
MetLifeはCBDCは今後も勢いを増していくと予測しているが、欧米の中央銀行は現時点で、具体的な施策よりも未解決の問題の方が多いとしている。
機関投資家のMetLife Investment Management(MIM)は、ブロックチェーンベースの資産、特に中央銀行の仮装通貨(CBDC)の今後の役割を概説した新しいマクロ戦略手引きを発表した。
1868年に設立されたMIMは、1月8日に発表された手引きによると、CBDCは貨幣とテクノロジーの論理的な発展であり、「一過性の流行になる可能性は低い」と述べている。
また、同社は、重要な技術的な問題がまだ解決されていないため、「欧米諸国での真のCBDCの立ち上げは、すぐには起こりそうにない」と指摘している。「しかし、仮想通貨開発者の夢がかなり高尚なものになりがちであるように、様々なCBDCのイニシアチブも同様である」と、この文書で述べられている。
MIMは、2020年9月の時点で、約6,510億ドルの運用資産(AUM)を有していた。