この記事のポイント
  • 新値足は相場の流れを掴むための指標
  • 新値3本足の3つのポイントに注意しましょう

新値足とは小さな価格変動に左右されず、 相場の大きな流れを掴むために開発されました。ポイントアンドフィギュアと同様に、時間の概念を無視する特別な指標ですが、多くのトレーダーが利用する指標でもあります。

本記事では具体的な例をもとに新値足の使い方について丁寧に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

▶ 『初級のテクニカル分析』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

新値足の基本情報

新値足の基本情報
ひとこと特徴トレンドを把握するためのテクニカル分析
ジャンルトレンド系
難易度初級テクニカル分析
使うタイミング主にトレンド相場
主な使い方陽線に転換すれば「買い」、陰線に転換すれば「売り
新値足のポイント
テクニカル分析の一種ですが、多くのテクニカル分析と異なり、時間の概念がありません。終値が高値を更新した場合には陽線を、安値を更新した場合には陰線が記入されます。基本的に、陽線に転換すれば「買い」、陰線に転換すれば「売り」と判断します。

新値足の中でも、一般的によく使われるのが「新値3本足」です。直近三本の陰線を上回れば陽転となり「下降トレンドから上昇トレンドへの転換サイン」、直近三本の陽線を下回れば陰転となり「上昇トレンドから下降トレンドへの転換サイン」と判断します。

より中・長期的な予測をするには、「新値5本足」や「新値10本足」などを使用することもありますが、書き方は同様です。

勝率を上げるための+α
陽転の場合は、その前に続いている陰線の本数が多いほど、その後上げ相場になる可能性が高いです。一方で陰転の場合は、その前に続いている陽線の本数が多いほど天井である可能性が高くなります。

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他にも公式に発表されたニュースや指標も見ることができるので、トレードに必要な情報はこれ1つですべて手に入るといっても過言ではありません。

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新値足とは

新値足の概要

新値足は日本の伝統的なチャートの1つで、主観を排除して相場の勢いの変化を読み取る手法です。 トレンドの転換を発見するのにわかりやすいチャートです。

新値足では、高値あるいは安値を更新したときに足型を書き込んでいきます。新値足にもいくつか種類がありますが、中でも最も一般的に使われるのは「新値三本足」といわれるものです。

新値足の様々な名称

新値足は記入の前提として、一定のルールを決めておくことが必要となります。 このルールによって呼び名が変わります。新値○本、新値○段、○線転換、○本抜き新値足などの種類があり、「○」の部分にパラメータが入ります。「大引け」が名称の前につくのは高値や安値ではなく終値で判断する場合です。

新値足の特徴

新値足の最大の特徴は、 時間の概念を無視した非時系列型チャートであることです。時系列系のチャートの横軸が時間であるのに対して、新値足やポイントアンドフィギュアのような非時系列系のチャートは横軸に時間の概念がなく、条件以上の値幅での値動きがあって初めてチャートの右側に進みます。

非時系列系のチャートにはいくつかの種類がありますが、いずれも海外でよく好まれて利用されています。

大きな波をとらえやすく、トレンドを把握しやすいというメリットがありますが、時間の概念がなく見づらく感じたり、細かな値動きを無視してしまうために機会を逃してしまう可能性があるなどのデメリットもあります。 時系列系のチャートとあわせて利用するのがおすすめです。

▶ 『ポイントアンドフィギュア』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

新値足の作成方法

ここでは、「値段は終値ベース」で「直前の足型3本を抜いたら相場反転とみなす」という条件の大引け3本抜き新値足を見ていきます。例となる数値を出しながら、新値足の書き方を解説します。

新値足で見る陰転

値動き 例
日付終値
1日目100
2日目101
3日目102
4日目106
5日目104
6日目107
7日目108
8日目106
9日目109
10日目110
11日目106

まず、第1日目の100円から翌日の101円への上昇に相当する陽線を書き込みます。3日目も102円の新高値で引けたので、新たな陽線を前日の陽線の右上に記入します。4日目の106円も同様に陽線を記入します。

5日目は104円までの反落になりましたが、 反転とみなすまでの3本抜きの条件を満たしていないのでこの動きは記入しません。6日目はもう一度新高値を更新したので陽線を加えます。

反転とみなすのは、100円の高値を更新したあと11日目に106円まで反落したときです。この時点で、直近3本の陽線の最安値107円を下回っており、三本抜きの条件を満たします。ここで、直前の陽線から右下へ陰線を引きます。 これは陰転と呼び、売りサインとなります

新値足で見る陽転

値動き 例
日付終値
1日目100
2日目101
3日目102
4日目106
5日目104
6日目107
7日目108
8日目106
9日目109
10日目110
11日目106
12日目105
13日目104
14日目106
15日目108
16日目109
17日目110
18日目111
19日目108
20日目106

こちらは先ほどの表の続きになります。11日から13日目の104円まで下降に準じて陰線を記入していきます。

14日目以降は反発して17日目の100円は陰線3本を上抜いているので、 今度は売りサインとなりこれを陽転と呼びます

この例で相場は111円で頭打ちにあい、反落しています。陰転するかどうかは 20日目以降に104円を下回るかどうかにかかってきます

新値足の見方

買いサイン

  • 陽転したら買いサイン
  • 陽転の直前の陰線が多いほど値上がりが期待できる
  • 陽転してから2本目の陽線が出ると買いサインの正確性が強まる

新値足は単純に新たに陽線が出たら買いサインとなります。陽線1本だけで買いサインと判断しても構いませんが、より正確性を増したいのであれば2本目の陽線が出るのを待ちましょう。なおこの2本目の陽線は短いほど買いサインとしてよいとされています。

売りサイン

  • 陰転したら売りサイン
  • 陰転の直前の陽線が多いほど天井である
  • 陰転してから2本目の陰線が出ると売りサインの正確性が強まる

陽線と同じように、新たに陰線が出たときは売りのサインとなります。陰線の直前にある陽線の数が多いほど、天井である つまり下落する可能性が高いといえるでしょう。陰線が続けて2本出ると売りサインの正確性が強まります。

新値足の使い方

新値10本前後で利益確定が出やすい

新値を更新し続け10本以上連続で記入した場合は、 利益確定が出始めるころであると注意してみましょう。10本前後を目安に売買タイミングを見るというよりは、そうなった場合はより注意して相場を観察すべきタイミングです。

▶ 『利確』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

長大陽(陰)線が出たら一度利益確定する

長大陽線や長大陰線が出た場合、 急な価格変動が起きていることがわかります。普通であれば何本かの陽線あるいは陰線を形成して価格が変動するのに急に変化が起きるというのは、突発的に大きな材料が出たことが考えられます。このようなときは、利益確定が出やすいタイミングです。

大きな陽線が3本続いたり大きな陰線が3本続いたりしたときも、長大陽線や長大陰線とまでいえない場合でも、いったん利益確定しておくのがおすすめです。

新値の値幅が小さくなれば、トレンド終了の暗示

トレンドが発生しているときに、 新値の値幅が小さくなってきたら要チェックです。小さな足が続いてつくようになるということは、そこに大きな抵抗があることを意味しています。

そのため、ある程度トレンドが続いたあとに値幅が小さくなってきたと感じたら、トレンドが終了し反転する可能性があります。注意して相場を観察しましょう。

▶ 『トレンド』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

新値足との組み合わせが有効なテクニカル分析

ポイントアンドフィギュア

ポイントアンドフィギュアの基本情報
ひとこと特徴○と×だけで値動きを表現して相場のトレンドを把握し予測する
ジャンルトレンド系
難易度中級テクニカル分析
使うタイミング主にトレンド相場
主な使い方上昇時は×、下降時は○を書き込む
ポイントアンドフィギュアのポイント
ポイントアンドフィギュアとは、値動きからその特性を掴んで今後の相場の動向を予測するためのテクニカル指標の1つです。ポイントアンドフィギュアは直訳すると「点と図形」で、簡単にいうと○と×だけで値動きを表現して相場のトレンドを把握し予測する手法です。昔からよく使われる指標の一つですが、現代の複雑なチャートでも十分な効果を発揮します。

勝率を上げるための+α
ポイントアンドフィギュアは時間を考慮に入れない非時系列系チャートなので、見づらいと感じる方は、時系列チャートとあわせて利用するのがおすすめです。

▶ 『ポイントアンドフィギュア』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

新値足のまとめ

新値足は日本に古くから伝わるチャート分析の手法ですが、2019年の現代でも通用するところに先人の知恵の深みを感じます。そしてこの知恵を活かすも殺すも現代の私達次第です。

新値足の自分なりの最適な使い方を実戦チャートで使う中で探してみて、トレードの勝率向上につなげましょう!

▶ 『テクニカル分析』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

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こちらは編集部おすすめの、 本当にトレードで役立つテクニカル分析まとめです。トレードでの勝率をさらに高めたいという方は気になったものから1つずつ覚えていきましょう!

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執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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