【2021最新版】イールドファーミングにおすすめなプロトコル

おすすめプロトコル

イールドファーミングを活用した資産運用を検討している方のために、おすすめのプロトコルをトータルバリューロック (TVL) 基準で紹介します。

各プロトコルでそれぞれ特徴が異なるので、自分の投資スタイルにあったものを選んでみてください。

Aave (アーべ)

  • TVL:97.2億ドル

Aaveはマネーマーケットを作成するための分散型の貸付および借入プロトコルという位置づけになります。

Aaveでは20種類以上のトークンを使って流動性マイニングが可能なほか、資金を借りることによってもガバナンストークンAAVEを複利として得られるのが特徴で、将来的に無担保で借り手にローンを発行できるフラッシュローンやクレジット委任を促進することが期待されています。

AAVEが利用されているAaveプロトコルは、レンディング分野で注目されているプロジェクトの一つで、AAVEは時価総額ランキング29位となっています。

Curve (カーブ)

  • TVL:88.7億ドル

CurveはUniswapの問題点を解決するべく、ロシア人のMichael Egorov氏によって開発されました。

Curveの特徴は、指定されたステーブルコイン同士を安い手数料で交換できる点です。Uniswapを含む他の取引所ではステーブルコイン同士のトレードペアがなく、複数のPoolを経由させる必要があったため、その分交換手数料やトランザクション手数料が割高になっていました。

イールドファーミングにおいて価格変動の少ないステーブルコインを活用したい方は、Curveを利用すると取引コストを抑えられるでしょう。

Maker (メーカー)

  • TVL:73.3億ドル

MakerはMakerDAOとMaker Protocolのガバナンストークンです。MakerDAOはステーブルコインであるダイ (DAI) を支えるプロトコルであり、ユーザーは暗号資産を担保として預ければダイ (DAI) を借りられます。

ダイ (DAI) は法定通貨担保型のテザー (USDT) などとは違い、仮想通貨担保型のステーブルコインであるため、ボラティリティを抑えるためにさまざまな仕組みがイーサリアムのスマートコントラクトで実現されています。

近年MakerDAOのプロトコルを利用したサービスが増えてきていて、ダイ (DAI) の流動性は高まりつつあります。

Compound (コンパウンド)

  • TVL:62.5億ドル

流動性マイニングを始めた先駆者ともいえる存在で、イーサリアム (ETH) やステーブルコインといった通貨を自由に貸し借りできるレンディングプラットフォームとなっています。

Compoundは銀行のような役割を持っていて、ユーザーは余っているイーサリアム (ETH) やステーブルコインを貸し出すことで、アルゴリズムで調整された利息とガバナンストークンCOMPを獲得できます。貸し出した通貨を担保に、他のトークンを借りることも可能です。

Uniswap (ユニスワップ)

  • TVL:43.9億ドル

2018年から運営されていて、DeFiの強みを生かした2000種類以上の取扱通貨数や手数料の安さから、DEXの中で最も多い取引高を誇ります。

Uniswapは自動マーケットメーカー (AMM) であり、ユーザーは中央集権的な仲介なしに、ほぼすべてのERC20トークンペアを交換できます。

流動性マイニングによって得られるUNIトークンは、時価総額ランキング11位と、ガバナンストークンの中では一番の人気を誇ります。

PancakeSwap (パンケーキスワップ)

  • TVL:40.7億ドル

PaccakeSwapは、他の多くの分散型取引所 (DEX) がイーサリアムブロックチェーンを利用しているなか「BSC (BEP20) 」規格のバイナンススマートチェーンを利用しているのが特徴です。

PancakeSwapはBSC規格のDEXのなかでも最も取引量が多く、代表格とされています。近年、イーサリアムのブロックチェーン上に構築されたサービス全体で手数料が高騰しているなか、BSCに基づくPancakeSwapは0.3%と比較的安い取引手数料を維持しています。

手数料を抑えてDEXにて取引したい方はPancakeSwapを検討してみてもよいでしょう。

Yearn.finance (ヤーンファイナンス)

  • TVL:40.5億ドル

Yeran.financeは、ユーザーがイールドファーミングを行うにあたって、Compound、dydx、Aaveといったものの中から最適なプロトコルを提示し、資金を移動させる仲介を行うサービスを展開しています。

複雑化しつつあるDeFi市場の中から最適なプロトコルを見つけるのは大変な作業のため、Yearn.finnanceのサービスは投資家達から高い評価を受けています。

ガバナンストークンであるYFIの存在も特徴です。Yearn.financeは、YFIの保有量に応じて、ユーザーにプロトコル内での議決権・投票権を与えたり、手数料を付与したりといった仕組みを取っています。

YFIは時価総額ランキング55位で、これからイールドファーミングのユーザーが増えYearn.financeのニーズが増えれば、価格の上昇が期待できるでしょう。

SushiSwap (スシスワップ)

  • TVL:31.1億ドル

2020年8月に誕生し歴史が浅いものの、既に多くのユーザーを抱える人気のDEXとなっています。

SushiSwapは、Uniswapから派生して誕生しました。日本語の寿司をモチーフに名付けられているので、日本人が開発に関わっていると思われがちですが、特にそういった事実はありません。Sushiswapでは、Uniswapと同じく通貨を流動性プールに預けることで、ガバナンストークンのSUSHIを受け取ることができます。

SUSHIはローンチから間もない2020年9月1日に大手取引所BINANCEとFTXに上場するなど高く評価されていましたが、その直後に創設者のChef Nomi氏が1400万ドル相当のSUSHIを売却したことで出口詐欺を疑う声が広まり、一旦は暴落してしまいました。現在はFTXのサムバンクマンCEOが開発の後任に立ったことで、信頼を取り戻し価格は安定しています。

2021年3月には新たなプラットフォーム「BentoBox (弁当箱) 」をリリースし、DeFiを活用したイールドファーミング機能がより利用しやすくなりました。

SUSHIは時価総額ランキング60位とDEXのガバナンストークンの中でも人気の通貨となっているので、SUSHIの将来性に注目です。

Synthetix (シンセティックス)

  • TVL:18.7億ドル

Synthetixはイーサリアムブロックチェーン上で合成資産を発行できるプラットフォームを提供しています。合成資産とは、ビットコイン (BTC) ならばsBTC、イーサリアム (ETH) ならsETH、米ドルUSDならsUSDといったように、特定の通貨と同様な値動きをする資産のことです。

Synthetixでは、この合成資産をガバナンストークンSNXやイーサリアム (ETH) を担保に生成することができ、生成された合成資産は、Synthetix上のスマートコントラクトと担保プールを介して直接交換・売買が可能です。

合成資産は1つの取引所で仮想通貨、インデックス、株、貴金属と行ったさまざまな金融商品を取引できるようになる可能性を秘めていることもあり注目されています。

今後各国の法規制がどのようになされていくのかといった動向にもよりますが、合成資産の将来性には引き続き期待が高まりそうです。

Venus (ヴィーナス)

  • TVL:13.9億ドル

Venusも「BSC (BEP20) 」規格のバイナンスチェーン上に構築されたDeFiの一つです。

Venusでは流動性プロトコルに「XVS」というガバナンストークンを利用しています。仮想通貨をレンディングし、その対価として利率とガバナンストークンを受け取るという基本的な機能は他のDeFiサービスと同じですが、Venusには特徴的な要素が2つあります。

1つめは、預けた資産を担保に仮想通貨を借りて運用できる点です。

借りた仮想通貨も保有している仮想通貨と同じように運用できるので取引の幅が広がります。また利息を支払う必要はありますが、借り手の場合でも「XVS」をインセンティブとして受け取ることができるので、借りる・貸すどちらにおいてもXVSを貰える仕組みになっています。

2つめは、独自のステーブルコイン「VAI」が発行できる点です。VAIはVenusに預けた資金の50%まで発行することが可能です。

VAIはXVSと交換できるほか、価格変動のリスクが少なく利息もかからないことから、分散投資先としての利用もされています。

これらの点は他のDeFiサービスには見られないVenusの特徴的なポイントです。

トータルバリューロック(TVL)

トータルバリューロック (TVL) とは、DeFiプロトコルに預けられた資産の総額のことをいいます。異なるDeFiプロトコルのマーケットシェアを比較し、健全性を測るのに有効な指標とされています。

またDeFiサービスの時価総額とTVLの比率を計算することで、それら資産が過小評価されているか過大評価されているかの判断材料とすることができます。その比率では主に3つの要素、循環供給量、最大供給量、通貨の現価格を見る必要があります。ここでは知名度の高いUniswapを例に挙げて説明します。

Uniswapは現在、約5億UNIの流通供給量があり、最大供給量は10億UNIと仮定します。そしてUniswapの現在の時価総額は、流通供給量に現在のUNIの価格を乗じることで算出できます。その時価総額をTVLで割ることで比率がでます。

Uniswapの場合は2を超えているこため、プラットフォームにロックされている価値の半分程度しかないことになります。最大供給量を考慮するとTVL比は4以上とさらに高くなります。一般的には、1以下であれば割安であると考えられ、1を大きく超えていれば過大評価されている可能性があります。

ただし重要なのは、あくまでも割安かどうかを見るためだけの判断材料の一つに過ぎないことです。最終的には、その通貨の特徴やプラットフォーム上でどのように使用されているか、どのように配布されているかなど、さまざまな要素を踏まえ考えるようにしましょう。

イールドファーミングおすすめプロトコルまとめ

この記事では、イールドファーミングのおすすめプロトコルを、それぞれの特徴を見ながら解説してきました。

プロトコルを選ぶ際は、現状の取引高と将来性、ガバナンストークンの価格安定性といった点を比較検討するとよいでしょう。信頼性を測る指標として、トータルバリューロック (TVL) を見るのもかかせません。

イールドファーミングはハイリターンが見込める一方、変動損失と行ったリスクがあることもしっかりと理解しましょう。これからイールドファーミングを始める方は、本記事を参考にして最適なプロトコルを選びましょう。

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