この記事のポイント
  • 積立投資は取るコスト平均法に基づいている
  • 積立投資は「忙しい人」に向いている
  • 積立投資は「一攫千金は狙えない」

仮想通貨に興味があっても、リスクが高すぎて手が出ない、という人も多いと思います。しかし、ドル・コスト平均法に基づく積立投資なら、リスクを抑えて投資できます。

一攫千金とはなりませんが、中長期で資産形成をお考えなら、仮想通貨の積立投資は大いにメリットのある方法と言えます。

▶ 『資産運用』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

積立投資とは

積立投資とは

積立投資は、 毎月定額で同じ商品を買い続けるという投資方法です。様々な商品でサービス提供されています。投資信託でよく利用される資産形成の方法です。他にも株式累積投資(るいとう)外貨積立純金積立などがあります。

少額から始められるため若年層からも人気で、中長期の資産形成に適した方法です。

ドル・コスト平均法とは

投資の基本は「安値で買って高値で売る」ことですが、そのタイミングが分からずに誰もが苦労します。そういった読み切れない価格変動のリスクを抑える方法が、積立投資です。

購入する商品の単位ではなく、 購入に充てる金額に着目した積立方法です。積立投資は毎月積み立てる金額が決まっているので、レートが上がったときは高値掴みを避けて少しの量を、レートが下がったときは多くの量を購入できます。

その結果、購入単価を平均化できます。この考え方が、「ドル・コスト平均法」です。

【速報】Coincheck (コインチェック)が仮想通貨自動積立サービス「Coincheckつみたて」を開始

国内大手取引所のCoincheckは2019年11月6日より、仮想通貨自動積立サービス「Coincheckつみたて」の提供を開始しました。 仮想通貨の自動積立サービスは国内の取引所では唯一の提供となります。

本サービスは事前に利用者が提示した金額を毎月定期的に仮想通貨として積み立てることのできるサービスです。利用者が自分で作業することなく、自動的に入金から仮想通貨の購入までを手数料無料で代行してくれます。

仮想通貨の積立と個別株の積立との違い

積立投資とは 毎月一定額を自動的に買い付けていく投資手法です。忙しい方でも無理なく投資でき、かつ自動的に買い付けてくれるので投資するタイミングに迷うことがありません。では仮想通貨の積立と個別株の積立にはどのような違いがあるのでしょうか?

ボラティリティが高い

仮想通貨と個別株の投資の違いのひとつはボラティリティの高さです。 仮想通貨のボラティリティは非常に高いです。例えばビットコインの価格は2019年初から2019年8月までに約3倍になっています。

しかし下落することも多いため、リスクの高い投資対象といえるでしょう。ただしドルコスト平均法で毎月一定額を買い付けることである程度リスクを軽減することができます。

手数料の高さ

仮想通貨と個別株の積立投資の手数料の違いは手数料の高さです。ネット経由で個別株の積立投資をした場合、手数料は0.5%程度です。

仮想通貨取引所の積立投資サービスは現在停止されていますが、 仮想通貨取引所は手数料が無料のところも多いのでほぼ現物の金額だけで購入できるでしょう。

つまり仮想通貨のほうがお得に取引できるということになります。

▶ 『仮想通貨・ビットコイン取引所の手数料比較ランキング』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

仮想通貨の積立投資のメリット

仮想通貨の積立投資のメリットとしては以下の5つが挙げられます。

仮想通貨の積立投資のメリット
  • 値動き予想をする必要がない
  • 忙しい人でもやりやすい
  • 値動きに一喜一憂しなくていい
  • 初心者でも簡単に始めやすい
  • 少額からでも始めることができる

メリット1 値動き予想をする必要がない

投資で最も難しいのは、売買をするタイミングです。しかし、 積立投資では一定のタイミングで購入が行われるため、値動きの予想が不要です。

メリット2 忙しい人でもやりやすい

短時間で大きく値動きする商品の場合は、売買のタイミングを逃さないために常にチャートを確認する必要があります。

しかし、積立投資では購入のタイミングが決まっているため、 忙しくてチャートのチェックができない人に向いています

メリット3 値動きに一喜一憂しなくていい

ドル・コスト平均法により、一定金額で商品の購入を行います。また、 レートが下がった場合は多く購入するチャンスと捉えることもできます。

中長期的な積立方法のため、短期の値動きに一喜一憂する必要はありません。

メリット4 初心者でも簡単に始めやすい

積立投資は 初心者でもかんたんに始めることができます。なぜなら購入するタイミングを測る必要が無く、チャートの分析知識なども必要ないからです。毎月一定額を購入するだけなので、投資の知識がなくてもすぐに始められます。

また日々のレートを追って精神的に消耗することもありません。勉強したりレートを追ったりする時間のないサラリーマンの方に特におすすめです。

メリット5 少額からでも始めることができる

積立投資は 少額から始めることができます。最低購入金額は取引所によって異なりますが、1,000円程度から始められるところもあります。一度にまとまったお金を出さなくても良いので、お財布にも優しいです。

▶ 『少額投資』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

仮想通貨の積立投資のデメリット

反対に、積立投資のデメリットとしては以下の3つが挙げられます。

仮想通貨の積立投資のデメリット
  • 放置しがち
  • 学習意欲が上がらない
  • 一攫千金は狙えない

デメリット1 放置しがち

自分で購入の操作をしなくても自動で取り引きされるため、 放置しがちになります。ただしそれは、いつの間にか資産が形成されていると言い換えることもできます。

デメリット2 学習意欲が上がらない

チャートを見ながら毎日取り引きしているのなら、常に情報収集に努め、売買のタイミングを逃さないようにアンテナが張り巡らされています。

しかし 積立投資の場合は、自分でタイミングを計る必要がなく、なかなか学習しようという気になりません

デメリット3 一攫千金は狙えない

もし、一攫千金で「億り人(おくりびと)」を目指すなら、積立投資は向いていません。ハイリスクハイリターンを目指すことはできませんが、リスク軽減と安定した収益を目指せます

▶ 『仮想通貨の億り人』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

デメリット4 ドル・コスト平均法の弱み

ドル・コスト平均法は万能というわけではありません。例えば商品の値段が
1万円 → 2万円 → 1万円
と値動きした場合は、最初に一括投資した場合は±0ですが、ドル・コスト平均法の場合は損失が発生します。

ただし、
1万円 → 5千円 → 1万円
と値動きした際は、5千円になったときに買い増しされるため、利益が発生します。

仮想通貨の積立投資ができる仮想通貨取引所

国内ではZaifのみでサービスが提供されています。bitFlyerでもサービス提供されていましたが、クレジット決済のみの対応だったため、クレジット決済が中断されるのと同時に、積立投資のサービスも停止されました。

Zaif (ザイフ)

editMEMO

※注意!!
現在Zaifではコイン積立サービスを停止しています。以下の情報はサービス停止前の情報ですのでご注意ください。

(※2019年7月現在、新規受付停止中)割安な手数料と独自サービスが特徴的な取引所
  • レバレッジ7.77倍!
  • 独自サービスコイン積立!
  • トークンの取り扱いが豊富

積立金額は毎月1,000円以上、1,000円単位で、最高100万円まで可能です。手数料は積立金額によって変わります。

積立金額と手数料の関係
積立金額(円)積立手数料(円)
1000円~2000円一律100円
3000円~9000円3.5%
10000円~29000円2.5%
30000円~49000円2.0%
50000円以上1.5%

積立の対象となる通貨は、ビットコイン、イーサリアム、モナコイン、ネムの4種類です。Zaifの通常取引ではイーサリアムは対象となっていませんが、実際には対象となっています。

金融機関の引落口座を指定し、毎月の積立金額を通貨ごとに設定します。毎月27日に引き落としが行われ、翌月10日~翌々月9日の間に自動的に買い付けが行われ、アカウントに反映されます。

積立投資ができる仮想通貨

ザイフで積立投資ができる通貨をご紹介します。

ビットコイン (Bitcoin/BTC)

言わずと知れた、「仮想通貨の雄」です。時価総額は他を圧倒的に引き離す首位の座に安泰しています。

流通量の多さや流動性の高さから、他の通貨と比べて安定した価格を保っていると思われていましたが、2017年12月に240万円付近まで高騰しました。さらに、年が明けた2018年には大暴落し、一時65万円辺りまで値を下げました。

無価値になることは考えにくい通貨ですが、今後も大きく値が動く可能性があります。未来予想サービスWebbotでは、2018年末までに10万ドルに達するとの予想を行いました。

▶ 『ビットコイン (Bitcoin/BTC) の将来性』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

イーサリアム (Ethereum/ETH)

時価総額2位のイーサリアムは、ビットコインとは全く異なる特徴を持っています。スマートコントラクト機能により、送金決済に様々なルールを付け足せます。そのため、新たに仮想通貨を作る際のプラットフォームとしても利用されています。

2017年は、新通貨を発行するためのICOが数多く行われ、その9割以上がイーサリアムをプラットフォームとしたものでした。同様の機能を持つライバル通貨も登場していますが、 イーサリアムは高い需要を維持しています

イーサリアムは当初から4回のアップデートが予定されており、2018年に最後のアップデート「セレニティ(Serenity)」が行われ、イーサリアムは完成します。セレニティの詳細日程は未定ですが、アップデートの際に大きく値を上げることもあるので注目されています。

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モナコイン (MonaCoin/MONA)

日本発の仮想通貨です。Twitterでの「投げ銭機能」が特徴です。投げ銭機能とは、ちょっとしたお礼や寄付として少額を送金するサービスです。モナコインの投げ銭機能は主に日本で利用されており、「仮想通貨を使う・もらう」という面では、実生活により近い存在と言えます。

ネム (NEM/XEM)

2018年1月にコインチェックで発生した流出事件で、一躍脚光を浴びました。ただしネムに問題があったわけではなく、取引所のセキュリティの不備を突かれたものです。

ネムは、「モザイク(mosaic)」という機能を利用することで、誰でも簡単に新しい通貨を作り出せます。小さなコミュニティ内で利用する通貨を簡単に作成する場合などに利用されています。

さらに、「カタパルト(Catapult)」という新しいブロックチェーンシステムの導入を予定しています。1秒に3千~4千件のトランザクションを処理できるようになり、ビットコインやイーサリアムの処理速度を圧倒できます。

カタパルトが実装される時期は未定ですが、2018年中を予定しています。

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仮想通貨の積立投資をする際に知っておくべき3つの注意点

仮想通貨投資はボラティリティが高い反面、暴落するリスクも高いです。初心者の方が抑えておくべき注意点をまとめました。

積立投資する際の注意点
  • 余剰資金で運用すること
  • 分散投資を意識する
  • 時間を味方にしておくこと

余剰資金で運用すること

1つ目は 余剰資金で運用することです

どんな金融資産の投資においても余剰資金で投資することは重要とされています。しかし仮想通貨は価値が減るリスクが特に高いため、 金融資産に対する割合を小さくしておくことが非常に大切です

リスクを抑えるためには、どんなに多くても全金融資産の10%程度にしておくことをおすすめします。

分散投資を意識する

2つ目は 分散投資を意識することです。たとえばビットコインだけを購入するのではなく、他の仮想通貨も購入してみるということです。

仮想通貨市場全体が暴落したときはどちらも暴落するかもしれませんが、2種類を組み合わせることで損失を小さく抑えることにつながります。

時間を味方にしておくこと

3つめは 時間を味方にしておくことです。一週間で+10%以上にもなる仮想通貨のレートをみたときは、積立投資をやめて短期トレードをしたほうが儲かるのでは、と思うことがあるかもしれません。

しかし 積立投資は長期的に行ってこそ利益を出せるものです。もし利益がマイナスだったとしても長期的に行うことでプラスになると信じて、コツコツ機械的に投資することが大切です。積立投資は短期では利益を出せないことを肝に命じておきましょう。

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仮想通貨の積立投資のまとめ

仮想通貨への投資は大きく利益を上げる可能性がある一方、逆の可能性もあり、踏み出せない方も多いと思います。しかし、積立投資なら、リスクを小さく抑えられます。

少額からでも始められる仮想通貨の積立投資、始めてみてはいかがでしょうか。

▶ 『仮想通貨・ビットコインのはじめ方』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。