
有名なミーム暗号資産ドージコイン(DOGE)が、米国内50州のうち45州の計1,800台のATMから購入できるようになったことが発表された。
大手ビットコインATMプロバイダーであるCoinflipは3月1日、ドージコインのサポートを発表し、同社のCEO兼共同創設者であるダニエル・ポロツキーはDOGEの最近の人気と最近の大量採用がこの動きの原因であると述べている。
DOGEはなぜ人気に?
2月4日には、テスラとSpaceXの創業者であるイーロン・マスク氏が月に向かうロケットを投稿し、コメントに”DOGE”と付け加えた後、数分で暗号資産の価格が25%も上昇した。
Doge
— Elon Musk (@elonmusk) February 4, 2021
2日後、同氏はDogecoinが地球の将来の通貨になるかどうかを尋ねる調査を投稿し、240万人の回答者の71.3%が「はい」と答えた。
NBAダラス・マーベリックスのオーナーであるマーク・キューバン氏は2月8日にこの会話に参加し、このミームコインが受けている注目度は業界にとって「悪くない」とフォーブス誌に語った。
「DOGEは需要と供給の経済学を教え、人々に暗号資産を紹介しながら、宝くじよりも勝つチャンスを与えてくれる。」とキューバン氏は語った。また、このツールが同時に楽しませてくれる安価な経済学の教科書として本当に気に入っていると心の声を明かしている。
2月の最初の2週間以内に、暗号通貨の価格は0.03ドルから0.09ドルで200%上昇した。それ以来、ゆっくりと0.05ドルの近くで維持している。
一部のユーザーはGameStop事件が沈静化した後、Redditグループ/WallStreetBetsから85%の価格上昇があったことから、ドージコインの価格上昇は完全に有機的なものではないのではないかと推測している。その数日後の2月1日には、ロックバンドKissのメンバーであるジーン・シモンズ氏がTwitterに、他のユーザーの中でも特にドージコインを購入すると発言し、24時間の間に価格が40%の急騰をみせた。
Coinflipは2020年1月以降、ATM数を441台から約1,800台に増やしたことで、収益が前年比3倍以上に増加し、過去12ヶ月間で需要が天文学的に伸びている。CoinflipATMは米国50州のうち45州に設置されている。
同社のATMは、BTC、ETH、BNB、DASH、LTC、LINK、USDC、XLMにも対応している。今後日本への進出があるかは言及されていない。