
大手決済会社が仮想通貨機能を搭載する動きが続いている。BitPayは本日、BitPayカードのユーザーがApple Walletに接続し、Apple Payを使って商品やサービスの支払いができるようになったことを発表した。Bitpayでは現在、BTC、ETH、Bitcoin Cash、様々なステーブルコインでの支払いが可能だ。
BitPayのCEOであるStephen Pair氏はプレスリリースで、「BitPayウォレットアプリでBitPayカードを利用しているお客様の多くが仮想通貨を利用する場所や方法を求めている。Apple Pay、そして間もなくGoogleやSamsung Payを追加することで、日用品から高級品の購入まで、より多くの場所でBitPayカードを簡単かつ便利に利用できるようになる。」と述べた。Apple Payのプレスリリースでは、「Google PayとSamsung Payのサポートは今四半期後半に予定されている」と記されている。
今回のApple Payとの統合は、仮想通貨ブルランの勢いを利用する戦略の一環と思われる。Apple Payの規模と市場が飽和状態にあることを考えると、現実世界でデジタル通貨を使いたいと考えている保有者にとってこの動きは重要なものとなるだろう。最近のレポートによると、Apple Payは2025年までに全カード取引の10%を占めるようになると言われている (現在のシェアは5%) 。現在のユーザーは全世界で3億8000万人超だ。
これもまた、Apple関連の仮想通貨開発の第一弾に過ぎない。先週、Royal Bank of Canada Dominion SecuritiesのアナリストであるPaul Steves氏は、Appleが現金準備金の一部をビットコインに割り当てる可能性があると予測していた。Appleは現在、手元に2000億ドル近い現金を保有しており、同社がTeslaに追随して仮想通貨を購入することになるかもしれない。