この記事のポイント
  • Gramは2020年4月30日にリリース予定
  • 2018年に17億ドルもの巨額資金調達を行ったプロジェクトである
  • Gramが有価証券かどうかをめぐってSECとテレグラム社が裁判中

「テレグラムの仮想通貨って結局どんな通貨?」と気になったことはありませんか?

本記事では、テレグラムが開発する仮想通貨Gramについて最新ニュースを交えて詳しく解説します。

▶ 『Telegramの使い方』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

Telegram (テレグラム) は仮想通貨のコミュニティを形成している

テレグラムは、セキュリティとスピードに重点を置いたメッセンジャーアプリです。Windows、Mac、iPhoneやAndroidなどすべてのデバイスで無料で利用できます。

テレグラムはロシアの起業家パベル・デュロフ氏とその兄弟のニコライ氏によって立ち上げられました。アプリの開発費は、世界的起業家のPavel Durov氏の寄付によって賄われています。

多くの仮想通貨プロジェクトはテレグラムに公式チャンネルをもっており、プロジェクトを応援する人々に情報を配信しています。

Telegram (テレグラム) が発行する仮想通貨Gramとは?

2017年ごろから、テレグラムはTONと呼ばれる新しいブロックチェーンと、TONブロックチェーン上で流通するGramという仮想通貨を開発しています。 TONブロックチェーンは速度や使いやすさ、スケーラビリティの点で、従来のブロックチェーンの能力を大幅に上回るとテレグラムは主張しています

ただしブロックチェーンやGramに関する公式の資料はほぼ公開されておらず、その詳細は不明です。また2020年3月現在、 TONブロックチェーンとGramは開発中であり、リリースされていません。 Gramを販売すると謳った企業が過去に存在しましたが、テレグラム社は「Gramは誰にも発行されておらず、テレグラム社はGram販売に関してどの団体とも提携していない」と声明を出しています。

Telegram (テレグラム) が発行する仮想通貨Gramの将来性

業界への影響

TONブロックチェーンおよびGramは、多くの仮想通貨プロジェクトと同じように、仮想通貨払いを実現しアプリケーションの開発プラットフォームを作成するという目的を掲げています。ただテレグラムという国際的に著名な企業が支援しているため、 そのプロジェクトの信頼性は他の仮想通貨プロジェクトを大きく上回るでしょう

Facebookの仮想通貨リブラが示したように、有名企業が仮想通貨プロジェクトを支援することは社会的に大きな影響を与えるはずです。

プラス要素

Gramが他の仮想通貨プロジェクトよりも優れている面は、 支援する企業の知名度とその企業が提供する製品のユーザー数の多さです。仮想通貨が普及するには、利用してくれるユーザーを増やすことが最も重要です。テレグラムは世界でも有名な企業ですし、テレグラムアプリの月間アクティブユーザー数は2億人 (2018年3月時点) にのぼります。

Gramがリリースされたときは、他の仮想通貨プロジェクトに比べ物にならないほどユーザー数を獲得できることはあきらかでしょう。

Telegram (テレグラム) が発行する仮想通貨Gramの不安要素

Gramの不安要素は、Gramが有価証券とみなされる可能性があることです。2018年、テレグラムはTONブロックチェーンおよび仮想通貨Gramを開発するために、171名の個人投資家から合計17億ドル (約1,870億円) もの資金を調達しました。

この171名のうち39名が米国の投資家であったため、米国証券取引委員会 (SEC) が「未登録の有価証券を違法に販売した」として2019年10月にテレグラムに対し緊急停止命令を発しました。テレグラム側は「Gramは有価証券に当たらない」として争う姿勢を見せています。

この裁判の結論はいったん2020年4月末までに出る予定になっていますが、もし有価証券とみなされればGramのイメージダウンは避けられないでしょう。

Telegram (テレグラム) の仮想通貨Gramの最新ニュース

プロジェクトが延期

2019年10月、Gramに投資した投資家たちの大半が「資金の返済」ではなく「ローンチの延期」を選択したと報じられました。これはロシア版Forbesが報じたものです。ことの発端はSECからGramの販売停止命令を受けたことにより、もともと10月に販売を開始する予定だったGramの販売ができなくなったことです。

SECから一時差止命令を受けたあと、テレグラムはプロジェクトに投資してくれた人に対して「仮想通貨GramとTONブロックチェーン公開の大幅延期を受け入れる」か「投資した資金の77%を返還するか」のどちらかを選択するよう求める手紙を出しました。

そして大半の投資家が「ローンチの延期」を選択したため、 GramとTONブロックチェーンのリリースは、2020年4月30日まで延期されることになりました

Gramをめぐる裁判が延期された

ニューヨーク州裁判所は、 テレグラムとSECの裁判日を、当初予定されていた2019年10月24日から2020年2月18日~19日へ延期しました。2月に始まった裁判では「Gramを有価証券とみなすか」という点でSECとテレグラム社は対立中です。

SEC側は「Gramは投機目的以外に価値がなく、直接的に資本を調達した」と主張しています。一方テレグラム社は、「Gramの販売はインターネットで公募するなどの『一般勧誘』を行っておらず、SECへの登録義務を免除される『私募』である」と主張しています。

Gramのローンチ予定日である2020年4月30日までには、この裁判の結論が出る予定です。

Telegram (テレグラム) の仮想通貨 まとめ

世界的有名企業であるテレグラムが支援する仮想通貨Gramは、SECとの裁判で大きな注目を集めています。有価証券問題をクリアできれば、ローンチ後に価値を増す可能性は高いでしょう。SECとの裁判の行方に注目しましょう。

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執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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