- bitFlyerは販売所のスプレッドがやや広め
- bitFlyerはビットコイン取引所のスプレッドが優れている
- スプレッドを抑えるには、なるべく取引所を利用するのがおすすめ
bitFlyerで口座開設を検討しているけれど、スプレッドの広さが気になるという方は多いでしょう。
今回の記事は、bitFlyerのスプレッドを、販売所方式、取引所方式、レバレッジ取引の3つでそれぞれ他取引所と比較検証します。
そもそもスプレッドが何なのかも解説しているので、仮想通貨取引をこれから始めるという方もぜひ参考にしてください。
bitFlyerと他取引所のスプレッド比較【現物取引】
スプレッドとは、買値と売値の差額です。運営会社は、このスプレッドを実質的な手数料の一つとして利益としています。
スプレッドは狭ければ狭いほどユーザーは利益を出しやすくなります。
各取引所のスプレッドを一覧で見ていきましょう。
ビットコイン (BTC) のスプレッド比較表
上の表は、2022年2月13日時点のビットコイン (BTC) のスプレッドです。
bitFlyerに関して、販売所のスプレッドはやや広めですが、取引所のスプレッドは他と比較しても高水準だといえます。
イーサリアム (ETH) のスプレッド比較表
上の表は、2022年2月13日時点のイーサリアム (ETH) のスプレッドです。
bitFlyerのスプレッドは、販売所の中では平均的と言えます。
リップル (XRP) のスプレッド比較表
上の表は、2022年2月13日時点のリップル (XRP) のスプレッドです。
リップルのスプレッドに関して、bitFlyerは販売所の中ではやや狭めといえます。
bitFlyerと他取引所のスプレッド比較【レバレッジ取引】
レバレッジ取引は、現物取引よりもスプレッドの重要性がより高くなります。
レバレッジ取引はポジションを長期保有せずに短期で取引を完了させる機会が多く、スプレッドの支払いが重なるためです。
スプレッドの調べ方
板情報からある瞬間の最も安い売値と最も高い買値を取り出し、その差からスプレッドを調べることができます。
ただし、スプレッドは一定ではなく変動するものなので、参考程度にしてください。実際に自分が取引しようとするときに、どの程度のスプレッドになっているのか確認することが重要です。
ビットコイン (BTC) のスプレッド比較表
bitFlyerでは、ビットコイン (BTC) のレバレッジ取引を「ビットコインFX」という機能で行なえます。
上の表は、2022年2月13日時点のビットコイン (BTC) のスプレッドです。
bitFlyerのスプレッドは、BITPointやDMM Bitcoinと比べると高水準であることがわかります。
bitFlyerのスプレッドに関する口コミ・評判
ビットフライヤーの販売所のスプレッドは何回見ても引くくらいひろくて笑える
— TomatoX (@TomatoX19684572) January 24, 2022
販売所のスプレッドが広いという声です。スプレッドが気になる方はなるべく取引所方式で取引しましょう。
ビットフライヤーはFX見たく売りと買いの差が表示されているから分かるけど
— リュード🐾FXトレーダー🐱【FX年間収益100万円】 (@FXryudo) December 18, 2021
コインチェックはガチでスプレッド隠してる
悪意の塊だよねこれ
上のTweetにあるとおり、bitFlyerでは公式ページまたは取引画面からリアルタイムでスプレッドを確認できます。
取引をする際はこまめに確認しましょう。
調べてみたらプレゼントみたいなのは最近おわってるね。ビットフライヤーはセキュリティ最強だけどスプレッドがひどすぎて長期保存にしかむかない( ˘•ω•˘ )
— ひとみひとみアザラシ (@hitomihitomi20) May 26, 2021
やはり、bitFlyerのスプレッドは広いと感じている方が多く見られました。
bitFlyerの強みは、高いセキュリティと使いやすい取引画面、そして国内トップクラスのユーザー数による約定力の高さです。
短期取引で利益を出したい方よりも、長期的な投資を考えている方に向いている取引所と言えるかもしれません。
bitFlyerのスプレッドを抑える3つの方法
取引回数を抑える
スプレッドは取引を重なるごとに発生します。余分なスプレッドの支払いを無くすために、取引回数を必要回数に抑えましょう。
取引所方式で取引する
前述の通り、ユーザー同士で価格を提示して取引を行う取引所方式は、運営会社が設定した価格で取引を行う販売所方式よりも、スプレッドが狭いです。
もちろん販売所方式にも、いつでもすぐに取引を確定できるというメリットがありますが、特に急ぎの理由がないのであれば取引所方式を利用する方がおすすめです。
複数の取引所を利用する
一つの取引所でも、スプレッドが狭くなりがちな通貨と、広くなりがちな通貨が存在します。
ビットコイン (BTC) はbitFlyer、イーサリアム (ETH) はDMM Bitcoinといったように、通貨によって利用する取引所を使い分ければ、損失を抑えれられるでしょう。
そもそもスプレッドとは
スプレッドとは、売値と買値の間に生じる差額のことです。
運営会社は、このスプレッドを実質的な手数料の一部として収益にしています。
例えば、1BTCの売値が100万円、買値が95万円の時、スプレッドは差額の5万円です。1BTCを購入した瞬間、5万円の含み損を抱えることになります。つまり、5万円以上値上がりしなければ、利益を出すことはできません。
また、スプレッドは、販売所方式か取引所方式かによって区別する必要があります。
販売所方式では、運営会社が売値と買値を設定するため、スプレッドは一般的に広くなりがちです。
一方取引所方式では、ユーザー同士が売値と買値の希望を出し、双方の同意が得られた時に取引を行うため、販売所方式よりもスプレッドは狭いです。
そのため、各取引所のスプレッドを比較する時は、そのスプレッドが販売所方式のものか、取引所方式のものかを考慮しましょう。
そして、スプレッドは常に変動していて、特に相場の急変時は、スプレッドは広くなる傾向にあります。
取引を行う際は、必ずスプレッドを確認し、取引コストがどれくらいになるか把握しておきましょう。
補足:スプレッドが変動する理由
仮想通貨の価格は、需要と供給のバランスで決まります。
市場の強気気配が高まり購買意欲が上がると、売り注文が消費されます。逆に弱気気配が高まって利益確定や損切りに向かう人が多くなれば、買い注文が消費されます。
こうして売りか買いのどちらかの注文が偏って消費されると、スプレッドは広くなります。
bitFlyerのスプレッドまとめ
今回の記事では、bitFlyerのスプレッドについて見てきました。
bitFlyerは、ビットコイン (BTC) のスプレッドが特に優れています。ビットコイン (BTC) をお得に取引したい方は、bitFlyerを選んでみてはいかがでしょうか。
スプレッドは、販売所方式であれば公式ページから、取引所方式であれば板情報の買値と売値の差額から、リアルタイムで確認できます。スプレッドは常に変動するため、気付かないうちに損をしないように、こまめに確認する習慣をつけましょう。
なお、スプレッドが狭ければ良い取引所、広ければ悪い取引所というわけではありません。取引所も適正な収益を上げなければ、運営が立ち行かなくなります。取引所のインフラとスプレッドのバランスが取れている取引所が、良い取引所です。
bitFlyerは、全通貨で考えると特別スプレッドがトップクラスの取引所とは言えませんが、高いセキュリティと安定した取引環境を維持している点も考慮すると、非常に評価できる取引所です。