この記事のポイント
  • ネムはカタパルトの実装で送金処理スピードが向上する
  • ネム上でトークンを発行して個人ICOが行える
  • 決済手段としての拡大が見込まれる

ネムの将来性ってどうなんだろう? 」 そう気になっていませんか?ネムに投資する上で今後儲かるのか気になっている方は多いと思います。そこで本記事では、 ネムの将来性についてくわしく解説します。

仮想通貨の2019年・2020年相場予想

ネム (NEM/XEM) とは

ネム (NEM/XEM) の基本情報

ネムは 「 New Economy Movement(新しい経済運動) 」 の頭文字からつけられたプロジェクトです。その名のとおり新しい経済圏を作り出すことをテーマとしています。

ネムのブロックチェーンにはスマートコントラクト機能があり、 さまざまなビジネスに活用できるとしています。オリジナルトークンの作成や会計システムが実装できるため、ビジネスの効率化が図れるでしょう。

そのほかメッセージング機能や固有のIDとして使えるネームスペース機能など独自の機能をもっています。

▶ 『スマートコントラクト』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

Coincheck (コインチェック) 事件

ネムの名が広く知れ渡ったのは2018年1月に起きたCoincheckのハッキング事件です。約580億円分ものネムを盗難され、大きなニュースとなりました。このニュースをきっかけにネムの価格は急降下し、仮想通貨市場の暴落を招きました。

ただし盗難の原因はCoincheckのセキュリティ耐性の不備であり、 ネム自体に問題があったわけではありません。Coincheckはこの事件をきっかけに、支援してくれたマネックスグループ傘下に入る事になりました。

▶ 『Coincheck (コインチェック) の再開』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

ネム財団

シンガポールに設立しているネム財団は、 ネムの教育や普及を目的とした国際組織です。個人や企業が申し込むことで参加できます。参加している企業のなかには、日本企業のテックビューロ社の名前もあります。

ネム (NEM/XEM) のしくみ

承認方式がPoI

ネムはコンセンサスアルゴリズムにPoI(Proof of Importance)を採用しています。重要度 (Importance) が高い人にブロックを生成させ、マイニング報酬を与える仕組みです。この重要度は 「 ネムの保有量 」と 「 ネムの送金回数・送金量 」の2つの指標から算出されます。

単にネムをたくさん保有しているだけではなく、 活用している方にインセンティブを与えるしくみです。このPoIはビットコインが採用しているPoWのように大量の電力を消費しないため、環境に優しくエコだとされています。

承認報酬がハーベスト

ネムにおいてブロック生成することをハーベスト、またはハーベスティングと呼びます。これはちょうどビットコインのマイニングと同義です。前述したように 重要度を上げるほどハーベスト報酬をもらいやすくなります

ハーベストに参加するには、10,000XEM以上を保有する必要があります。自分でハーベストを行う方法と別のアカウントに委任して報酬をもらう2つの方法があります。委任する方法では、 自分のコンピュータの電源が切れていても報酬が入るしくみなので、非常に楽です。

▶ 『ネム (NEM/XEM) のハーベスト』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

アポスティーユ (公証) 機能がある

ネムにはアポスティーユ機能があります。アポスティーユとは文書に記載されている署名が偽造されておらず、 本人によって作成されたものであることを証明することをいいます。

ネムはブロックチェーンを使ってこの公証を行うシステムを作成しました。ネムを使った公証システムを使うことにより、時間やコスト削減が行えるとしています。

ネム (NEM/XEM) の特徴

ネムの特徴は以下の6つになります。

ネムの特徴
  • コストが低い
  • セキュリティレベルが高い
  • 送金スピードが早い
  • 大量保有者に報酬が偏らない
  • 送金にメッセージを組み込める
  • コミュニティが活発

特徴1 コストが低い

ネムはコンセンサスアルゴリズムにPoIを採用しているため、 低コストでネットワークを運用できます

PoIは「 ネムの保有量 」と 「 ネムの送金回数・送金量 」を換算した重要度指数が高い人がブロック生成するしくみです。高性能なコンピューターや演算は不要なため、機材代金や電力量はかかりません。

特徴2 セキュリティレベルが高い

ネムは悪意のあるノードをネムネットワークから排除するために、EigenTrust++ (アイゲントラスト) という評判アルゴリズムを採用しています。EigenTrust++はノード同士が通信し合うことで信頼ポイントを重ねていき、 信頼度が低いノードは除外されるしくみです。

正しい情報を発信したノードは信頼ポイントを積み重ねていきますが、虚偽の情報を流したノードは信頼ポイントが貯まりません。EigenTrust++ を使うことでだれでも自由に参加できるというP2Pネットワークの問題を解決しています。

特徴3 送金スピードが早い

ネムのブロック生成速度は約1分です。ビットコインは約10分ですので、 ビットコインよりも送金スピードが速くなっています。2019年秋に予定されているアップデートが行われると、さらに送金スピードが速くなる予定です。

特徴4 大量保有者に報酬が偏らない

コンセンサスアルゴリズムにPoS (Proof of Stake) を採用している通貨は、通貨の保有量が多い人に対してブロック生成報酬を与える仕組みです。ゆえに 古参ユーザーや資金源が大きなユーザーに報酬が偏るというデメリットがあります。仮想通貨ネットワークを支えるのは少数のグループとなってしまい、権力が集中してしまうのです。

しかしネムはPoIを採用しているため、ブロック生成する人を選定するときにネムの保有量に加えて取引量を考慮に入れています。ゆえにネムのネットワークを支える人は大量保有者だけではなく、新規のユーザーも多いはずです。このように ネムは権力の集中化を防ぐしくみを採用しています

特徴5 送金にメッセージを組み込める

ネムを送金する際にメッセージをつけることができます。まるでEメールのような感覚で送付できます。送ったメッセージはブロックチェーン上で公開されますが、送金相手にのみ見せたい場合はメッセージを暗号化することも可能です。

特徴6 コミュニティが活発

ネムは支援するコミュティの活動が活発です。ネムに関連したグッズが制作されたり、ネムを使用したアプリ開発も盛んです。

ネムはそれぞれの国ごとにテレグラムグループがありますが、日本は約4,700人のメンバーがおり、 他の国のテレグラムメンバーの人数と比べてもダントツに多いです。過去に仮想通貨取引所Zaifを創設したテックビューロ社の朝山代表がネム財団に関わっていたこともあり、ネムは日本人に非常に人気があります。

ネム (NEM/XEM) の将来性

カタパルトの実装で処理速度が上がる

ネムは2019年後半にカタパルトと呼ばれる技術の実装を予定しています。様々な機能がアップデートしますが、特に注目したいのは送金スピードの向上です。これまでのネムの送金処理スピードは1秒あたり2件程度でしたが、カタパルトが実装されると 2000倍の4,000件/秒までアップします。

ほかの仮想通貨と比べてもダントツの送金スピードとなりますので、ネムに注目が集まることは必須です。

▶ 『ネム (NEM/XEM) のカタパルト』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

簡単に個人でもICOができる

ネム上でかんたんにオリジナルトークンを作成することができます。作成するときはプログラミングの知識は必要なく、トークン名や発行枚数など必要事項を入力するだけです。

さらにこのトークンを販売することでトークンを使った資金調達 (ICO) も可能となるでしょう。お客様に対して会員券やクーポンのように配布して特典を与えるなど、トークンを使ったビジネス展開も行えます。

▶ 『ICOの投資』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

決済手段としての拡大が見込まれる

ネムは決済用の通貨としての拡大が期待されています。ネムを決済手段として使えるお店を掲載しているnem mapを見ると、2019年7月現在91件の店舗でネムを使えるようです。

2019年後半に予定しているアップデートでさらに送金スピードが拡大するため、 決済用通貨としての普及がますます進むかもしれません

▶ 『仮想通貨の決済』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

mijin (ミジン) の普及

mijinはネムの技術が使われたプライベートブロックチェーンです。開発しているのは 仮想通貨取引所Zaifを創設したテックビューロ社です。金融機関や一般企業の勘定システムに用いられるために開発されました。

ネムとmijinのブロックチェーンはそれぞれ互換性があり、パブリックブロックチェーンであるネムとプライベートチェーンであるmijinは相互に連携することが可能です。

mijinが普及することで 同じ技術をもつネムの価値が高まることが予想されます。

ネム財団が組織の再編を発表

2019年1月、ネムのプロモーションを行うネム財団は組織改編を発表しました。

具体的にはプロモーション重視の組織から製品重視の組織へ移行するとしています。プロモーション関連の予算を大幅に削減し、ネムプラットフォームを 業界で最高のものにするために注力するとのこと。

組織改編の理由は仮想通貨の下落に伴い、 ネム財団の予算が逼迫していることにあります。2018年1月のネム流出事件直前のネムの価格は88円程度でしたが、2019年1月時点では約6円まで下落していました。またこれまでプロモーションに多くの予算を使っていましたが、対費用効果が高くなかったとも理由として挙げられています。

ネム財団が組織改編することで2019年は新たな動きが見られるかもしれません。

ネム (NEM/XEM) の課題

ネムの課題は大きく分けて4つのものがあります。

ネムの課題
  • Coincheckのネム流出事件の影響
  • ネムを取り扱う国内取引所が少ない
  • スーパーノード報酬が枯渇する可能性
  • 類似しているプロジェクトが複数存在する

課題1 Coincheck (コインチェック) のネム (NEM/XEM) 流出事件の影響

ネムは2018年1月に起きたCoincheckの流出事件以降、 価格を大きく下げています

流出したのはネムのセキュリティが甘かったわけではなくCoincheckのセキュリティ耐性の不備によるものなのですが、ネムに対する悪いイメージは世の中にまだ残っています。ネム財団の組織改編カタパルトの実装により、イメージアップしていけるかどうかが鍵となるでしょう。

課題2 ネム (NEM/XEM) を扱う国内取引所が少ない

ネムを取り扱う国内取引所はCoincheckZaifの2つのみです。Concheckの流出事件以降新たな取引所もいくつか誕生しましたが、ネムを取り扱う取引所は増えていません。

取り扱う取引所が少ないことはネムを保有するユーザーが増えないことに繋がりますので、 取り扱う取引所を増やしていけるかどうかが普及の要となります。

▶ 『Coincheck (コインチェック) の評判・口コミ・レビュー評価』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

▶ 『Zaif (ザイフ) の評判・口コミ・レビュー評価』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

課題3 スーパーノード報酬が枯渇する可能性

ネムブロックチェーンを支えるノードの中でも、特別重要な役割をもつノードをスーパーノードといいます。スーパーノードは24時間コンピュータを稼働し、すべてのトランザクションを処理する必要があります。また必須条件として300万XEM以上を保有する必要があります。

このスーパーノードに選ばれると毎月約300XEMもらうことができるのですが、この報酬が 2020年夏頃に枯渇してしまう可能性があります。もし報酬が支払われなくなるとスーパーノードが減り、ネムネットワークが維持できなくなってしまう可能性があります。

スーパーノードに対する報酬を今後どのようにするのか注目が集まっています。

課題4 同じようなプロジェクトが複数存在する

ネムは企業のビジネスに活用できるブロックチェーンとなることを目指していますが、 同じような目的の仮想通貨プロジェクトは多数存在しますPoIといった独自の仕組みはあるものの、圧倒的に優位性のある特徴はありません。

今後他のプロジェクトとどのように差別化を図っていくのかということがネムの将来性を占う上で重要になってくるでしょう。

ネム (NEM/XEM) の価格予想・チャート分析

ネムの価格については多くの機関が価格予想をしています。

各機関のネムの価格予想
機関名価格予想
CRYPTOCURRENCY2019年1月には48ドル (約5000円) / 2019年末までに95ドル (約10000円)
為替予想2019年12月までに約3円
MCP FORCASTS2019年末までに0.000001ドル (0.0001円)
NEM Flash2018年末までに1ドル

2019年7月現在のネムの価格は約7円となっています。既に予想価格が大きく外れている機関もあります。

今後の価格についても各機関がまったく異なった予想をしているため、 ネムの将来的な価格は予想しづらいという現状があります。

ネム (NEM/XEM) を購入できるおすすめ取引所

Coincheck (コインチェック)

取引量・ユーザー数ともに国内最大手の仮想通貨取引所
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ネムを購入するのであれば、Coincheckがおすすめです。販売所形式なので初心者の方でもかんたんに購入できます。

▶ 『Coincheck (コインチェック) の評判・口コミ・レビュー評価』についてくわしく知りたい方はこちらの記事が参考になります。

まとめ

ネムは2019年後半のカタパルト実装を通じて、決済手段としての普及が期待されています。ネムの今後の動きには目が離せません。 突発的な価格の高騰もあり得るため、常にニュースなどをチェックするようにしましょう。