この記事のポイント
  • ゴールデンクロスとデッドクロスの特徴を押さえる
  • シグナル発生時の注意事項を確認する
  • 相場の騙しについても確認しておく

本記事では、ゴールデンクロスの特徴やゴールデンクロスとデッドクロスの関係性などについて解説します。

ゴールデンクロスの特徴を押さえて、有利に取引しましょう。

ゴールデンクロスとデッドクロスとは

ゴールデンクロスとデッドクロスの特徴について解説しますが、短期・中期・長期移動平均線は、それぞれ以下の期間に設定されていることを前提であることに注意してください。

時間足は日足チャートとします。

移動平均線設定
短期移動平均線5日
中期移動平均線25日
長期移動平均線75日

ゴールデンクロスとは

ゴールデンクロスとは、 短期・中期・長期の移動平均線を使用して取引するタイミングを決めるシグナルを指しています。主に「買いのタイミング」を表すシグナルとして使用されています。

対象銘柄の価格が底値の状態から上昇トレンドになると、短期移動平均線も上昇し始めます。そして短期移動平均線と長期移動平均線が交差し、短期移動平均線が長期移動平均線よりも上にきた状態がゴールデンクロスです。

デッドクロスとは

デッドクロスも、ゴールデンクロスと同様に、 短期・中期・長期の移動平均線を使用して取引するタイミングを決めるシグナルを指しています。主に「売りタイミング」を表すシグナルとして使用されています。

対象銘柄の価格が最高値の状態から下落トレンドになると、短期移動平均線が下降し始めます。そして短期移動平均線と長期移動平均線が交差し、短期移動平均線が長期移動平均線よりも下にきた状態がデッドクロスです。

ゴールデンクロスと対になるワードなので押さえておきましょう。

ゴールデンクロスの使い方 ~ 押さえておきたい3条件 ~

ではどのように騙しに注意すれば良いのでしょうか。

そのためにはまず以下の、「 正しいゴールデンクロスの3条件」をしっかり覚えましょう。こちらは

その1 移動平均線の下降が起きる

まず1つ目は、一定期間移動平均線が下降していることです。

短い期間しか下降していない場合は、その後価格が復活することがあり、騙しが発生しやすくなっています。

その2 下降した移動平均線のもみ合いが起きる

そして2つ目は、一定期間下降していた移動平均線がもみ合うか上昇していることです。

一定期間下降していた移動平均線が続けて下降している場合は、ゴールデンクロスではありません。

その3 ローソク足が移動平均線の上にくる

最後に3つ目の条件は短期移動平均線が長期移動平均線を上に抜けたときに、ローソク足が移動平均線の上にきた状態になることです。

実はこのローソク足が移動平均線にクロスすることを指して「ゴールデンクロス」と名付けられていますので、ある意味最も大事な条件とも言えるかもしれません。

▶ 『ローソク足』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ゴールデンクロス・デッドクロスを使ったトレードの実践例

ゴールデンクロスは「買い」サイン

ゴールデンクロスがなぜ買いなのか。その答えはトレーダーの真理を考えてみればわかりやすいです。

基本的に価格が下落した際は、売り損なって含み損を出しているトレーダーがたくさんいます。彼らの真理状態ですと、次に価格が上昇するのを心待ちにするのは当然です。

一方価格が下落したので、新たに買いポジションを持ちたい人もたくさん現れますので価格が徐々に上昇してきます。先ほど売り損なったトレーダーたちはそれに耐えかね売りポジションを持ち始めますが、買いポジションを持ちたい人の需要が減少しないので、そのまま価格が上昇し続けます。

以上の過程をゴールデンクロスと呼ぶのです。先述の通り、ゴールデンクロスは価格上昇の合図ですから、もちろん「買い」というわけです。

デッドクロスは「売り」サイン

デッドクロスが売りである理由は、ゴールデンクロスの逆を考えるとわかりやすいです。

デッドクロスの状態では、売りポジションの利益が上がり始めます。そして買いポジションの損益が膨らむので、損切りされて価格が下がりやすくなります。すなわちデッドクロスの時は「売り」となります。

なお、 対象銘柄の価格が急騰し始めてからすぐにゴールデンクロスした場合は、基本的に騙し下げの場合が多いので注意しましょう。

ゴールデンクロス・デッドクロスの注意点

3条件を過信しすぎない

以上の3つが揃えば確実にゴールデンクロスであるか、と問われれば、もちろんそれは違います。 相場とは投資家の真理を強く反映したものですので、時には理論と全く違う動きをすることだってあります。

しかしながら上の3条件を見極めるような観察眼・冷静さを身につければ、騙しに合うリスクも格段に減る、ということもまた事実です。

もみあい時のゴールデンクロスとデッドクロス

買いと売りが均衡し相場がもみ合っている状態では、ゴールデンクロスとデッドクロス時に注意するべきポイントがあります。

ゴールデンクロスは下降トレンドから上昇トレンドに転じるときに有効で、デッドクロスは上昇トレンドが下降トレンドに転じるときに有効です。

そのため相場がもみ合っているときは、ゴールデンクロスやデッドクロスは機能しません。たとえゴールデンクロスやデッドクロスの兆候が見られたとしても、すぐに価格は戻ります。

ゴールデンクロス・デッドクロスとの組み合わせが有効なテクニカル分析

2本の移動平均線

正しいゴールデンクロスを確認するには、2本の移動平均線を使用します。使用する移動平均線の期間は、基本的に「短期5日」「長期が20日か25日」です。

短期移動平均線を5日に設定しておくことで、移動平均線同士のクロスがわかりわすくなります。より細かい値動きでもわかるようにするために、短期移動平均線をより短い期間である5日に設定しています。

まとめ

ゴールデンクロスとデッドクロスの違いについて解説しました。ゴールデンクロスやデッドクロスを利用するときは、基本的に2本の移動平均線を使用します。より細かい値動きを捉えるために、短期移動平均線は5日に設定しましょう。

そして長期移動平均線は、基本的に75日を使用します。一定期間下降し続けて底値を付けたと確認してから、次に発生するゴールデンクロスで買いポジションを保有することをオススメします。

移動平均線同士が交差して上に抜けた後、ローソク足が短期移動平均線を抜けた場合ゴールデンクロスであるといえます。