この記事のポイント
  • リスクリワードレシオは利益と損失のバランスを示す
  • 理論上では「3」が最適な値
  • 自分に見合ったリスクリワードレシオを見つけることが重要

トレードをしていると「勝率は高いのに大きな損失を出して結局マイナスになってしまった」といったケースがよくあります。

トレードで利益を出すには勝率も大事ですが「大きく勝って損失は小さく」といった意識もとても重要です。リスクリワードレシオはこれを実現するのに非常に役立つ指標なのでぜひ覚えてみましょう。

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リスクリワードレシオの基本情報

リスクリワードレシオの基本情報
ひとこと特徴利益確定と損切りのバランスを表す指標
ジャンルオシレーター系
難易度中級テクニカル分析
使うタイミング常時
主な使い方理想的なリスクリワードレシオは「3
リスクリワードレシオのポイント
リスクリワードレシオとは簡単にいうと「利益確定と損切りのバランス」のことを指します。プロフィットレシオ・ペイオフレシオとも呼ばれます。リスクリワードレシオはある程度の回数のトレードの記録を取って、 (勝ちトレードの平均) ÷ (負けトレードの平均) という計算式を用いることで算出できます。

リスクリワードレシオを意識することで、「勝率は高いのに大きな損失を出して結局マイナスになってしまった」といったケースを防ぐことができます。

勝率を上げるための+α
リスクリワードレシオの値は同じでも損失の金額が異なる場合があります。例えば、利益6万円・損失3万円の取引と利益20万円・損失10万円の取引でもリスクリワードレシオの値は同じだということです。リスクリワードレシオが理想的だからといって、金額を度外視してしまわないように気を付けましょう。

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リスクリワードレシオとは

リスクリワードレシオとは簡単に言うと「利益確定と損切りのバランス」のことを指します。プロフィットレシオ・ペイオフレシオとも呼ばれます。

リスクリワードレシオはある程度の回数のトレードの記録を取って、以下の計算をすることで算出できます。

リスクリワードレシオ 計算式

リスクリワードレシオ = (勝ちトレードの平均) ÷ (負けトレードの平均)

リスクリワードレシオの計算方法

複数回のトレードの平均で算出する方法

例えば10回トレードを行って7回は勝ちトレードになったものの利益は70万円、損失は90万円になったとします。

この場合の勝ちトレードの平均を計算すると70(万円)÷7(回)=10(万円)になります。勝っているトレードでは1回あたり10万円の利益を出しているということです。

しかし、負けトレードの平均を計算すると90(万円)÷3(回)=30(万円)になります。負けているトレードでは1回あたり30万円の損失を出してしまっていたということです。

この2つの計算結果を上のリスクリワードレシオの算出式に当てはめてみると、
10(万円)÷30(万円)=0.3となります。この例のリスクリワードレシオは0.3ということです。

最終的な結果がマイナスになっていることからもわかる通り、0.3は悪いレシオだと言わざるを得ません。トレードスタイルに関係なく、1を下回るレシオは良くないレシオだと覚えておきましょう。

1回のトレードで算出する方法

先ほどは数回の平均をとってリスクリワードレシオを算出しましたが、1回ごとのトレードでもリスクリワードレシオを求めることができます。

1回のトレードにおけるリスクリワードレシオを算出するには、エントリー地点から利食い予定のポイントまでの幅(A)とエントリー地点から損切り予定のポイントまでの幅(B)を使います。計算式は「A ÷ B = リスクリワードレシオ」になります。

1回ごとのトレードでもリスクリワードレシオを求めることにより、今度は「自分が今エントリーすべきか否か」を数値化して判断することができます。

自分で決めた値よりもリスクリワードレシオの値が小さければエントリーしない方が賢明でしょう。反対にリスクリワードレシオの値が大きすぎるときは勝率が下がってしまう可能性が高いと捉えることができます。

逆算してポイントを決める

また自分で決めたリスクリワードレシオから逆算して利食いポイントと損切りポイントを設定することもできます。

1回ごとのトレードでいちいちこのような計算をするのは面倒かもしれませんが、リスクリワードレシオは客観的な数値でエントリー後の勝率を示唆してくれます。この計算をきちんと行うことで分の悪い勝負に出て資金を削ってしまうことが少なくなるはずです。

リスクリワードレシオを使ったトレードの実践例

理想的なリスクリワードレシオは一般的には「3」だと言われています。 リスクリワードレシオの値が3を割らない限り、トレード自体の勝率が25%以上ならプラスが見込めるという理論に基づいています。

「3」は全員にとって理想的な値というわけではない

しかし3という値が理想的というのは理論に基づいた話で、全員にとって理想的なリスクリワードレシオが3というわけではありません。

なぜなら リスクリワードレシオの目標値を大きく設定すると、勝率が低く利益確定までの時間がかかるので精神的な負荷が大きくかかるからです。

専業トレーダーや機械ならばまだしも、一般のトレーダーが高いレシオをずっと維持するのは非常に難しいです。精神的な負荷に負けて損切りを早めたり、利益確定のポイントを低くしたりしてしまう人も多いです。

こうなると典型的な負けパターンに入ってしまいます。

自分にあったリスクリワードレシオを見つけよう

自分の決めたルールに従うことがトレードでは重要ですが、なかなか利益が出ないと精神的に揺らいできてしまいます。ですので自分に見合ったリスクリワードレシオと勝率の妥協点を探すことが大切です。また自分で決めたリスクリワードレシオに相性の良いトレード手法をきちんと選ぶことも重要です。

例えばデイトレードスキャルピングでも「3」というリスクリワードレシオは大きめな値です。この値を目指してトレードを行ったときの精神的な負荷が大きいようならば、もう少し低レシオ・高勝率のスタイルに変えたほうが良いということです。

▶ 『デイトレード』や『スキャルピング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

勝率95%のトレード手法の作り方

例えばドル円相場で利食い幅を20pips、損切り幅を2000pipsとしてトレードをするとします。もし相場が不利な方向に動いたとしても、2000pipsも動く前にどこかで元に戻ってて利食いのラインに達するので20pipsの利益を得られるはずです。

この手法だと95%程度まで勝率を上げることができますが、リスクリワードレシオがあまりにも低すぎるので一度でも損切りのラインに引っかかるとそれまでの利益がすべて消えてしまいます。

逆に上の利食い幅と損切り幅をそのまま入れ替えると、今度は勝率が非常に低いもののリスクリワードレシオが極めて高い (100程度)手法が完成します。

この事例からわかるようにFXでは リスクリワードレシオが低いほど勝率が高く リスクリワードレシオが高いほど勝率が低くなる傾向があります

リスクリワードレシオの注意点

リスクリワードレシオの値は同じでも損失の金額が異なる場合があります。

例えば、利益6万円・損失3万円の取引と利益20万円・損失10万円の取引でもリスクリワードレシオの値は同じだということです。

心理状態の変化に注意

ここで大事なのはリスクリワードレシオの値が同じでも、損失額が違うと心理状態が変わってしまうという点です。損失3万円のトレードでは冷静な分析に従って決済を行うことができても、損失が10万円になると金額のプレッシャーから焦って決済を躊躇したり早い利食いをしてしまうことがあるということです。

このように同じリスクリワードレシオでも冷静なトレードができないとき、それはオーバートレードだと言います。オーバートレードとは荷が重すぎるトレードだという意味です。

どれだけ理想的なリスクリワードレシオだとしても、冷静な心理状態が保てないと利益を出せる可能性は相当低くなってしまいます。なぜなら感情のコントロールは理論的な分析の土台となる最も重要な要素だからです。

リスクリワードレシオが理想的だからといって、金額を度外視してしまわないように気を付けましょう

リスクリワードレシオとの組み合わせが有効なテクニカル分析

支持線

支持線の基本情報
ひとこと特徴過去の価格推移から反発を予想
ジャンルトレンド系
難易度初級テクニカル分析
使うタイミングトレンド・レンジ相場
主な使い方安値同士を線で結ぶ
支持線のポイント
相場は投資家の心理が反映されて価格が推移するので、他の投資家にも意識される支持線を引くことが重要になります。たとえば多くの投資家が「可能な限り安いところで買い、高いところで売りたい」と考えている場合、安値同士を結んだ支持線で買い支えられるという判断をすることができます。

しかし注意しなければならない点は、全ての安値部分を結ぶわけではないということです。支持線でトレンドラインを作るということを意識し、もっとも顕著な安値に注目するようにしましょう。

勝率を上げるための+α
支持線で買い支えられず、価格が割り込んでしまった場合には「もっと価格が下がるかもしれない」「上昇トレンドが終わるかもしれない」という心理が働きます。これにより不安感が強まるため、このあと価格は一気に下がる可能性が高くなります。このような局面では、出来高なども考慮したうえで「順張り」を行うことが最適です。

▶ 『支持線・抵抗線』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

リスククリワードレシオのまとめ

リスクリワードレシオは 利益と損失のバランスを客観的に見るのにとても良い指標です。

今までの自分のトレードの結果をこの計算に当てはめることで、自分の傾向や弱点も見えてきます。エントリーの前や最近のトレードの振り返りに使いながら、自分にとって最適なレシオの値を見つけましょう。

▶ 『テクニカル分析』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

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こちらは編集部おすすめの、 本当にトレードで役立つテクニカル分析まとめです。トレードでの勝率をさらに高めたいという方は気になったものから1つずつ覚えていきましょう!

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執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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