- FTXの口座開設に必要なアカウント登録方法を画像つきで紹介
- FTXは先物取引を中心に、レバレッジトークンなど独自の商品を展開している
- チャートや注文スペースも見やすく、初心者でも使いやすい
「FTXのアカウントはどうやって登録する?」「口座の開き方が分からなくて不安」と悩んでいませんか。FTXは海外の取引所ながら日本語対応で、口座開設などのプロセスもシンプルなのでおすすめです。
今回はFTXの口座開設方法を知りたい方のために、手順を画像つきで解説します。先物取引やレバレッジトークンなどの金融商品、チャートの見やすさなどの特徴も合わせて述べるので、読めばFTXの使いやすさを確かめられるでしょう。
▶ 『FTX (エフティーエックス) の評判・口コミ・レビュー評価』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
目次
仮想通貨取引所FTX (エフティーエックス) の概要
社名 | FTX Trading LTD |
---|---|
拠点 | アンティグア・バーブーダ |
CEO | サム・バンクマンフリード |
取引形態 | 先物、現物、レバレッジトークンなど |
上場仮想通貨数 | 34種類 |
入出金通貨 | ビットコイン、テザー、USDなど |
最大レバレッジ | 101倍 |
ロスカット | なし |
追加証拠金 | なし |
日本語対応 | ○ |
日本円対応 | × |
スマートフォン対応 | ○ |
取引に必要な登録 | メールアドレスのみ |
FTXは2019年4月に活動をスタートさせたばかりですが、 先物取引を中心とした独自のサービス内容で、早くも人気を集めています。日本語対応なので日本人でも言葉の壁を感じずに使えるうえ、Binanceなど他の取引所が開発したトークンも買える点にも注目です。
仮想通貨取引所FTX (エフティーエックス) 口座開設・登録方法
FTXに限らず、取引所で仮想通貨の売買をスタートするなら、アカウント登録による専用口座開設の義務が生じます。取引所ならではのしくみで迷わないように、今回の記事で手順をあらかじめ知っておくとよいでしょう。
認証段階による制限について
FTXではアカウントレベルによってサービスの範囲が異なります。アカウントレベル別のサービス範囲を以下にまとめました。
アカウントレベル | サービス範囲 |
---|---|
レベル0: メールアドレスだけ | 1000USD相当まで引き出せる、FTXトークンは購入不可 |
レベル1: 氏名・住所登録 | 毎日2000~9000USD相当まで引き出せる、FTXトークンが購入可 |
レベル2: 本人確認書類アップロード | 毎日の出金制限がなくなる |
レベル3: 住所証明または住所つき銀行残高証明の提出 | USDなど法定通貨を銀行から直接入出金可能 |
登録方法
公式サイトにアクセス
以下のボタンから登録ページを開くことができます。
必要事項を入力する
この画面では登録ボタンを使えないため、 オールドフォームからアドレス登録手続きに入ります。
メールアドレスとパスワードを打つだけで登録をクリアできます。新フォームと違い、ロボット否認チェック欄はありません。FTXでの取引自体はメールアドレス登録だけでも始められると覚えておきましょう。
本人確認の方法
アカウントメニューから設定ボタンを押しましょう。画面を下へスクロールすれば、本人認証の欄が見つかるので、ゾーン内下部の「INCREASE WITHDRAWAL LIMITS」をクリックしてください。出金制限拡大という意味です。
フルネームや居住国、住所にあたる地域名を示せばアカウントレベル1に決まります。地域名はたとえば東京都在住なら「Tokyo」としましょう。
二段階認証、出金パスワードの設定
設定ページのアカウントセキュリティゾーンより、二段階認証の「AUTHY/GOOGLE OTP」を押しましょう。 事前に二段階認証アプリをインストールしておく必要があり、おすすめはGoogle Authenticatorです。
スマートフォンの二段階認証アプリによるQRコードスキャンから、認証に必要な6ケタの数字を引き出し所定欄に入れます。
専用コードは変更後の機種でも二段階認証を使えるようにするバックアップ用パスワードなので、メモに控えておきましょう。
出金パスワードは仮想通貨を別の取引所へ送るときなどに必要なので、決めたうえでメモに記録します。
仮想通貨取引所FTX (エフティーエックス) でトレードできる商品
FTXの目玉はデリバティブとも呼ばれる先物取引です。将来の売買期日を決めて、約束どおりの取引を行います。原油や大統領選挙の結果などもデリバティブの対象になっており、ビットコインのような仮想通貨建てで先物取引を学べるでしょう。
他にもFTXではトークン自体が証拠金の役割を果たすレバレッジトークン、自動売買システムのクアントゾーンなど、独自のサービスを展開しています。FTXのオリジナリティを有効活用して、少しでも多くの利益を狙えます。
FTXの特徴である金融商品の形態を紹介していきますので、何を買ったり売ったりできるかを確かめましょう。
先物取引
先物取引とはいわゆる「デリバティブ商品」で、英語では「Futures」と呼びます。FTXでは仮想通貨やUSD建てで、他の種類の取引期日を決め、約束どおりのタイミングで売買を実行できます。
取引のタイミングを先へずらせば、そのときの相場よりもお得な条件で売買できる可能性があります。FTXは先物取引に強いという珍しい仮想通貨取引所なので、興味があれば積極的な活用がおすすめです。
レバレッジトークン
FTXのもうひとつの目玉はレバレッジトークンです。 USDやテザー建てでしか買えず、送金した仮想通貨をFTXサイト内のウォレットで変換する必要がありますが、トークンで他の仮想通貨の買いや売りポジションを建てられれば、お得な取引になるかもしれません。
レバレッジトークンによって取れるポジションや倍数が決まっていることに気をつけましょう。以下がトークン別の対応倍数やポジションの表です。ロングが買い、ショートが売りポジションを表します。
トークン名 | 規定倍数 | 対応ポジション |
BULL | 3 | ロング |
MOON | 10 | ロング |
HEDGE | 1 | ショート |
BEAR | 3 | ショート |
DOOM | 10 | ショート |
レバレッジトークンは、特定の仮想通貨の値動きに合わせて、倍数分だけ大きな価値変動を見せます。MOONやDOOMのように倍数が大きければプラスを狙いやすいといえますが、マイナスのリスクも高まる点に注意しましょう。
クアントゾーン (自動売買プラットフォーム)
クアントゾーンは、FTXが用意した自動売買プラットフォームで、株式やFXなどにおけるシステムトレードに相当します。 自動売買機能にまかせられれば、仕事や家事などで忙しかったり、夜に眠っている間でも投資で稼げるチャンスを得る可能性があり注目です。
2020年4月から稼働したばかりですが、プログラミング知識なしで組み込めることから初心者でも使いこなせるでしょう。設定を済ませれば、15秒ごとのトリガーで条件が合い次第、自動で取引を行なってくれます。
仮想通貨取引所FTX (エフティーエックス) を口座開設・登録して使うメリット
FTXにアカウント登録できれば、さまざまなメリットで助かる可能性があります。Binanceとの提携などで注目を受けていることもあり、先物取引やアルトコインレバレッジ取引など充実したサービスが見逃せません。
世界最大級の取引所 「Binance (バイナンス) 」 と提携
FTXの提携先のひとつである Binanceは、マルタ島を拠点としており、ユーザー数や上場中の仮想通貨数が世界トップクラスを誇ります。FTXが得意とする先物取引にも積極的です。
Binanceとのノウハウ共有により、FTXは多くのユーザーから注目を受けやすい状況と考えられ、将来性も高いでしょう。今後FTXではBinanceを使っているユーザーを中心に多くの顧客が集まり、取引所が盛況を極める可能性もあります。
世界的な取引所との提携で、FTXは今後さらなるサービスの発展を遂げるかもしれないため、ぜひ押さえておきたいところです。
デリバティブ商品の充実
FTXの取柄は仮想通貨関連のデリバティブ商品が充実しているところです。ビットコインやイーサリアムなどに限らず、原油価格と連動したデリバティブ商品も展開しています。
最近では2020年のアメリカ大統領選挙の結果も先物取引の対象になりました。ドナルド・トランプ米大統領の再選が対象で、実現なら1ドル、そうでなければ0ドルでの取引になります。
以上のようにFTXはデリバティブに関する引き出しが多く、今後の発展にも注目が集まります。
USD建てのレバレッジ取引
FTXは仮想通貨取引所ですが、 ビットコインなどをUSDに変換してからレバレッジ取引にチャレンジできます。USDでレバレッジトークンを買えば、仮想通貨の証拠金なしで信用取引が行えることもポイントです。
レバレッジトークンの価値が上がれば、USDによる利益も増えるので、仮想通貨に戻せばプラスでの運用も期待できます。海外の取引所は仮想通貨しか使えないケースも多いといえますが、FTXではUSDも有効活用できるメリットがあります。
種類の多いアルトコインレバレッジ取引
FTXはレバレッジ取引ができるアルトコインの種類が多いことも魅力です。国内ではビットコインしか信用取引ができないケースも多く、DMMビットコインのような該当例でも人気のある数種類しかレバレッジをかけられません。
一方でFTXならイーサリアムやリップルに限らず、テザーのような米ドルと価値連動する貴重な存在もレバレッジ取引できる利点があります。日本では手に入れられない仮想通貨でまとまった利益を狙えることもFTXのポイントです。
FTXからの出金はとても早く、手数料無料
FTXでは入金だけでなく、出金もスピーディに行えるメリットがあります。出金後の口座反映が早ければ、正しい操作で手続きができたか不安に思ったり、トラブルを疑ったりするケースもあるかもしれません。
しかしFTXのように出金スピードが早ければ、急ぎの用事でも間に合いやすいといえます。入金に限らず出金の手数料が無料であるところも使いやすいポイントといえます。
FTXにしかない値動きの激しいレバレッジトークン
FTXではレバレッジトークンの有効活用により、まとまった利益を狙うことも可能です。ビットコインやイーサリアムによる証拠金を預けなくても、レバレッジトークン自体が証拠金代わりに動いてくれます。
たとえばリップルBULLを買えば、値上がり後でBULLによる利益がリップルの相場上昇の3倍分になります。 プラス分を買い足したり、マイナス分を売り戻したりするレバレッジの自動調整機能もあるので、ロスカットや追加証拠金の心配もありません。
独自トークンFTT
FTXでは独自トークンを開発しており、略称コードは「FTT」です。 FTXトークンの保有量が多いほど、取引字の手数料が安くなります。
FTXが自社開発のトークンを買い戻すルールもあるので、希少価値のキープも期待できます。Binanceでも買えるなど活動範囲が広まっており、単純な投資対象としても将来性が高く、相場上昇に期待をもてるでしょう。
アカウントレベルを1に上げるだけでFTXトークンを買えるので、必要な手続きを済ませてから真っ先に買ってもよさそうです。
仮想通貨取引所FTX (エフティーエックス) 登録後の入金・出金方法
FTXでは手数料無料で仮想通貨の入出金が可能です。日本円が使えない難点はありますが、入金手段として使える仮想通貨は多いといえます。FTXにおける入出金方法を画像を交えつつ紹介します。
入金できる通貨
FTXでは以下の仮想通貨を入金に使えます。
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ビットコイン
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イーサリアム
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ライトコイン
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ビットコインキャッシュ
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テザー
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テザーゴールド
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USDコイン
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バイナンスUSD
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パクソス
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パックスゴールド
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HUSD
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ゴリラ
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FTXトークン
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バイナンスコイン
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ビットマックストークン
メールアドレスで表示されているアカウントボタンから専用メニュー引き出し「ウォレット」を選びましょう。
目当ての仮想通貨の行にある入金ボタンをクリックします。
入金アドレスをコピーし、送金元の取引所やウォレットの所定欄にペーストしましょう。
アドレスが一文字でも間違っていると行方不明になったまま資産を取り戻せないので、初めから最後まで身長にコピー&ペーストを行うことが大切です。
仮想通貨からドルへの変換
ウォレットページの変換ボタンにより、仮想通貨からUSDのように他の種類へのチェンジが可能です。変換希望の数量を指定し、作業を済ませましょう。
FTXのレバレッジトークンはUSDかテザーを払ってでしか買えないので、変換作業も要チェックです。
出金方法
出金ボタンから仮想通貨を別の取引所やウォレットへ送れます。希望数量を入力したら、送金先より取り寄せたアドレスを所定欄に貼りましょう。
手続き時には二段階認証コードが必要なので、スマートフォンの対象アプリを見て、最新の6ケタの数字を入力し、出金ボタンを押します。出金パスワードの入力も求められるので、忘れないようにしましょう。
▶ 『FTXの使い方』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
仮想通貨取引所FTX (エフティーエックス) の手数料
FTXの入出金手数料は無料ですが、レバレッジ取引などの売買では有料です。FTTの保有量や過去の取引実績などに応じて、手数料が安くなるケースもあります。FTXにおける手数料のしくみを、表も交えながら解説します。
手数料
FTXの取引手数料は、過去30日間において売買に使った金額により異なります。取引実績が豊富なほど手数料が安くなるという優遇措置を受けられます。成行注文によるtakerよりも、指値注文によるmakerの方が少ないこともポイントです。
30日間の取引金額 | maker手数料 | taker手数料 |
---|---|---|
0USD | 0.02% | 0.07% |
~300万USD分未満 | 0.02% | 0.05% |
~500万USD分未満 | 0.02% | 0.045% |
~1000万USD分未満 | 0.015% | 0.04% |
~3000万USD分未満 | 0.015% | 0.035% |
~5000万USD分未満 | 0.01% | 0.03% |
~1億USD分未満 | 0.01% | 0.025% |
FTT保有量による手数料割引
FTXが独自開発したトークン「FTT」によっても、保有量が規定以上なら手数料の割引を受けられます。保有中のFTTに対する評価額における割引率を表でまとめました。
FTT保有評価額 | 割引率 |
---|---|
100USD | 3% |
1000USD | 5% |
5000USD | 10% |
1万USD | 15% |
5万USD | 20% |
10万USD | 25% |
20万USD | 30% |
50万USD | 35% |
100万USD | 40% |
250万USD | 50% |
500万USD | 60% |
他取引所との手数料比較
FTXはBinanceとの提携で有名ですが、手数料を比べるとFTXの方がお得に使いやすいといえます。 特に現物取引において、FTXでは取引実績がない状態でもBinanceよりお得です。Binanceとの比較による取引手数料の違いを表で示します。
取引方法 | maker手数料 | taker手数料 |
---|---|---|
FTX初期取引 | 0.02% | 0.07% |
Binance現物 | 0.1% | 0.1% |
Binance先物 | 0.02% | 0.04% |
仮想通貨取引所FTX (エフティーエックス) のトレード・チャート画面の使い方
FTXではトレード画面にあるチャートや注文スペースも見やすく、売買などに必要な操作も分かりやすいことがポイントです。今回の記事の画像を通し、FTXのトレード画面をチェックすれば、注文の場面などを意識しやすくなるでしょう。
チャートの見方や使い方
ホーム画面上部には、FTXが扱う仮想通貨が並んでいます。どれかをクリックすれば現物や先物などの通貨ペアが現れるので、目当てを選ぶとトレード画面に入れます。
トレード画面では上部にチャートがあるので、一目でチェック可能です。 通貨ペアを切り替えたり、ローソク足一本あたりの区切りを意味する時間軸の変更、移動平均線などのインジケーター採用など、ユーザーの好みでカスタマイズできます。
チャートを参考にしながら、下部にある注文スペースで取引内容を決めましょう。
レバレッジの設定
先物などのレバレッジ取引では、事前に倍数を決めることが大切です。初期では10倍ですが、 あとから1~101倍の範囲で設定できます。ただしゲージ式であり、設定可能な倍数は限定的なので、2倍や11倍のような数は入っていません。
レバレッジ取引にまだ慣れていなくて、損失リスクを抑えたいときは1倍も選べます。資産状況や投資への知識などに応じて、適切な倍数を決めましょう。
仮想通貨の買い・売り方
チャートの真下に注文スペースがあります。買いか売りかを決めてから、注文形式を決めましょう。画像では指値注文を希望しているため、対象通貨1枚あたりの希望価格を定めます。
注文通貨だけでなく支払通貨からの数量設定もできるので、「ビットコイン0.015枚分のイーサリアムを買う」という風に指定すれば、もらえるイーサリアムの量を知れます。内容に間違いがなければ取引ボタンを押しましょう。
スマホアプリ
FTXでは専用のスマートフォンアプリもインストールできます。 PC版と変わらない手順でアカウント登録や取引を進められるので便利です。画面もスマホに合わせて見やすくなっており、多くの場面でワンタッチ操作が可能なことから、マイメニューに入れておくとよいでしょう。
仕事や旅行の合間でも仮想通貨の取引や相場チェックができることから、FTXの公式アプリにも注目です。
仮想通貨取引所FTX (エフティーエックス) の口座開設・登録 まとめ
FTXではメールアドレスを登録するだけで取引ができるようになり、10万USD分までの引き出しが可能です。本人確認書類の提出などで引き出し額の拡大や入出金方法の追加も受けられます。
先物取引やレバレッジトークンなど独自のサービスが発達していることから、FTXは今後要注目の取引所でしょう。今回の記事で気になったら、早速FTXにアカウント登録してみてはいかがでしょうか。