この記事のポイント
  • マイニングとは総当たり方式でブロックハッシュを求める計算を行うこと
  • マイニング機器は、14万円程度で購入できる
  • ビットコインのマイニングに参加しても、報酬を得るのは難しい

この記事では、マイニングマシンについての概要と、利用した時の収益性について解説します。この記事を読むと、マイニングの仕組みが分かり、どのような通貨を選んだら利益が出るかわかります。

マイニング機器とはどんなものか

マイニング機器のイメージは、上記の写真のようなものです。

主に、CPU・GPU・ASICの3種類の計算処理装置のいずれかを搭載したコンピュータで計算を行うことで、マイニングを行えます。上記の写真は、GPUという計算処理装置を使ってマイニングを行っている写真です。

マイニングの名前の由来

マイニングのプロセスが「鉱山から鉱夫が金を掘る(マイニングする)」ことと似ているため、名前がマイニングとなりました。

マイニングは、ブロックを生成した報酬として、コンピュータが新しく発行されたコインを獲得することを言います。

マイニング報酬の仕組み

先ほど、マイニングとは新しいブロックを生成してその報酬として新しいコインを獲得することと述べました。

では、新しいブロックを生成するとは、具体的にどういう状態にするということでしょうか?

新しいブロックを生成するということは、関数を使って求められる「ブロックハッシュ」という英数字の羅列をブロックの中に挿入することです。「ブロックハッシュ」には1つ前のブロックの情報が含まれているため、ブロック同士が時系列につながります。

ブロックハッシュを求める際、ブロックハッシュを求めるための計算式の要素である「ナンス(ランダムな数値)」を求めます。

その際、ナンスを0から順番に、総当たり方式で計算式に当てはめていく必要があります。

ブロックハッシュの算出


(1)ナンス=0 ⇒計算⇒ブロックハッシュ8b9b994・・・ >NG
(2)ナンス=1 ⇒計算⇒ブロックハッシュ5b7ce5bc・・・ >NG
・・・
(1000)ナンス=1000 ⇒計算⇒ブロックハッシュ00000000000000000004a2b・・・>OK


例えば上記のように、何度もブロックハッシュを求める計算を繰り返します。

「ブロックハッシュの先頭にいくつ0が連続するか」があらかじめネットワークの状態によって決められており、その条件に当てはまったブロックハッシュを算出できたら成功となります。最も速くブロックハッシュを算出できたコンピュータに、報酬が与えられます。

ですから、コンピュータは一定時間に行えるハッシュ算出回数が多いほど計算能力が高いと言え、その数値はhash/sという単位で表されます。

マイニング利益は出るのか

現在、ビットコインにおいてマイニングの利益を出すのは大変難しいです。

なぜなら、競争が激化しているからです。

用意する機材のスペックや台数によっても変わりますが、機器1台のみで行った場合、全くマイニングに成功することはないでしょう。

2018年9月現在のビットコインのハッシュレート(ビットコインネットワーク全体における、1秒当たりのハッシュ値の計算回数)は5千京ハッシュ/秒(50exahash/秒)です。33テラhash/秒の機器1台で参加した場合、計算力の占める割合はわずか0.000066%です。

個人で参入した場合、計算上このハッシュレートでは150万回に1回の割合でしかマイニングに成功しません。つまり、28年に1度くらいの割合でしかビットコインをマイニングできないため、全くの赤字になってしまいます。

マイニング機器の購入費用が初期投資でかかりますし、ランニングコストに電気代もかかりますので、赤字になるでしょう。

ですから、複数のユーザーで協力してマイニングするプールマイニングやマイニング業者に資金を提供するクラウドマイニングの方がマイニングできる確率は上がるでしょう。

アルトコインのマイニング

アルトコインの方がマイニングにおすすめです。

なぜなら、競争がビットコインに比べて激しくなく、マイニングが成功する確率が高いからです。

例えば、2018年9月現在のビットコインとイーサリアム、モナコインのネットワークハッシュレートを比較してみましょう。

通貨名ネットワークハッシュレート
ビットコイン 50246151932 GH/秒
イーサリアム 14704 GH/秒
モナコイン 1657GH/秒

ご覧の通り、ビットコインのハッシュレートは他の通貨に比べて格段に高く、参戦するのが厳しいことが分かります。

マイニングを0から始めるといくらかかるのか

GPUマイニングの場合、マイニングを0から始めると、133,700円程度からかかります。

内訳は以下のとおりです。

マザーボード約10000円
windows10約17000円
SSD約10000円
メモリ約10000円
CPU約10000円
電源約10000円
ポータブルDVDドライブ約3000円
USB型無線LAN約2000円
グラフィックボード約30000円×2
USBファン約1300円
電源ボタンスイッチ約400円

ただし、マイニングする通貨に最適なマイニング方法や、必要なハッシュレートによって求められるスペックは変わりますので、ご注意ください。



マイニング収入と電気代+初期費用を比較しよう

あらかじめ「見込まれるマイニング報酬」から「電気代」を引いた「収益」を算出し、「マイニング機器代金」がどのくらいの期間でペイできるか計算が必要です。

ランニングコストに電気代や、マイニング機器を購入する初期費用を計算しないと、マイニングに成功したからと言って黒字になるかどうかはわからないからです。

ちなみにGMOのマイニングマシンの性能は?

ここでは、インターネットインフラ事業を行うGMOインターネットが発売したマイニング機器について解説します。

GMOがマイニングマシンを発表

2018年7月2日、GMOインターネットはビットコイン向けマイニングマシン「GMOマイナー B3」を発売すると発表しました。

GMOマイナーB3の販売価格は?

GMOマイナーB3の販売価格は、1,999ドル(税込約22万円・送料別)です。

GMOのマイニングマシン1台で実際にどれくらい掘れる?

GMOマイナーB3 1台で掘れるビットコインは、1日当たり0.001182BTCです。これは、2018年9月現在のレートですと、827円です(1BTC=70万円)。

【計算】GMOマイニングマシンで掘れる量
1日当たり新規発行されるビットコイン数量・・・(1)1800BTC
2018年9月現在のビットコインのハッシュレート・・・(2)5千京ハッシュ/秒(50exahash/秒)
全ハッシュレートに対するGMOマイナーB3 1台あたりの割合・・・(3)0.000066%(33テラハッシュ÷(2)×100)
GMOマイナーB3で掘れる1日あたりのビットコイン0.001188BTC((1)×(3))

マイニングにかかる電気代は?

GMOマイナーB3にかかる電気代は、1日当たり2,214円です。

【計算】GMOマイニングマシンの電気代

1日当たりの電気代

3417W×27円/kWh÷1000×24時間=2214円

マイニングで得られる利益は?

マイニングで得られる利益は、一日あたりマイナス1,387円です。

【計算】GMOマイニングマシンで得られる利益

マイニングで得られる利益

ビットコイン収益827円-電気代2214円

まとめ

マイニングで収益を上げるには、ハッシュレートが低く、マイニング報酬が高い通貨を選ぶことがポイントです。

「通貨のハッシュレート」が高いと、マイニングするコンピュータの台数が多かったり、その計算能力が高かったりするため、参加しても報酬を獲得するのが難しくなります。

「得られるマイニング報酬」は仮想通貨ベースで試算できますが、そのコインの対日本円のレートが安いと日本円ベースの収益は低くなります。

マイニングを行う時は、あらかじめ収益性を計算することが大切です。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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