この記事のポイント
  • MetaMaskはイーサリアム系トークンのウォレット
  • ブラウザ拡張機能で使えるMetaMaskは手軽
  • EtherDeltaの使用にはMetaMaskが必須

トークンの保管体制が重要視されている仮想通貨。ウォレットの活用がトークン保管には有効で、MetaMaskというウォレットを耳にしたことがある人も多いでしょう。
しかし、MetaMaskが有するメリットやデメリット、MetaMaskの活用方法に関して熟知している人はまだ一部のトークンホルダーに限定されているのが現状です。

MetaMask (メタマスク) とは?

MetaMaskは、ブラウザの拡張機能により使用可能となるWebウォレットとなっています。イーサリアムやERC20準拠のイーサリアム系のトークンの保管が可能で、イーサリアム系トークンの保管の代表的なウォレットの1つであるMyEtherWalletとの連携ができるウォレットでもあります。

MyEtherWalletでは秘密鍵が必要となりますが、連携させるとMetaMaskでのログインが可能となるため、秘密鍵の使用機会が減り秘密鍵の流出のリスクを多少軽減できます。また、分散型取引所の利用の際にもMetaMaskでログイン可能で、MetaMaskで取引ができるようになっています。

▶ 『MyEtherWallet (マイイーサウォレット )』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

MetaMask (メタマスク) のメリット

MetaMaskは、イーサリアム及びERC20準拠のトークンを保管するウォレットです。使用するメリットは多くあり、トークンを取引所よりも安全に保管するだけでなく、他のウォレットよりも手軽にトークンの保管が可能です。

イーサリアム系のトークンを手軽に一元的に管理することができるため、多くのトークンホルダーに支持されています。

▶ 『ERC20のトークン』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

メリット1 手軽に使える

MetaMaskを使用する大きなメリットの1つは、使用の手軽さにあります。MetaMaskでは、GoogleChromeの拡張機能やFirefoxのアドオンでも利用可能なので、アプリをインストールしたりソフトウェアを使える状態に解凍するなどの手順を踏む必要がありません。
よって、対応しているブラウザを所持している人は誰でも簡単に使用できます。

メリット2 取引所EtherDelta (イーサデルタ) を使う時には必須のウォレット

MetaMaskは、EtherDeltaという分散型取引所の利用の際に必須のウォレットとなっています。昨今、取引所のセキュリティ管理の甘さが露呈する事件が相次いでいるため、既存の中央集権的な取引所よりも非中央集権的な分散型取引所が人気となっています。

EtherDeltaは、イーサリアムのDAppsを利用した中央管理者のいない分散型取引所で、分散型である特性によりICO直後のトークンや取引所未上場のトークンを扱うことが可能です。
EtherDeltaでは取引の際にMetaMaskの認証が必要になるため、EtherDelta使用時にはMetaMaskが必須という訳です。

メリット3 複数のアドレスを簡単に作成できる

MetaMaskでは、複数のアドレスをカンタンに作成することできます。MetaMaskはアカウントを複数追加することができるので、アカウントごとに異なるイーサリアムのアドレスを使用可能です。

よって、使用用途を分けてイーサリアムのアドレスを複数作成することができます。アカウント追加の手順は、「作成」を選択しアカウント名を入力するだけなので簡単です。

メリット4 ICOに参加可能

MetaMaskでは、MetaMaskからICOに参加できます。ICOはイーサリアムを利用して発行されているトークンが多く、そういったICOへの参加の場合、ERC20などのトークンを送金できるウォレットが必須となります。よって、取引所から直接送金することができず、ウォレットを使って送金しなければならないケースが大半です。

こうした現状を考慮した時に、MetaMaskはイーサリアム系のトークンを保管できるウォレットであるので、MetaMaskから直接ICOにアクセスでき、ERC20準拠のICOトークンはMetaMaskで管理が可能となるので、利便性は高いといえます。

MetaMask (メタマスク) のデメリット

MetaMaskは使用するメリットが多くのユーザーに支持されていますが、デメリットも存在します。

デメリット1 操作に慣れるまで使いづらい

MetaMaskは、デザインがわかりやすいので慣れたら非常に使いやすいウォレットです。しかし、デバイスの操作に慣れていない人は慣れるまでに時間がかかることが予想されます。

デメリット2 ホットウォレットなのでセキュリティリスクは高い

MetaMaskの大きなデメリットは、ホットウォレットである点です。ホットウォレットとは、オンライン上で常に管理しているウォレットのことで、オフライン上で管理するコールドウォレットの対極の扱いです。
常にオンラインなので、ハッキング被害のリスクが常にある状態とななります。手軽なアクセスと利用ができる反面、セキュリティリスクは高いといえます。

▶ 『ホットウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

デメリット3 対応しているデバイスが限られている

MetaMaskは、ブラウザの拡張機能で利用できる手軽さがメリットでしたが、対応しているデバイスに限りがあります。対応しているのは、Chrome、Firefox、Operaの3つとなっています。
自身が使用しているデバイスでMetaMaskを利用する場合は、Chrome、Firefox、Operaのいずれかである確認をする必要があります。

MetaMask (メタマスク) のウォレット作成方法

MetaMask (メタマスク) 

MetaMaskはGoogle Chromeの拡張機能です。「MetaMask」と検索してchromeウェブストアにアクセスしましょう。そしてインストールボタンをクリックしてください。「拡張機能」を追加するを選択しましょう。

MetaMask (メタマスク) 

インストールが完了したら、狐のマークをクリックしてください。

MetaMask (メタマスク) 

新しいタブで画面が開くので、「GET STARTED」をクリックしてください。
MetaMask (メタマスク) 

画面が切り替わったら、「CREATE A WALLET」をクリックします。

MetaMask (メタマスク) 

I AGREE」をクリックして、ウォレット作成画面に移動しましょう。

MetaMask (メタマスク) 

①「ウォレットのパスワード」を入力して設定します。

②同じパスワードを入力しましょう。

③同意をクリックして、④作成ボタンをクリックすればウォレットの作成は完了します。

MetaMask (メタマスク) 

①クリックしてウォレット復元のワードを表示してください。そして万が一に備えて復元ワードを保管しておきましょう。

②「次へ」をクリックして手続きを進めます。

MetaMask (メタマスク) 

①先ほど記載した復元ワードを順番にクリックしましょう。

②確認をクリックして次に進みます。

MetaMask (メタマスク) 

ALL DONE」をクリックすればウォレットの作成は完全に完了します。

MetaMask (メタマスク) の送金方法

MetaMaskを作成したら

①設定したパスワードを入力してください。

次に②「ログイン」をクリックしましょう。

MetaMask (メタマスク) 送金

ログインしたら「送信」をクリックしてください。

MetaMask (メタマスク) 送金

仮想通貨の送金画面に移動します。①送金するアカウントを選択しましょう。

②「送金先の入金アドレス」を入力してください。

③「送金する合計額」を入力します。

④「送金手数料」を設定してください。

⑤「次へ」をクリックして送金手続きを進めましょう。送金内容に間違いがなければ、確認をクリックします。

MetaMask (メタマスク) にERC20トークンを追加する方法

MetaMask (メタマスク) トークン

MetaMaskはイーサリアムをベースにしたトークンである、イーサトークンを追加することができます。まず「トークンを追加」をクリックしてください。

MetaMask (メタマスク) トークン

トークン追加画面が表示されたら、①「通貨名」を入力しましょう。

②「追加する通貨」をクリックしてください。

③次へをクリックします。

MetaMask (メタマスク) トークン

①「追加する通貨」をクリックして、②「トークンを追加」をクリックしましょう。

MetaMask (メタマスク) トークン

追加されたトークンが正しく追加されているか確認しましょう。

検索しても出ないカスタムトークンの追加方法

MetaMask (メタマスク) トークン
MetaMaskでは検索しても、一覧に表示されないトークンがあります。トークン名が表示されない場合の対処方法を解説します。

まずは「イーサスキャン」を検索して、追加するトークンを検索しましょう。

①「トークン名」を検索します。

②「トークンのシンボル」を確認して、③コントラクトアドレスも確認しましょう。

最後に④小数点桁数を確認したら、MetaMaskにログインします。

MetaMask (メタマスク) トークン

MetaMaskにアクセスしたら「トークンを追加」をクリックしましょう。

カスタムトークン」を選択したら、①「コントラクトアドレス」を入力します。

次に②トークンシンボルを入力して、③小数点桁数を入力しましょう。

すべての入力が完了したら④次へを選択してください。これでトークンの追加が完了します。

MetaMask (メタマスク) の復元方法

MetaMask (メタマスク) 復元

MetaMaskの復元方法を解説します。まずはMetaMaskをインストールして、ログイン画面に移動しましょう。そして「Import using account seed phrase」をクリックしてください。

MetaMask (メタマスク) 復元

①「復元コード12個」を入力して、②新しく設定するパスワードを入力します。

③再度入力したパスワードを入力しましょう。

④「RESTORE」をクリックして復元完了です。

MetaMask (メタマスク) に別のウォレットをインポートする方法

MetaMask (メタマスク)インポート

MetaMaskのウォレットアカウントに、別のウォレットをインポートする手順について解説します。インポートすると管理が楽になるので、インポートしておきましょう。

①「アイコン」をクリックして、②「アカウントのインポート」をクリックしてください。

MetaMask (メタマスク)インポート

①クリックしてキーの種類を選択して、②一覧からキーを選択しましょう。

③秘密鍵をペースとして、④「追加」をクリックすれば完了です。

インポートした別のウォレットを削除する方法

MetaMask (メタマスク) 削除
MetaMaskのウォレットにアクセスしたら、①「アイコン」をクリックして②「x」をクリックしましょう。

これでインポートした別のウォレットを削除することができます。

MetaMask (メタマスク) への入金方法

MetaMaskへの入金方法は非常に簡単です。まずは、MyEtherWalletのトークンの送出でMetaMaskにチェックを入れます。

その後、数量や宛先アドレスを入力し、「トランザクションを作成」を選択します。

トークンが入金されたらMetaMaskで受取確認をして完了です。

MetaMask (メタマスク) のその他の機能

MetaMaskには他にも機能があるので、カンタンに解説します。

新規アカウント追加する

MetaMask (メタマスク) 

MetaMaskのウォレットアカウントを追加するには①「アイコン」をクリックしましょう。

②アカウント作成をクリックして、アカウントを作成してください。

アカウント名を変更する

MetaMask (メタマスク) 

①「詳細」をクリックして、②「鉛筆マーク」をクリックすると名前を変更することができます。

名前を変更することで、アカウントを追加したときに使い分けやすくなるのでオススメです。

4つのネットワークについて

MetaMask (メタマスク) 

MetaMaskは4つのネットワークを選択することができます。

①クリックしてネットワーク選択画面を開きましょう。

②ネットワークを選択してクリックしてください。

ネットワークの特徴は以下のとおりです。

ネットワーク種類一覧
Main Ethereum Network通常使用するネットワークです。
それ以外のネットワークテスト用のネットワークです。開発者が正常にアプリケーションが動作するかを試します。dappsのベータテストで使うこともあります。

まとめ

MetaMask (メタマスク) は、イーサリアム系のトークンを管理するのに非常に便利です。ICOに積極的に参加をしていく予定がある場合や、イーサリアム系トークンを用途別で手軽に管理したい人にはおすすめのウォレットの1つです。利用時には、ホットウォレットが有するデメリットを考慮した上での使用が必要です。

▶ 『仮想通貨のウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。