
仮想通貨の上場取引型金融商品 (ETP) を提供する21Sharesが、世界初のPolkadot (DOT) ETPを発売する。同社は火曜日、新商品のDOT ETPが2021年2月4日にスイスのSIX取引所に上場される予定であることを発表した。
新しいETPの発表は、1月29日に21Sharesの主要なETP商品であるCrypto Basket ETP (HODL) にPolkadotが追加された直後のことだった。ビットコイン (BTC) やEthe (ETH) のような5つの主要な仮想通貨を追跡するHODLは、現在ではビットコインに次ぐ第2位の構成要素としてPolkadotをリストアップしている。
MVISインデックスのHODL ETPデータによると、現在Polkadotは商品の約27%を占めており、BitcoinはETPの約50%となっている。
21Sharesの広報担当者はCointelegraphに対し、同社はHODL ETPから特定の資産を追加するか削除するかの決定をすることはないと語った。そのような決定はMV Index Solutionsに委ねられているとし、「発行体として、何を追加したり削除したりするかを決めることはできない。彼らには委員会があり、どの構成要素が追加されるか、増加されるか、減少されるか、または取り除かれるかは彼らが決定している。」と述べた。
発表によると、21sharesのCrypto Basket ETPにPolkadotが追加されたことで、「すでに幅広い種類のCrypto ETPに単一資産のETPを追加する絶好のタイミング」になったという。
今後もETP追加の見込み
21sharesのHany Rashwan最高経営責任者 (CEO) は、機関投資家からの需要を重視していることを強調した。彼は「投資家が当社のETPを通じて最初のビットコインを購入した後、他の仮想通貨に投資するのは自然な流れだ。」と述べ、今後3ヶ月以内に2~3つのETPを追加する予定だと付け加えた。
「我々は機関投資家からの継続的な需要に応じて、投資家が新しいブロックチェーン技術に参加するために、DOT ETPを開始する。今後3ヶ月間で、さらに2~3つの革新的なETPを追加することを目指している。」
Polkadotは、複数の専門的なブロックチェーンを1つの統一されたネットワークに接続する次世代ブロックチェーンプロトコルだ。2021年1月中旬には PolkadotのネイティブトークンであるDOTは、XRPを抜いて第4位の仮想通貨になったことで話題を呼んだ。本稿執筆時点では、CoinGeckoのデータによると、DOTは16.82ドルで取引されており、過去24時間で5%、過去30日間で約82%上昇している。