
米国を拠点とする資産運用会社VanEckは、ドイツ取引所クセトラ(Xetra)でビットコイン上場投資証券(Exchange Traded Note:ETN)を開始した。
VanEckは、米国に上場されているビットコイン上場投資信託(exchange-traded fund:ETF)の取得に失敗した多くの企業の中の1つであった。規制当局は、市場操作のリスクと、そのような商品の承認をためらった取引所間の監視協定の欠如を繰り返し引用した。
VanEckのプレスリリースによると、投資家は新しいVanEck製品を使用して、ビットコインを自分で購入しなくてもビットコインでのエクスポージャーを得ることができる。VanEck製品は、ビットコインのパフォーマンスを反映することを目的とし、ETNはビットコインによって物理的に裏付けられている。と同社は述べている。
「ビットコインは他の資産クラスとの相関が低いため、ポートフォリオの多様化に貢献する優れた仮想通貨である。当社のVanEck Vectors Bitcoin ETNを使用することで、投資家がビットコインのパフォーマンスから利益を得られるような製品を提供する。」と、VanEckのヨーロッパ責任者Martijn Rozemuller氏は声明で述べている。
ETF Stream社によると、VanEckは仮想通貨の保管銀行であるFrickと提携して、ETNに関連付けられたビットコインを保管する予定である。ドイツの取引所Xetraは、VanEck Vectors Bitcoin ETN(VBTC)を総経費率2%で上場した。