ギャビン・ウッド氏 (Gavin James Wood、1980年4月~) は、イギリスのコンピューター科学者であり、イーサリアムの共同創設者です。また、ポルカドットとクサマの創設者としても広く知られています。
イーサリアムを開発する以前、ウッド氏はマイクロソフト社で研究者として働いていました。2013年、彼はイーサリアムの考案者であるヴィタリック・ブテリン氏とともにイーサリアムを共同で創設します。
ウッド氏は、スマートコントラクトを記述するためのプログラミング言語「Solidity」を提案、開発し、2014年にはイーサリアムにおけるスマートコントラクトのランタイムシステムであるEVM (Ethereum Virtual Machine) を定義した技術仕様書を発表しました。その後、イーサリアム財団の最高技術責任者 (CTO) を務めましたが、2016年にイーサリアムプロジェクトから去ります。
ウッド氏はイーサリアムを去った後、分散型インターネットインフラストラクチャとテクノロジーに焦点を当てた非営利組織である「Web3Foundation」を設立しました。また、Web3.0の理念を実現するブロックチェーンテクノロジーとして、ポルカドットネットワークの開発も行っています。