
はじめに
本日、ビットコインの価格は月曜日と火曜日に30%近く下落した後、急速に回復した。
CoinGeckoによると、ビットコインが史上最高値の4,357,000円に達した後、30%近く価格は暴落し、3,008,000円の安値をつけた。BTC / JPYは2日足らずで100万円の価値を失ったのである。
当記事執筆時点で、ビットコインの価格は過去24時間で2%近く回復した。この記事が書かれたとき、ビットコインは370万円で取引されていた。昨日以来、1日の出来高はほぼ横ばいである。ただし、今回は売り手ではなく買い手が市場を占めている。
昨日予測したように、3,400,000円近辺と予想した安値をローソク足の芯が付けたことを含め、価格は青のレンジ内に留まった。また、大量の売りが続く可能性がわずかにあったものの、価格が反転上昇するとした予想も正しかった。幸いなことに、買い手が助けに訪れたのである。
Ripple Labsの元最高技術責任者(CTO)である Stefan Thomas氏の話を、最近ジャーナリストたちが書いている。同氏は現在、2億4500万ドル以上を含むビットコインウォレットにアクセスするためのパスワードを忘れてしまい、あと2回間違ったパスワードを入力すると、ウォレットはロックされてしまうのである。Coindeskによると、
「ほぼ10年前、ブロックチェーン会社Ripple Labsの元CTOであるStefan Thomas氏は、暗号資産の解説動画を作成するために、それぞれ2ドルから6ドル相当の7,002ビットコインを与えられました」とNew York Timesは報道した。このデバイスがコンテンツを自動暗号化する前のチャンスは2回しか残っておらず、Thomas氏の財産は現在手が付けられない状態となっている。」
これはワイルドな話であるが、買い手を追い払うものではない。
まとめると、先週、4,000,000円を超えたことで多くの新たな売りが誘発されたということだ。ただし、短期的なトレンドはすでに逆転し、新たな買い手がほどなく4,000,000円を超えるところまで押し上げるだろうと私たちは考えている。今のところ、この抵抗線を突き抜ける前に4,000,000円近くで多少のもみ合いがあるだろう。
BTC / JPYは、以下の条件を満たしている限り、引き続き上昇すると私たちが確信しているということを念のためリマインドさせて頂きたい。
● BTC / JPYは、20日EMA(赤)、50日EMA(緑)、200日EMA(青)を上回った状態を維持すること。
● BTC / JPYが3,500,000円を下回らないこと。
● BTC / JPYの1日の出来高が21日MAを上回った状態に戻ること。
トレーダーたちの見解についての分析
Ki Young Ju氏(CryptoQuant.comのCEO)
People said $BTC took 7% of the Gold market cap.
No, it's not. There are unclaimed, unreachable, and lost Bitcoins. Based on the realized cap, it's just 2%.
If digital gold replaces 10% of the $XAU market cap then the $BTC price would be $154k.
Chart 👉 https://t.co/2HBadLeeHJ pic.twitter.com/ruD0drWc8c
— Ki Young Ju 주기영 (@ki_young_ju) January 13, 2021
同氏は自身の投稿でBTC:実現時価総額チャートを共有している。CryptoQuant.comによると、このチャートは 「各BTCを最後に移動したときの価格で、合計して計算されたBTCの保存値。」であるとのことだ。
Ju氏は、ビットコインの多くが永久に失われているため、金(ゴールド)で測定されたビットコインの実現時価総額はわずか2%であると書いている。したがって、Ju氏が説明するように、 「デジタルゴールド(BTC)がドル建ての金(ゴールド)の時価総額の10%に取って代わる場合、BTCの価格は154,000ドルになる。」
昨日お話ししたように、2018年以降、ビットコインは900%を超える成長をしたが、金はビットコインの50%未満しか成長しなかった。
ビットコインのボラティリティは金のボラティリティよりもはるかに極端であるため、ビットコインが金を追い越し続ける可能性があると考えるのは非現実的ではない。これは、ビットコインのメリットがはるかに大きいことを意味する。
MMCrypto氏(仮想資産トレーダー)
THE #BITCOIN BULLS HEAVILY TESTING RESISTANCE!!!!!!! pic.twitter.com/Ari0TOQN86
— MMCrypto (@MMCrypto) January 13, 2021
MMCrypto氏は自身の投稿で、ビットコインのチャートを共有し、2つのトレンドラインを付け加えた。1つはサポートを示し、もう1つはレジスタンスを示している。直線を追加し、ビットコインが高値を破ると、前回の史上最高値である約42,000ドルに向かって動くと考えていることを示している。
冒頭で説明したように、私たちはビットコインの現在の価格についてはかなり強気だ。20日間のEMAなどの重要なサポートレベルを尊重するだけでなく、出来高は買い手が完全に戻ってきていることを示している。
BTC / USDが100,000ドルに向けて勢いを維持することが期待できるだろうか?Ju氏が予測したように、154,000ドルを超えるだろうか?
Dan Tapiero氏(DTAPキャピタルの創設者)
Looking at @100trillionUSD #bitcoin chart. So far kudos.
Yes 100k very possible by Q321 but then SIDEWAYS until 2024!
What will bitcoiners do for 3.5 years as mkt hovers around 2-3 trillion mkt value?#Btc becomes stable pristine collateral as DAE gets built up around it. pic.twitter.com/0GtccORUDm
— Dan Tapiero (@DTAPCAP) January 13, 2021
Tapiero氏は自身の投稿で、私たちがよく知っているチャートであるストック対フローチャート(S2FX)を共有した。このチャートはPlanB氏によるもので、ビットコインの価値を定量化するために希少性を使用している。
同氏はビットコインの価格がこのモデルによって予測された価格水準をこれまで尊重してきたと記している。つまり、BTC / USDは2021年第3四半期に100,000ドルを超える可能性がある。同氏はさらに、2024年まで価格が横ばいになる可能性があると警告した。2024年にビットコインは次の半減期を迎えることになり、これにより、ビットコインの供給が半分になる。
ただし、ビットコインの価格が永遠にS2FXモデルの通りになるかどうかは疑問である。私たちはそうなるとは思っていない。事実として、より多くのビットコインが鋳造されるほど、それぞれの半減期の影響が少なくなるのである。それに加えて、どのモデルもほとんどが価格の回帰であり、私たちが投資家やトレーダーに常に警告しているように、「過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではない。」のである。
この主張は、 暗号資産研究者のトップであり、ビットコイン価格の上昇を予測する悪名高いレインボーチャートの作成者であるEric Wall氏によって支持されている。したがって、市場のタイミングを計るためにモデルを使用するときは常に注意していただきたい。
Danny Scott氏(ビットコイン取引所CoinCornerのCEO)
Days to new #Bitcoin All Time High after Halving…
2012: 341
2016: 527If history plays out we could expect a new high between 17th April 2021 and 20th October 2021
Given the rate (days) to hit $20k it may indicate around the end of September 2021.
— Danny Scott (@CoinCornerDanny) January 13, 2021
Scott氏は自身の投稿で、次のビットコインサイクルにおける史上最高値がいつになるのかを予測しようとしている。2012年にビットコインが高値を見つけるのに前回の半減期から341日かかったのに対し、2016年には527日かかったと書いている。
同氏は、「歴史が繰り返されるのならば、2021年4月17日から2021年10月20日までの間に新たな高値を期待できる」と結論付けた。同氏はまた、「2万ドルに達する率(日)を考えると、2021年9月末頃を示している可能性がある」と付け加えた。
したがって、2021年第3四半期のどこかでビットコインが100,000ドルから200,000ドルの価格で高値をつけるかもしれない。
ビットコイン価格予測
CoinGeckoによると、先週、ビットコインの価格は17%以上の高騰を見せ、週末に4,357,000円で取引された際に史上最高値を更新した。今週、BTC / JPYは30%近く大幅に下落したが、今は4,000,000円に向かって回復し始めている。
CoinGeckoによると、過去24時間で、ビットコインの価格は約3,700,000円で取引された。
昨日私たちは、価格の短期的なトレンドが反転し始めてさらなる高値水準を目指すと予測した。まさにその事が起こったのである。340万円前後で予想した底値をローソク足の芯が付けたが、それは予想通りであった。
したがって、BTC / JPYは週末には400万円に向かって動きを続けると私たちは予想する。最近起きた下落は、より多くの機関投資家を含む多くの新規の買い手を引き付けるであろうと私たちは考えている。以前にも、そして今週を通して説明したように、マクロ投資家とビットコインアナリストは、ビットコインの価格が2021年第3四半期のどこかの時点で100,000ドルを超える新しいサイクルの過去最高値を見つけると考えている。
24時間以内の価格変動
上のグラフが示すように、ビットコインは4,200,000円近くの今までの高値を上回ることはないだろうと考えている。一方、3,000,000円から3,500,000円の買い注文が多いため、本日の安値である3,400,000円を下回ることはないと私たちは予想している。
最後に、可視範囲出来高(VPVR)は、2,700,000円から2,900,000円の間、さらに2,200,000円から2,500,000円の間の大量の買い注文を示している。つまり、状況が大幅に悪化しても、BTC / JPYは2,200,000円を下回ることはないだろう。
BTC / JPYはまもなく回復して週末までに4,000,000円を超えると私たちが考えていることをリマインドしておこう。それだけでなく、突然のトレンド反転の可能性は非常に低いと思われる。
・暗号資産の取引はリスクを伴うビジネスです。暗号資産市場は非常に変動が激しく、流動性が低いことがよくあります。
・レバレッジ取引は利益を増やすための効果的な方法ですが、それにより各取引におけるリスクが増えます。
・レバレッジが追加されるほど、潜在的な利益と損失可能性が高くなります。
・リスクをとる覚悟があればあるほど、報酬を得る可能性が大きくなることがあります。
・本記事はかそ部が提携する海外アナリストからの情報を日本語訳した情報となります。