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(引用)情報通信技術の進展に伴う金融取引の多様化に対応するための資金決済に関する法律等の一部を改正する法律 (平成31年3月15日提出、令和元年5月31日成立)
- レバレッジ取引を中心に使える両建てのやり方を紹介
- 買いのロング、売りのショート両方のポジションを取り、確実な利益を狙える
- 仮想通貨の乱高下で一方がロスカットされるなどで損失するリスクもある
BitMEXを中心に、買いと売りを両方注文する「両建て」という投資戦略を使う人がいるようです。本記事では、両建てとは何か、実践によりどんな効果が期待されるかなどを解説します。これを参考にして、両建てに興味を持ったら試してみてはいかがでしょうか。
そもそも仮想通貨の両建てとは
仮想通貨の両建ての意味を3つのポイントにわけて解説します。
両建ては損切を必要としないトレード
両建てができれば、マイナス利益を確定させて売却する「損切り」が必要なくなるとされています。
先に買って後で売る「ロング」、先に売って後で買う「ショート」両方のポジションを取ります。価格が動けば両方の注文を売り払い、合計利益を確定させます。
通常の取引よりも利益を取れる可能性を高くするのが両建てですが、状況が悪いと最終的には損失する可能性もあります。
両建てはどんな時に使うのか
仮想通貨の両建ては、信頼できる情報と照らし合わせても相場をうまく判断できない場合に使います。
複数の取引所にレバレッジ取引用の証拠金を預けているときも、総合的な損失を抑え、利益を大きくするための両建てが考えられます。
買いと売りの両方のポジションを取る性質上、あまり価格予測に対してストイックになりすぎる必要もありません。
両建ては儲かるのか
両建ては、ロングとショートのポジションを同時に扱う関係上、儲けの可能性は高まります。運が良ければ、両方のポジションで利益を出せることもあるでしょう。
しかし、二つの注文に気を配らなければいけないので、初心者には難しいテクニックでもあります。
仮想通貨の値動きは大きくなりやすいです。乱高下などで一方または両方のポジションをロスカットされると、損失を確定してしまうこともあります。一つの取引所で複数の口座を使った両建てを禁止しているところもありますので注意しましょう。
BitMEX (ビットメックス) で両建てする方法
BitMEXを例に両建ての方法を4つ紹介します。
複数アカウントで両建てする
複数のアカウントを登録して、一つ目でロングポジション、二つ目でショートポジションを行う方法です。
しかしアカウントの切り替えが必要であるため、難易度は高いです。証拠金の移動も一日一回までなので、もう一方のアカウントは証拠金を動かせず不自由を強いられます。
取引所によっては複数のアカウントを使った両建てを不正行為とみなすところもあるので、事前に規約などをチェックしておきましょう。
ビットコインFXとアルトコインFXで両建てする
BitMEXのように一種類の仮想通貨につき一つしかポジションを持てない取引所もあります。しかし、アルトコインFXでビットコインFXと反対のポジションを持っても両建てになります。複数のアカウントを使いたくない場合はこの方法を考えましょう。
しかしアルトコインはどれもビットコインと性質が違います。アルトコインだけが大きな価格変動をしてビットコインにあまり変わりがないなどのケースでは、かえって大きな損失だけが残る可能性もあります。
ビットコインFXとビットコイン先物で両建て
BitMEXのビットコインFXとビットコイン先物取引を使った両建てです。仮想通貨の種類が統一されているので、混乱することがありません。
FXと先物取引は同じビットコインのチャートに従って結果が出ますが、出来高は先物の方がFXよりも低くなりがちです。
オーダーした際に動くお金がFXと先物取引で異なる場合があるので、資金を常時チェックしながらやりましょう。
他取引所とBitMEX (ビットメックス) で両建てする方法
一つ目の取引所でロング、二つ目の取引所でショートポジションを取る方法です。ほとんどの取引所はユーザーがよその取引所に登録しているかどうかを問わないので、最も制約に縛られることなく両建てができます。
取引所による手数料や、買値と売値の違いであるスプレッドの違いに気を使う必要はありますが、基本的には価格が上がればロングポジションを売り、価格が下がればショートポジションを買い戻す方法で確実に利益を狙えます。
証拠金もそれぞれの取引所で一日一回動かせ、画面を二分割して両方の取引所をチェックできます。
BitMEX (ビットメックス) の両建ては指値注文がおすすめ
BitMEXの両建てでは指値注文が推奨されます。
指値注文とは
指値注文とは、ユーザーが1枚あたりの通貨の価格を意味するレートを指定して注文することです。取引所が示した価格どおりでの注文は成行注文と呼ばれます。
指値注文は完了してからすぐに成立するわけではありません。ユーザーが出した指値注文に同意する人が現れて初めて成立です。注文した後で価格が大きく変動すると、ますます価格がニーズから離れすぎているなどの理由で、ますます注文が成立しづらくなることもあります。
BitMEX (ビットメックス) の手数料体系がキモ
BitMEXの手数料は二手にわかれています。
指値注文の場合はメイカー手数料と呼ばれ、-0.025%となります。手数料を払う必要はなく、逆にもらえます。
一方、成行注文はテイカー手数料となり、0.075%と通常通り払わなければいけません。
アルトコインFXではメイカー手数料が-0.05%、テイカー手数料は0.25%です。こちらでの指値注文はほかの取引よりも得になりやすいです。
以上のことから両建てに限らず、BitMEXで取引する際は指値注文にこだわるのがおすすめです。
BitMEX (ビットメックス) で両建てできると必勝に近づく?
両建てを行うことで、投資戦略の幅が広がり、一定の利益は狙いやすくなります。
買いと売りの両方の注文を出し、価格変動に応じて両方の注文を決済すればいいので、大抵の場合は確実に利益を出しやすいです。
しかし、価格が上がっているときは先にロングポジションを売り、価格が下がっているときはショートポジションを先に売るという風に、売る順番を守って先に利益を確保することが大切です。
二つの注文を同時に扱うので、仮想通貨自体や取引所の操作に慣れていない人には難しいと考えられます。取引所の規約や性質、手数料などの違いを理解していないと、思い通りに両建てができない場合もあります。
BitMEX (ビットメックス) の両建てにはリスクもある
BitMEXで両建てすれば、手数料ももらえるので儲かりやすいと考える人もいるでしょう。しかし、リスクに気を配らない限り、両建てでも損をする可能性はあります。
取引所に手数料を無駄に多く払うだけになる可能性
両建ては手数料が2倍になるリスクがあります。手数料は取引のたびにかかり、両建てでは2つの注文が必要だからです。BitMEXでの指値注文は逆にマイナス手数料で2倍お得になりますが、ほかの取引所では手数料に注意しましょう。
手数料に阻まれて狙った利益を取れない状況が続くなら、両建てから通常の取引などに戦略を切り替えることも考えられます。
損失が大きくなってしまう危険も
両建てではロングポジションはいつか売り払い、ショートポジションは買い戻す必要があります。
ポジションを手仕舞いするタイミングを間違えると大損する可能性もあります。
価格が上がってショートポジションを買い戻しても、ロングポジションを売る前に相場が急落すれば、最終的に赤字になります。またポジションにはロスカットがあるため、価格の動きが激しいと両ポジションともロスカットされて損失しか残らないケースもあります。
BitMEX (ビットメックス) 以外の両建てにおすすめな取引所
bitFlyer (ビットフライヤー)
Coincheck (コインチェック)
GMOコイン
BitMEX (ビットメックス) の両建て まとめ
両建ては主にBitMEXで使える戦略です。ロングとショート二つのポジションを取り、仮想通貨の価格がある程度変動したら両方の注文を決済すればいいので、確実な利益を狙えます。
ただし、価格の乱高下などで一方がロスカットされるなどで、最終的には損失しか残らない可能性もあるので注意しましょう。
初心者にはやや難しい方法と考えられますが、うまくいけば大きな利益も狙える魅力的な手法とされます。
BitMEX (ビットメックス) が一概に悪徳業者と断定はできませんが、日本人にも人気の海外業者の中には詐欺まがいの行為を行なっている業者が紛れていることも事実です。また暗号資産(仮想通貨)交換業として登録していない取引所が日本でサービスを行うことは法律で固く禁じられています。海外暗号資産(仮想通貨)取引所の多くは、日本国内での法律に違反していることが多いため、被害に遭って大きな損害を受けてしまう恐れもあります。当サイトとしては万が一のリスクに備え、安全な国内業者を利用されることを強くおすすめいたします。
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