• 投資では感情的にならず冷静に分析することが重要
  • 投資では失敗から学ぶことが大切
  • 事前に情報収集をして取引に備えることが大切

この記事のポイント
本記事では投資で失敗する人の特徴や著名な投資家や有名企業の失敗、そして投資で失敗しないための方法を解説します。

投資では事前準備が重要になるので、投資を始める前に情報収集しておきましょう。

投資で失敗しないために

投資家の中には「10万円から1億円にした」とか「1日で100万円」稼いだなど、様々な投資成功例があります。成功例を聞いて「よし投資を始めてみよう!」という方も多いことでしょう。

しかし投資では「少しずつ稼いでいたのに、ある日一気に負けた」とか「難しすぎて続けられなかった」など、さまざまな理由で市場から退場してしまう方が後を絶ちません。

投資を始める前に、まずは典型的な投資失敗例や失敗の特徴などについて押さえておきましょう。そして失敗例から、失敗しないための対策方法を学んでおくことがオススメです。

投資で失敗する人の12の特徴

投資で失敗する方には「12の特徴」があります。

明確な目標・理由がない

投資は明確な目標や投資する理由がなければ、自身の投資スタイルを確立することができません。

そして目標とする利益額や、いつまでに稼ぐという時期が定まっていなければ、投資対象の銘柄と投資額を決めることが困難です。

投資では利回りを算出しておく必要があります。例えば「100万円」の資金を投入して1年間で「150万円」にしたい場合、以下のように式で利回りを計算することができます。

利回り 計算式
利回り= (目標設定額-投資資金) ÷投資資金×100

例の場合を上の式に当てはめると (150万-100万) ÷100万x100=50 となります。

つまり例では、値上がり益や配当金などを合計した利回りが「50%」となるように下調べをして、対象となる銘柄を選定する必要があります。

計算した利回りが現実的でない場合は、目標金額を下げるか期間を延ばすかしましょう。資金を増やすことでも解決することができます。

「投資=ギャンブル」と考えている

投資は勝つか負けるといった表現をすることがあります。しかし投資はギャンブルではありません。投資は運に左右される場面も多々ありますが、対象銘柄やリクス管理を必要最低限行うことで多少のリスクは回避できます。

対象銘柄によってリスクが異なるため注意が必要です。そして「投資はギャンブルである」という考え方をしていると、本来想定していた投資の目標や設定金額を守らなかったり、失敗を分析せずにやけになってハイリスクな投資をしてしまうことがあります。

投資は感情的になった投資家から退場していくものです。ワンクリックで注文できる投資でも、しっかり目標や対象銘柄について学ぶことでリスク回避することができます。

「しっかり準備した投資」と「ギャンブル」では、そもそも本質が違うものです。

投資で利益を出すためには、まず投資を知りましょう。

資金管理ができない

投資において最も重要なのが「資金管理」です。投資は資金が多ければ多いほど効率が上がり、目標達成が早くなります。そのため「資金管理」することは最も重要なことであるといえます。

投資に失敗して市場から退場する方のほとんどが、資金管理をすることができない傾向にあります。 無計画に一攫千金を狙って取る必要のないリスクまで取ってしまい、保有しているポジションの損失が膨らんでもなかなか損切りすることができません。

資金管理において重要なことは、「運用資金の2%~3%以上のリスクを取らない」ということです。そうすることで負ける回数が増えても、損失を抑えることができるようになります。

リスク管理ができない

投資ではたとえどんなに凄腕な投資家でも、必ずといえるほどリスクを取っています。しかし必ず取らなくてはいけないリスクでも、リスク管理をしっかりしておくことで必要最低限のリスクに抑えることができるのです。

市場から退場している方のほとんどが、リスク管理をしていないかすることができていません。

実際にリスク管理するにはどのような方法があるのかを解説します。リスク管理する方法は以下のとおりです。

おすすめリスク管理方法
必要以上に投資額を増やさない投資は投資額が多ければ多いほど、取るべきリスクも多くなります。
最大の負けを想定して投資する損失額を決めておくことで、負け続けた場合でも必要以上のリスクを取ることはありません。
投資の対象は分散しておく投資する金融商品によってリスクが異なります。しかし分散投資をしておけば、1つがダメになっても全て失うことはありません。
信用取引は必要最低限にする信用取引は他の取引よりもハイリスクハイリターンなので、運用資金や取引回数を抑えましょう。
根拠のない取引はしないポジションを保有するときに「なぜエントリーしたのか」を具体的に説明できない場合は、負うことになるリスクを把握できていません。

投資のルールが曖昧である

投資で安定して利益を出すためには、投資のスタイルを確立したり投資のルールを決める必要があります。行き当たりばったりな取引を繰り返していると、リクス管理ができていないため投資で失敗しやすいのです。

投資を始める前に以下のポイントに注意して、取引ルールを決めておきましょう。

おすすめ取引ルール
投資額投資に使う資金額を決めておくことで、設定以上のリスクを防ぐことができます。
損切りの基準損切りすることで必要以上の損失を、未然に防ぐことができます。騙し上げや騙し下げに注意しましょう。
利確の基準利確する基準を決めることで、含み損に転じてしまうことを防ぐことができます。
金融商品の保有期間保有する期間を設けることで、投資効率を下げないようにすることができます。
エントリーする基準無駄にポジションを持つことが防げます。

常に大勝ちを狙っている

投資では短期間で大きな利益をあげることができます。しかし大勝ちするには、 綿密な市場分析と厳しい投資ルールを守った上で、さらに運が必要になるのです。

運だけで掴んだ利益はその場で投資を辞めない限り、いずれ失うことになります。

投資では「得られる利益=負うべきリスク」といわれているため、大勝ちを狙いにいくと想定しているよりもリスクを背負うことになります。

他人任せで取引をしている

例えばTwitterで勝ち続けている方がいたとします。その方がTwitterでエントリー報告をするたびに勝っていた場合、多くの方がミラートレードを試みるものです。しかし人間なので100%勝てるということはありません。

そのため自分の意図していないところでリスクを負うことになります。投資家にはそれぞれの運用資金があり取引環境があります。

特に損切りするタイミングは投資家のメンタルが大きく反映されるので、他人のポジションでは冷静に取引することができないでしょう。

いつの間にか大きな損失を抱えている事態に陥っていたこともあります。

自分に適した投資スタイルを選べていない

投資家にはそれぞれの投資スタイルがあります。しかし投資スタイルには向き不向きがあるため、間違った投資スタイルを選択すると投資だけでなく私生活にまで影響を及ぼします。

自分のライフスタイルや性格を分析して、スイングトレードやデイトレードなどを選択しましょう。

スイングトレードデイトレードについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。


▼ こちらでは仮想通貨のデイトレードについても解説しています。

情報収集・勉強を疎かにしている

投資で勝つことができる方は、情報収集や勉強にかける時間を惜しみません。しっかり以上を分析していれば根拠のあるポジションを保有することができます。根拠を持ってポジションを保有するれば、冷静に利確・損切りすることができるようになるのです。

情報収集や勉強の手段には3パターンあります。

インターネットを活用する

インターネットを利用することで、様々な情報を一気に入手することができます。情報量が多く取捨選択は大変なので、ファイナンス情報や検索機能などを活用しましょう。

新聞や書籍を読む

インターネットだけでなく、新聞や書籍からも情報収集することができます。新聞や書籍ではインターネットに落ちていないような内容も掲載されていることがあるので、ぜひ読んでみましょう。

デモトレードを活用する

デモトレードを活用することで、実際の資金を投資しなくてもトレードの練習をすることができます。初心者の方はデモトレードを活用してトレードに慣れましょう。

情報を信用しすぎている

インターネットの場合は、特に情報源や期限に気をつける必要があります。出版されているほんであれば何度か人が目を通して情報の整合性を確認しているものです。しかしインターネットは不特定多数の人間が情報を発信することができます。

欲や焦りで行動をする

「まだまだ利益が伸びる」と思ったり「早く損切りしないと損失が膨らむ」と思うことで、欲や焦りが生じてしまいます。そして冷静に取引することができなくなり、損をしてしまうこともあるでしょう。

リスクを分散できていない

リスクを分散できていなければ分散投資のメリットがないので、国・業種・時期などに注目して銘柄を選びましょう。

世界の投資の失敗例ワースト3とその教訓

インターネットではあまり失敗例を載せている方はいません。しかし著名な投資家や企業であれば、失敗例が語られていることもあります。本項目では投資家・起業家・企業の投資失敗例を解説します。

ウォーレン・バフェット

投資家の方であれば、ウォーレン・バフェット氏の名前を知らない方はいないでしょう。「私の好きな保有期間は永遠だ」という言葉で、長期投資家であることも知られています。

そんなウォーレン・バフェット氏は原油価格が右肩上がりだった2008年に、石油採掘・精製会社の株に70億ドル投資しました。

しかし2009年に保有していた株の価格が暴落し、26億ドル相当の損失を抱えて損切りします。 高掴みをして失敗した世界的な例となりました。

しかしウォーレン・バフェット氏は取り乱すことなく、この後冷静に分析しています。自身の失敗を認めることで失敗を次に活かしました。

ウォルトディズニー

ウォルトディズニー氏といえばディズニーランドだけでなく、大手のメディアABCやESPNなどの報道会社も傘下に置く企業を運営している社長として有名です。ウォルトディズニー氏も歴史に残る大きな失敗をしました。

1999年Yahoo!に対抗するべく、infoseekと呼ばれるポータルサイトを買収します。infoseekを支えていたのは、「内部の人材」と「ネームバリュー」でした。

しかし買収後、技術面で支えていたスタッフの大半が辞め、名前も変更していたためネームバリューが損なわれていたのです。

こうしてウォルトディズニー氏は約18億ドルの損失を出してしまいました。ウォルトディズニー氏の失敗から学べることは、「無形資産に投資することの危険性」です。お金をかければinfoseekそのものを利用できると考えていたウォルトディズニー氏でしたが、手に入れられたのは外側だけでした。

東芝

日本人の方であれば誰でも知っている企業「東芝」です。ニュースをみている方ならご存知かと思いますが、東芝は経営破綻寸前です。東芝が破産する寸前まで追い込まれた理由には、2011年3月11日に発生した東日本大震災が関係していました。

東芝は2006年に、イギリスの核燃料会社から「ウェスティングハウス」という会社を買収していました。ウェスティングハウスはアメリカがで原子力発電所を建設していたのですが、 東日本大震災により原発の安全基準規制が強化され、建設費が予定よりも増えてしまったのです。

ウェスティングハウスは増えた建設費を負担しきれずに、東芝が負担することとなります。しかし東芝も負担しきれなくなり経営破綻寸前になりました。原発にかかる費用はアメリカの場合電気会社が負担してくれないため、東芝はある程度リスクを想定することができたはずでした。

しかし今回のようなリスクを想定していなかったため、東芝は大損することになりました。

投資で失敗しないために押さえておくべきポイント

余剰資金で投資を始める

余剰資金で投資を始めることで、万が一全額を失っても私生活にまで影響を及ぼしません。ある程度の損失であれば冷静に損切りすることもできるでしょう。

分散投資をする

投資には「卵を一つのカゴに盛るな」という言葉があります。卵をいくつかのカゴに分散して保管しておけば、カゴを1つ落としても他のカゴにある卵は割れません。投資でも同じように1つの銘柄だけでなく、複数の銘柄に分散して投資しましょう。

投資するタイミングをずらしてみる

投資するタイミングをずらすことで高掴みするリスクを減らすことができます。ドルコスト平均法と呼ばれる投資法があり、高い時に少なく買い安い時に多く買うという投資方法です。高値や安値で投資するリスクを下げて、平均価格での投資が実現されます。

きちんと準備をする

投資を開始する前に、スムーズに投資することができるパソコンなどの環境を整えましょう。次に自分の投資スタイルにあったブローカーで口座開設し、銘柄の情報を集めます。そして運用資金を管理して、日々の投資に臨みましょう。

情報・人の話を脚色しない

インターネットでは不特定多数の人間が、様々な目的で書き込みをしています。そのため情報や話を脚色すると、事実のみを情報収集することができません。

投資記録を作成する

投資記録を作成することで、これまでの投資を振り返って自分の投資を分析することができます。自身の投資スキルを向上させるためには必要なことなので、投資記録を作成してみましょう。

まとめ

投資では、たとえどんな凄腕投資家でも失敗することはあります。 しかしその後の行動が重要で、どれだけ冷静に分析して次の取引に繋げられるかがポイントです。

投資は感情的になった投資家から退場していくようになっています。負けを取り返そうと薄い根拠でポジションを持ってしまったり、損切りラインが曖昧で含み益だけが大きくなって切るに切れなくなったりもするでしょう。

ポジションを持つことはカンタンですが、投資で利益をあげることはカンタンではありません。投資を始める前に十分な準備をして投資に臨みましょう。