- 仮想通過保管に向いているウォレットとは?
- ウォレットの様々な種類
- おすすめウォレットアプリは?
あなたは仮想通貨をどこに保管していますか?仮想通貨ウォレットを開発する株式会社Gincoが2018年5月21日にTwitter上で行ったアンケートによると、約半数が仮想通貨取引所に保管していると答えています。
【仮想通貨アンケート】
仮想通貨をどこに保管していますか?
※ウォレットは、秘密鍵を内部のみに保持するタイプのもの— Ginco – 仮想通貨ウォレット (@ginco_app) May 22, 2018
もし、あなたが多くの資産を仮想通貨取引所に預けているとしたら、保管方法を考え直した良いでしょう。取引所に預けてしまうと、仮想通貨の利用権である「秘密鍵」を自分で管理することができません。最悪の場合は仮想通貨を失う恐れがあるのです。だからこそ、仮想通貨をどこで管理するかは考えるべき重要なことです。
そこで、本記事では人気の仮想通貨イーサリアムにフォーカスしながら、おすすめのウォレットを紹介していきます。
目次
イーサリアム (Ethereum/ETH) を保管するにはウォレットが必要
そもそもウォレットとは?
ウォレットとは仮想通貨を保管するための場所です。財布のような役割のため「ウォレット」と呼ばれています。
財布と表現すると、ウォレットのなかに仮想通貨が入っていると思いがちですが、そうではありません。厳密には仮想通貨を利用するために必要な「秘密鍵」やそれに紐づく「アドレス」を管理しています。仮想通貨を管理するということは秘密鍵を管理するということなのです。
だからこそ、どのようなウォレットで管理するかは気をつける必要があります。
ウォレットの種類
ウェブウォレット
仮想通貨取引所などがWebウォレット(ブラウザウォレット)に該当します。Webウォレットは常時インターネットに接続されている「ホットウォレット」という種類に分類され、ほとんどの場合、秘密鍵はウォレットの運営企業が管理しています。
利用するにはメールアドレスとパスワードだけ覚えておけば良いことが多く、送金には便利ですが、セキュリティリスク(=秘密鍵を失うリスク)が最も高いウォレットだと言えます。
▶ 『ウェブウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
デスクトップウォレット
専用のソフトウェアを自分のPC内にインストールして使うタイプのウォレットです。秘密鍵の管理を自分のPCのみで行える点はウェブウォレットより優れています。
しかし、PCがウィルスに感染していたり、一瞬でもネットに接続していた場合ハッキングされたりするリスクがあります。
また、物理的にPCにが破損して秘密鍵のデータが失くなる可能性もあるでしょう。基本的に、秘密鍵にはバックアップを設定することができるので、適切にバックアップを保管しておくことをおすすめします。
▶ 『デスクトップウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
モバイルウォレット
モバイルウォレットはスマホアプリをインストールして利用するタイプのウォレットで、近年仮想通貨が普及するにつれて優れたウォレットが出てきています。
特にiPhoneの場合は機器の設計上、秘密鍵が他のアプリがアクセスできない安全な領域で管理されるため、安全性は比較的高いと言えるでしょう。
ただし、モバイルウォレットのアプリのなかには、Webウォレットがスマホアプリになっただけの場合もあるので注意が必要です (取引所のアプリなどが好例です) 。
▶ 『モバイルウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
ペーパーウォレット
文字通り秘密鍵やアドレスを紙に印刷したもので、今回紹介するウォレットの中ではもっともセキュリティが高い保管方法だと言えます。
ペーパーウォレットは物理的にインターネットに接続することができないのでハッキングリスクはありません。
しかし、保管した仮想通貨を利用する際に手間がかかるのが欠点です。そのため、長期保管用の手段だと言えるでしょう。
▶ 『ペーパーウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
ハードウェアウォレット
安全性と利便性を兼ね備えたのが、専用の機器を用いたハードウェアウォレットです。
有名かつ信頼できるハードウェアウォレットとしては以下の製品が挙げられます。
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KeepKey (キープキー)
USB経由でPCに繋いで使いますが、機器としてインターネットに接続されない領域で秘密鍵が保管されているので、安全かつ便利に仮想通貨を使うことができます。
▶ 『ハードウェアウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
イーサリアム (Ethereum/ETH) におすすめのウォレットアプリ3選
MyEtherWallet (マイイーサウォレット)
特徴
MyEtherWalletはイーサリアムの管理に特化したWebウォレットです。
イーサリアム・ブロックチェーン上で発行されたトークン (様々な機能が付いたポイントのようなもの) の保管にも対応しています。
メリット
MyEtherWalletでは、秘密鍵を自分で管理することができます。さらに、運営元のサーバーに秘密鍵のデータが保存されないため、運営がハッキングされても仮想通貨は保護される点も他のWebウォレットより優れていると言えるでしょう。
また、イーサリアム・トークン同士の交換にも対応しています。
デメリット
MyEtherWalletに限ったデメリットではありませんが、秘密鍵を紛失したり、PCがウィルスに感染したりしないように注意しなければなりません。
また、スマホブラウザだとレイアウトが崩れることがあり、若干使いづらい点があります。
▶ 『MyEtherWallet (マイイーサウォレット )』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
Ginco (ギンコ)
特徴
Gincoは2018年4月にリリースされた、日本発のウォレットアプリです。
Gincoを運営する株式会社Gincoは、代表の森川夢佑斗氏がブロックチェーンや仮想通貨に関する入門書を出版するなど業界の発展のために精力的に活動しており、ブロックチェーン業界注目の企業だと言えるでしょう。
2018年5月時点ではiOS版のみリリースされていますが、2018年7月にはAndroid版がリリースされる予定です。
メリット
Gincoの優れている点はシンプルなデザインで使いやすく、高いセキュリティを実現しているところです (秘密鍵は自分で管理します)。
はじめてモバイルウォレットを使う人でもGincoは問題なく使えるでしょう。将来的には法定通貨の入金や仮想通貨・トークン同士のトレードにも対応する予定です。
デメリット
Gincoは現時点ではイーサリアムを含めた13種類の仮想通貨・トークンにしか対応していません。
しかし、将来的に対応する仮想通貨・トークンは増えていくと公式にアナウンスされています。
▶ 『Ginco (ギンコ )』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
Trust (トラスト)
特徴
Trustは今回紹介するなかではもっとも多機能なウォレットアプリです。
Trustの開発者であるViktor氏はブロックチェーンアプリのAppStoreになることを目指しているとインタビューで語ってる野心的な起業家です。
(参考:https://crypto-times.jp/trust_wallet_interview/)
メリット
イーサリアムと数多くのイーサリアム・トークンに対応しており、トークン同士の交換にも対応しています。
さらに複数のアドレスを管理できるので、用途によってアドレスを使い分けることができます。2018年4月には日本語対応も完了しており、iOS版とAndroid版両方のアプリがリリースされています。
デメリット
Trustのデメリットとしては、上級者向けの機能も多く搭載されているため、慣れるまでにすこし戸惑ってしまう点です。
【まとめ】 イーサリアム (Ethereum/ETH) はウォレットで保管しよう!
仮想通貨は管理方法を間違えると資産を失くすリスクがあります。だからこそ、仮想通貨を保管するためのウォレット選びには注意が必要です。
今回紹介したウォレットアプリは、どれも秘密鍵を自分でコントロールできる安全性と利便性を兼ね備えたものであると言えます。
イーサリアムを取引所に預けたままの方は、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか?
▶ 『仮想通貨のウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

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