この記事のポイント
  • ファンダメンタルズは経済指標のこと
  • ファンダメンタルズを利用すれば利益をあげやすい
  • 国や企業の状態を把握して銘柄を決める

ファンダメンタルズとは、経済成長率や物価指数などといった経済指標のことで、「経済活動の状況を示す基礎的な要因」を指すワードとして使われています。

本記事ではファンダメンタルズについて、その特徴や分析方法など徹底解説します。

ファンダメンタルズを理解して、有利にFXや株式投資を行いましょう。

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ファンダメンタルズとは?

冒頭で記載したとおり、ファンダメンタルズとは「経済指標」のことです。株式投資における株価の場合は、企業の業績や財務状況などを指しています。投資を行う上で非常に重要なワードなので覚えておきましょう。

基本的には経済成長率 (GDP) や失業率や新規雇用者数などの雇用統計などのことをいいます。FXをしたことがある方であれば、雇用統計という言葉を聞いたことがあるでしょう。

為替取引における雇用統計では、非常に激しい値動きを見せることもあります。一種のお祭りとして楽しんでいる投資家も多くいます。

ファンダメンタルズの値動きに上手く乗ることができれば、普段よりも大きな利益を出すことができます。

ファンダメンタルズの特徴

ファンダメンタルズの使われ方

ファンダメンタルズは、投資家の間で「ファンダ」と呼ばれています。ファンダには強い・弱いという言葉を付けて使われることがあり、「ファンダが強い」といわれたら企業や経済の状況が良いという意味になります。

ファンダメンタルズの弱点

雇用統計や国の景気など、最新情報を投資家が入手するまでにはラグがあります。そのため金融商品の値動きが先行して、ファンダメンタルズを上手く利用することが困難となります。

そのためテクニカル分析を行なっている投資家は、値動きが先行するファンダメンタルズは利用しづらいと考えています。そしてファンダメンタルズは、必ずしも値動きがあるというわけではありません。

備えても時間の無駄になる場合も十分にあるという点に注意しましょう

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析について解説します。どちらも投資を行う上で重要な分析方法なので押さえておきましょう。

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは、国の景気や企業の業績状況を元に金融商品の価値を分析する手法です。

例えば為替取引で米ドルを日本円で買っている場合、アメリカの景気が悪化したようなニュースが報道されたとします。

すると米ドルの価格が下がるため、損失を出すことになります。ファンダメンタルズ分析は投資対象に関するニュースなどで、今後どのような値動きをするか分析する手法となっています。

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは過去の価格や出来高などの要素から未来の価格を予測する分析手法です。 取り扱っている銘柄や通貨などの要素を排除して、チャートの動きから将来の価格を推測します

主に、頻繁に売買を行う「デイトレード」や「スキャルピング」のような手法を用いる際に使われる分析になります。

▶ 『テクニカル分析』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、どっちがいいの?

投資対象の金融商品次第ですが、仮想通貨の場合はテクニカル分析が通用しづらいでしょう。仮想通貨でレバレッジをかけた取引をするときは、もちろんテクニカル分析も使えます。

しかし仮想通貨は、取引所の閉鎖やハッキング被害の発生にともなって価格が大きく変動しやすいのです。一般的な金融商品と比べてファンダメンタルズが、相場に織り込まれている場面は多いでしょう。

もちろん両方大事ですが、仮想通貨の場合であれば「ファンダメンタルズ分析の方がいい」といえます

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ファンダメンタルズ分析の重要用語

BPSやPBRなど、投資における用語は横文字やローマ字が多い傾向にあります。ファンダメンタル分析における重要な用語です。それぞれの用語をかんたんに解説するので押さえておきましょう。

BPSとは

Book value Per Shareの略称で、1株あたりの純資産のことを指しています。BPSを求める式は以下のとおりです。BPSが高ければ高いほど純資産の割合が高く、企業の経営が安定していることになります。

BPSの計算方法
BPS=純資産(自己資本)÷発行済株式数

PBRとは

Price Book value Ratioの略称で、株価の純資産倍率のことを指しています。PBRを求める式は以下のとおりです。PBRは株式市場が評価している株価が、純資産の何倍であるかを表す指標となっています。

PBRの計算方法
PBR=株価÷BPS

基本的にPBRが1以下になることはなく、PBRの下限は1であると考えられているのです。

PRB
PBRが1以下株価は割安
PBRが1以上株価は割高

EPSとは

Earnings Per Shareの略称で、1株あたりの利益を指しています。EPSが高ければ高いほど、企業の業績がいいといわれています。そのためEPSが高いことは株価の上昇に繋がっています。EPSを求める式は以下のとおりです。

EPSの計算方法
EPS=純利益÷発行済み株式総数

PERとは

Price Earnings Ratioの略称で、株価収益率を指しています。企業の利益と株価の関係を表しています。PERを求める式は以下のとおりです。PERは低ければ低いほどお買い得であることを表しています。

PERの計算方法
PER=株価÷EPS

財務諸表を用いたファンダメンタルズ分析

財務諸表とは、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書のことを指しています。財務諸表を読むことで企業の安定性が把握できるため、大口投資家もしっかり目を通しています。

貸借対照表

バランスシートとも呼ばれており、財務の健全性や経営の安定性を把握できる決算書のことを指しています。

損益計算書

企業の儲けや儲けを得るコストをまとめた決算書のことを指しています。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書は、3つの企業活動による「お金の流れ」が記載されています。3つのキャッシュフローの組み合わせで企業を分析しているのです。

キャッシュフローの種類
営業キャッシュフロー仕入れや販売によるキャッシュフロー
財務キャッシュフロー借入・返済・配当金支払いによるキャッシュフロー
投資キャッシュフロー固定資産の売買によるキャッシュフロー

四季報を用いたファンダメンタルズ分析

四季報は財務諸表の最も大切な部分がまとめられています。東洋経済の記者による分析を読むことができ、上場企業全社の情報がまとまっているのです。EPSの経年変化や、株主構成を見れば株価の動向がわかります。

まとめ

ファンダメンタルズ分析を用いると価格が先行して変動してしまいます。しかしアメリカの雇用統計などといった、価格変動が大きなファンダメンタルズもあります。上手く利用すれば利益をあげやすくなっています。

特に仮想通貨投資では、取引所の閉鎖やハッキング被害といったファンダメンタルズが、頻繁に報道されているため、テクニカル分析が通用しないことが多くあります。

そのため、仮想通貨投資では 「ファンダメンタル分析」が重要であるということは覚えておきましょう。