Kasobu

海外暗号資産(仮想通貨)取引所 - おすすめ人気比較ランキング【2024年11月最新】

海外仮想通貨取引所は、国外に本社を構える暗号資産取引プラットフォームを指します。

これらの取引所は、日本国内の取引所と比較して大きな特徴があります。例えば、数百種類に及ぶ豊富な取扱通貨、24時間の高い取引流動性、競争力のある手数料体系などが挙げられます。しかし、日本の金融規制に準拠していない取引所も存在するため、金融庁からの警告を受けている取引所も多く、慎重な判断が求められます。

法律上、日本在住者による海外取引所の利用自体は問題ありませんが、適切な規制対応や安全性が確認された取引所を選択することが重要です。特に、セキュリティ対策、カスタマーサポート、コンプライアンス体制などが整備された取引所を選ぶことが重要となります。

海外仮想通貨取引所の選び方フローチャート

そこで本記事では、日本のユーザーにとって信頼性が高く、実際の利用に適した海外仮想通貨取引所をランキング形式でご紹介していきます。各取引所の特徴や強み、注意点なども詳しく解説していきますので、取引所選びの参考にしていただければ幸いです。

海外仮想通貨取引所おすすめ人気比較ランキング 本文の目次に戻る

海外仮想通貨取引所 (暗号資産取引所) のランキングは以下の通りです。

海外ランキング作成に際し調査した取引所一覧はこちらです。なおランキングの算出ロジックについては、コンテンツ制作・運営ポリシーをご覧ください。

Bybit(バイビット) は安定した取引環境と充実したサポートを提供

Bybit

Bybitは2018年に設立された比較的新しい取引所ながら、急速に成長を遂げ、現在では世界160カ国以上で利用される大手取引所へと成長しました。特に日本人ユーザーからの支持が厚く、完全な日本語対応と充実したサポート体制が評価されています。

項目 詳細
取扱通貨数 1,507種類
レバレッジ 最大100倍
取引手数料 0.005%〜
日本語対応
口座開設ボーナス 25,000円相当
入金ボーナス 最大3万ドル
セキュリティ コールドウォレット保管・2段階認証

参考:Bybit公式サイト

取引機能面では、スポット取引から先物取引まで幅広い取引タイプに対応しており、最大100倍のレバレッジ取引が可能です。また、取引手数料は業界最低水準の0.005%からと非常に競争力のある料金体系を採用しています。

セキュリティ面では、ユーザー資産の95%以上をコールドウォレットで保管し、2段階認証やアンチフィッシング機能など、多層的なセキュリティ対策を実装しています。さらに、資産保護のための保険基金も設けており、ユーザーの資産を守る体制が整っています。

初心者向けのサービスとしては、デモ取引機能やコピートレード機能を提供しており、取引経験の少ないユーザーでも安心して取引を始めることができます。また、取引所内で提供される豊富な教育コンテンツはすべて日本語で利用可能です。

新規口座開設者向けには、最大25,000円相当の口座開設ボーナスや、最大3万ドルの入金ボーナスなど、魅力的なキャンペーンを実施しています。これらのボーナスは実際の取引に活用でき、取引開始時のリスクを軽減する効果があります。

MEXC(旧MXC) は高レバレッジ取引と幅広い通貨ペアを求める投資家向け

MEXC

MEXCは2018年にシンガポールで設立された大手仮想通貨取引所で、世界的に高い評価を得ている取引プラットフォームです。特に取扱通貨の豊富さと先進的な取引システムが特徴で、2,500種類以上の仮想通貨ペアを提供しています。

項目 詳細
取扱通貨数 2,587種類
レバレッジ倍率 最大200倍
スポット取引手数料 0.01%〜0.02%
日本語対応
口座開設ボーナス 70USDT
入金ボーナス 最大20,000USDT

参考:MEXC公式サイト

取引システムは毎秒100万件以上の注文処理が可能な高性能なメガトランザクション・マッチング技術を採用しており、大量の取引でも安定した取引環境を提供しています。また、セキュリティ面でも、マルチシグウォレットやコールドウォレットの採用など、最新の技術を導入しています。

取引手数料は業界最安水準を維持しており、スポット取引では0.01%からと非常に競争力のある料率を提供しています。さらに、独自トークンのMXを保有することで、手数料の割引や様々な特典を受けることができます。

新規ユーザー向けには70USDTの口座開設ボーナスを提供しているほか、入金額に応じて最大20,000USDTのボーナスを獲得できるキャンペーンも実施しています。また、レバレッジ取引では最大200倍までのポジションを取ることができ、ハイリスク・ハイリターンを求めるトレーダーにも対応しています。

日本人ユーザーへの対応も充実しており、取引プラットフォームやサポートが完全に日本語化されているため、初心者でも安心して利用することができます。24時間体制のカスタマーサポートも日本語で利用可能で、取引に関する疑問や問題にも迅速に対応してくれます。

Bitget(ビットゲット) はコピートレード機能を活用して効率的な取引が可能

Bitget

Bitgetは2018年にシンガポールで設立された、世界有数の仮想通貨デリバティブ取引所です。世界での利用者数が2,000万人を超え、特にアジア圏での人気が高い取引所として知られています。

項目 詳細
取扱通貨数 873種類
レバレッジ 最大125倍
取引手数料 0.02%〜
日本語対応
口座開設ボーナス 30USDT
セキュリティ対策 2段階認証、コールドウォレット保管

参考:Bitget公式サイト

Bitgetの最大の特徴は、充実したデリバティブ取引機能です。最大125倍の高レバレッジ取引が可能で、デモ取引やコピートレード機能も備えた充実のプラットフォームを提供しています。

取引手数料は業界内でも比較的低水準に設定されており、メーカー手数料は0.02%からとなっています。取引量に応じて手数料が段階的に低下するVIP制度により、頻繁な取引を行うトレーダーに有利となっています。

セキュリティ面では、資産の95%以上をコールドウォレットで保管し、2段階認証やアンチフィッシング機能を実装するなど、高度なセキュリティ対策を講じています。10億ドル規模の保護基金により、不測の事態にも万全の資産保護体制を整えています。

日本人ユーザーへの対応も充実しており、取引プラットフォームの完全日本語化と24時間365日の日本語カスタマーサポートを提供しています。

新規ユーザーには30USDTの口座開設ボーナスと定期的なキャンペーンを提供し、取引開始のハードルを下げている点も特徴です。

Zoomex(ズームエックス)はデリバティブ取引など高度な取引を行いたい人に最適

Zoomex

Zoomexは2021年にシンガポールで設立された比較的新しい仮想通貨取引所ですが、短期間で急成長を遂げ、デリバティブ取引に特化した取引所として高い評価を得ています。

項目 詳細
取引所名 Zoomex
設立年 2021年
本社所在地 シンガポール
取扱通貨数 300種類以上
レバレッジ倍率 最大150倍
取引手数料 0.02%〜
日本語対応 あり
スマホアプリ iOS/Android対応
入金ボーナス 20USDT

参考:Zoomex公式サイト

CEXとDEXの両方のサービスを提供し、取引スタイルに応じた柔軟な選択が可能なのが特徴です。

業界最低水準の取引手数料0.02%と20USDTの入金ボーナスで、ユーザーに有利な取引環境を提供しています。

セキュリティ面では、マルチシグウォレットの採用と98%のコールドウォレット管理で、高度な資産保護を実現しています。

最大150倍のレバレッジ取引や充実したチャート分析ツールにより、初心者からプロまで幅広いニーズに対応しています。

BingXはコピートレードを中心に始めたい初心者トレーダーに最適

BingX

BingXは、2018年に設立された比較的新しい仮想通貨取引所ですが、革新的な取引機能と充実したサービス内容で急速に人気を集めています。特に、世界で初めて導入したコピートレード機能は、多くのトレーダーから高い評価を得ています。

項目 詳細
取扱銘柄数 858種類
レバレッジ 最大125倍
取引手数料 0.02%~0.1%
口座開設特典 最大916,560円相当
日本語対応
モバイルアプリ iOS/Android対応

参考:BingX公式サイト

BingXの最大の特徴は、「Copy Trade Pro」と「Copy Trade」という2つのコピートレード機能を提供していることです。これにより、経験豊富なプロトレーダーの取引戦略を直接参考にしながら取引を行うことができます

取引機能面では、グリッド取引やデモトレード機能を完備し、さらにマルチチャート機能による高度なテクニカル分析が可能です。経験豊富なトレーダーでも満足できる取引環境を提供しています。

また、最大レバレッジ125倍という高倍率での取引が可能で、少額の証拠金でも大きな取引機会を得ることができます。レバレッジ取引には大きなリスクも伴うため、経験や知識に応じて適切な倍率を選択することが重要です。

セキュリティ面では、2要素認証やコールドウォレットでの資産管理など、複数の安全対策を実施しています。24時間365日対応の日本語カスタマーサポートも提供されており、取引に関する疑問や問題にも迅速に対応してくれます。

KuCoin(クーコイン) は豊富な通貨ペアとDeFiサービスの活用におすすめ

KuCoinは2017年に設立された香港を拠点とする大手仮想通貨取引所で、世界的に高い評価を受けている取引プラットフォームです。

項目 詳細
取扱銘柄数 796種類以上
レバレッジ倍率 最大100倍
スポット取引手数料 0.02%~0.1%
日本語対応 完全対応
セキュリティ対策 2段階認証、コールドウォレット保管

参考:Kucoin公式サイト

KuCoinの最大の特徴は、800種類を超える豊富な取扱通貨です。メジャーな仮想通貨はもちろん、将来性のある新興アルトコインも多数取り扱っているため、投資の選択肢が広がります

取引手数料は業界内でも競争力のある水準に設定されており、スポット取引では0.1%からとなっています。取引所独自のトークン「KCS」を保有することで手数料の割引を受けることができ、長期的な取引コストの削減が可能です。

セキュリティ面では、資産の大部分をコールドウォレットで保管し、2段階認証を必須とするなど、高度なセキュリティ対策を実施しています。取引所の保険基金も充実しており、不測の事態に備えた体制を整えています

日本人ユーザーにとって特に魅力的なのは、完全な日本語対応を実現している点です。取引画面やヘルプセンター、カスタマーサポートまで全て日本語で利用できるため、言語の壁を感じることなく取引に集中できます

新規ユーザー向けのキャンペーンも充実しており、登録ボーナスや取引ボーナスなど、様々な特典を受けることができます。ステーキングやレンディングなどの収益化サービスも提供しており、単なる取引以外の運用方法も選択できます

取引プラットフォームは直感的で使いやすく設計されており、初心者から上級者まで快適に取引することができ、スマートフォンからでもスムーズに取引が可能です。

Phemex(フィメックス) は高速な取引執行と低手数料を求めるデイトレーダー向き

Phemexは2019年にシンガポールで設立された比較的新しい仮想通貨取引所です。モルガン・スタンレーで11年間の実務経験を持つジャック・タオ氏が創業者として知られており、金融のプロフェッショナルが立ち上げた取引所として注目を集めています。

項目 詳細
取扱通貨数 337銘柄
最大レバレッジ 100倍
取引手数料(Maker/Taker) 現物:0-0.1%/0.04-0.1%
先物:0-0.01%/0.03-0.06%
24時間取引高 約198億円
設立年 2019年
本社所在地 シンガポール

参考:Phemex公式サイト

Phemexの最大の特徴は、「Learn and Earn(学びながら稼ぐ)」というユニークな教育プログラムを提供していることです。このプログラムでは、仮想通貨やブロックチェーンに関する基礎知識を学習し、理解度テストに合格すると取引で使用できるボーナスを獲得できます。初心者トレーダーにとって、リスクを抑えながら実践的なトレード経験を積める機会となっています。

教育コンテンツも充実しており、800以上の記事やガイドラインが日本語で提供されています。パリ・ドフィーヌ大学とのパートナーシップにより、アカデミックな観点からもDeFiや暗号資産について学べる環境が整備されていることです。

一方で、取引所としての課題も存在します。24時間取引高が約198億円と、主要な海外取引所と比較すると流動性が低く、iOS利用者は取引所へのアクセスがウェブブラウザに限定されます。

セキュリティ面では、設立以来重大なハッキング被害の報告はなく、コールドウォレットでの資産管理や2段階認証の導入など、基本的な安全対策は整っています。金融ライセンスを保有していない点は、機関投資家からの信頼獲得という観点では課題となっています。

取引手数料は業界標準的な水準で、メイカー注文は0%から取引可能で、最大100倍のレバレッジ取引にも対応しています。

BTCCは高レバレッジと多様な取引オプションでセキュリティに優れた取引所

BTCCは2011年に設立された歴史ある海外仮想通貨取引所で、12年以上の運営実績があり、その間ハッキング被害がゼロという高いセキュリティ体制を誇っています。

項目 詳細
取引所名 BTCC
設立年 2011年
本社所在地 イギリス
レバレッジ 最大250倍
取扱通貨数 109種類
取引手数料 0.045%〜
入金ボーナス 30USDT
日本語対応 あり

参考:BTCC公式サイト

最大250倍の高レバレッジを提供し、仮想通貨以外の取引も可能で、ゼロカットシステムによる証拠金以上の損失リスクがないのが大きな魅力です。

取引手数料は業界最低水準の0.045%から、200ドルという低額から優遇を受けられるVIPプログラムも用意されています。

セキュリティ面では、米国やカナダ、ヨーロッパでの各種ライセンスを取得しており、コールドウォレットでの資産管理や2段階認証など、充実したセキュリティ対策を実施しています。日本語対応のカスタマーサポートが24時間365日稼働しているため、初心者でも安心して利用できます。

新規口座開設と初回入金で計60USDTのボーナスが得られ、デモトレード機能や豊富な教育コンテンツで段階的なスキルアップが可能です。

Tapbit(タップビット) はシンプルな操作性で仮想通貨取引を始められる

Tapbitは2021年に設立された比較的新しい海外仮想通貨取引所で、使いやすさと充実したボーナスプログラムで急速に人気を集めています。特に日本人ユーザーに向けた手厚いサポート体制と、初心者でも扱いやすいインターフェースが特徴となっています。

項目 詳細
取引所名 Tapbit
設立年 2021年
レバレッジ倍率 最大200倍
取扱通貨数 700種類以上
取引手数料 0.02%〜
新規登録ボーナス 8,000円相当
日本語対応
セキュリティ対策 4,000万ドルの保険基金完備

参考:Tapbit公式サイト

Tapbitの最大の魅力は、700種類以上の豊富な取扱通貨と最大200倍のレバレッジ取引に対応している点です。さらに、取引手数料が業界最低水準の0.02%からと非常に競争力のある料金体系を採用しています。

セキュリティ面では、4,000万ドル(約52億円)規模の保険基金を設置し、ユーザーの資産保護に万全を期しています。24時間365日体制の日本語カスタマーサポートも完備しており、取引に不安を感じる初心者トレーダーでも安心して利用できる環境が整っています。

新規ユーザー向けのキャンペーンも充実しており、口座開設時に8,000円相当のボーナスが付与されます。これにより、実際の資金を投資することなく取引を始められるため、リスクを抑えながら仮想通貨取引の経験を積むことができます。

また、Tapbitは仮想通貨取引だけでなく、FX取引にも対応している点が特徴的です。1つのプラットフォームで複数の金融商品を取引できることは、資産分散を考えるトレーダーにとって大きなメリットとなっています。取引画面もシンプルで直感的な操作が可能なため、複数の取引を同時に管理する際も混乱することなく運用できます。

Bitcastle(ビットキャッスル) は現物取引手数料0%と充実した日本語サポート使いやすい

Bitcastleは2019年に設立された比較的新しい仮想通貨取引所で、急速に成長を遂げている注目の取引所です。設立からわずか数年で100万人以上のユーザーを獲得し、特に日本のユーザーからの支持を集めています。

項目 詳細
取引所名 Bitcastle
設立年 2019年
取扱通貨数 100種類以上
レバレッジ倍率 最大150倍
取引手数料 0.02%〜
日本語対応 完全対応
入金ボーナス 最大200USDT
セキュリティ 2段階認証、コールドウォレット対応

参考:Bitcastle公式サイト

Bitcastleの最大の特徴は、メジャーな仮想通貨の現物取引手数料が0%という画期的なサービス提供です。これにより、取引コストを気にすることなく、自由な投資戦略を実行することができます。

セキュリティ面においても、設立以来ハッキング被害ゼロを維持しており、ユーザーの資産を安全に保護しています。マルチシグネチャによる厳重な資産管理や、24時間体制のセキュリティ監視など、包括的なセキュリティ対策を実施しています。

取引機能面では、現物取引だけでなく、最大150倍のレバレッジ取引やMT5を使用したFX取引、バイナリーオプション取引まで対応しています。また、他の取引所では取り扱いの少ないマニアックなトークンも多数上場しており、投資の選択肢が豊富です。

日本人ユーザーへのサポート体制も充実しており、24時間365日対応の日本語カスタマーサポートを提供しています。取引画面やヘルプページも完全日本語対応で、初心者でも安心して利用できる環境が整っています。

最近では日本国内の大規模な仮想通貨イベント「IVS」にもブース出展を行うなど、日本市場での存在感を着実に高めている取引所といえるでしょう。取引所としての信頼性と利便性の両立を図りながら、今後さらなる成長が期待される取引所といえるでしょう。

Bitmart(ビットマート) はマイナーなアルトコインの取引が可能

BitMartは、2017年に設立された比較的新しい仮想通貨取引所ですが、急速な成長を遂げ、現在では世界的に注目される取引所の一つとなっています。特筆すべきは、完全な日本語対応を実現していることで、日本人トレーダーにとって使いやすい環境を提供しています。

取引プラットフォームの特徴として、直感的なユーザーインターフェースと高度なチャート機能を備えており、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。

項目 詳細
取扱通貨数 853種類
レバレッジ倍率 最大100倍
スポット取引手数料 0.02%~0.1%
日本語対応
取引所トークン BMX
2段階認証

参考:Bitmart公式サイト

BitMartの大きな特徴として、独自トークンBMXを活用した手数料割引システムがあります。通常0.1%のスポット取引手数料が最大50%割引となり、実質0.05%まで抑えることが可能です。これは長期的なトレーディングを考えているユーザーにとって大きなメリットとなります。

また、「ミッションX」と呼ばれる独自のプロジェクト支援システムも注目に値します。このシステムでは、プロジェクトが成功した場合、継続的な配当を受け取ることが可能です。

セキュリティ面では、2段階認証やコールドウォレットでの資産管理など、標準的な安全対策を実装しています。また、24時間体制の日本語カスタマーサポートも利用可能で、取引に関する疑問や問題にも迅速に対応してくれます。

取引所としての流動性も十分で、主要な仮想通貨ペアについては安定した取引量を確保しています。特に、アルトコインの取り扱いが豊富で、新興の有望なプロジェクトにも早期にアクセス可能です。

Pinonex(パイオネックス) はAI自動取引を活用して効率的な投資ができる

Pinonexは、2019年にシンガポールで設立された比較的新しい仮想通貨取引所です。自動売買ボットを活用した取引サービスで注目を集めており、初心者からプロトレーダーまで幅広いユーザーに支持されています。

項目 詳細
取扱銘柄数 374種類
レバレッジ 最大100倍
取引手数料 現物:0.05% / 先物メイカー:0.02%
日本語対応
対応デバイス PC/スマートフォン
セキュリティ 2段階認証/コールドウォレット保管

参考:Pinonex公式サイト

Pinonexの最大の特徴は、業界最安水準の取引手数料構造です。現物取引では0.05%、先物取引のメイカー注文では0.02%という低コストで取引が可能です。

また、Pinonexは世界初の定量取引ボットを提供する取引所としても知られています。グリッド取引やアービトラージ、リバランスなど、様々な自動売買戦略を実装したボットを無料で利用可能です。

セキュリティ面では、2段階認証の導入や資産の大部分をコールドウォレットで保管するなど、標準的な安全対策を実施しています。また、日本語対応のカスタマーサポートも提供されており、取引に関する疑問や問題が発生した際にも安心してサポートを受けることができます。

新規口座開設時には最大45,600円相当のボーナスを受け取ることが可能で、初心者でも取引を始めやすい環境が整っています。ただし、レバレッジ取引は最大100倍までと、他の取引所と比較するとやや控えめな設定となっている点には注意が必要です。

OrangeX(オレンジエックス) は高レバレッジと豊富なボーナスで注目の新興仮想通貨取引所

OrangeXは、2023年に設立された比較的新しい仮想通貨取引所ですが、充実した取引機能と日本人向けのサービス展開で急速に人気を集めています。取引所の基本情報は以下の通りです。

項目 詳細
取扱銘柄数 354種類
レバレッジ 最大200倍
取引手数料 0.02%〜0.1%
日本語対応
口座開設特典 最大456,000円相当

参考:OrangeX公式サイト

OrangeXの最大の特徴は、日本語に完全対応していることです。取引画面やサポート、各種マニュアルなどがすべて日本語で提供されており、英語が苦手な投資家でも安心して取引を行うことができます

取引機能面では、最大200倍という高いレバレッジ取引に対応しており、少額の証拠金でも大きなポジションを取ることが可能です。また、取引手数料も業界最低水準の0.02%からと非常に競争力のある料率を提供しています。

新規口座開設者向けには最大456,000円相当の豪華なウェルカムボーナスを用意しており、初心者でも余裕を持って取引を始めることができます。さらに、定期的なトレーディングコンテストやキャンペーンも開催されており、取引を楽しみながら追加の報酬を得られる機会も豊富です。

セキュリティ面では、2段階認証やコールドウォレットでの資産管理など、標準的な安全対策を実装しています。設立からの運営実績が比較的短いため、大手取引所と比べると信頼性の面では若干劣る部分があることは考慮に入れる必要があります

取扱通貨は主要な仮想通貨から新興のアルトコインまで354種類と豊富で、様々な投資戦略に対応可能です。特に、新規上場コインの取り扱いも積極的に行っており、高リターンを狙う投資家にとって魅力的な取引機会を提供しています。

BTSEは手数料割引と高レバレッジ取引を求めるアクティブトレーダー向け

BTSEは、2018年に設立された比較的新しい仮想通貨取引所ですが、独自のトークンエコノミクスと使いやすいインターフェースで、着実にユーザー数を伸ばしています

項目 詳細
取扱銘柄数 231種類
レバレッジ 最大100倍
取引手数料 -0.01%〜0.2%
対応言語 日本語含む10言語以上
セキュリティ 2段階認証/コールドウォレット対応

参考:BTSE公式サイト

BTSEの最大の特徴は、独自トークン「BTSE」を活用したエコシステムです。このトークンを保有することで、最大60%もの取引手数料割引を受けることができ、さらにステーキングプログラムを通じて年利3.75%の追加収益を得ることも可能です。

VISAやMastercardなどの主要クレジットカードでの入出金に対応している点は、初心者にとって大きな魅力となっています

セキュリティ面では、業界標準の2段階認証に加え、資産の大部分をコールドウォレットで保管する方針を採用。さらに、定期的なセキュリティ監査を実施することで、ユーザーの資産保護に努めています。

取引手数料は業界内でも競争力のある水準を維持しており、メイカー手数料は最低-0.01%(リベート)、テイカー手数料は最大0.2%となっています。取引量に応じて手数料が段階的に減少する仕組みも導入されており、活発に取引を行うトレーダーにとって有利な条件となっています。

取引所のインターフェースは直感的で使いやすく設計されており、初心者でも迷うことなく取引を開始できる環境が整っています

Poloniex(ポロニエックス) は豊富なアルトコインとマージン取引を求める上級者向け

Poloniexは2014年に設立された老舗の仮想通貨取引所で、世界的に高い知名度と信頼性を誇ります。取引所としての実績は10年近くあり、安定した運営を継続していることから、多くのトレーダーから支持を得ています。

項目 詳細
取扱通貨数 712種類
レバレッジ 最大100倍
取引手数料 0.01%〜0.2%
日本語対応 非対応
入金ボーナス 最大152,000円相当
セキュリティ 2段階認証/コールドウォレット対応

参考:Poloniex公式サイト

Poloniexの特徴的なサービスとして、レンディングとステーキングが挙げられます。これらのサービスを利用することで、保有する仮想通貨から追加の収益を得ることが可能です。

取引手数料に関しては、取引量に応じた段階制を採用しています。取引量が増えるほど手数料率が下がる仕組みとなっており、活発に取引を行うトレーダーにとって有利な条件となっています。

セキュリティ面では、ユーザー資産の大部分をオフラインのコールドウォレットで保管する方式を採用しています。2段階認証の導入や定期的なセキュリティ監査の実施など、多層的な防衛体制を構築しています。

一方で、日本のユーザーにとっては日本語対応していない点が大きな課題となっています。取引画面自体は直感的に設計されているため、基本的な取引操作については比較的スムーズに行うことが可能です。

HashKeyGlobalは使いやすさとトークン報酬を重視する方におすすめ。

HashKeyGlobalは、2024年に設立された新進気鋭の海外仮想通貨取引所です。最新のテクノロジーと革新的なサービスを組み合わせ、世界中のトレーダーから注目を集めています。

特筆すべき特徴は、独自の「Trade to Earn」システムです。HSKトークンは、取引所の成長とともに価値が上昇する可能性を秘めており、長期的な投資価値が期待されています。

評価項目 詳細
取扱通貨数 68種類
最大レバレッジ 10倍
取引手数料(Maker) 0%~0.12%
取引手数料(Taker) 0.035%~0.12%
24時間取引高 約47百万ドル
金融ライセンス MAS、バミューダ、日本、香港

参考:HashKeyGlobal公式サイト セキュリティ面では、設立間もない取引所ながら、複数の国際的な金融ライセンスを取得し、厳格な基準をクリアしている点は、取引所の信頼性を大きく向上させています。

取引環境については、現在発展途上の段階にあります。レバレッジ取引は最大10倍までと控えめな設定となっていますが、これは安全性を重視した運営方針の表れとも言えます。

手数料体系は、現物取引でMaker手数料が0%~0.12%、Taker手数料が0.035%~0.12%と、業界標準的な水準に設定されています。先物取引では更に優遇された手数料率が適用され、特にMaker手数料は最大0%まで下がる点が特徴です。

新規参入者向けのサポート体制も充実しており、直感的なユーザーインターフェースと多言語対応の顧客サポートを提供しています。

運営母体のHashKey Digital Asset Groupは、アジア地域での展開を積極的に進めており、規制対応と革新的なサービスの両立を目指す姿勢は、長期的な成長potential性を示唆しています。

日本での利用が制限されている海外仮想通貨取引所 本文の目次に戻る

ここでは、日本居住者が利用を制限されている主要な海外仮想通貨取引所について説明していきます。これらの取引所は世界的に有名で、多くの取引量を誇りますが、日本の投資家にとっては直接利用が難しい状況にあります。

以下の表は、日本居住者の利用が制限されている主要な海外仮想通貨取引所をまとめたものです。

世界地図上に主要取引所のロゴと本社位置をマッピングした図

取引所名 本社所在地 日本向けサービス グローバルサービスURL
Binance マルタ BinanceJapan https://www.binance.com/
Coinbase 米国 https://exchange.coinbase.com/
Gate.io ケイマン諸島 https://www.gate.io/
Kraken 米国 https://www.kraken.com/
OKX セーシェル OKCoinJapan https://www.okx.com/
Bitstamp ルクセンブルク https://www.bitstamp.net/
Bitfinex 香港 https://www.bitfinex.com/
Huobi セーシェル ビットトレード(Huobi JP) https://www.huobi.com/

これらの取引所は、それぞれ独自の特徴や取引量、対応通貨ペアなどを持っています。例えば、Binanceは世界最大の取引量を誇り、多様な暗号資産と取引オプションを提供しています。一方、Coinbaseは米国を拠点とし、機関投資家向けのサービスも充実しています。

日本居住者がこれらの取引所を直接利用できない主な理由は、日本の金融商品取引法や資金決済法などの規制に準拠していないためです。これらの法律は、投資家保護や資金洗浄防止などを目的としており、海外取引所がこれらの基準を満たすことは容易ではありません。

しかし、一部の取引所は日本市場向けに別のサービスを展開しています。例えば、BinanceはBinanceJapanを、OKXはOKCoinJapanを運営しています。

なお、OKCoinJapanは2024年8月20日にサービス名を「OKJ(オーケージェー)」に刷新し、サービスサイトのドメインも「https://www.okj.com」に変更しました。

参考:【2024/08/14】「OKCoinJapan」は、新たに「OKJ」へと生まれ変わります | OKJ公式

いずれもこれらのサービスは日本の規制に準拠しており、日本居住者も安全に利用することができます。

目的別で選ぶ海外仮想通貨取引所おすすめ比較ランキング 本文の目次に戻る

ここでは、目的別に海外仮想通貨取引所のおすすめランキングを紹介します。

ボーナス、ハイレバレッジ取引、草コイン取引、スプレッド・手数料の低さ、日本語対応の5つの観点から、それぞれの特徴を持つ取引所をランキング形式で解説していきます。

ボーナスがおすすめな海外取引所

仮想通貨取引を始める際、ボーナスは大きな魅力の一つです。多くの海外取引所では、新規口座開設時や入金時にボーナスを提供しています。これらのボーナスを活用することで、初期投資を抑えつつ取引を始められるメリットがあります。

各仮想通貨取引所のボーナス額を棒グラフで比較

ランキング 取引所名 口座開設ボーナス 入金ボーナス
1位 Bybit 25,000円 最大3万ドル
2位 FXGT 15,000円 最大128万円
3位 XMTrading 13,000円 最大158万円
4位 MEXC 70USDT 最大2万ドル
5位 Bitget 30ドル 最大50万円

これらの取引所では、口座開設時に無料で仮想通貨やUSDTがもらえるだけでなく、入金時にも追加のボーナスが得られます。 例えば、Bybitでは25,000円相当の口座開設ボーナスに加え、最大3万ドルもの入金ボーナスが用意されています。

FXGTやXMTradingも、100万円を超える大型の入金ボーナスを提供しており、初心者から上級者まで幅広い投資家にとって魅力的な条件となっています。

ただし、これらのボーナスには通常、出金条件や有効期限が設定されていることに注意が必要です。ボーナスを最大限に活用するためには、各取引所の利用規約をよく確認し、条件を満たすように取引を行うことが重要です。

また、FXGTやXMTradingは仮想通貨を取り扱っておりボーナスが魅力的なのでここで紹介していますが、実際には仮想通貨取引所というよりも海外FX口座と呼ぶのが正しいです。

ハイレバレッジ取引がおすすめな海外取引所

レバレッジの仕組みを図解で説明

ハイレバレッジ取引は、少額の資金で大きな取引を行える魅力的な手法です。ただし、高リスクを伴うため、経験豊富な投資家向けと言えます。海外の仮想通貨取引所では、国内取引所と比べてはるかに高いレバレッジ倍率を提供しているところが多くあります。

各取引所のレバレッジ比較

ランキング 取引所名 最大レバレッジ倍率
1位 FXGT 1,000倍
2位 XMTrading 500倍
3位 Exness 400倍
4位 BTCC 250倍
5位 MEXC 200倍

FXGTは驚異の1,000倍レバレッジを提供しており、ハイリスク・ハイリターンを求める投資家にとって非常に魅力的な選択肢となっています。 XMTradingやExnessも、それぞれ500倍、400倍という高いレバレッジを提供しており、大きな利益を狙う投資家に人気があります。

レバレッジ取引のリスク

ただし、これらの高レバレッジ取引は、市場の小さな変動でも大きな損失につながる可能性があります。そのため、リスク管理が極めて重要です。取引を始める前に、十分な知識と経験を積み、自己資金管理を徹底することが不可欠です。

また、各取引所が提供するデモ取引機能を活用して、実際の資金を使う前に取引戦略をテストすることをおすすめします。

草コイン取引がおすすめな海外取引所

草コイン(アルトコイン)取引は、高リスク・高リターンの投資機会を求める投資家に人気があります。これらの新興仮想通貨は、大きな価格変動を示す可能性があり、適切に選択すれば大きな利益を得られる可能性があります。

草コインの種類比較

ランキング 取引所名 取扱通貨数
1位 MEXC 2,245種類
2位 Gate.io 2,142種類
3位 Bybit 1,405種類
4位 Bitget 873種類
5位 Kucoin 818種類

MEXCは2,245種類もの仮想通貨を取り扱っており、草コイン投資家にとって最も魅力的な取引所の一つです。 新興の仮想通貨プロジェクトを早期に発見し、投資できる可能性が高いです。Gate.ioも2,142種類と豊富な取扱通貨数を誇り、多様な投資機会を提供しています。

これらの取引所では、メジャーな仮想通貨だけでなく、将来性のある新興プロジェクトの通貨も取り扱っているため、投資の幅が広がります。

草コインのリスク

ただし、草コイン投資には高いリスクが伴うことを忘れてはいけません。十分な調査と慎重な判断が必要です。また、取引量の少ない通貨は流動性が低く、大量の売買が難しい場合があるため、注意が必要です。

▶ 合わせて読みたい:草コインの購入におすすめな海外暗号資産(仮想通貨)取引所 - おすすめ人気比較ランキング

スプレッド・手数料が低い海外取引所

仮想通貨取引の手数料計算例

取引コストは、長期的な投資成績に大きな影響を与えます。特に頻繁に取引を行う投資家にとって、スプレッドや手数料の低さは非常に重要な要素です。海外の仮想通貨取引所の中には、非常に競争力のある手数料体系を提供しているところがあります。

ランキング 取引所名 取引手数料
1位 FXGT 無料
2位 XMTrading 無料
3位 Exness 無料
4位 Bybit 0.005%~
5位 MEXC 0.01%~

FXGT、XMTrading、Exnessは取引手数料が無料であり、コスト意識の高い投資家にとって非常に魅力的な選択肢となっています。 Bybitも0.005%という非常に低い手数料から取引が可能で、取引量が増えるほど手数料が下がるティア制を採用しています。

これらの取引所では、スプレッドも比較的狭く設定されていることが多く、特に流動性の高い主要通貨ペアでは非常に効率的な取引が可能です。

▶ 合わせて読みたい:海外暗号資産(仮想通貨)取引所 - 手数料比較ランキング

日本語対応で日本人におすすめな海外取引所

海外仮想通貨取引所の日本語サポートメリット

日本人投資家にとって、日本語対応の取引所は使いやすさと安心感の面で大きなメリットがあります。複雑な取引操作や重要な情報を理解する際に、言語の壁がないことは非常に重要です。

ランキング 取引所名 日本語対応 特徴
1位 Bybit 充実した日本語サポート、豊富な取引ペア
2位 FXGT 高レバレッジ、低手数料
3位 XMTrading 豊富な教育リソース、安定した取引環境
4位 Bitget 多様な取引オプション、ユーザーフレンドリーなインターフェース
5位 MEXC 豊富な取扱通貨、迅速な新規上場

Bybitは日本語対応が特に充実しており、ウェブサイト、取引プラットフォーム、カスタマーサポートのすべてが日本語で利用可能です。 FXGTとXMTradingも、日本語サポートが充実しており、初心者でも安心して利用できます。

これらの取引所では、日本語での情報提供や取引ガイド、さらにはカスタマーサポートも日本語で受けられるため、複雑な取引や問題解決の際に大きな助けとなります。

また、日本の法規制や税制に関する情報も日本語で提供されていることが多く、コンプライアンス面でも安心です。

▶ 合わせて読みたい:日本人が利用できる海外暗号資産(仮想通貨)取引所 - おすすめ比較ランキング

海外の仮想通貨取引所とは 本文の目次に戻る

海外仮想通貨取引所とは、日本国外に拠点を置き、各国の金融ライセンスに基づいて運営されている仮想通貨取引プラットフォームのことを指します。これらの取引所は、世界中のユーザーにサービスを提供し、多様な仮想通貨の取引機会を提供しています。

海外仮想通貨取引所は、主に以下の3つのタイプに分類されます。

  1. CEX(中央集権型取引所):企業が運営し、ユーザーの資金を管理する取引所です。Binance、OKX、Bybitなどが代表的な例です。
  2. DEX(分散型取引所):スマートコントラクトを利用し、ユーザーが自身の資金を管理しながら取引できる取引所です。ApexProやdydxなどが有名です。
  3. 仮想通貨FX特化型取引所:デリバティブ取引に特化した取引所で、ZOOMEXやCryptoGTなどがこのカテゴリーに含まれます。

DEXとCEXの違い

出典:ブロックチェーンを用いた金融取引のプライバシー保護と追跡可能性に関する調査研究 | 金融庁

初心者の方には、ログイン情報の管理だけで済むCEXがおすすめです。DEXは全て自己管理が必要となるため、経験を積んでから利用するのが賢明でしょう。

海外仮想通貨取引所の特徴として、取扱通貨の多様性、高いレバレッジ、低手数料、ボーナスプログラムなどが挙げられます。これらの特徴により、トレーダーにとってより柔軟で魅力的な取引環境を提供しています。

海外取引所と国内取引所の違い

海外取引所と国内取引所の主な違い

海外仮想通貨取引所と国内仮想通貨取引所には、いくつかの重要な違いがあります。ここでは、その主な違いについて詳しく説明していきます。

まず、最も顕著な違いは取り扱う通貨の数です。海外取引所は平均して300種類以上の仮想通貨を取り扱っているのに対し、国内取引所では平均15種類程度にとどまります。この差は、新興の仮想通貨や注目を集めている通貨へのアクセスに大きな影響を与えます。

次に、レバレッジ取引の上限に大きな開きがあります。海外取引所では最大1,000倍のレバレッジが可能な場合もありますが、国内取引所では金融庁の規制により最大2倍に制限されています。

参考:仮想通貨交換業等に関する研究会 | 金融庁

これにより、海外取引所ではより大きなリスクと機会を持つ取引が可能となります。

また、ボーナスプログラムの有無も重要な違いです。海外取引所では新規登録者向けのボーナスや取引量に応じたキャッシュバックなど、様々な特典が用意されていることが多いです。一方、国内取引所ではこのようなボーナス制度はほとんど見られません。

さらに、ゼロカットシステムの導入状況も異なります。多くの海外取引所ではこのシステムが導入されており、急激な相場変動時でも証拠金以上の損失を被ることはありません。しかし、国内取引所ではこのシステムが未導入の場合が多く、追証のリスクが存在します。

特徴 海外仮想通貨取引所 国内仮想通貨取引所
取扱通貨数 平均300種類以上 平均15種類程度
最大レバレッジ 最大1,000倍 最大2倍
ボーナスプログラム あり ほとんどなし
ゼロカットシステム 多くの取引所で導入 未導入の場合が多い
新規通貨の上場速度 比較的早い 遅い

これらの違いを理解することで、トレーダーは自身のニーズや取引スタイルに合った取引所を選択することができます。

海外仮想通貨取引所を日本人が利用することに違法性はない

海外仮想通貨取引所を日本人が利用することについて、法的な観点から説明していきます。

多くの人が疑問に思うのは、金融庁の認可を受けていない海外取引所を利用することの合法性です。結論から言えば、2024年現在、日本人が海外仮想通貨取引所を利用すること自体に違法性はありません。

海外取引所は、その拠点となる国や地域の金融ライセンスを取得して運営されています。例えば、マルタ共和国やセーシェル共和国など、仮想通貨に対して比較的寛容な規制を持つ国々で登録されていることが多いです。これらの取引所は、日本の金融庁の認可は受けていませんが、それぞれの国の法律に基づいて合法的に運営されています。

日本の法律上、個人が海外の金融サービスを利用することを禁止する規定はありません。つまり、日本人が海外取引所を利用すること自体は違法行為には該当しないのです。

海外仮想通貨取引所を利用する際の注意点

ただし、注意すべき点もあります。例えば、海外取引所で得た利益も日本の税法に基づいて申告する必要があります。また、マネーロンダリングや資金洗浄などの不正な目的で利用することは当然ながら違法となります。

さらに、金融庁は一部の海外取引所に対して警告を発していることがあります。これは主に、日本向けに積極的な営業活動を行っているにもかかわらず、日本の法規制を遵守していない取引所に対するものです。

金融庁無登録業者

出典:無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について

また、以下の表のように、これまで複数の取引所に対して名指しで警告を公開しています。

発出日 タイトル
令和6年6月14日 LBank Exchangeに対する警告書の発出について
令和5年4月18日 ブリッジインベストメント株式会社及びクリプトカレンシーワールドワイド株式会社に対する警告書の発出について
令和5年3月31日 Bitget Limitedに対する警告書の発出について
令和5年3月31日 MEXC Globalに対する警告書の発出について
令和5年3月31日 Bybit Fintech Limitedに対する警告書の発出について
令和5年3月31日 Bitforex Limitedに対する警告書の発出について
令和4年2月25日 VANLANCLEに対する警告書の発出について
令和3年6月25日 Binance Holdings limitedに対する警告書の発出について
令和3年5月28日 Bybit Fintech Limitedに対する警告書の発出について
令和2年6月26日 Bitforex Limitedに対する警告書の発出について
令和2年6月26日 AmanpuriCo.,Ltdに対する警告書の発出について
令和2年1月21日 CBASE FINTECH LAB LLCに対する警告書の発出について
令和元年12月13日 BtcNextCompanyLimitedに対する警告書の発出について
令和元年6月25日 Cielo EX Limitedに対する警告書の発出について
平成31年2月15日 SB101に対する警告書の発出について
平成30年3月23日 Binance に対する警告書の発出について
平成30年2月13日 Blockchain Laboratory Limited に対する警告書の発出について

このような警告は、取引所の違法性を示すものではなく、利用者に注意を促すためのものと理解しておきましょう。

海外仮想通貨取引所をおすすめできるメリット 本文の目次に戻る

ここでは、海外仮想通貨取引所を利用するメリットについて詳しく説明していきます。国内の取引所と比較して、海外の取引所にはいくつかの大きな利点があります。

口座開設がかんたん

海外仮想通貨取引所の大きな魅力の一つは、口座開設の手続きが非常に簡単であることです。多くの海外取引所では、口座開設のプロセスが効率化されており、最短で数分程度で完了することができます。

国内仮想通貨取引所の口座開設手順

これは、国内の取引所で口座開設に数週間かかることがあるのと比較すると、大きな違いです。迅速な口座開設が可能なため、市場の動きに素早く対応したい投資家にとっては非常に魅力的です。

ただし、近年は世界的に規制が強化されており、多くの取引所で本人確認手続きが必須となっています。しかし、それでも国内取引所と比べると手続きは簡素化されており、より迅速に取引を開始できる環境が整っています。

取扱通貨・銘柄が豊富

国内と海外仮想通貨取引所の銘柄数比較

海外仮想通貨取引所の大きな特徴として、取り扱っている通貨や銘柄の数が非常に多いことが挙げられます。これにより、投資家は多様な選択肢の中から自分の戦略に合った通貨を選ぶことができます。

例えば、以下の表は主要な取引所の取扱通貨数を比較したものです。

取引所 取扱通貨数
Bybit 350種類以上
Binance 350種類以上
DMM Bitcoin 24種類
bitFlyer 18種類

この表からわかるように、海外の大手取引所であるBybitやBinanceは、国内取引所と比較して圧倒的に多くの通貨を取り扱っています。これにより、投資家はメジャーな通貨だけでなく、将来性のある新興の仮想通貨にも投資することができます。

多様な通貨を取り扱うことで、ポートフォリオの分散化が可能になり、リスク管理の観点からも有利です。また、新しい技術や概念を持つ仮想通貨プロジェクトにいち早く投資できる機会も増えます。

取引手数料が安い

国内と海外仮想通貨取引所の取引手数料比較

海外仮想通貨取引所の大きな利点の一つに、取引手数料の安さがあります。多くの海外取引所では、板取引方式を採用しており、これにより国内取引所と比較して大幅に低い手数料で取引を行うことができます。

具体的な比較を見てみましょう。

取引所 取引手数料
Bybit メイカー:〜0.1%、テイカー:〜0.1%
Binance メイカー:〜0.1%、テイカー:〜0.1%
DMM Bitcoin メイカー:2%、テイカー:2%
bitFlyer メイカー:6%、テイカー:6%

この表から明らかなように、海外取引所の手数料は国内取引所と比較して圧倒的に低いです。例えば、BybitやBinanceでは最大でも0.1%程度の手数料で取引が可能です。一方、国内取引所では2%から6%もの手数料がかかることがあります。

低い取引手数料は、特に頻繁に取引を行う投資家にとって大きなメリットとなります。取引コストが低いことで、より小さな価格変動でも利益を得ることができ、短期的な取引戦略を取る投資家にとっては非常に有利です。

最大レバレッジが高い

海外仮想通貨取引所の大きな特徴の一つに、高いレバレッジ取引が可能であることが挙げられます。国内取引所では金融庁の規制により最大レバレッジが2倍に制限されていますが、海外取引所ではこのような制限がないため、非常に高いレバレッジでの取引が可能です。

多くの海外取引所では、100倍から1,000倍という高いレバレッジを提供しています。これにより、少額の資金でも大きな取引を行うことができ、資金効率を大幅に向上させることができます。

例えば、100万円の取引を行う場合、

  • 国内取引所(最大レバレッジ2倍):50万円の資金が必要
  • 海外取引所(レバレッジ100倍の場合):1万円の資金で可能

このように、海外取引所を利用することで、少ない資金でも大きな取引を行うことができます。ただし、高レバレッジ取引にはリスクも伴うため、十分な知識と経験、そしてリスク管理が必要です。

ゼロカットシステムを採用している

海外仮想通貨取引所の多くが採用しているゼロカットシステムは、投資家を大きな損失から守る重要な機能です。このシステムにより、レバレッジ取引を行って預入金額以上の損失が発生した場合でも、投資家が追加で資金を支払う必要がなくなります。

ゼロカットシステムの主な特徴は以下の通りです。

  1. 預入金額以上の損失を防ぐ
  2. 追証(追加証拠金)が発生しない
  3. 借金のリスクがない

このシステムにより、投資家は安心してレバレッジ取引を行うことができます。特に、高レバレッジ取引を提供する海外取引所において、このシステムは非常に重要な役割を果たしています。

例えば、100倍のレバレッジで1万円の証拠金を使って100万円分の取引をした場合、最悪のシナリオでも損失は1万円に限定されます。これにより、投資家は自己資金の範囲内でリスクを管理することができ、予期せぬ大きな損失や借金のリスクから守られます。

海外仮想通貨取引所を選ぶ際のおすすめポイント 本文の目次に戻る

ここでは、海外仮想通貨取引所を選ぶ際に重要となるポイントについて詳しく説明していきます。適切な取引所を選ぶことで、より効率的で安全な仮想通貨取引が可能になります。

取扱通貨の豊富さ

海外仮想通貨取引所を選ぶ際、最も重要なポイントの一つが取扱通貨の豊富さです。取り扱う仮想通貨の種類が多ければ多いほど、投資の選択肢が広がり、分散投資の機会も増えます。

一般的に、海外の取引所は国内の取引所と比較して、より多くの仮想通貨を取り扱っています。例えば、ビットコインやイーサリアムといったメジャーな通貨だけでなく、新興の有望なアルトコインや、時には独自のトークンなども取り扱っていることがあります。

取扱通貨の豊富さは、以下のような利点をもたらします。

  1. 投資の多様化:様々な仮想通貨に投資することで、リスクを分散させることができます。
  2. 新たな投資機会:新興の有望な仮想通貨にいち早く投資できる可能性があります。
  3. 取引の利便性:複数の仮想通貨を同一の取引所で管理できるため、資産管理が容易になります。

ただし、取扱通貨が多すぎると、初心者にとっては選択肢が多すぎて混乱する可能性もあります。そのため、自分の投資戦略や知識レベルに合わせて、適切な取扱通貨数の取引所を選ぶことが重要です。

各種コスト・手数料

海外仮想通貨取引所を選ぶ際、各種コストや手数料は非常に重要な考慮事項です。これらのコストは直接的に投資収益に影響を与えるため、慎重に比較検討する必要があります。

主な手数料には以下のようなものがあります。

  1. 取引手数料:仮想通貨の売買時にかかる手数料
  2. 入金手数料:取引所に資金を入金する際にかかる手数料
  3. 出金手数料:取引所から資金を引き出す際にかかる手数料
  4. スプレッド:売値と買値の差額

これらの手数料は取引所によって大きく異なる場合があります。例えば、取引手数料は取引量に応じて変動する場合が多く、取引量が増えるほど手数料率が下がる仕組みを採用している取引所もあります。

例えば、国内外で人気の取引所であるBybitでは、取引量に応じでVIPランクが変動し、それに応じて手数料が変化する仕組みを採用しています。

BybitのVIP手数料

また、一部の取引所では、独自のトークンを保有することで手数料が割引されるなどの特典を設けている場合もあります。

注意すべきは、表面上の手数料だけでなく、隠れたコストにも注意を払う必要があることです。例えば、一見手数料が安く見えても、スプレッドが広い場合は実質的なコストが高くなる可能性があります。

したがって、各種コストや手数料を総合的に評価し、自分の取引スタイルに合った取引所を選ぶことが重要です。頻繁に取引を行う場合は取引手数料の低さを、長期保有を考えている場合は出金手数料の低さを重視するなど、自分のニーズに合わせて選択することをおすすめします。

レバレッジ取引の有無と最大倍率

レバレッジ取引は、少額の資金で大きな取引を行うことができる手法です。海外仮想通貨取引所を選ぶ際、レバレッジ取引の有無と最大倍率は重要な選択基準の一つとなります。

レバレッジ取引には以下のような特徴があります。

  1. 少額の資金で大きな利益を得る可能性がある
  2. 同時に、大きな損失を被るリスクも高まる
  3. 取引所によって提供される最大レバレッジ倍率が異なる

国内の仮想通貨取引所では、金融庁の規制により最大レバレッジ倍率が2倍に制限されています。一方、海外の取引所では100倍、200倍といった高倍率のレバレッジ取引が可能な場合があります。

ただし、高レバレッジ取引は非常にリスクが高いため、経験豊富なトレーダーでない限り、慎重に扱う必要があります。初心者の場合、レバレッジを使用しないか、低い倍率から始めることをおすすめします。

また、レバレッジ取引を提供している取引所でも、取り扱う仮想通貨の種類によって最大倍率が異なる場合があります。例えば、ビットコインは100倍のレバレッジが可能でも、他のアルトコインは20倍までしか認められていないといったケースがあります。

レバレッジ取引を行う際は、取引所の清算ルールや追証(追加証拠金)の有無なども確認しておくことが重要です。一部の取引所では、ゼロカットシステムを採用しており、証拠金以上の損失を被ることはありませんが、全ての取引所がこのシステムを採用しているわけではありません。

したがって、レバレッジ取引を行う場合は、自己の資金力とリスク許容度を十分に考慮し、適切な取引所とレバレッジ倍率を選択することが重要です。

流動性の高さ

流動性は、仮想通貨取引において非常に重要な要素です。流動性が高いということは、大量の取引が行われており、買い手と売り手が容易に見つかる状態を指します。海外仮想通貨取引所を選ぶ際、流動性の高さは重要な選択基準の一つとなります。

流動性が高い取引所には以下のようなメリットがあります。

  1. スプレッドが狭い:買値と売値の差が小さくなり、取引コストが抑えられます。
  2. 大口取引が容易:大量の仮想通貨を売買する際も、価格への影響が小さくなります。
  3. 価格の安定性:急激な価格変動が起こりにくくなります。
  4. 注文の執行速度が速い:注文がすぐに約定しやすくなります。

流動性の高さを判断する指標としては、以下のようなものがあります。

  • 24時間取引量:1日あたりの取引量が多いほど、流動性が高いと言えます。
  • オーダーブックの厚さ:買い注文と売り注文の量が多いほど、流動性が高いことを示します。
  • 取引ペアの数:多くの取引ペアが提供されていると、全体的な流動性が高くなる傾向があります。

以下は、主要な海外仮想通貨取引所の24時間取引量の比較表です。

取引所名 24時間取引量(USD)
Binance 約200億ドル
Coinbase 約20億ドル
Kraken 約10億ドル
Bitfinex 約5億ドル

ただし、流動性は常に変動するものであり、また仮想通貨の種類によっても大きく異なります。メジャーな仮想通貨(ビットコイン、イーサリアムなど)は一般的に流動性が高いですが、マイナーな仮想通貨は流動性が低い場合があります。

また、流動性が高すぎると、ボットやアルゴリズム取引が増加し、一般のトレーダーにとっては不利な状況が生まれる可能性もあります。

したがって、自分の取引スタイルや取引したい仮想通貨の種類に応じて、適切な流動性レベルの取引所を選ぶことが重要です。大口取引を行う予定がある場合や、頻繁に取引を行う場合は、特に流動性の高さを重視して取引所を選択することをおすすめします。

サーバーの強固さと安定性

仮想通貨取引において、サーバーの強固さと安定性は非常に重要な要素です。特に、価格が急激に変動する場面や取引量が急増する場面では、サーバーの性能が直接的に取引の成否に影響を与える可能性があります。

サーバーが強固で安定している取引所には、以下のようなメリットがあります。

  1. 取引の遅延が少ない:注文が迅速に処理され、約定までの時間が短くなります。
  2. システムダウンのリスクが低い:大量の取引が集中しても、システムが落ちにくくなります。
  3. 価格の正確性:リアルタイムで正確な価格情報が提供されます。
  4. セキュリティの向上:強固なサーバーは、外部からの攻撃にも強い傾向があります。

サーバーの強固さと安定性を判断する指標としては、以下のようなものがあります。

  • ダウンタイムの頻度:システムが停止する頻度が少ないほど、安定性が高いと言えます。
  • 取引処理速度:注文から約定までの時間が短いほど、サーバーの性能が高いことを示します。
  • 同時接続数:多数のユーザーが同時にアクセスしても問題なく動作するかどうか。
  • スケーラビリティ:取引量が急増しても対応できる拡張性があるかどうか。

以下は、主要な海外仮想通貨取引所のサーバー性能に関する比較表です(注:これらの数値は概算であり、常に変動する可能性があります)。

取引所名 平均応答時間 最大同時接続数 年間稼働率
Binance 10ms以下 1,000万以上 99.99%
Coinbase 20ms以下 500万以上 99.98%
Kraken 15ms以下 300万以上 99.99%
Bitfinex 25ms以下 200万以上 99.97%

ただし、これらの数値は取引所が公表している情報や推定値であり、実際の体験は異なる場合があります。また、地理的な要因(サーバーの位置と自分の位置の距離など)によっても、実際の性能は変わってくる可能性があります。

サーバーの強固さと安定性を確認する方法としては、以下のようなものがあります。

  1. 取引所の公式発表を確認する
  2. ユーザーレビューや評判を調べる
  3. 小額の取引から始めて、実際の性能を体験する
  4. 取引所のシステムメンテナンス情報を定期的にチェックする

特に重要な取引を行う予定がある場合や、高頻度取引を行う場合は、サーバーの強固さと安定性を重視して取引所を選択することをおすすめします。また、複数の取引所を利用することで、一つの取引所でシステム障害が発生した場合のリスクを分散させることも検討に値します。

セキュリティ高さと信頼性

仮想通貨取引において、セキュリティの高さと信頼性は最も重要な要素の一つです。

海外仮想通貨取引所を選ぶ際、この点は特に慎重に検討する必要があります。なぜなら、海外の取引所は日本の金融庁による規制の対象外であることが多く、ユーザー自身がセキュリティと信頼性を判断しなければならないからです。

セキュリティが高く信頼性のある取引所には、以下のような特徴があります。

  1. 強力な暗号化技術:ユーザーの個人情報や取引データを保護するための最新の暗号化技術を使用しています。
  2. 二段階認証:ログインや出金時に、パスワード以外の追加の認証を要求します。
  3. コールドウォレット保管:ユーザーの資産の大部分をオフラインのウォレットで保管し、ハッキングのリスクを低減します。
  4. 定期的なセキュリティ監査:外部の専門家によるセキュリティ監査を定期的に実施しています。
  5. 保険への加入:ハッキングなどによる資産の損失に備えて、保険に加入している取引所もあります。

以下は、主要な海外仮想通貨取引所のセキュリティ対策の比較表です。

取引所名 二段階認証 コールドウォレット保管率 保険加入
Binance あり 約90% あり
Coinbase あり 約98% あり
Kraken あり 約95% なし
Gemini あり 約95% あり

取引所の信頼性を判断する際は、以下のような点も考慮する必要があります。

  1. 運営企業の透明性:企業情報や経営陣の情報が公開されているか。
  2. 規制遵守:各国の法規制を遵守しているか。
  3. 過去のセキュリティ事故:過去にハッキングや資産流出などの事故があったか、あった場合どのように対応したか。
  4. ユーザーサポート:問題が発生した際のサポート体制が整っているか。
  5. 取引量と評判:長期間にわたって安定した取引量を維持し、ユーザーからの評判が良好か。

セキュリティと信頼性を確保するためには、ユーザー自身も以下のような対策を取ることが重要です。

  • 強力なパスワードを使用し、定期的に変更する
  • 二段階認証を必ず有効にする
  • 取引所の公式サイトを確認し、フィッシング詐欺に注意する
  • 大量の資産を長期間取引所に預けたままにしない
  • 複数の取引所を利用してリスクを分散させる

どんなに信頼性の高い取引所でも、100%安全というわけではありません。

自己責任の原則を常に念頭に置き、リスク管理を徹底することが重要です。セキュリティと信頼性は、取引所選びの最重要項目の一つとして、慎重に検討することをおすすめします。

日本語対応に対応しているか

海外仮想通貨取引所を選ぶ際、特に日本人ユーザーにとって重要なポイントの一つが日本語対応の有無です。取引所のウェブサイトやアプリが日本語に対応していることで、操作がより直感的になり、重要な情報を正確に理解することができます。

日本語対応の重要性は以下の点にあります。

  1. 操作の容易さ:複雑な取引操作や設定も、母国語で行えることでミスのリスクが減少します。
  2. 情報の正確な理解:取引条件や規約、重要なお知らせなどを正確に理解できます。
  3. トラブル対応の円滑化:問題が発生した際、日本語で状況を説明し、解決策を理解しやすくなります。
  4. 心理的な安心感:母国語で取引できることで、全体的な取引体験が向上します。

以下は、主要な海外仮想通貨取引所の日本語対応状況の比較表です。

取引所名 ウェブサイト日本語対応 アプリ日本語対応 日本語サポート
Binance あり あり あり
Bybit あり あり あり
Kraken あり 部分的 限定的
Coinbase なし なし なし

ただし、日本語対応があるからといって、必ずしもその取引所が日本の規制に完全に準拠しているわけではありません。

また、日本語対応の質にも注意が必要です。機械翻訳による不自然な日本語や、誤訳が含まれている場合もあります。特に重要な情報(取引条件や利用規約など)については、可能であれば英語版も確認することをおすすめします。

完全な日本語対応がない取引所でも、グーグル翻訳などの翻訳ツールを活用することで、ある程度の理解は可能です。ただし、重要な取引や設定を行う際は、誤訳のリスクを考慮し、慎重に行動することが大切です。

サポート体制が充実しているか

海外仮想通貨取引所を選ぶ際、サポート体制の充実度は非常に重要な要素です。

特に、資金の移動や取引に関する問題が発生した場合、迅速かつ適切なサポートが得られるかどうかは、ユーザーの取引体験に大きな影響を与えます。

充実したサポート体制には、以下のような特徴があります。

  1. 多様なサポートチャネル:メール、チャット、電話など、複数の方法でサポートを受けられる。
  2. 24時間365日対応:仮想通貨市場は24時間動いているため、いつでもサポートが受けられることが理想的。
  3. 迅速な応答時間:問い合わせから回答までの時間が短い。
  4. 多言語対応:日本語を含む複数の言語でサポートが受けられる。
  5. 充実したFAQやヘルプセンター:一般的な質問に対する回答が容易に見つけられる。
  6. コミュニティサポート:ユーザーフォーラムやSNSでの情報共有が活発。

以下は、主要な海外仮想通貨取引所のサポート体制の比較表です。

取引所名 サポート方法 24時間対応 日本語サポート 平均応答時間
Binance チャット、メール、電話 あり あり 1時間以内
Kraken チャット、メール あり 限定的 24時間以内
Coinbase メール、電話 あり なし 48時間以内
Bitfinex メール なし なし 72時間以内

サポート体制の充実度を確認する方法:

  1. 取引所のウェブサイトでサポートページを確認する
  2. 実際にテスト的な問い合わせを行ってみる
  3. ユーザーレビューや評判サイトでサポートに関する評価を確認する
  4. SNSでの取引所の対応状況を確認する

ただし、サポート体制が充実していても、以下のような点に注意が必要です。

  • 混雑時や大規模なシステム障害時には、通常よりも応答時間が長くなる可能性がある
  • 複雑な問題や個別性の高い問題は、解決に時間がかかる場合がある
  • 日本語サポートがあっても、専門的な内容になると英語での対応が必要になる可能性がある

また、ユーザー自身も以下のような対策を取ることで、よりスムーズなサポートを受けられる可能性があります。

  • 問題が発生した際は、できるだけ詳細な情報(取引ID、時間、エラーメッセージなど)を提供する
  • FAQやヘルプセンターを事前によく確認し、基本的な情報を把握しておく
  • 緊急性の高い問題は、チャットや電話など即時性の高い方法を選択する

海外仮想通貨取引所で取引を始める方法・手順 本文の目次に戻る

海外仮想通貨取引所で取引を始める方法

ここでは、海外仮想通貨取引所で取引を始める方法と手順について詳しく説明していきます。海外の取引所を利用することで、国内取引所では扱っていない通貨や、より高度な取引手法を活用できるようになります。

しかし、海外取引所の利用には独自の手順があり、初心者にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。そこで、以下では海外取引所での取引を始めるための3つの主要なステップを順を追って解説していきます。

海外取引所で口座を開設する

海外仮想通貨取引所で取引を始めるための第一歩は、口座の開設です。この過程は国内取引所とは異なる点があるため、注意が必要です。

まず、利用したい海外取引所のウェブサイトにアクセスし、新規登録ページから必要な情報を入力します。通常、メールアドレスやパスワード、個人情報などの基本的な情報が求められます。

海外取引所で口座を開設する

多くの海外取引所では、本人確認手続き(KYC:Know Your Customer)が必要となります。これは、マネーロンダリング防止や不正利用防止のための重要なステップです。本人確認には、パスポートや運転免許証などの身分証明書、そして住所を証明する書類(公共料金の請求書など)が必要となることが一般的です。

一部の取引所では、本人確認なしで利用できる基本的なアカウントと、本人確認済みの高度なアカウントを分けている場合もあります。ただし、取引限度額や機能に制限がかかる可能性があるため、フル機能を利用したい場合は本人確認を完了させることをおすすめします。

必要書類 備考
身分証明書 パスポート、運転免許証など
住所証明書 公共料金の請求書、銀行取引明細書など
顔写真 本人確認のため、身分証と一緒に撮影することもあり

国内取引所で仮想通貨を購入する

海外取引所の口座開設が完了したら、次のステップは実際に取引に使用する仮想通貨を入手することです。多くの海外取引所では日本円での直接入金が難しいため、まずは国内の取引所で仮想通貨を購入する必要があります。

国内取引所で仮想通貨を購入する

国内取引所を利用するメリットは、日本円での入出金が容易であり、また日本の法規制に準拠しているため、セキュリティ面でも安心感があることです。国内取引所での口座開設も必要となりますが、こちらも本人確認が必要となるため、あらかじめ身分証明書などを用意しておくとスムーズです。

国内取引所で口座を開設したら、日本円を入金し、目的の仮想通貨を購入します。初心者の方には、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要な仮想通貨から始めることをおすすめします。これらの通貨は流動性が高く、ほとんどの取引所で取り扱われているため、後々の送金や取引がしやすいからです。

購入する際は、市場の動向や自身の投資戦略を考慮しつつ、慎重に判断することが重要です。また、一度に全額を投資するのではなく、少額から始めて徐々に慣れていくことをおすすめします。

海外取引所の口座へ仮想通貨を送金する

最後のステップは、国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所の口座に送金することです。この過程は、ブロックチェーン技術を利用した送金となるため、正確な操作が求められます。

まず、海外取引所のアカウントにログインし、入金したい仮想通貨の受取アドレスを確認します。このアドレスは、通常長い文字列やQRコードの形で表示されます。次に、国内取引所の出金ページにアクセスし、送金先として海外取引所の受取アドレスを入力します。

海外取引所の口座へ仮想通貨を送金する

送金する際は、以下の点に特に注意が必要です。

  1. アドレスの正確な入力:一文字でも間違えると、送金先が不明となり資金を失う可能性があります。
  2. 送金手数料の確認:ブロックチェーンネットワークの混雑状況によって手数料が変動することがあります。
  3. 送金時間の把握:取引の確認に時間がかかる場合があるため、即時反映を期待しないようにしましょう。

送金が完了し、海外取引所の口座に反映されたら、いよいよ海外取引所での取引が可能となります。初めての送金では少額から始め、正しく反映されることを確認してから本格的な取引を開始することをおすすめします。

海外仮想通貨取引所で利用できるおすすめサービス 本文の目次に戻る

取引所・販売所サービス

取引所・販売所サービスは、仮想通貨取引所の基本的な機能です。取引所では、ユーザー同士が直接取引を行うことができます。これにより、市場の需要と供給に基づいた公正な価格で取引が可能となります。一方、販売所では、取引所自体が仮想通貨を直接販売します。

取引所では、指値注文や成行注文など、様々な注文方法を選択できます。これにより、ユーザーは自身の取引戦略に合わせて柔軟に取引を行うことができます。また、取引所では通常、取引手数料が低く抑えられているため、頻繁に取引を行うトレーダーにとっては有利です。

販売所は、初心者にとって使いやすいサービスです。価格が明確に表示されており、複雑な注文方法を理解する必要がないためです。ただし、販売所では通常、取引所よりも若干高めの価格設定となっていることに注意が必要です。

サービス 特徴 メリット デメリット
取引所 ユーザー間の直接取引 低手数料、柔軟な注文方法 取引の仕組みを理解する必要がある
販売所 取引所による直接販売 簡単な操作、明確な価格 やや高めの価格設定

仮想通貨のつみたてサービス

仮想通貨のつみたてサービスは、定期的に一定額の仮想通貨を購入するサービスです。このサービスは、ドルコスト平均法の原理を活用しており、価格変動の激しい仮想通貨市場において効果的な投資方法として注目されています。

ドル・コスト平均法とは、価格が変動する商品に対して「常に一定金額を、定期的」に購入する方法です。投資金額を一定にすることで、価格が低いときには購入量(口数)が多く、価格が高いときには購入量(口数)が少なくなり、平均購入単価を抑えることが期待できます。 出典:ドル・コスト平均法とは? | 三井住友銀行

つみたてサービスの最大の利点は、市場のタイミングを計る必要がないことです。定期的に一定額を投資することで、高値での購入リスクを軽減し、長期的には平均購入価格を抑えることができます。また、少額から始められるため、初心者や資金の限られた投資家にも適しています。

ただし、つみたてサービスを利用する際は、長期的な視点を持つことが重要です。短期的な価格変動に一喜一憂せず、継続的に投資を続けることで、このサービスの真価を発揮することができます。また、手数料にも注意が必要です。

一部の取引所では、つみたてサービスに対して通常の取引よりも高い手数料を設定している場合があります。

仮想通貨のステーキングサービス

ステーキングは、Proof of Stake(PoS)というコンセンサスメカニズムを採用している仮想通貨で利用できるサービスです。ユーザーは保有する仮想通貨をネットワークに「ステーク(預け入れ)」することで、新しく生成されるコインの一部を報酬として受け取ることができます。

参考:Ethereum Proof of Stake は持続可能か | 一橋大学経済研究所

このサービスの魅力は、単に仮想通貨を保有しているだけで追加の収益を得られることです。ステーキング報酬は通常、年利で表示され、その率は仮想通貨の種類や市場の状況によって異なりますが、一般的に数パーセントから数十パーセントの範囲です。

多くの海外取引所がステーキングサービスを提供しており、ユーザーは複雑な技術的知識がなくても簡単にステーキングに参加できます。ただし、ステーキング期間中は通常、仮想通貨を売却できないロックアップ期間が設定されていることに注意が必要です。

また、ステーキングに参加することで、該当する仮想通貨のネットワークの安定性と安全性の向上に貢献することになります。これは、長期的にはその仮想通貨の価値向上にもつながる可能性があります。

ステーキングの利点 ステーキングの注意点
追加収益の獲得 ロックアップ期間の存在
簡単な参加方法 報酬率の変動
ネットワーク貢献 市場価格変動リスク

仮想通貨のIEO

IEO(Initial Exchange Offering)は、仮想通貨取引所が主催する新規仮想通貨の販売イベントです。従来のICO(Initial Coin Offering)と比較して、取引所が審査を行うため、より信頼性の高いプロジェクトに投資できる可能性が高いとされています。

参考:What is an initial exchange offering (IEO)? | Coinbase 参考:ICO(Initial Coin Offering)について | 金融庁

IEOの大きな特徴は、取引所のプラットフォームを通じて行われることです。これにより、投資家は複雑な手続きを踏むことなく、簡単に新規プロジェクトに参加することができます。また、IEOで販売された仮想通貨は、通常すぐにその取引所で取引可能となるため、流動性の面でも優れています。

ただし、IEOへの参加には注意点もあります。多くの場合、参加には取引所の独自トークンの保有が必要であったり、KYC(本人確認)手続きが求められたりします。また、人気のIEOでは参加枠が限られていることも多く、抽選で参加者が決められることもあります。

投資家は、IEOに参加する前に、プロジェクトの詳細や team の背景、トークンの使用目的などを十分に調査することが重要です。IEOは新しい投資機会を提供する一方で、依然としてリスクの高い投資であることを忘れてはいけません。

仮想通貨のレンディングサービス

仮想通貨のレンディングサービスは、保有する仮想通貨を貸し出すことで利息を得られるサービスです。このサービスは、仮想通貨を単に保有しているだけでなく、追加の収益を得る方法として人気を集めています。

レンディングの仕組みは比較的シンプルです。ユーザーは自身の仮想通貨を取引所のレンディングプールに預け入れ、それを必要とする借り手に貸し出します。貸出期間や利率は仮想通貨の種類や市場の需要によって異なりますが、一般的に年利数パーセントから数十パーセントの範囲で設定されています。

このサービスの利点は、市場の価格変動に関わらず、安定した収益を得られる可能性があることです。特に、長期保有を考えているユーザーにとっては魅力的なオプションとなります。

しかし、レンディングにも注意点があります。

まず、貸し出している間は通常、その仮想通貨を売却できません。また、借り手のデフォルトリスクや、取引所自体のセキュリティリスクも考慮する必要があります。さらに、一部の国では仮想通貨のレンディングに関する規制が厳しくなっていることにも注意が必要です。

レンディングの利点 レンディングの注意点
追加収益の獲得 貸出中の売却不可
市場変動に左右されにくい デフォルトリスク
柔軟な期間設定 規制リスク

NFTの売買サービス

NFT(Non-Fungible Token)は、ブロックチェーン技術を利用して作られた、唯一無二のデジタルアセットです。近年、多くの海外仮想通貨取引所がNFTの売買サービスを提供し始めており、新たな投資機会として注目を集めています。

NFTの特徴は、その「非代替性」にあります。つまり、各NFTは独自の価値を持ち、他のものと交換することができません。これにより、デジタルアート、音楽、ゲーム内アイテム、さらには不動産の権利証書など、様々な分野でNFTが活用されています。

海外取引所でのNFT売買サービスは、通常のマーケットプレイス機能を提供しています。ユーザーは自身のNFTをリストアップして販売したり、他のユーザーが出品したNFTを購入したりすることができます。多くの取引所では、NFTの作成(ミント)機能も提供しており、クリエイターが直接NFTを作成して販売することも可能です。

ただし、NFT市場はまだ比較的新しく、価格の変動が激しいことに注意が必要です。また、NFTの価値は主観的な要素が強いため、その評価は難しい場合があります。さらに、著作権や法的問題に関しても注意が必要です。

おすすめの海外仮想通貨取引所を利用する時の注意点 本文の目次に戻る

海外仮想通貨取引所を利用する際には、いくつかの重要な注意点があります。ここでは、日本人ユーザーが特に気をつけるべき点について詳しく説明していきます。

日本語に未対応な海外取引所がある

海外の仮想通貨取引所を利用する際、言語の壁は大きな障害となる可能性があります。多くの主要な取引所は日本語対応を進めていますが、すべての取引所がそうではありません。

日本語に対応していない取引所を利用する場合、取引の際に重要な情報を見逃したり、誤解したりするリスクが高まります。特に、取引条件や手数料、セキュリティに関する重要な情報を正確に理解することが困難になる可能性があります。

また、カスタマーサポートも英語や他の言語でのみ提供されている場合が多く、問題が発生した際のコミュニケーションに支障をきたす恐れがあります。

そのため、日本人ユーザーは可能な限り日本語対応の取引所を選択することが賢明です。ただし、日本語対応と謳っていても、機械翻訳による不自然な日本語表現が使用されている場合もあるので注意が必要です。

金融庁から警告を受けている

海外の仮想通貨取引所の多くは、日本の金融庁から警告を受けています。これは、これらの取引所が日本の法律に基づく正式な登録を行っていないためです。

2024年現在、Binance、Bybit、Bitget、MEXCなど、多くの主要な海外取引所が金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等」リストに掲載されています。

この警告は、これらの取引所の利用が違法であることを意味するものではありません。しかし、ユーザーは以下の点に注意する必要があります。

  1. 日本の法的保護が及ばない可能性がある
  2. トラブルが発生した際に、日本の当局による介入や支援が期待できない
  3. 取引所の運営方針や規制が日本の基準と異なる可能性がある

したがって、これらの取引所を利用する際は、自己責任の原則をより強く意識する必要があります。取引を行う前に、取引所の信頼性や安全性を十分に調査し、リスクを理解した上で利用することが重要です。

草コインのようにリスクの高い銘柄もある

海外の仮想通貨取引所の大きな特徴の一つは、新興の仮想通貨や小規模プロジェクトの通貨(いわゆる「草コイン」)を取り扱っていることです。これらの通貨は高いリターンの可能性を秘めていますが、同時に非常に高いリスクも伴います。

草コインの特徴と注意点:

  1. 時価総額が小さく、価格変動が激しい
  2. プロジェクトの実態や開発チームが不透明な場合が多い
  3. 流動性が低く、大量の売買が困難な場合がある
  4. 詐欺的なプロジェクトや、急激に価値がゼロになるリスクがある

これらの通貨に投資する際は、十分な調査と慎重な判断が必要です。プロジェクトの白書を読み、開発チームの経歴を確認し、コミュニティの活動状況などを総合的に評価することが重要です。

また、投資額は損失を許容できる範囲に抑え、ポートフォリオ全体のバランスを考慮することが賢明です。

ハッキングされても自己責任で保証がない恐れがある

海外の仮想通貨取引所を利用する際の大きな懸念の一つは、セキュリティリスクです。過去に多くの取引所がハッキング被害に遭っており、ユーザーの資産が失われるケースも少なくありません。

ハッキングリスクと対策:

  1. 取引所のセキュリティ対策を確認する(二段階認証、コールドウォレット保管など)
  2. 大量の資産を取引所に長期保管しない
  3. 複数の取引所に資産を分散させる
  4. ハードウェアウォレットなど、自己管理のウォレットを活用する

重要なのは、ハッキングが発生した場合、取引所が補償を行うかどうかは取引所の方針次第であり、法的な強制力がないことです。多くの場合、ユーザーは自己責任で損失を被る可能性があります。

ただし、近年は主要な取引所が自主的に補償を行うケースも増えています。例えば、取引所側のセキュリティホールが原因でハッキングが発生した場合、全額補填されるケースもあります。

資産の分別管理がされていない恐れがある

海外の仮想通貨取引所では、日本の取引所とは異なり、顧客資産の分別管理が法的に義務付けられていない場合があります。これは、取引所の運営資金と顧客の資産が混在している可能性があることを意味し、取引所が破綻した場合に顧客資産の保護が不十分になるリスクがあります。

資産管理に関する注意点:

  1. 取引所の資産管理方針を確認する
  2. Proof of Reserves(準備金証明)を提供している取引所を選ぶ
  3. 大手監査法人による監査を受けている取引所を優先する
  4. 取引所の財務状況や評判を定期的にチェックする

近年、FTXの破綻事件を受けて、多くの取引所がProof of Reservesを導入し、透明性の向上に努めています。これは、取引所が顧客の資産を1:1で保有していることを証明するシステムです。

プルーフ・オブ・リザーブ(Proof of Reserve)は、暗号資産(仮想通貨)を保持・管理するカストディアン(資産管理保全主体)が顧客から預かっている資産の額と同額かそれ以上を保有していることを、証明する必要があるという考え方であり、また第三者が実施する独立した監査手順によって、資産の保有状況が検証される作業そのものを指します。 出典:保有資産を証明するプルーフ・オブ・リザーブとは? | DMM Bitcoin

参考:経営破綻のFTX、顧客の損失返済に必要な額を上回る資金保有 | Bloomberg 参考:混乱広がる暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの経営破綻:繰り返された問題 | NRI

日本円の入出金に対応していない場合がある

海外の仮想通貨取引所の多くは、日本円での直接的な入出金に対応していません。これは、日本の金融規制に完全に準拠していないためです。この制約は、日本人ユーザーにとって大きな不便となる可能性があります。

日本円入出金の対応状況:

  1. 完全に対応:一部の取引所(例:Bybit)
  2. 部分的に対応:クレジットカードでの入金のみ可能な取引所
  3. 非対応:多くの主要海外取引所(例:Binance、OKX)

日本円での入出金ができない場合、以下のような対策が必要になります。

  1. 国内の取引所で仮想通貨を購入し、海外取引所に送金する
  2. ステーブルコイン(USDT、USDCなど)を利用して取引を行う
  3. 他の主要通貨(USD、EURなど)での入出金を検討する

これらの方法は追加の手数料や為替リスクを伴う可能性があるため、取引コストを慎重に計算する必要があります。また、仮想通貨の送金には時間がかかる場合があるため、取引のタイミングにも注意が必要です。

海外仮想通貨取引所を安全に利用するためのおすすめ方法 本文の目次に戻る

資産は複数の取引所に分ける

仮想通貨投資において、資産を一つの取引所に集中させることは非常にリスクが高いと言えます。海外取引所は規制が緩いため、突然のサービス停止や破綻のリスクがあります。そのため、資産を複数の取引所に分散させることが重要です。

例えば、保有している仮想通貨の総額を3つの取引所に均等に分けて保管することで、一つの取引所が問題を抱えた場合でも、全ての資産を失うリスクを軽減できます。さらに、海外取引所だけでなく、日本の国内取引所にも一部の資産を保管することで、より安全性を高めることができます。

日本語のサポートに対応している取引所を選ぶ

海外取引所を利用する際、言語の壁は大きな障害となる可能性があります。特に、資金の移動や取引に関するトラブルが発生した場合、迅速かつ正確なコミュニケーションが不可欠です。そのため、日本語サポートが充実している取引所を選ぶことが重要です。

日本語サポートが充実している取引所では、以下のようなメリットがあります。

  1. 取引所の利用方法や機能について、日本語で詳細な説明を受けられる
  2. 資金の入出金や取引に関するトラブルが発生した際、迅速に対応してもらえる
  3. 取引所の重要なアップデートや注意事項を日本語で確認できる

例えば、Bybitやbitgetなどの取引所は、日本語サポートが充実していることで知られています。これらの取引所では、24時間体制で日本語のカスタマーサポートを提供しており、ライブチャットやメールでの問い合わせに迅速に対応してくれます。

準備金証明がある取引所を選ぶ

準備金証明とは、取引所が顧客の資産を適切に管理していることを証明するものです。これは、取引所の透明性と信頼性を示す重要な指標となります。準備金証明がある取引所を選ぶことで、自身の資産がより安全に管理されていることを確認できます。

準備金証明の主な利点は以下の通りです。

  1. 取引所の財務状況の透明性が高まる
  2. 顧客資産の適切な管理が確認できる
  3. ハッキングや不正アクセスのリスクが軽減される

準備金証明を公開している主要な海外取引所には、以下のようなものがあります。

取引所名 準備金比率
Bybit 100%以上
Bitget 100%以上
MEXC 100%以上
Kucoin 100%以上
BingX 100%以上

これらの取引所は、定期的に準備金証明を公開しており、顧客資産の安全性を重視していることがわかります。

ハードウェアウォレットを使用する

ハードウェアウォレットは、仮想通貨を安全に保管するための物理的なデバイスです。オンライン上の取引所やソフトウェアウォレットと比較して、ハッキングや不正アクセスのリスクが大幅に低減されます。

ハードウェアウォレットの主な利点は以下の通りです。

  1. オフラインで仮想通貨を保管できるため、ハッキングのリスクが極めて低い
  2. 秘密鍵が物理的なデバイス内に保存されるため、外部からのアクセスが困難
  3. 取引所の破綻や停止の影響を受けない

代表的なハードウェアウォレットには、Ledger NanoシリーズTrezorなどがあります。これらのデバイスを使用することで、長期保有する仮想通貨を安全に管理することができます。

ただし、ハードウェアウォレットの使用には若干の手間がかかるため、頻繁に取引を行う資金はオンライン上の取引所に置き、長期保有する資金をハードウェアウォレットに保管するなど、用途に応じて使い分けることをおすすめします。

海外仮想通貨取引所に関するよくある質問 本文の目次に戻る

海外仮想通貨取引所は合法ですか?

海外仮想通貨取引所の利用は、日本の法律上合法です。ただし、日本の金融庁による規制や監督は受けていないため、利用にあたっては自己責任が求められます。

海外取引所は、それぞれの国や地域の法律に基づいて運営されています。そのため、取引所によって適用される規制や保護措置が異なる場合があります。日本の取引所とは異なり、資産保護や取引の安全性に関する日本の法的保護が及ばない点に注意が必要です。

利用を検討する際は、取引所の所在地や適用される法律、ライセンスの有無などを確認することをおすすめします。また、日本の金融庁が公表している無登録業者リストを参照し、警告対象となっていないかを確認することも重要です。

合法であっても、リスクが高い場合もあるため、取引所の選択には慎重を期す必要があります。信頼性の高い取引所を選び、自己責任の原則を理解した上で利用することが大切です。

海外仮想通貨取引所は安全ですか?

海外仮想通貨取引所の安全性は、取引所によって大きく異なります。一般的に、大手の取引所ほどセキュリティ対策が充実していますが、絶対的な安全性を保証することは困難です。

安全性を判断する際の主なポイントは以下の通りです。

  1. セキュリティ対策:二段階認証、コールドウォレット保管、保険加入など
  2. 運営実績:長期間の安定した運営、大規模なハッキング被害の有無
  3. 規制遵守:適切なライセンスの取得、法令順守の姿勢
  4. 取引量:高い流動性は、一定の信頼性を示す指標となる
  5. ユーザーレビュー:実際の利用者からの評価

以下の表は、主要な海外取引所のセキュリティ対策の比較です。

取引所名 二段階認証 コールドウォレット保管 保険加入
Binance
Bybit
KuCoin ×
OKX

ただし、これらの対策があっても完全な安全性は保証されません。利用者自身も、強力なパスワードの設定や、二段階認証の利用、小額の取引から始めるなど、自己防衛策を講じることが重要です。

また、取引所の規約や利用条件をよく読み、資産保護に関する方針を理解しておくことも大切です。安全性に不安がある場合は、複数の取引所を利用して資産を分散させるなどのリスク管理も検討しましょう。

海外仮想通貨取引所は日本円で入出金できますか?

海外仮想通貨取引所での日本円の直接入出金は、一部の取引所を除いて一般的には困難です。

多くの海外取引所は、主要な法定通貨(米ドルやユーロなど)や仮想通貨での入出金に対応していますが、日本円での直接取引には対応していないケースが多いです。

ただし、一部の取引所では日本円での入出金に対応しています。

  1. Bybit:P2P取引を通じて日本円の入出金が可能
  2. ZOOMEX:日本円の入出金に対応
  3. FXGT:日本円の入出金に対応

これらの取引所では、日本のユーザーを意識したサービス展開を行っているため、日本円での取引が可能となっています。

世界最大の仮想通貨取引所はどこですか?

世界最大の仮想通貨取引所は、現在のところBinance(バイナンス)です。Binanceは、取引量、ユーザー数、取扱通貨の多様性など、様々な指標において他の取引所をリードしています。

▶ 合わせて読みたい:世界最大の仮想通貨取引所ランキング20社一覧比較|日本語対応で暗号資産取引におすすめ

日本円の入金・出金に対応していますか?

海外仮想通貨取引所の多くは、日本円での直接的な入金・出金に対応していません。しかし、一部の取引所では日本人ユーザーを意識したサービス展開を行っており、日本円での入出金が可能となっています。

日本円の入出金に対応している主な海外取引所は以下の通りです。

  1. Bybit(バイビット)
  2. ZOOMEX(ズームエックス)
  3. FXGT(エフエックスジーティー)

これらの取引所では、日本円での入出金が可能ですが、それぞれ手数料や処理時間が異なります。利用する際は、各取引所の具体的な手続きや手数料を確認することが重要です。

日本語に対応している取引所はありますか?

はい、多くの主要な海外仮想通貨取引所が日本語に対応しています。日本のユーザーベースの拡大を目指し、ウェブサイトやアプリの日本語化、日本語サポートの提供など、日本市場向けのサービス展開を行っている取引所が増えています。

主要な取引所の日本語対応状況を表にまとめると以下のようになります。

取引所名 ウェブサイト 取引プラットフォーム モバイルアプリ カスタマーサポート
Bybit
MEXC
Bitget
KuCoin
OKX

取扱通貨数の多い取引所を教えてください。

取扱通貨数の多い海外仮想通貨取引所は、投資家に多様な選択肢を提供し、新興の仮想通貨やトークンへのアクセスを可能にします。以下、取扱通貨数の多い主要な取引所をご紹介します。

取引所名 取扱通貨数 特徴
MEXC 2,300+ 新規上場が早い、マイナーコインも多数
KuCoin 700+ アジア圏の新興コインが豊富
Gate.io 1,400+ 多様な取引ペア、新興コインの上場が早い
Bitget 500+ デリバティブ取引に強み
Bybit 350+ デリバティブ取引の取扱通貨数が多い

仮想通貨FXにおすすめの海外取引所はどこですか?

仮想通貨FX(レバレッジ取引)に適した海外取引所は、高いレバレッジ、低い取引手数料、豊富な取引ペア、そして安定したプラットフォームを提供しているところが理想的です。以下、仮想通貨FXにおすすめの主要な海外取引所をご紹介します。

取引所名 最大レバレッジ メイカー手数料 テイカー手数料 特徴
Bybit 100倍 -0.025% 0.075% 安定性、日本語サポート
FXGT 500倍 0.05% 0.05% 超高レバレッジ、日本円対応
MEXC 200倍 -0.02% 0.06% 豊富な取引ペア
Bitget 100倍 -0.01% 0.06% コピートレード機能
OKX 100倍 -0.02% 0.05% 高度な取引ツール

仮想通貨FXは高リスクな取引であるため、十分な知識と経験を持った上で、自己責任で取り組むことが重要です。また、各取引所の利用規約や取引条件を十分に理解した上で利用することをおすすめします。

海外取引所への送金におすすめな仮想通貨はなんですか?

海外取引所への送金に適した仮想通貨は、主に送金速度の速さ、手数料の低さ、そして取引所での対応状況を考慮して選ばれます。以下、海外取引所への送金におすすめの仮想通貨をご紹介します。

仮想通貨 送金速度 手数料 特徴
XRP 数秒 非常に低い 高速、低コスト、広く対応
XLM 2-5秒 極めて低い 高速、低コスト
LTC 約2.5分 比較的低い ビットコインより高速
TRX 数秒 非常に低い 高速、低コスト
USDT 変動 変動 安定性、多くの取引所で対応

海外取引所で得た利益であれば税金を支払わなくてもばれないですか?

海外取引所で得た利益であっても、税金を支払わないことは違法であり、決して推奨されません。日本の税法上、海外取引所での利益も課税対象となります。

参考:暗号資産等に関する税務上の取扱い及び計算書について | 国税庁