国内における無登録業者(海外暗号資産取引所)は、日本居住者に対して口座開設すること又は日本語で当該無登録業者が口座開設の勧誘をすることは法律で禁止されています。そのため暗号資産(仮想通貨)の取引をされる際にはこの点に関して充分ご注意ください。また当サイトに掲載している海外取引所へのリンクはあくまで読者の皆様に情報をお伝えするものであり、海外取引所への勧誘を目的としたものではありません。当サイトといたしましては、まずは国内暗号資産(仮想通貨)取引所へのご登録を推奨しております。
(引用)情報通信技術の進展に伴う金融取引の多様化に対応するための資金決済に関する法律等の一部を改正する法律 (平成31年3月15日提出、令和元年5月31日成立)
https://www.fsa.go.jp/common/diet/198/index.html
- Kraken (クラーケン) は数少ない日本語対応の海外仮想通貨取引所
- Kraken (クラーケン) を利用する4つのメリットを解説します
- Kraken (クラーケン) を利用する3つのデメリットを解説します
海外の仮想通貨取引所Krakenが話題になっています。Krakenは2014年に日本にも進出していますが、その実態がよく分かっていない人も多いでしょう。
本記事ではKrakenについて手数料や取扱仮想通貨数、日本語対応の有無などの特徴を解説します。
これに加えてKrakenを利用するメリットやデメリット、実際に使った人の口コミなどを通してKrakenの中身について検証していきます。
Kraken (クラーケン) とは
Krakenはアメリカのカリフォルニア州サンフランシスコで2011年7月28日に創設された仮想通貨取引所。現在の代表取締役はJesse Powell氏です。
2014年には日本へ進出しており、日本語や日本円にも対応しています。しかし国内での知名度はまだまだ低いようで、Krakenに関する情報も他の海外取引所と比べるとそこまで多くありません。
2014年2月にはマウントゴックスが仮想通貨の流出事件の影響により経営破綻を余儀なくされましたが、11月にKrakenが破産手続きの支援を表明したことで話題もになっています。
取扱仮想通貨はビットコインはもちろん、仮想通貨同士のペアやドルの利用を条件に取引できる分も含めると、アルトコインは18種類にわたって売買可能です。もちろんこのなかには、日本では珍しいといわれる仮想通貨もあり、同分野の視野を広めるのにも役立ちます。
以下に、Krakenに関する情報を表にまとめました。
取引手数料 | 0~0.16% (指値取引) 、0.1~0.26% (成功取引) |
送金手数料 | 0.0005BTC または300円 |
取扱仮想通貨数 | 19種類 |
日本語対応 | ○ |
スマートフォン対応 | iPhoneのみ |
レバレッジ | 1.5~3倍 (0.5倍刻み) |
取引ルール | 35~40%の強制ロスカットあり |
取引方法 | 指値注文、成行注文、レバレッジ |
最低取引単位 | 0.01BTC |
セキュリティ | コールドウォレット対応 |
Kraken (クラーケン) のメリット
Krakenのメリットは主に4つあります。
取引手数料が安い
Krakenでかかる取引手数料は安いと評判です。特にアルトコインの取引にかかる手数料が安く、国内の人気取引所と比べてもお得なレベルです。
Krakenは、買値と売値の差を意味するスプレッドの低さにも定評があります。仮想通貨のユーザーによっては、買値と売値の差を意味するスプレッドの開きを気にします。1つの取引所のなかで、仮想通貨を売る場合よりも余分に高く買ってしまうと損になりやすいですが、Krakenはそうしたユーザーの悩みも解消しています。
またKrakenには、取引回数が多ければ多いほど手数料や安くなるシステムも設けられており、長く使うほど利用しやすくなります。
手数料やスプレッドが低ければ、仮想通貨初心者でも余計な出費を気にすることなく取引ができます。
取扱通貨が多い
取扱通貨が多いこともKrakenの強みです。前述の通り、現在取り扱っているのは19種類ですが、これは国内で人気のある仮想通貨取引所と比べても多いです。
Krakenを訪れれば、ビットコインやイーサリアム、リップルのような知名度の高い仮想通貨に限らず、ジーキャッシュ、イコノミ、クアンタムなど日本ではなかなか見られないレア仮想通貨にも巡り会うことができます。
前述の通り手数料やスプレッドが低いため、珍しい通貨も他の海外取引所より気軽に手に入れられることは多くのユーザーにとって嬉しいメリットでしょう。
日本円での入金にも対応
Krakenは海外のなかで数少ない日本円対応の取引所です。
日本円に対応していない場合は国内の取引所に口座を開設し、仮想通貨を購入したのちにそれを海外の取引所へ送金しなければ仮想通貨の取引ができません。目当ての海外の取引所と国内の取引所行ったり来たりしなければいけないため、ユーザーにとっては余計な手間のかかる作業です。しかしKrakenならそれを気にする必要がありません。
スマホにも対応
Krakenはスマートフォンからでもアクセス可能です。ただし条件があり、iPhoneのみです。Androidには対応していないので注意しましょう。
iPhoneを持っていれば、自宅に限らず仕事や旅行の最中にも仮想通貨の売買を行ったり、値動きに注目したりできます。
お出かけ中に仮想通貨が大幅な値動きを見せているケースもあるので、iPhoneがあればすぐに対応することも可能です。
Kraken (クラーケン) のデメリット
Krakenのデメリットは主に3つが挙げられます。
サーバーが弱い
かねてからKrakenのユーザーよりサーバーの弱さが指摘されています。例えば、日本円を口座に入金した際、成立までに数日かかるケースがあります。
仮想通貨の値動きは秒単位であるため、取引に利用する日本円が口座に反映されるまで時間がかかると、その間に目当ての仮想通貨が値上がりしてしまう場合もあります。
加えて別の画面に移行する際、「520エラー」がよく出ます。時間をおいてアクセスし直さなければいけないので、面倒と感じるユーザーもいます。
流動性が低い
Krakenは流動性が低いと言われています。流動性とは、取引所内での仮想通貨の売買が行われる頻度を表しており、数が多いほど通貨の価値が高いです。
流動性が低いとユーザーが仮想通貨の買いや売り注文を出しても、それに応じてくれる人が現れにくく、注文自体がずっと放置されてしまう可能性もあります。すなわち狙った時間帯での売買や投資戦略が組みづらくなります。
取引用の板・チャートがない
Krakenには取引用の板やチャートがありません。取引用の板とは注文スペースのあるページに伴う値段を指定された形での注文リストで、買いと売りに分かれています。しかしKrakenでは板がないので、値段を指定した注文のときに誰がいくらで買いや売り注文を出しているか参考にできず相場が読めません。
またKrakenにはチャートが存在しないため、取引所における仮想通貨の値動きを知ることができません。ユーザーが知ることができるのは、アクセスした地点での仮想通貨の値段だけです。Krakenのページを見ているだけでは、その値段が上昇中のものか下降中のものか判断できません。
Kraken (クラーケン) の評判・口コミ
Krakenを仮想通貨の投資先として選ぶにふさわしいか判断するために、評判や口コミを参考にするユーザーは多いです。以下に同取引所の評判や口コミの例を紹介します。
良い評判・口コミ
Krakenは
-
取引可能な仮想通貨の多さ
-
手数料の安さ、徹底されたセキュリティ
-
iPhoneが利用できる利便性
-
レバレッジ取引の存在
などが評価されています。
Krakenが扱う仮想通貨の多さは、日本では珍しいものも含まれるほどです。草コインマニアや他の人と差別化した投資戦略を組んでいる人には向いていると考えられます。
ビットコインは取引だけではなく、店舗での決済などにも利用されるためそれを手数料なしで手に入れられることもKrakenがユーザーに愛される要因でしょう。
Krakenはセキュリティ対策の徹底ぶりでも評価されています。
セキュリティが徹底されていること、iPhoneが利用できる便利さやレバレッジ取引の採用も利点として挙げられています。通常、取引所に設けられたセキュリティは2段階認証という形で有効になります。Krakenの場合は2段階認証に加え、グローバル設定ロック機能としてユーザー情報のハッキングも阻止しています。
Krakenは実際にこれまで一度もサイバー攻撃を受けたことがないことを公表し、安全性をアピールしてユーザーを安心させています。
他にもiPhoneがあることで外出中もKrakenにアクセスできる、レバレッジ取引で一攫千金のチャンスもうかがえるなど、様々なタイプの仮想通貨ユーザーに対応していることが高評価の要因となっています。
以下が良い口コミの例です。
仮想通貨取引所セキュリティランキング?
1位は #Kraken ?
反対にリスクのある取引所は…#OKEx #Huobi#コインチェック もランクイン?https://t.co/IbfgKvQOrN
— RYU@暗号資産保有 (@crypto1news) November 8, 2018
良い子のみんな、今のところ安全な取引所はKrakenかbitflyerぐらいだと思っておいたほうがいいよ。
— らぷとる🐾🌹お金の仕組みがわかる女子 (@Raptority) December 6, 2017
悪い評判・口コミ
Krakenに批判的な意見として、
-
日本円に対応している仮想通貨がビットコインとイーサリアムだけである
-
トレード用チャートがないためレバレッジ取引がしづらい
-
取引手数料が高い、スマホアプリが見にくい
-
サーバーが弱い
などが挙げられています。
Krakenは日本円対応している数少ない海外仮想通貨取引所でありますが、日本円で買えるのがビットコインとイーサリアムだけです。つまり、他の仮想通貨を買うには、円以外の法定通貨か仮想通貨が必要になります。これに関する不便性を訴える人がいます。
前述のデメリットのひとつであるトレード用チャートの不在も酷評されています。レバレッジ取引だけでなく、通常の取引でも判断の目安となる材料が他の取引所よりも限られています。これもKrakenが優しくないとユーザーが感じてしまう原因となっています。
取引手数料が高いという口コミは、おそらくKrakenでの取引経験が多くなるほど手数料が安くなるシステムなので、初心者には使いづらいという印象からでしょう。
スマホアプリが見にくいこともユーザーに不便な印象を与えやすいようです。確かにKrakenのスマホアプリは、各項目の配置がどこかスマートさに欠けているようにも見えます。他の取引所を見ているために、ビジュアル面で物足りないと考えられている可能性も考えられます。
サーバーの弱さはインターネットサイトとしての根本的な問題であり、それに悩まされるユーザーもいるようです。
以下がKrakenにおける良くない口コミの例です。
Krakenはいつまで経ってもGet Verifiedって認証のところをクリックしても、 Feature Disabledとかなって何もできない状態。認証完了しないと送金すらできないのに、どうするんだろこれ。そしてGDAXはそもそも日本はダメのようだしなー。#kraken
— 橘@studioR(MT4ツール開発中) (@studioR_me) January 6, 2018
#クラーケン が不安定すぎてつらい。Error 520 Web server is returning an unknown error 出まくる。F5で更新するとつながるけど。あと、本人確認めんどくさい。 #Kraken
— ぱぱぎーく@クラウドマイニング1000万円投資 (@PapageekJp) December 10, 2017
Kraken見たら相変わらずの過疎っぷりだった。ETH扱ってたから最初に使ってた取引所だったけど、何とも見にくいのと板が薄いのはどうしようもないよなぁ。
多国通貨扱うのは良いところなんだろうけど、それがユーザー個人に対して長所なのかというとそうでもないのかな。
— トリナ(bit鳥ner) (@1abtabt) July 16, 2016
まとめ
Krakenは海外の仮想通貨取引所の中では数少ない日本円対応となっています。手数料が他の取引所よりも安い、取り扱う通貨が多いなどのメリットを持つ反面、サーバーが弱い、板やチャートの不在など、取引所としては不利なデメリットも存在します。
その影響もあり、Krakenに対する評価も二分している状態です。本記事を参考に、krakenを利用してみたい方はこちらでご登録できます。
▼ Kraken (クラーケン) についてもっと詳しく知りたい方はこちらのコンテンツもご覧ください。
Kraken (クラーケン) が一概に悪徳業者と断定はできませんが、日本人にも人気の海外業者の中には詐欺まがいの行為を行なっている業者が紛れていることも事実です。また暗号資産(仮想通貨)交換業として登録していない取引所が日本でサービスを行うことは法律で固く禁じられています。海外暗号資産(仮想通貨)取引所の多くは、日本国内での法律に違反していることが多いため、被害に遭って大きな損害を受けてしまう恐れもあります。当サイトとしては万が一のリスクに備え、安全な国内業者を利用されることを強くおすすめいたします。
これから取引を始めたい方には、安全な国内暗号資産(仮想通貨)取引所であるCoincheckがおすすめです。 いつでもどこでもかんたんに暗号資産を取引できるスマホアプリが魅力的で、国内暗号資産(仮想通貨)取引アプリダウンロード数No.1の実績を誇っています。(対象期間:2018年1月~2019年12月)
また2018年4月マネックスグループ株式会社の完全子会社傘下に入り、経営体制・内部管理体制などの抜本的な改革を実行。万全のセキュリティ体制で初心者でも安心してはじめられますので、暗号資産の購入を検討している方はぜひ登録してみてください。