
はじめに
過去数週間ビットコインを保有したすべての投資家とトレーダーの皆さま、おめでとうございます。ビットコインの価格は、日曜日に5,198,000円に達し、史上最高値を更新した。そしてさらに上を目指しているようだ。
先週月曜日以来、ビットコイン価格は22%を超える上昇を見せた。CoinGeckoによると、当記事執筆時点では約5,079,000円で取引されていた。さらに、過去24時間で、BTC / JPYは3%近い上昇となった。私たちが先週予測したように、5,000,000円を超える水準で新高値に達した。
この強気相場の背後にある理由は、より多くの機関投資家や大企業がビットコイン市場に参入し続けているためであるというのが私たちの見解である。さらに、最近の価格上昇は各国中央銀行の動きが関連している可能性があるということに気付く個人が増えているようだ。
Financial Times紙のRana Foroohar氏は次のように述べている。「各国中央銀行は過去10年間(基準の置き方次第では過去20~30年間)、低金利と量的緩和に見舞われた市場での価格発見機能をつぶしてきた。」
興味深いことに同氏の意見は、Quantum EconomicsのアナリストであるPedro Febrero氏がこのレポートで書いたことと一致している。Febrero氏は次のように結論付けている。「(ビットコインが)安全資産であると大多数の人が考えるならば、量的緩和はいずれBTC価格を押し上げるだろう。通貨の量が非常に多くなると、ネットワーク効果が強く、数量が限られている資産の価格が上昇する傾向がある。」
したがって、法定通貨が印刷されて資産購入に使用され続ける限り、そうした資産の価格は上昇する可能性が高いと考えられる。
今のところ、上昇傾向がこのまま続き、今週終わりまでには6,000,000円を上回ると私たちは予想している。5,000,000円を上回る水準でサポートができたことは極めてよい兆候で、私たちは依然として強気だ。
BTC / JPYは、以下の条件を満たしている限り、引き続き上昇すると私たちが確信しているということを念のためリマインドさせて頂きたい。
● BTC / JPYは、20日EMA(赤)、50日EMA(緑)、200日EMA(青)を上回った状態を維持すること。
● BTC / JPYが4,500,000円を下回らないこと。
● BTC / JPYの1日の出来高がまもなく21日MAを上回ること。
トレーダーたちの見解についての分析
CryptoBirb氏(認定テクニカルアナリスト)
we'll see $BTC 62k soon pic.twitter.com/Pm6UfCasc8
— CRYPTO₿IRB (@crypto_birb) February 13, 2021
同氏は投稿で、2020年終盤以降のビットコイン価格のチャートを共有している。同氏はさらに、私たちの分析とも一致するサポートとレジスタンスの価格帯をいくつか示している。
サポートに関して氏は3つの主要な価格を指摘する。32,000ドル、26,700ドル近辺、そして18,200ドルだ。一方でレジスタンスに関しては49,000ドルと54,000ドルとしている。これは、売り手が出てくる水準だと予想しているためだ。
氏の考えをまとめると、価格がブルフラッグのパターンを追っていると明確に考えているということだ。また、「近いうちに62,000ドル」に向けて上昇すると予想しているとも述べている。
Investopediaによると、 「フラッグパターンからの離脱は、多くの場合、前の旗竿の長さに比例して、より高い価格帯へ向けた強力な動きをもたらす。」
私たちはCryptoBirb氏の分析に賛同し、ビットコイン価格が近いうちに60,000ドル水準を超える可能性が高いと考えている。
Joseph Young氏(アナリスト兼投資家)
Yesterday, I said $48k is key for Bitcoin. It has been achieved.
Fully expecting $56k~$60k in the near term. https://t.co/iZXyf3Onkh
— Joseph Young (@iamjosephyoung) February 14, 2021
次の投稿はツイッターのプロフィールで、アナリスト兼投資家、およびForbes とCointelegraphへの寄稿者と記載されているJoseph Young氏からのものだ。同氏には現在122,000人以上のTwitterフォロワーがいる。
同氏は投稿でビットコイン価格の短期的な見通しを示しているが、それはCryptoBirb氏の分析と完全に相関している。Young氏は「短期的には間違いなく56,000ドルから60,000ドルに達すると見込んでいる。」と述べている。
同氏は、48,000ドルを上回る水準でサポートを見つけることがいかに重要であったかを強調しているが、これは既に実現したようだ。現在、市場にはそれほど多くの売り手は残っていない。これは、間もなく起きるだろうと両氏ともに予想している相場急騰の主要因となる可能性がある。
Anthony Pompliano氏(Morgan Creek Digitalの共同創設者)
Bitcoin has appreciated almost 500% in the last 12 months.
There was a lot of volatility along the way, including a 50% drop in a single day.
60% of all Bitcoin wallet addresses have not moved any of their Bitcoin during those 12 months.
Few understand this. pic.twitter.com/T5LryBu0vw
— Pomp 🌪 (@APompliano) February 14, 2021
同氏は投稿で、現在の価格上昇についての自身の考えを説明している。氏は次のように記している。「ビットコインウォレットアドレスの60%は、この12か月間まったくビットコインを移動させていない。」
このデータは非常に強気であり、売り手があまり残っていない理由がわかる。ビットコインを購入している個人や機関投資家は「ホドリング」しているようだ。つまり、過去1年間に移動していないコインがかなりの数あるということだ。
同氏はまた、ビットコインの価格が「過去12か月間に500%近く上昇した」という別の注目すべき数値も共有している。ただし同氏が強調するように、このような信じられないほどの強気のサイクルの間でも1日で価格が50%下落するなど、極端なボラティリティに苦しむ可能性もある。
多数のビットコインが取引所以外で保管されている限り、さらに50%下落する可能性はほとんどないと考えている。今のところ、次の目標はおそらく60,000ドル近くになるだろう。
Rekt Capital氏(暗号資産トレーダー兼アナリスト)
#BTC is only a few hundred dollars away from $50,000#Bitcoin
— Rekt Capital (@rektcapital) February 14, 2021
同氏は次のように記している。「BTCは50,000ドルまでほんの数百ドルだ。」今後数日の間にこの重要な価格レンジを突破した場合、またわずか数日のうちに60,000ドルに向かって上昇する可能性がある。
相当数の短期的な売り手が市場に出て来ない限り、私たちの見通しは強気のままだ。
ビットコイン価格予測
本日、ビットコイン価格は5,198,000円で取引され、新たな高値を記録した。過去24時間で3%近く上昇したのである。CoinGeckoによると記事執筆時点では5,100,000円付近で取引されていた。
先週、私たちは、価格が5,000,000円を超え、さらにその水準でサポートができると予想した。まさにその事が起こったのである。さらに、BTC / JPYは週末までに新高値に達すると予想した。
機関投資家が市場に十億ドル規模で資金を投入する限り、私たちの相場観は極めて強気であり続ける。さらに、個人投資家のFOMO(見逃すことへの恐れ)もすぐそこに見えている。
24時間以内の価格変動
上記のチャートに示されているように、新規購入者が市場に参入する場合、ビットコインは6,000,000円付近で高値をつける可能性があると私たちは考えている。それだけでなく、高値がさらに高くつく可能性も無きにしも非ずである。
一方、わずかな急落があったとしても、4,700,000円を大きく下回ることはないと予想している。最悪のシナリオでも4,500,000円近辺でサポートを得てすぐに5,000,000円を超えるところまで戻るだろう。ただし、このシナリオはおそらく起きないであろう。
最後に、可視範囲出来高(VPVR)は、4,500,000円から4,100,000円の間、さらに3,700,000円付近の大量の買い注文を示している。つまり、ビットコインの価格動向が短期間逆転しても、BTC / JPYが4,000,000円を大きく下回ることはないだろう。
念のため、BTC / JPYは本日までに過去最高値に到達し、ビットコインの価格はまもなく6,000,000円を超える可能性が高いと私たちは考えているということをリマインドさせて頂きたい。
・暗号資産の取引はリスクを伴うビジネスです。暗号資産市場は非常に変動が激しく、流動性が低いことがよくあります。
・レバレッジ取引は利益を増やすための効果的な方法ですが、それにより各取引におけるリスクが増えます。
・レバレッジが追加されるほど、潜在的な利益と損失可能性が高くなります。
・リスクをとる覚悟があればあるほど、報酬を得る可能性が大きくなることがあります。
・本記事はかそ部が提携する海外アナリストからの情報を日本語訳した情報となります。