この記事のポイント
  • テクニカル分析は過去の値動きから未来の価格を分析する手法
  • テクニカル分析はトレンド系とオシレーター系の2種類がある
  • テクニカル分析で相場のトレンドと売買タイミングが分かる

テクニカル分析はチャートから次の値動きの方向を推測する技術で、投資をするほとんどの方はテクニカル分析に基づいて売買をしています。株やFX、仮想通貨の全てに通用する技術なのでぜひ押さえておきしょう。

テクニカル分析

テクニカル分析は投資をする上で必須の技術なのできちんと覚えておきましょう。

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは過去の価格や出来高などの要素から未来の価格を予測する分析手法です。取り扱っている銘柄や通貨などの要素を排除して、チャートの動きから将来の価格を推測します。

一見すると数字に基づいた理論的な計算のように思えますが、テクニカル分析には相場に参加する人々の心理状態が凝縮されています。特に相場の均衡が崩れて大きな値動きを起こすタイミングでの人間の行動には強い一貫性が見られます。

テクニカル分析のメリット・デメリット

テクニカル分析は投資をする上でたいへん役に立つツールですが、当然デメリットもいくつか存在します。

テクニカル分析のメリット・デメリット
メリットデメリット
値動きを視覚的に把握できる相場は過去のパターンと一致しないこともある
チャートにのみ集中すればよい突発的なイベントに対応できない
経済の知識がなくても問題ない売買シグナルは少し遅れて出現する
分析の技術が上がれば予測の精度が上がる売買シグナルにダマシがある

現在ではテクニカル指標を簡単に表示させることができるので、個人投資家でもテクニカル分析を十分に行うことができます。テクニカル分析は経験と学習を積めばその精度をどんどん上げることができるのでぜひ積極的に取り組んでみましょう。

テクニカル分析の種類

テクニカル分析は大きくトレンド系とオシレーター系の2つに分けることができます。

トレンド系

トレンド」とは相場に発生している値動きの傾向のことを指します。このトレンド分析のための指標を大きくトレンド系と呼びます。ある期間に価格が上昇を続けてチャートの形が右肩上がりになっていることを上昇トレンド、価格が下落を続けてチャートの形が右肩下がりになっていることを下落トレンドと言います。

また、価格が一定の値の範囲で上下を繰り返している相場の状態のことをレンジ相場と呼びます。相場はこのトレンド相場とレンジ相場のどちらかに分類されます。

そのためトレードをする際には現在の相場がトレンド相場かレンジ相場かを見分ける必要があり、この見極めにトレンド指標は主に使われます。また、そのトレンドが勢いのある強いトレンドか値動き幅の小さい弱いトレンドかを判断するのにもトレンド系指標は役立ちます。

相場にトレンドが発生しているときの方が値動きが読めるので初心者でも利益を出しやすくなります。そのため初めのうちはトレンド系指標を用いて取引することをオススメします。

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主なトレンド系指標
・移動平均線:一定期間の平均価格を線でつなぐ分析
・トレンドライン:ローソク足の高値どうしまたは安値どうしをつなぐ分析
・ボリンジャーバンド:移動平均線と標準偏差で構成された分析
・一目均衡表:時間を主体とする分析

オシレーター系

オシレーター系は相場の買われ過ぎ・売られ過ぎといった状態を示すための指標です。そのため価格という要素を考えずに通貨の取引量で市場を分析することができます。

オシレーター系指標は主にレンジ相場のような短期間の値動きが小さい場面で使われます。これによりあまり方向性のない相場でも次の値動きを推測できるようになります。

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主なオシレーター系指標
・RSI
・MACD
・ストキャスティクス
・モメンタム

テクニカル分析でできること

テクニカル分析でできることは大きく分けて2つあります。 相場のトレンド(方向性) 売買タイミングです。

相場のトレンド(方向性)がわかる


相場が次に上がるのか下がるのか、つまり相場のトレンド (方向性)が分かればトレードで利益を出しやすくなります。そのようなトレンドに乗ってトレードを行うことを「順張り投資」や「トレンドフォロー」と言います。

相場に上昇トレンドが発生していて今後もさらなる上昇が期待できるときは買い、相場に下落トレンドが発生していて今後もさらなる下落が期待できるときは売る、といった手法です。

順張り投資は相場の上昇や下落を確認してから買いや売りを入れるためその分出遅れてしまいますが、トレンドさえきちんと把握していれば高い確率で利益を出すことができるため初心者でも取り組みやすいと言われています。

トレンド系指標はこのトレンドを読むために使われます。上手に使えばトレンドに乗って大きな値幅の利益を出すことができます。

売買タイミングがわかる


チャートの見方が分かってきても、順張り投資だと買いや売りを入れるタイミングが分かりづらいという弱点があります。

これに対し、「逆張り投資」という手法があります。逆張りは価格が大きく下がっていてこれ以上の下落が見込めないときに買い、価格が大きく上がっていてこれ以上の上昇が見込めないときに売るといった手法です。こちらの方が順張りよりも売買のタイミングは決めやすいです。ただし逆張りでは予想通りに相場が動いたときには大きな利益を得られますが、相場の「」を判断するのは難しいため初心者には少しハードルが高いかもしれません。

ここで重要になる価格の「上がり過ぎ」「下がり過ぎ」を判断するのにオシレーター系指標が役に立ちます。それにより相場の反転するポイントを的確に捉えられれば一度に大きな利益を得ることができます。

仮想通貨でテクニカル分析

仮想通貨の取引高は年々大きくなり、市場に参加する人数も多くなっています。そのため特にビットコインのような代表的な通貨のチャートは成熟し、規則的な動きを見せるようになってきました。最近では投機機関も参入する動きを見せ始めていて、仮想通貨の市場はさらなる盛り上がりが期待できます。

ここで重要になるのがテクニカル分析や指標です。

市場に参入する人が多くなりさらにトレードのプロも入ってくるとなると、株や為替の相場のように規則的な動きが増えるためテクニカル分析が有効になる場面も出てくるのです。それではどのような場面でテクニカル分析が有効なのか見ていきましょう。

有効でない場合

仮想通貨を長期にわたって保有して急騰を待つようなスタイルでは、テクニカル分析をあまり気にしない方が良いです。将来的な大きな値上がりのために保有しているのに、短期間でも値下がりが目に入ると狼狽売りにつながってしまう可能性があります。

また、まだ価格の低い草コインも規則に合わない例外的な動き方をしやすいので指標やテクニカル分析があまり役に立ちません。

そのため投機目的の方や仮想通貨を長期保有することが目的の方は、あまりテクニカル分析を使わない方が良いかもしれません。

有効な場合

ビットコインやイーサリアムのようなある程度成長している通貨ではテクニカル分析が有効です。さらにデイトレードやスイングトレードのような中期的なスパンでの取引だとよりテクニカル分析が役立ちます。相場の参加者が多い通貨ほどテクニカル分析の精度は上がる傾向があることを覚えておくと良いでしょう。

テクニカル分析の基本の考え方

テクニカル分析の基本的な考え方について紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

ローソク足

ローソク足とは、相場の値動きを時系列に沿ってチャートに示す指標の一つです。形状がローソクに似ているため、「ローソク足」と呼ばれています。

ローソク足は1日、1週間、1か月、1年間という期間で分けられており、これらは始値・高値・安値・終値という4本値の形で表されています。

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始値・・相場が始まった時の価格
高値・・期間中の相場の高値
安値・・期間中の相場の安値
終値・・相場が終わったときの価格

陽線

ローソク足は始値から価格推移を開始します。終値の段階で始値よりも価格が高かった場合、そのローソク足は「陽線」となります。(図では赤いローソク足になっています)
ローソク足が陽線だった場合、売る人よりも買う人の方が多かったことがわかります。特に実態部が長ければ長いほど、買いの勢いが強いと判断できます。

陰線

ローソク足は始値から価格推移を開始します。終値の段階で始値よりも価格が低かった場合、そのローソク足は「陰線」となります。(図では青いローソク足になっています)
ローソク足が陰線だった場合、買う人よりも売る人の方が多かったことがわかります。特に実態部が長ければ長いほど、売りの勢いが強い判断できます。

ヒゲ

「ヒゲ」を見ることで、高値圏での売り圧力や買い圧力の強弱を把握出来ます。例えば上ヒゲが長ければ、上昇の勢いが弱まってきており、売り圧力が強くなっているということを示しています。この場合はそろそろ天井圏に近いと判断することが出来ます。
一方で下ヒゲが長い場合は下落の勢いが弱まってきており、買い圧力が強くなっているということを示しています。この場合はそろそろ底値圏に近いと判断することが出来ます。

▶ 『ローソク足』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

▶ 『ローソク足の組み合わせ』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

支持線と抵抗線

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支持線と抵抗線
支持線・・過去の安値などを基準に引かれた線
抵抗線・・過去の高値などを基準に引かれた線


支持線と抵抗線とは、ある一定の値動きの昇降を防ぐ指標です。支持線や抵抗線は値動きの節目になりやすい一方で、線を超えて大きく価格変動する場合もありますので注意が必要です。

支持線


上の画像は株価の変動を示していますが、その下の株価の降下を支えるように存在する黄色い線が支持線です。

支持線の上を株価が変動していく様子が、坂道をボールがバウンドして登っていくようなイメージがつきやすいと思います。

この坂道を伸ばしていくと、なんとなく次のバウンド地点、すなわち安値の部分が予測できると思いませんか?その要領で、株価の値動きを予測していくことが、支持線の活用です。

抵抗線


反対に抵抗線とは画像のように株価上昇を上から抑えていくような線のことです。

支持線と同じ要領で、局所的な株価上昇の中でも、ある程度高値の予測をつけることが可能となります。

▶ 『支持線』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

移動平均線


移動平均線とは一定期間内の価格の平均を線でつないで線にしたものです。上図では青い線が移動平均線です。(色はツールごとに異なり、自分で設定することも可能です)

トレンドを分析する上で、トレンドラインをひいいた分析方法は主観的で様々です。また、トレンドの変化に対する見極めは非常に困難です。

これを補うために用いられているのが「移動平均線」になります。

これはジグザクに変化する足取りを滑らかに表すことで、変化の特徴が見やすくなります。

平均価格を用いることで短期的な暴騰・暴落に惑わされることなく、相場の全体的なトレンドを見ることができます。

移動平均線は相場のトレンドを見るのに非常に便利です。(下図赤色)

移動平均線の方向とローソク足の向かう方向がそろっていることが分かると思います。

移動平均線

▶ 『移動平均線』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、テクニカル分析を行うインジケーターの1つで、統計学の概念をテクニカル分析の分野に応用したものです。
そのため、仮想通貨以外にも多くの金融商品のトレードなどに主として使用されます。

ボリンジャーバンドは、1980年代にジョン・ボリンジャー氏が考案したインジケーターで、移動平均線に加えて、統計学の標準偏差を取り入れたものです。

主に、相場におけるトレンドの勢いや反転の目安となるラインを、移動平均線を中心に、上下を囲むようにして標準偏差(±1から3σ)の線で構成され、相場が標準偏差内に収まる確率を表します。

精度の高いインジケーターとして、主に株価や為替のスキャルピング(超短期トレード)で使用されるケースが多いようです。

保ち合い相場はチャート上に頻繁に表れるパターンで、FXの相場の約7割は保ち合い相場だと言われています。そんな保ち合い相場のことをよく知っておくことで普段のトレードの中でエントリーするチャンスが格段に増えるでしょう。保ち合い相場のパターン、使い方、注意点について見ていきましょう。

▶ 『ボリンジャーバンドの設定』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。


▶ 『ボリンジャーバンド』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

保ち合い

相場とは、上昇してもいつかは上げ止まり、反対に急落してもいずれかは反発することは皆さんもご存知でしょう。

相場では、上昇あるいは下落の局面で「保ち合い型」と呼ばれる相場が発生し、上値抵抗線と下値支持線に挟まれた値動きを一定期間にわてって継続することがあります。

高値と安値を結んでできたトレンドラインが相場が進むにつれて収束していき、最後に大きな上昇あるいは下落に転じるパターンです。簡単に言うと相場が一定の範囲内で上下している状態で、別名「レンジ相場」とも呼ばれています。

▶ 『保ち合い』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

出来高

値動きの分析・予測をするにあたって値動き自体に注目するのはもちろんのこと、人気の度合いを示す出来高や取引高を見つめることは重要なアプローチです。

投資でよく耳にする出来高とは、売買が成立した取引量のことを指しています。株式投資などでは東証1部の銘柄が、出来高が多い傾向にあります。

出来高は急増することもあるので、取引するときには注意しましょう。

出来高の量を確認することで、対象となっている銘柄が人気であるか・よく取引されているかがわかります。出来高が多ければ多いほど、市場は活発です。

良いニュースで買いが増えることにより、出来高が増加します。そしてFXや株式投資といった投資方法では、買いだけでなく売りでポジションを保有することができます。

▶ 『出来高』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

取組高

先物取引において市場に残っている未決済の総建玉数のことを取組高といいます。日本の商品取引所では出来高や取組高を公表しており、これは投資家にとって非常に意義ある重要な情報です。

例えば出来高100枚というのは、買建玉と売建玉の両方それぞれ100枚が未決済である状況を指します。

出来高が売買の成立時の値段における売りや買いの勢いを表し、出来高を見ることによって値動きの背景にある勢力や切迫度がわかることができます。

▶ 『取組高』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

指標とその見方(トレンド)

新値足

「時系列チャート」の代表と言えばローソク足ですが、時間の概念を取り除いて、相場の方向だけを機械的に捉えるチャートを「非時系列チャート」といいます。
代表的なものには、「新値足」「練行足」「ポイント・アンド・フィギュア」などがあります。

新値足は日本の伝統的なチャートの1つで、主観を排除してトレンドの変化を読み取る手法です。トレンドの転換を発見するのにわかりやすいチャートです。新値足では、高値あるいは安値を更新したときに足型を書き込んでいきます。

大きな波をとらえやすく、トレンドを把握しやすいというメリットがありますが、時間の概念がなく見づらく感じたり、細かな値動きを無視してしまうために機会を逃してしまう可能性があるなどのデメリットもあります。時系列系のチャートとあわせて利用するのがおすすめです。

▶ 『新値足』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

練行足

新値足やポイントアンドフィギュアなどと同じ非時系列系のチャートの一種です。

練功足も新値足同様に、細かな動きは無視し、上昇・下降トレンドを見極めるために考案されました。
基本的な記入要領は、あらかじめ一定の値幅を決めておき、その値幅を満たすトレンドの変化があった場合に、足型を書き込みます。

練行足はもみあいの局面ではだましにあいやすく、これが続くと損失がかさんでしまう弱点をもっていますが、大相場に確実についていくための案内役を果たしてくれます。だましを避けるためには、設定する値幅を適正にする工夫が必要です。

また、だましにあった場合でも、損切りや途転は早くなるので、1回あたりの損失は大きくなりません。新値足やポイントアンドフィギュアのように、大きな流れについていける強みをいかして利用しましょう。

▶ 『練行足』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ポイントアンドフィギュア

ポイントアンドフィギュアとは、値動きからその特性を掴んで今後の相場の動向を予測するためのテクニカル指標のうちの1つです。

ポイントアンドフィギュアを直訳すると「点と図形」で、簡単に言うと○と×だけで値動きを表現して相場のトレンドを把握し予測します。

ポイントアンドフィギュアの特徴は、時系列系テクニカル分析指標と異なり、、時系列テクニカル指標であるために一定基準を超える値動きがあってはじめてラインが変化することです。

このために、一定以下の細かい値動きを考慮せずに大きな波を捉えやすくなる一方で、トレンドが転換する細かい値動きを逃してトレンドに乗り遅れてしまう可能性があります。

普段よく見るチャートは時系列系のものが多くなるので、どうしても非時系列系のものだけでは見づらいと感じるかもしれませんが、

値幅の設定を工夫したり、時系列系チャートとあわせて利用することでポイントアンドフィギュアをうまく活用しましょう。

▶ 『ポイントアンドフィギュア』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

一目均衡表

一目均衡表は、相場は「売り手」と「買い手」の均衡が崩れた方向へ動き、方向性が確立したあと、相場の行方というものは「一目瞭然」であるという考えに基づいています。

相場のパワーバランスを眺めながら、「いつ相場が変化するか」「いつ目標値が達成されるのか」など、「いつ」といった「時間軸」を重要視して相場の動向を予測します。

一目均衡表は、株価チャート研究者の一目仙人で、①基本数値と②対応数値、およびこれらを基礎とする③転換線、④基準線、⑤先行スパン、⑥遅行スパン、さらに⑦基準構成、③足型、⑨均衡表計算値ーといった要素を総合的に扱うことで、相場を的確に判断しようとするものです。

▶ 『一目均衡表』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

パラボリック

パラボリックとはRSIの考案者として有名なW.ワイルダーが手がけたトレンド追随型のテクニカル分析です。
トレンドが反転した場合には単純に手じまうのではなく、途転し、これを繰り返すという方法であり、大きなトレンドが出ているときに有効です。

パラボリックとは「放射線状の」という意味で、売買ポイントを示すSAR(ストップ・アンド・リバース)と呼ばれる折れ線グラフの書く形からその名があります。

例えば①下降トレンドだった場合はショートでポジションを保有し、トレンドが転換したと判断したタイミングで②ショートを決済します。そして新たにロングポジションを保有します。

トレンドを追随するので、トレンドの転換に合わせてポジションを保有し直します。

パラボリックの特徴を解説する画像

▶ 『パラボリック』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

指標とその見方(オシレーター)

RSI

RSI(Relative Strength Index) とは、相場の売られ過ぎ、買われ過ぎの状態を示すテクニカル分析です。日本では「相対力指数」と呼ばれ、広く使われています

RSIを考案したのはRSIのチャート分析者として有名なW.ワイルダーであり、逆張りで仕掛けるタイミングが簡単な数式でわかるので、全世界に広まりました。

相場は上がったり下がったりしながら推移するものですが、株価が15日間上昇 (下落) しつづけたら、多くの投資家は「買われすぎているのでそろそろ下がるのではないか」や「売られすぎているのでそろそろ上がるのではないか」などと考えます。

しかし、「買われすぎ」や「売られすぎ」の基準は投資家ごとに異なり、明確な基準があるわけではありません。

そこで、一定の基準を設けて「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を客観的に把握するためのオシレーターとして登場したのがRSIです。

▶ 『RSI』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

%Rオシレーター

%Rオシレーターとはラリー・ウィリアムズが開発したテクニカル分析指標の1つで、売られ過ぎ・買われ過ぎを示す指標になります。

RSIでは値が大きいと買われ過ぎ、小さいと買われ過ぎとされていますが、%Rオシレーターでは値が小さいと買われ過ぎ、大きいと売られ過ぎといったシグナルになります。

%Rオシレーターの計算式はこちらになります。

%Rオシレーターの計算式

(n日間の最高値-当日の終値)÷(n日間の最高値-n日間の最安値)

%Rは、数値が0%に近づけば「買われ過ぎ」、100%に近つけば「売られ過ぎ」と考えます。RSIと逆ですが、縦のメモリが最大が0、最低が100と逆にすればRSIと同じ感覚で利用できます。

売買の目安としては、一般的に20%以下なら売り、80%以上なら買いの時期とされています。

▶ 『%Rオシレーター計算式』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

サイコロジカルライン

サイコロジカルラインとは、市場に参加している「投資家の心理」を分析した指標です。

他のRSIやストキャスティクスのような指標ほどポピュラーではありませんが、計算式が易しく使いやすいため好んで使う投資家も多いです。

基本的な考え方は、「上昇も下落もいつまで続くものではない」というもので、上げ続けた・下げ続けた日数で判断のタイミングを判断します。

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サイコロジカルライン = (対象期間の価格上昇日の日数) ÷ (対象期間の日数) × 100%

例えば、12日中3日しか価格が上昇しなかった場合にはサイコロジカルラインの値は25%になります。

相場が上昇傾向にあるときはサイコロジカルラインは50%を超えることが多く、逆に下落傾向にあるときには50%を下回ることが多いです。

▶ 『サイコロジカルラインとは | 計算式の作成方法や効果的な活用方法を解説 ( )』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

酒田五法

酒田五法は日本の江戸時代に,山形県酒田市周辺の大地主だった本田宗久によって考案されました。彼はこの酒田五法を用いて江戸時代の米相場で大きな利益を出したそうです。

酒田五法は「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」という5つのチャートのパターンから構成され,これらのパターンはより応用的な相場の分析の基本として今でもなお使われています。

酒田五法は江戸時代の米相場から生まれた手法ですが、現代の複雑なチャートにも通じる興味深い技術になっています。

また、書物が現存していないため未だに様々な解釈がなされている部分がある点も魅力の1つといえます。

▶ 『酒田五法』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

テクニカル分析でオススメの本

テクニカル分析の知識はネットでもある程度学ぶことができますが、やはり実用的で深い知識を学ぶためには本がオススメです。こちらではテクニカル分析を学べる良書をいくつか紹介します。

テクニカル分析の勉強にオススメの本

まずはチャート分析に使えるテクニカル分析の勉強にオススメの本を紹介します。

先物市場のテクニカル分析


こちらの本は先物取引をよく行う方に特にオススメです。ですがテクニカル分析は先物取引以外の投資にも通用する技術なので、トレードをする全ての方が読んでおくべき良書です。

この本は情報量がとにかく豊富で移動平均線や出来高、エリオット波動論やポイントアンドフィギュアなどさまざまな分析手法を基礎から応用まで学ぶことができます。初心者にもわかるように難しい内容も易しく書かれているので投資の入門本としても最適です。

たいへん内容が濃いので何度も繰り返して読み込めばこの本だけでテクニカル分析の知識をほとんど網羅することができます。価格は少し高めですが、それだけの価値がある一冊としてオススメできます。

テクニカル指標の読み方・使い方


テクニカル分析について何もまだわからない」といった方にはオススメです。初心者のために分かりやすく書かれていて、テクニカル分析の難しいイメージを払拭してくれます。

収録されている内容も、RSIや%Rオシレーターなどの代表的なテクニカル分析手法をきちんと押さえています。1からテクニカル分析を学びたいと考えている初心者の方にオススメの一冊です。

ケイ線・チャートの読み方・使い方


先ほど紹介した「テクニカル指標の読み方・使い方」と同じシリーズですが、こちらも読みやすくてオススメの一冊です。

チャートの読み方の基礎はもちろん、実践的な「売買タイミング」や「目標値」のような知識も学ぶことができます。テクニカル分析に基づいたトレードをする方はぜひ読んでおくべき本の一つです。

シュワッガーのテクニカル分析


こちらの本は基礎本というよりは演習本に近いです。

練習問題がいくつも設定されていて、解いていくうちに深く知識を定着させてくれます。まったくの初心者よりは、テクニカル分析についてある程度の予備知識がある方にオススメの本です。

すでにトレード経験を積んでいる方でも、この本を読むことによって自分のスタイルを見直したりさらに効率の良い手法を確立することができます。トレードに少し行き詰まりを感じている方にもおすすめできる一冊です。

株で1億円! このエントリーチャンスを狙い撃て!!


こちらの本はタイトルの通り、エントリーチャンスについて詳しく学べる本です。

テクニカル分析の三種の神器と呼ばれている「ローソク足」「出来高」「移動平均線」の3点にスポットを当てており、シンプルで分かりやすいトレードのスタイルが好きな方にはオススメです。

初心者はもちろん、中級者の方にも読みごたえがある内容になっています。

FXの基礎についての勉強にオススメの本

FXや仮想通貨のレバレッジ取引を行う方は、FXの基礎について学べる本も読んでおくべきでしょう。初心者に必要な入門書から中級者の方にオススメの応用本までいくつか紹介します。

一番売れてる投資の雑誌ザイが作った「FX」入門


こちらは投資雑誌を数多く出版しているダイヤモンド社から発売されている本です。発売年は2009年と少し古いですが、今でもなおFXの入門書として人気がある本です。

これからFXを始めようと考えている方には、この本をまず第一にオススメします。

FXの基本からテクニカル分析やファンダメンタルズ分析、実戦での売買タイミングなどFXに必要な知識がほとんどカバーされているので、FXの入門書にピッタリの一冊です。

めちゃくちゃ売れてる投資の雑誌ザイが作った 10万円から始めるFX超入門 改定版


こちらは先ほど紹介した「一番売れてる投資の雑誌ザイが作った「FX」入門」の改定版です。改定前よりもより初心者向けにわかりやすく解説されているのが特徴です。イラストや図を多用しておりとても見やすいページデザインになっています。

改定前の本が少し難しいと感じた方にはこちらがオススメです。

はじめての人のFX基礎知識&儲けのルール


ザイ」以外のFXの入門書ならばこちらの本がオススメです。現役為替ディーラーの山岡和雅氏が執筆しており、山岡氏は今でもFX情報サイトで相場分析のレポートを執筆されています。

こちらの本でもFXに必要な基礎知識をほとんど網羅しているので、山岡氏の本かザイの本か実際に試し読みしてみて読みやすいと感じた方を購入するのが良いでしょう。

元メガバンク為替ディーラーが教えるFX超入門講座


発売されてすぐに投資や金融の分野の人気ランキング上位を獲得した人気の入門書です。

Kindleならば無料で読むことができるので、FX初心者ならば必ず読んでおくべき本の一つです。

高勝率トレード学のススメ


こちらは実戦的なテクニカル分析の使い方について紹介している本で、初級者から中級レベルにステップアップしたい方に特にオススメです。

単なるテクニカル分析の手法だけでなく、高勝率が期待できるポイントでトレードする方法をこの本では学ぶことができます。リスクリワードレシオを重視した安定したトレード手法を身に付けたい方は読んでみると良いでしょう。

まとめ

テクニカル分析は投資をする全ての方が学んでおくべき技術です。現代はテクニカル分析の手法が発達し、個人トレーダーでも十分な分析ができるようになっています。ぜひ多くの指標を身に付けて投資で利益を出せるようにしましょう。