この記事のポイント
  • イナゴトレードとは、大きく価格が動くボラティリティが高い相場でトレードをすること
  • イナゴトレードはハイリスク・ハイリターン
  • 殿様イナゴを見つけられるかが、キモ

『億り人』など、一攫千金のイメージが強い仮想通貨市場ですが、ビットコインやリップルなど、2017年に大暴騰したことは記憶に新しい方もいるのではないでしょうか?そのような盛り上がりの中で、 『イナゴトレード』という投資方法を好んで狙う投資家(イナゴトレーダー)が、増えています

この記事では、仮想通貨のイナゴトレードについて、概要ややり方などを詳しく解説します。ぜひこの機会に理解を深めてください。

仮想通貨のイナゴとは

稲穂にイナゴが集まるように、魅力的な通貨銘柄に人が群がることを言います。多くの人が群がる結果、価格は高騰します。

将来性のある魅力的な通貨に飛びつき、取引を行う人のことを「イナゴトレーダー」といい、群がったときに価格が高騰したチャートの形を「イナゴタワー」といいます。

イナゴトレーダーとは

投資先の価格の変動を察知し、短期売買で一気に莫大な利益を狙う投資方法を『イナゴトレード』と言います。

『イナゴトレーダー』とは、イナゴトレードを好む投資家のことです。別名『イナゴ投資家』とも呼ばれます。 元々は、株式市場で馴染みの言葉でしたが、仮想通貨の盛り上がりに合わせ、仮想通貨のイナゴトレーダーが多く誕生しました

イナゴトレーダーの由来は、昆虫のイナゴが食べごろに育った稲穂に一斉に群がる様子と似ていることです。価値が高まる投資先 (美味しい稲穂) に、投資家 (イナゴ) が集まる様子をイメージすると理解しやすいでしょう。

イナゴタワーとは

仮想通貨のチャートで、大暴騰した後に大暴落して現れる、タワーのようなチャートを見たことがある方もいるでしょう。あのチャートを「イナゴタワー」といいます。

イナゴタワーは、投資先に集まったイナゴトレーダーによって作られます。イナゴタワーを攻略できるかどうかが、利益を出せるか大損するかどうかの境目です。

▶ 『仮想通貨の高騰理由』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

▶ 『仮想通貨の暴落』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イナゴ焼きとは

イナゴフライヤー イナゴ焼き

相場が値上がりを始めるとイナゴが集まって「イナゴタワー」が形成されます。イナゴタワーの特徴は一気に暴騰したあと急激に暴落することです。暴騰と急落からチャートがタワーのような形になるため、イナゴタワーと呼ばれます。

上昇しているタイミングに乗り遅れなければ利益を出せますが、 タイミングを外すと価格が暴落してしまい大きな損失を出してしまいます。これをイナゴ焼きと呼びます。

仮想通貨のイナゴトレードのメリット

メリット1 短時間で利益が出せる可能性がある

イナゴトレードは、価格が急上昇中の仮想通貨に投資をし、価格が上がりきったタイミングで売る投資方法です。短時間に大きな利益を出せるというメリットがあります。

FXやバイナリーオプションと同様、短期間で利益が出せるかどうかはデイトレーダーの腕にかかっています。

▶ 『仮想通貨のデイトレード』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

メリット2 インフルエンサーを見つければ良質な情報が継続的に得られる

仮想通貨でイナゴタワーが作られる場合は、大きく2つあります。

①仮想通貨にとって明るい情報が公開された場合
(例) 有名サービスで決済可能になったなど。
②インフルエンサーが発言した場合
(例) 有名投資家が「大量購入した」とSNSでつぶやくなど。

これらの情報の多くは、TwitterをはじめとするSNSで得ることができます。 仮想通貨市場に影響を与えることができる人間(殿様イナゴ)を見つければ、格段に利益を出しやすくなるでしょう。インフルエンサーのつぶやきを監視し、「●●の仮想通貨がおすすめ!」といった発言を見たタイミングで購入すれば、イナゴトレードのブームに乗ることができます。

ただし、インフルエンサーの発言を鵜呑みにすることは危険なため、日頃から知識を蓄えておくことが必要です。

メリット3 仮想通貨が下火の時でも利益を出せる

仮想通貨を長期保有して利益を狙う場合、買ったタイミングがすべてです。2018年の初めに起きた『コインチェックのNEM流出問題』などがあれば、価格が暴落し大きな損失になります。

一方で、イナゴトレードは短期売買なので、このような外部要因には影響がされにくい投資方法です。つまり、仮想通貨の現在価格がいくらであっても利益を出すことができることになります。

▶ 『Coincheck (コインチェック) の事件』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

仮想通貨のイナゴトレードのデメリット

デメリット1 初心者には難しい

イナゴトレードは瞬間的に大きく稼げる手法ですが、初心者には難しいと言えます。その理由は2つあります。

  • イナゴタワーの高値がどこになるかの判断が難しいから。
  • インフルエンサー (殿様イナゴ) の発言が正しいかの判断が難しいから。

イナゴトレーダーで稼ぐのは簡単なことではありません。

デメリット2 短時間で大きな損失になるリスクがある

イナゴトレードでは、見切り判断が非常に重要と言えます。 上手くイナゴタワーに乗れたとしても、売買のタイミングを間違えれば大きな損失になります。ましてや、これから成長するイナゴタワーと考えて購入したら、「実は購入時が最高価格だった」ということも考えられます。

大きな損失になるリスクを理解した上で、イナゴトレードに参入するようにしましょう。

▶ 『仮想通貨の大損』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

デメリット3 情報のアンテナを常に張り巡らせなければならない

イナゴトレードは、価格変動が激しい仮想通貨で勝負するため情報戦です。いついかなるタイミングで、イナゴタワーが形成されるかわからないため、チャートやSNSの動向など、情報収集力が成功の鍵になります。

常に情報のアンテナを張り巡らせておき、他の投資家に遅れをとらないようにしましょう

仮想通貨イナゴの種類

仮想通貨イナゴの種類
高速イナゴ下級イナゴ神風イナゴ
共食いイナゴ上級イナゴ煽りイナゴ
反発イナゴ養分イナゴ殿様イナゴ

イナゴには上記のように様々な種類が存在します。以下で詳しく解説します。

高速イナゴ

情報をキャッチすれば、内容を精査することもなく飛びつくイナゴ (投資家) 。

スタートダッシュが早いため、先行者利益を狙える反面、悪質な情報に投資をして損切りで終わることもも少なくありません。また、共食いイナゴに進化することも稀にあります。

共食いイナゴ

上の高速イナゴが進化し、誰よりも早く購入した銘柄を、遅れてきたイナゴに売りつけるイナゴ殺しのイナゴ。

別名ババ抜きイナゴとも呼ばれ、暴騰しているグラフが長続きしない原因の1つです。共食いイナゴになりきれず、養分イナゴになることも少なくありません。

反発イナゴ

上の「共食いイナゴ」の最終進化系。イナゴタワーの最下部でリバウンドを狙うイナゴ。どこまで下がり、どこまで上がるかを予期する能力のあるレベルの高いイナゴ。

下級イナゴ

情報分析能力を備えるも、能力が低いイナゴ。投資の決め手は、「すごそう」「この人が言ってるから」といった曖昧な判断基準で、初動も遅く利益を出せるか運任せです。

共食いイナゴの餌になることもしばしばあります。

上級イナゴ

下級イナゴが進化し、高い情報分析能力を備えたイナゴ。情報を精査できる分、無駄なトレードが少なく、利益を出すことが可能です。

しかし、他のイナゴが食い散らかした後に参入することも多いため、イナゴ心が無くなったイナゴとも言えるでしょう。

養分イナゴ

他のイナゴの養分となるためだけに生まれた悲しいイナゴ。完全に終わった銘柄に参入し、お金をばら撒いて大損します。情報提供者への強い怨恨を持ち、煽りイナゴに進化することも多いです。

神風イナゴ

「養分イナゴ」の最終進化系。イナゴタワーの頂点で非常に大きな買いを入れて、そのあと価格が大幅に下落することが特徴。

煽りイナゴ

養分イナゴの進化系。自分だけでなく他者を巻き込む迷惑なスキルを持ったイナゴ。

買い煽りにつられて購入した、他のイナゴとともに撃沈します。

殿様イナゴ

イナゴ界レジェンドで誰もが目指したいイナゴ最終進化系。多くのイナゴトレーダーから崇拝されており、自分で新たな銘柄を見つけて仕込み、SNS等で叫んでイナゴを集める投資方法を行います。

選んだ銘柄は必ず儲かるため、負け知らずの最強のイナゴと言えます。殿様イナゴの裏には、投資顧問がいることも。

仮想通貨のイナゴ銘柄の見極め方

イナゴ銘柄を見極めるには、大きく2つの手法があります。

信用に値する殿様イナゴを見つける

殿様イナゴの動向を監視する

イナゴ銘柄を探すには、殿様イナゴを見つけ動向を常に監視することが最も近道です。

殿様イナゴは、ブログやSNS等で頻繁に情報発信をしています。その中でも、ツイッターの情報がトレンドなので、殿様イナゴのツイートを見逃さないようにしましょう。

殿様イナゴの探し方・見つけ方

  1. 影響力がある殿様イナゴをツイッターで探します。
  2. 殿様イナゴのツイッターや情報発信媒体をフォローします。
  3. その殿様イナゴを崇拝するイナゴをフォローし、影響力がある第2のイナゴを見つけます。
  4. 第2のイナゴがフォローしているアカウントをチェックする
  5. この手順を繰り返す

このように、ツイッターで情報をたどることで隠れた殿様イナゴや、有益な情報発信源を見つけられる可能性が高まります。努力なくして、イナゴトレードで成功はできないのです。

いなごFlyer (いなごフライヤー) を使う

仮想通貨の場合、ビットコイントレードのイナゴ計測ツールを使うのもオススメです。いなごフライヤーは、ビットコインの注文数を観測し、短時間に大量注文が入るとアラートで知らせてくれます。

常にチャートをチェックしていなくてもブームに気づけるため、イナゴトレーダーにとって大きな助けになるでしょう。

いなごプッシュを使う

いなごプッシュは短時間に発生した大量注文をプッシュ通知してくれるスマホアプリです。買い注文が大量発生すると価格が上昇しやすいため、大量の注文は価格上昇のサインとなるからです。

通知してくれることで価格上昇のサインをいち早く知ることができますので、イナゴトレーダーにとって必須のアプリといえます。対応通貨はビットコインのみで、サポートしている取引所は以下の6つです。

▶ 『仮想通貨のアプリ』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イナゴ銘柄を見極める際の注意点

イナゴトレーダーはイナゴ焼きに遭うことが少なくありません。イナゴ銘柄を見極めるにはどのような点に注意すればよいのでしょうか?ここでは2つの観点から考えてみます。

複数の情報から投資判断を行う

イナゴ銘柄を見極めるときに重要なのは、 複数の情報源をもつことです。仮想通貨投資がメジャーとなった今、仮想通貨の銘柄や価格が上昇する可能性のある材料に関するニュースなどは多くのブロガーやツイッターアカウントから発信されています。ゆえに仮想通貨に関する情報源をもつことは難しいことではありません。

ただし自分の好みの情報を発信する人だけをフォローしていると、情報が偏りやすくなります。たとえばリップル推しの人をたくさんフォローしていれば、リップルに対してバイアスが高くかかり、冷静な目でリップルへの投資を判断することが難しくなります。

ゆえにもしリップル推しの人をフォローするのであれば、アンチリップルの人もフォローすべきです。双方の意見を聞くことで中立的な目で投資銘柄を選ぶことができるでしょう。 フォローする人の属性を、意識してバラバラにすることが大切です

感情に流されない

価格が急騰するチャートを目の前にすると、 緊張して冷静な判断ができなくなることが多くあります

「様子を見よう」と思って注文を行わず、どんどん高値に上昇していくチャートを見ているとエントリーするのさえ怖くなってしまうかもしれません。またいざエントリーしてもタイミングがずれてしまい、価格が急落してイナゴ焼きに遭うかもしれません。

トレードの失敗は誰しもあることですので気に病む必要はありませんが、感情に任せたままトレードしてしまうとなぜトレードが失敗してしまったのかあとから分析することが難しくなってしまいます。

ゆえにトレードするときは感情に流されず、 一定のルールのもとに規則的に注文を行っていったほうがよいでしょう。「この指標が買いサインを出したから注文を出す」というように機械的に注文を行うことで、もしトレードが失敗しても改善点を考えられるはずです。

仮想通貨のイナゴ銘柄を見極める際の注意点

情報判断能力を身に着ける

イナゴトレードは、 鮮度が高く良質な情報をいかにキャッチできるかが鍵になります。多くのイナゴがつぶやいているなら、既に情報鮮度は悪いと考えていいでしょう。

また、見切りのタイミングを間違えると大損することにも注意が必要です。損切りするのも勇気です。自分の中でルールを作り、感情に左右されず数字を見てトレードできる心構えも必要です。

エセ殿様イナゴに騙されないよう、知識をつけ早く情報を精査できるようになりましょう。そして、 これは成長すると思ったら即座に行動、ダメだと思ったら即座に退散する、情報判断能力を身につけましょう

まとめ

イナゴトレードは仮想通貨で利益を出そうとした時、誰しもが経験することです。最初から利益を出せる確率はほとんどなく、「養分イナゴ」として参入するのがほとんどです。

このようなリスクを理解した上で取り組むことが取り返しのつかない損をしないようにする上で大切です。

▶ 『仮想通貨の自動売買』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

▶ 『ビットコイン (Bitcoin/BTC) の今後や2020年の見通し』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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