この記事のポイント
  • ネム (XEM/NEM)は、仮想通貨のプラットフォームを目指している
  • カタパルト実装で処理速度の向上

コインチェックの流出騒動で良い印象を持たれていないネムですが、機能面ではとても優れている仮想通貨です。また、国内で開発されたプロジェクトなので日本人に特に人気です。

ネムは今後「カタパルト」と呼ばれる機能を大きく前進させる実装を控えています。

▶ 『仮想通貨のおすすめランキング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

そもそもネム (XEM/NEM) ってどんな通貨?特徴は?

理念

ネムは通貨単位「XEM」のアルトコインで、2015年3月31日に公開されました。金融分野での自由、分散化、平等によって、新しい経済圏を創り出そうとするプロジェクトです。

発行数

ネムの発行数は8,999,999,999XEMで、公開と同時にすべて発行されています。今後、新たに発行されることはありません。

ハーベスト

ビットコイン(BTC)のマイニングに該当するものは、ネムの場合は「ハーベスト(Harvest:収穫)」と呼ばれます。大規模な設備投資が必要となるマイニングと比べ、ハーベストへの参入障壁は低くなっています。

ハーベストの方法はいくつかありますが、個人で行う場合はデリゲートハーベスト(Delegate Harvest:委任収穫)がおすすめです。この場合、ハーベストが行える条件は比較的簡単に整えられます。

デリゲートハーベストの場合は、10,000XEM以上保有していることと、スーパーノード(Super Node)に接続することでハーベストを行えます。スーパーノードは、設備やネムの資産状況に一定の条件が課され、1日4回のチェックが行われます。

PoI

ハーベストの権利は、PoIというシステムで割り当てられます。PoIとは「Proof of Importance」の略で、PoS(Proof of Stake)が改良されたものです。インフラが重視されるPoW(Proof of Work)、通貨の所有量が重視されるPoSに対し、通貨の保有量と合わせて取引状況が加味されるようになりました。そのため、流動性の低下を防げます。

PoIによって得られるハーベストの権利をスーパーノードに委任し、実際のトランザクションの処理はスーパーノードに行ってもらいます。常時ネット接続する必要がなく、高価な機器も不要です。ネムの将来性を見込んで長期ホールドするなら、登録だけで受け取れるデリゲートハーベストを行うべきです。

独自の仮想通貨の作成・発行が可能

ネームスペース(namespace)」と「モザイク(mosaic)」という有料サービスを利用することで、独自の仮想通貨を簡単に作り出すこともできます。ネムという通貨も、このサービスによって創り出されました。

ネム (XEM/NEM)の今後

ネムは、仮想通貨のプラットフォームを目指しています。しかし、同じ方向性を持つ仮想通貨にイーサリアム(ETH)があります。既にビットコイン(BTC)に次ぐ世界第2位の時価総額を持ち、2017年にブームとなったICOの9割以上がイーサリアムのプラットフォーム上で行われました。

しかし、イーサリアムの二番煎じではネムの存在意義がありません。今後、ネムはどのような戦略で仮想通貨界のプラットフォームを目指すのか、注目を集めています。

ネム (NEM/XEM) のカタパルトとは

カタパルト(Catapult)」とは、テックビューロ株式会社(仮想通貨取引所Zaifの運営会社)が開発を進めるブロックチェーン技術「mijin」のバージョンのコードネームです。このカタパルトを、ネムに導入することが決まっています。

処理速度の大幅な向上

もともと送金決済の速さが特徴のネムですが、カタパルトが実装されることで処理速度がさらに向上します。毎秒4,000件のトランザクション(送金決済作業)を処理できるようになります。

1秒当たりの処理件数は、ビットコインは3件、イーサリアムは15件程度とされており、既に送金速度で高い評価を受けているリップル(XRP)の2,000件も大きく上回ることになります。

マルチレベル マルチシグ

セキュリティレベルを上げるために有効な方法です。トランザクションの処理に複数の秘密鍵が必要となることで、ハッキングなどの被害を防げます。

アグリケート トランザクション

複数のトランザクションを1つのまとまりとし、それを同時に処理します。マルチシグによって複数の秘密鍵で認証する手間は増えますが、同時に処理できるトランザクションの量を増やすことで、高速処理を実現します。

ネム (XEM/NEM) のカタパルトの時期

2017年夏ごろに実装されるという噂がありましたが、2019年後半に実装されるであろうと考えられています。

ネム (NEM/XEM)のカタパルトに関するニュース

カタパルトβ版の実装

2018年3月26日に、カタパルトのβ版が実装されました。β版のため本格運用ではありませんが、開発が進んでいることを受けてネム所有者の間では大いに盛り上がりました。

ネム (NEM/XEM) の2018年の価格

2018年に入り、当初は約200円の最高値を付けていたものの、仮想通貨全体の下げ相場にCoincheckの流出事件が拍車をかけ、20円台まで値を下げました。その後40円台まで回復したものの、現在は10円台に留まっています。

今後は、期待が大きいカタパルト実装のニュースなどにより、再度高騰することも考えられます。

ネム (NEM/XEM)の2019年の価格

2019年7月7日現在のネムの価格は9.65円まで落ち込見ました。

時価総額は約868億円程度で時価総額ランキングは「22位」の位置付けです。

しかしビットコインが2019年4~5月に突如として価格が急騰したことを考えるとネムの価格は今後も上昇していくことが期待されています。

ネム (NEM/XEM) カタパルトまとめ

ネムは、日本のテックビューロ株式会社が開発に関わっていることもあり、日本人に人気の高い通貨です。コインチェック事件で悪いイメージを持たれてしまいましたが、原因は取引所にあり、ネムの信頼性が失われたわけではありません。

2018年はカタパルト実装という大きなイベントを控えています。カタパルトに関するニュースにより、今後の暴騰も十分考えられる通貨です。期待を持って、ネムのニュースを待ちたいと思います。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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