作が必要です。
GMOコイン
取引所名 | スプレッド |
---|---|
GMOコイン | 379円 (2.6%) |
GMOコインの特徴
GMOコインは東証一部上場企業であるGMOインターネット株式会社のグループ企業です。 GMOコインが提供する暗号資産(仮想通貨)交換サービスは販売所と取引所の両方で取引できます。
セキュリティ面に関してはとても強くこれまで大きな問題が発生したことはありません。スマホアプリのビットレ君ではFXも利用可能です。
▶ 『仮想通貨・ビットコイン取引所のスプレッド比較ランキング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
イーサリアム (Ethereum/ETH) の取引所のスプレッド比較表
取引所名 | スプレッド |
---|---|
BIT Point | 0.11% |
bitbank | 0.00028% |
GMOコイン | 2.6% |
DMM Bitcoin | 3.17% |
BINANCE | なし |
Liquid | 0.1% |
bitFlyer | 6.99% |
Bybit | 0.075% (テイカー) /-0.025% (メイカー) |
Coincheck | 1.6% |
TAOTAO | 1% |
※ なおスプレッドは変動するため、常に上の割合ではありません。
イーサリアム (Ethereum/ETH) のスプレッドを抑える秘訣
販売所ではなく取引所を使う
販売所は暗号資産(仮想通貨)取引所が事前に購入したイーサリアムを自由に価格設定して販売しています。一方取引所はトレーダー同士で暗号資産(仮想通貨)を交換する形式です。 交換所は企業によって価格がコントロールされることでスプレッドも割高になっており、取引所を利用するとスプレッドは格段に安くできるでしょう。
▶ 『仮想通貨・ビットコインの販売所と取引所の違い』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
ウォレットで保有し続ける
イーサリアムは暗号資産(仮想通貨)の中でも時価総額2位に位置する人気の銘柄です。イーサリアムはその特性からも今後幅広く活用されることが期待されており、将来性の高い通貨となっています。
下手に取引所で交換を続けるよりもウォレットで保有し続けることで、 余計な取引手数料を発生させず将来的に大きな利益を得られる可能性があるでしょう。
▶ 『イーサリアムのウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
イーサリアム (Ethereum/ETH) のスプレッドに関するQ&A
スプレッドとはなんですか
スプレッドは取引の際に発生する売値と買値の価格差です。仮にイーサリアムを購入してすぐに売却した場合は、表示された価格差分の損失を被ることになります。
スプレッドが広いほど取引で利益を出しにくくなっており、逆にスプレッドが狭い取引場所を選ぶことで有利に取引可能です。
スプレッドはなぜ広がるのですか
取引価格は常に変動しており一定金額に収まることはありません。そのため値段の変動と共にスプレッド幅が変わっていきます。特に価格変動が激しい時間帯では、事業者が損失を発生させないためにスプレッドを広くすることが多いです。
イーサリアム (Ethereum/ETH) のスプレッドに関するまとめ
イーサリアムのスプレッドは暗号資産(仮想通貨)取引所や利用する販売形式によって異なります。 販売所ではスプレッドが割高になり利益が出しにくいためできる限り取引所形式を活用する方がいいでしょう。
また取引所によってはスプレッド分の手数料を受け取れる場合もあります。取引のたびに利益が増えるので、うまく活用すれば収益をどんどんあげられるでしょう。
▶ 『イーサリアムの取引所ランキング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。