この記事のポイント
  • GPU(グラボ)はマイニングに適している
  • マイニングは、電気代をどこまで抑えられるか勝負

仮想通貨を知る上で「マイニング」は必要不可欠な要素です。

そこで、 今回はこの「マイニング」について解説し、特にGPUマイニングを詳しく解説していきたいと思います。

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マイニングとは

仮想通貨の取引では、ブロックチェーン上に新たな取引記録を記していくことが必要になりますが、そのためには膨大な数の計算をしなければなりません。

そこで、この作業を多くの人に手伝ってもらい、その中から一番に計算の答えを出した人には報酬として新規コインが与えられます。この一連の流れを「マイニング」と言います。

また、「マイニング」とは日本語で「採掘」という意味ですが、仮想通貨では「マイニング」が新規コインを発行する方法のため、新規コインの発行を金の採掘になぞらえて「マイニング」と呼んでいます。

そして「マイニング」には高性能なコンピューターが必要になり、それを24時間フル稼働させるため多くの電気代が掛かります。また、コンピューターをフル稼働させているため、冷却にも多くの電気代が掛かることが特徴です。

なお、ビットコインのマイニングは、大手企業が参入してきているため個人で行って利益を出すことは難しくなっていますが、 GPUマイニングでは複数のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)のマイニングで利益を出すことが可能です。

マイニングのGPU(グラボ)とは

GPU(グラボ)とは、グラフィックボードの事を指します。そして、 このGPUは高度な演算処理を得意とした機械で、これまではゲームで利用されることが多く映像や画像をなめらかに動かすことが出来ます。

ただ、性能が低いものだと処理能力が低いため画面がカクカクした動きになってしまいます。

そして、このGPUの処理能力はマイニングにも使える事が分かり、現在は多くのマイナーから需要があります。家電量販店やパソコンショップなどで購入することが出来ますが、現在は品薄状態や売り切れ状態のことが多くなっています。

また、GPUには様々な種類があり、その種類によってそれぞれ特性が違うため、マイニングしたい仮想通貨の種類に合わせて選ぶことがポイントになります。

マイニングのGPUでできること

では次に、GPUを使うとどんな事ができるのかをご紹介していきます。

GPUは単純な計算を行うことが得意で、しかもそれを同時にいくつも行うことが出来ます。そして、GPUはゲームに使われることが多いとご紹介しましたが、ゲームの3Dグラフィックでは縦、横、奥行などの情報をいくつも計算して映像化します。

そのため、 より高性能なGPUを使えば、計算能力が高く情報を早く処理できるため、なめらかな動きを映像化することが出来るのです。

しかし、性能の低いGPUになると縦、横、奥行の情報を処理する計算速度が遅くなるため、動きがカクカクしてしまい見づらいものとなってしまいます。

▼ グラフィックボード (グラボ)についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

GPUがマイニングに適している理由

では、なぜGPUがマイニングに適しているかを説明していきたいと思います。

ハッシュ関数は単純な計算の連続

マイニングは膨大な数の計算を行うことになりますが、この計算とはハッシュ関数に様々な数を当てはめてみる作業になります。

このハッシュ関数とは、A→Bへとデータが渡された時にそのデータが改ざんされていないかを確認する技術のことです。

ハッシュ関数を使うとハッシュ値と呼ばれるデータが作られます。そして、このハッシュ値は違うデータからは作られないため、ハッシュ値が同じであればそのデータは改ざんされていないということになります。そして、仮想通貨の取引は一つずつがハッシュ値に置き換えられており、マイニングとはハッシュ値が同じかどうかを計算する作業を意味します。

このハッシュ関数は単純な計算が連続するもので、GPUの特徴である「単純作業を複数同時に行える」ということと合致するため、GPUがマイニングに適していると言えるのです。

GPUは増設可能

GPUは増設することも可能で、増設した分だけ並列処理できる数が増えてマイニング速度は向上します。

マイニングでは誰よりも早く計算を終えることが重要なため、GPUを増設することでマイニング速度が早くなるということは、報酬としての新規コインを受け取れる可能性が高くなることを意味します。

そのため、このこともGPUがマイニングに適している理由と言えます。

マイニングGPUの種類

仮想通貨のマイニングを行うGPUには、ATI社(現AMD社)のブランドであるRADEON系と、NVIDIA社によって開発されたGEFORCE系の2つが適しているため、それぞれの特徴をご紹介していきたいと思います。

RADEON系

省電力と少ない排熱量でのマイニングが可能なため、GEFORCE系よりもコストパフォーマンスの高いGPUです。

イーサリアムのマイニングに強いことが特徴。しかし、ゲームユーザーや一般のユーザーからの人気は低いため、売却するには不向きのGPUです。

また、長期間マイニングを行うと能力が低下することもデメリットになります。

GEFORCE系

ゲームユーザーからの需要が高く、モナコインZcashのマイニングに向いています。そして、長期間マイニングを行っても効率が落ちないことが特徴です。しかし、RADEON系と比べると価格が高く、マイニングの効率も悪いことがデメリット。

ただ、ゲームユーザーだけでなく一般のユーザーからの需要も高いため、売却はしやすくなっています。

GPUでのマイニングにかかる電気代

マイニングを行うには多くの電気代が掛かることになります。パソコンだけを使用した場合には、1ヶ月あたりの電気代は1,000円以下のことがほとんどです。これがGPUマイニングを行った場合には、地域によっても違いがありますが1ヶ月あたりの電気代は少なくとも1~2万円がプラスされます。

この電気代を出来るだけ安く抑えることがマイニングでの利益を多くするには重要となります。

具体的には住んでいる地域を変えたり、電力会社の変更、マイニング専用プランを利用することで電気代は安くすることが可能です。

日本では北陸地方の電気代が最も安く、「Looopでんき」からは「マイニングフラット」という日本で初めてのマイニング専用プランが発表されています。

マイニングでは電気代は切っても切り離せない問題のため、この点を上手く解決できればより多くのマイニング報酬が得られるようになります。

仮想通貨マイニングにおすすめのGPU5選

それでは最後に、これからGPUマイニングを行って利益を出したいとお考えの方のために、おすすめのGPUを5つご紹介していきます。GPUには向き不向きの仮想通貨があるため、それぞれに合った物を選ぶことがポイントです。

AMD Radeon RX 580

消費電力や排熱量が少なく、価格が安いことが特徴。そして、イーサリアムのマイニングにおすすめ。マイニングには非常に向いているGPUですが、マイニングでの人気が高くなり入手しにくいことがデメリットとなります。

RADEON はこちら

Nvidia GeForce GTX 1070

消費電力の少なさとハッシュレート(マイニングでの採掘速度)が優れていることが特徴。デメリットは価格が高いため初期費用が多く必要になり、回収に時間が掛ることが挙げられます。

Nvidia GeForce GTX 1070 はこちら

Nvidia GTX 1080 Ti

ハッシュレートが優れておりGPUメモリが大きいことが特徴。そのため、マイニングでは非常に有利になりますが、消費電力が多く価格が高いことがデメリットとなります。

Nvidia GTX 1080 Ti はこちら

AMD RX 480

GPUの中では価格が安いことが特徴です。ただ、現在では入手するのが非常に困難なことがデメリットとなります。

AMD RX 480 はこちら

AMD Radeon RX Vega 560

マイニング効率が高いことが特徴です。しかし、その分消費電力が高く排熱量も多いことがデメリットになります。ただ、Nvidia GTX 1070よりも性能が良いため、電気代は掛かりますがマイニング効率は高いGPUと言えます。
AMD Radeon RX Vega 560 はこちら

 マイニングについてもっと詳しく知りたい方へ

もっと詳しくマイニング機器などのハードウェアを知りたい方は、DOS/V POWER REPORT (ドスブイパワーレポート) 2018年9月号[雑誌]がおすすめです。今ならkindle unlimitedで無料で過去の分まで読むことができるので非常におすすめです。ひたすらGPUなどの機会が乗っていて、マイナー太郎さんの見解が掲載されているので楽しみつつ詳しくなれる本です。おすすめです。

まとめ

仮想通貨のマイニングはビットコインでは難しくなっていますが、アルトコインであれば個人でも可能です。ただし、「GPUマイニング」では仮想通貨の種類とGPUの相性が重要なため、それぞれの特徴を把握して選ぶ必要があります。

また、マイニングでは多くの電気代が掛かりますが、専用プランを利用したりすることで電気代を安く抑えることがより多くの利益に繋げるポイントとなります。

▼ 「CPUとGPU」についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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