この記事のポイント
  • トークンとは既存のブロックチェーン技術を使って発行された仮想通貨のこと
  • 主な目的はICOを通した資金調達

仮想通貨の呼び方として、トークンやコイン、コインの中でもアルトコインなど、様々な呼び方があり、どれが何を定義しているのかがわかりづらくなっています。

その中でも、この記事では仮想通貨のトークンについて、仮想通貨との違いや目的、メリット・デメリットについて触れます。

仮想通貨のトークンとは

トークンとは

トークンとは、既存の(オリジナルでない)ブロックチェーン技術を使って発行された仮想通貨のことです。イーサリアムなどの、アプリケーションが動作するプラットフォーム型の仮想通貨では、ブロックチェーン上で仮想通貨を発行することができます。多くのトークンのプラットフォームとなっているのはイーサリアムです。例えば、OmiseGoやVechainなどはイーサリアムブロックチェーン上から発行されたトークンです。



仮想通貨との違い

仮想通貨との大きな違いは、以下の2点です。

  • 既存のブロックチェーン技術を使って発行された
  • 株式のような性質を持っている

▶ 『ブロックチェーンの仕組み』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。


トークンの発行は、主に資金調達を目的に行われます。投資家がトークンを購入するのは、発行元企業やプロジェクトの将来性に期待しているからです。そのため、トークンは株式のような性質を持っていると言えます。

トークンを発行する目的

何のためにトークンを発行するのかというと、資金調達を目的にしています。発行元団体は、トークンを投資家に購入してもらい、資金調達を行います。

発行元団体は、開発予定のサービスでトークンを利用できるようにしたり、仮想通貨取引所に上場させてほかの仮想通貨と交換できるようにしたりなど、投資家にメリットが出るように計らいます。

こういった、トークンや仮想通貨を使った資金調達を、ICO(Initial Coin Offering)と呼びます。

仮想通貨のトークンの種類

トークンには主に次の4つのタイプがあります。

仮想通貨のトークンの4つの種類
  • カレンシータイプ
  • ユーティリティタイプ
  • アセットタイプ
  • セキュリティトークン

トークンによっては上記のうち複数のタイプを併せもつものがあります。

カレンシータイプ

カレンシータイプのトークンは 通貨としての役割をもつものです。資産の移転を記録することができ、決済するための媒体としての役割を持ちます。

ユーティリティタイプ

ユーティリティタイプのトークンは、特定のサービスを利用するときに機能性を発揮するものです。ICOが行われるとき、このユーティリティタイプのトークンが発行されることが多いです。

たとえば新たなクラウドサービスを構築するために、そのクラウドサービスで利用できる 「Aトークン」 を資金調達のために発行するとしましょう。このときこのAトークンはユーティリティタイプに分類されます。

▶ 『ICOのトークン』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

アセットタイプ

アセットタイプのトークンとは、資産 (アセット) が裏付けされているトークンです。ペッグ通貨とも呼ばれます。

米ドルが1:1の割合で裏付けされているテザーは、アセットタイプのトークンに分類されます。

セキュリティトークン

セキュリティトークンは証券とみなされるトークンです。証券は従来の金融商法によって規制されるため、トークンや発行企業が基準を満たしていない場合、 罰則の対象となります

米国証券取引委員会 (SEC) は、発行されたトークンがセキュリティトークンに該当しないかどうか監視を強めています。

仮想通貨のトークンを発行するメリット

メリット1 仲介手数料を払わなくて良い

トークンの売買は、従来の投資手法とは異なり、証券会社や銀行といった仲介企業を必要としません。そのため、インターネットを通じて、資金を調達したい企業と、投資家が直接売買を行います。

投資家側のメリットは、仲介会社を通さないため手数料を支払わなくていいこと、大きなリターンを望めることです。

メリット2 世界中の投資家から資金調達できる

トークンを発行する企業側にもメリットがあります。

インターネットを通じて、資金を調達したい企業と、投資家が直接売買を行うため、従来の投資手法とは違い、簡単に、世界中の投資家から資金調達できることです。

仮想通貨のトークンを発行するデメリット

デメリット1 流動性がなくなり、トークンの価値が下がる恐れがある

トークンの流動性がなくなってトークンの価値が下がってしまう場合があります。そういった場合、発行元が追加で資金調達したいと思ったときに、企業で保管していたトークンを売り出しても、思うように資金調達ができない可能性があります。

デメリット2 リスクが高い

投資家側のデメリットは、詐欺にあったり、なかなか価値が上がらないトークンを購入してしまったりするリスクが従来の投資手法より高く、リスクがあることです。株や投資信託と言った従来の投資手法では、証券会社などの仲介企業がある程度リスクを選別してくれていたため、詐欺にあうリスクは少ないのですが、ICOには仲介会社が存在しません。

信頼できるプロジェクトかどうか、投資家側が見極める能力が求められます。

仮想通貨のトークンへ投資するメリット

トークンへ投資するメリットとしては、次の3つが考えられます。

トークンへ投資するメリット
  • 利益を得られる可能性がある
  • 利用できる場合がある
  • 少額から投資が可能

メリット1 利益を得られる可能性がある

トークンへ投資するメリットのひとつは、 利益を上げられることです。価格が安いうちに購入しておき、トークンが仮想通貨取引所へ上場するタイミングで売却すれば、利ざやを得ることができます。

また仮想通貨取引所で安く購入しておき、値段が上がったタイミングで売却することでも利益を上げられるでしょう。

ただしプロジェクト自体がきちんと進捗しないとトークンの価格はどんどん下がっていきます。ゆえに トークンを発行するプロジェクトの信頼性を見極めることが大切です

メリット2 利用できる場合がある

プロジェクトが掲げるサービスが始まったときに、 トークンを使うことでそのサービスを受けられる場合があります

たとえばキャッシュというトークンを使うと、Liquid by Quoineという仮想通貨取引所で取引手数料の割引を受けられたり、トークンセールに参加できたりします。このようなユーティリティトークンはプロジェクトが行うサービスに利用できることが特徴です。

ただしトークンを発行するプロジェクトがサービスをリリースするまでは、利用できません。

▶ 『Liquid by Quoine (リキッドバイコイン) の評判・口コミ・レビュー評価』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

メリット3 少額から投資が可能

トークンは比較的安い金額で購入できます。ゆえに資金をあまり用意できなくても投資できるメリットがあります。

ただしトークンを購入するには海外取引所で取引する必要がありますので、日本円からビットコイン等へ両替する手間がかかります。

▶ 『少額投資』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

仮想通貨のトークンの購入方法

トークンの購入方法は以下の2種類があります。

  • ICOで購入する
  • 取引所で購入する

最も安く購入できるのはICOの時です。

そのため、「どんなICOが」「いつ予定されているのか」情報を収集することが大切です。また、そのプロジェクトが信頼できるものか確認するために、ICOプロジェクトのホームページを読み、ホワイトペーパーを熟読する必要があります。

どんなICOが予定されているかは、以下のサイトで確認できます。

ICO情報の収集にオススメのサイト
COINJINJACOINJINJAでは毎日のように新しいSTO/ICO情報を更新しています。 またメルマガでは更新した最新のSTO/ICO情報を毎日まとめてお届け致します。
ICO calendar (英語サイト)ICO calendarではICO予定の情報を更新しています。英語のサイトなので英語に自信がある方にオススメです。
ICORating初心者でも一目でICOの評価がわかるICO評価サイト。運営元が明確であり、大まかなレイティング(評価)も確認できるため安心して利用できます。


仮想通貨のトークンに投資する手順

トークンへ投資するには、次の5ステップを順番に行いましょう。

仮想通貨のトークンに投資する手順
STEP1トークンの情報収集をする
STEP2トークンへ投資するための仮想通貨を購入する
STEP3ウォレットを作る
STEP4ICOに参加する(仮想通貨を送金する)
STEP5トークンを受け取る

STEP1 トークンの情報収集をする

まず気になるトークンの情報を集めましょう。この情報収集が最も大事なステップです。トークンを発行する団体のWebサイトやホワイトペーパーをよく読み、「発行元の団体は信頼できるか」・「掲げている構想はそもそも実現できるのか」という観点からプロジェクトを吟味します。

Google検索などでヒットするページの中には、アフィリエイト報酬目的で書かれているものがあります。他者が書いているページは基本的にポジショントークとなっており、信頼性が低いということも念頭においておきましょう。

STEP2 トークンへ投資するための仮想通貨を購入する

購入するトークンを決めたら、ICOに参加するための仮想通貨を用意しましょう。ICOによって支払う仮想通貨の種類は異なりますが、ビットコインやイーサリアムが用いられることが多いです。


STEP3 ウォレットを作る

トークンを受け取るためのウォレットを作成します。発行されるトークンによって用意すべきウォレットのタイプは異なるため、ICOの説明をよく読みましょう。

発行されるトークンがERC-20規格のトークンの場合、無料で作成できるMyEtherWalletなどを用意しておくとよいでしょう。

▶ 『仮想通貨のウォレット』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

▶ 『MyEtherWallet (マイイーサウォレット )』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

STEP4 ICOに参加する (仮想通貨を送金する)

ウォレットを用意できたら、用意した仮想通貨を指定されたアドレスへ送金します。購入したいトークンの数量分の仮想通貨を自分のウォレットから送金しましょう。

▶ 『仮想通貨の送金』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

STEP5 トークンを受け取る

仮想通貨を送金すると、自動的にトークンが指定したウォレットへ送られてきます。きちんと数量分が送られてきているかどうか確認しましょう。

仮想通貨のトークンへの投資で気をつける点

トークンを投資するときに気を付けたいのは次の2点です。

トークンへの投資で気をつける点
  • ICOの法整備が整っていない
  • 詐欺に合わないようにする

ICOの法整備が整っていない

ICOを行う事業者は基本的に資金決済法の規制対象となり、各財務局への登録が必要となります。ゆえに登録されていない事業者が行うICOを通じてトークンを購入することは、 法律上グレーといえるでしょう

トークンを購入した後になにかトラブルにまきこまれたとしても、国が助けてくれることは期待できません。

詐欺に合わないようにする

ICOに参加する場合、 詐欺に合わないよう注意しましょう。ICOではプロジェクトの内容を記載したホワイトペーパーが作成されますが、プロジェクトが実施されなかったり記載されていた商品やサービスが提供されなかったりすることがあります。

ホワイトペーパーにどんなに良いことが書かれていても実現できない可能性があり、プロジェクトが頓挫してしまう可能性があります。それは意図的なものかもしれませんし、意図的でないかもしれません。

どちらにしても投資した資金を失ってしまいます。 リスクがあることを十分に理解しましょう

▶ 『仮想通貨の詐欺』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

まとめ

トークンは、企業が資金調達を目的に発行します。投資者は、高いリターンを期待できる一方、詐欺ICOに投資してしまうリスクがあります。トークンを購入するには、ICO情報サイトで情報収集をしっかり行うことが大切です。

▶ 『仮想通貨の投資』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

執筆者情報
仮想通貨部 かそ部 編集部

名前。 はじめまして。本サイトの執筆を担当している、「仮想通貨部 かそ部」編集部です。本サイトは、仮想通貨の総合情報サイト「仮想通貨部 かそ部」の運営や、各種Web情報メディア事業を展開するドットメディア株式会社により運営されております。編集部一同、正確な論拠に基づいた調査のもと、読者(ユーザー)様にとって正確かつ最新の情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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