ブロックチェーンウォレットサービスの老舗「BlockChain」を徹底解説!

1分で理解する要約
  • BlockChainウォレットとは、歴史があり700万人ユーザーの代表的なWebWallet
  • BlockChainウォレットのメリットは信頼度が高い点
  • BlockChainウォレットのデメリットは3種類の仮想通貨しか扱えない点

近年では仮想通貨を自分のウォレットで管理することが推奨され、様々な種類のウォレットが世の中に出回っています。そんな数あるウォレットの中から「BlockChain」について本記事では徹底的に解説いたします。

ブロックチェーンウォレットとは

BlockChain」というサービスは、仮想通貨の自分専用ウォレットを無料で作成できるものです。このようなサービスは、様々な企業が提供していますが、「BlockChain」は最も歴史がありユーザー数も700万人以上と信頼度が高いものです。

仮想通貨におけるウォレットとは、その名のとおり「財布」というイメージかもしれませんが、厳密には異なり、ウォレットはブロックチェーンというシステムにアクセスするためのものです。ウォレットに保管されているのは、ブロックチェーンにアクセスして取引を行うのに必要不可欠な「公開鍵」と「秘密鍵」です。そのため、キーケースと言った方がイメージとしては近いです。

つまり、ウォレットに悪意のある第三者の侵入を許せば、単純に仮想通貨が盗まれるというだけでなく、なりすましなどの様々な犯罪に悪用される恐れがあるということです。

ウォレットは数多くのユーザーに利用されている信頼度の高いものを持つべきと言えるでしょう。そういった点では「BlockChain」は評価が高いです。

ブロックチェーンウォレットでできること

BlockChain」は前述のとおり、仮想通貨の保管と取引所や他のウォレットへ仮想通貨を送信・受信することができます。ただし、ウォレットには「対応通貨」があり、対応していない通貨の管理はできません。「BlockChain」の対応通貨は以下の通りです。

  • ビットコイン (BTC)
  • イーサリアム (ETH)
  • ビットコインキャッシュ (BCH)

ブロックチェーンウォレットの使い方

ここからは「BlockChain」の具体的な使い方の解説です。登録から送信・受信に至るまで、順を追ってご紹介します。

登録方法

まずは登録です。公式サイトにアクセスし、上部にある「Simple .Seamless.Secure」という項目の「SIGN UP」をクリックしてください。

そして、右下の言語選択を「Japanese」にし、日本語対応にします。メールアドレスの登録と、パスワードの設定・確認、利用規約の同意にチェックを入れて「続行」アイコンをクリックすると登録したアドレス宛に案内メールが届きます。メール内に「はい、私のメールアドレスです」というリンク付きの一文があるのでクリックして登録完了です。

同メールに「ウォレットID」というものも記載されていて、そちらは後々必要になるので、設定したパスワードと一緒にメモに控えるなどして、大切に保管しておきましょう。

ログインの方法

ログインするのには先ほど控えたパスワードとウォレットIDが必要になります。公式サイトの「Simple .Seamless.Secure」で今度は「LOG IN」をクリックします。そこではパスワードとウォレットIDを入力します。ウォレットIDはランダムな英数字なので控える際に間違えないように注意しましょう。

登録後の設定方法

登録を終えたらまずは、バックアップを設定しておきましょう。ログイン後に右上の設定アイコンから「セキュリティセンター」をクリックしましょう。中央にある「バックアップ・セキュリティフレーズ」をクリックします。

するとすぐ下に「バックアップフレーズ」というアイコンが出てきますので、そこをクリックします。開かれたウィンドウに「リカバリーシートを印刷」というアイコンがあり、そこをクリックするとPDFがダウンロードされるので印刷しておきましょう。

パソコンに戻り、「次のステップ」をクリックすると今度は4つの単語が現れるので、その単語を先ほど印刷した用紙の1〜4の欄に記入します。この作業は合計3回やりますので12個の単語を用紙に記入することになります。

そして「最後のステップ」をクリックすると、例えば「9番目の単語 5番目の単語 7番目の単語 最初の単語」といったようにランダムに出題されますので、用紙から抜粋して入力します。正解すれば完了です。

続いては「パスワードのヒントの作成」をクリックします。こちらは一般的なログイン時にパスワードのヒントを提示するものですが、英数字のみの入力なのでご注意ください。以上でバックアップは完了です。

セキュリティに関する設定方法①

続いては2段階認証の設定です。こちらはPCとスマートフォンの二つのデバイスを利用して設定するものです。セキュリティセンターの「セキュリティレベル2」の項目で、「携帯電話番号をリンクする」というアイコンをクリックして、入力欄に携帯番号を入力します。

すると登録した番号宛にSMSが届き、そこに記載された認証コードをPCの画面の入力欄に記入して「認証」をクリックして完了です。続いては「携帯電話番号をリンクする」の隣にある「2段階認証を有効にする」をクリックします。

下部に現れた「有効にする」をクリックすると、「Google認証システムまたはYubikeyを使用」と「携帯番号を使用」の2つの選択肢がありますが、今回は「携帯番号を使用」をクリックします。以上で2段階認証の設定は完了です。

セキュリティに関する設定方法②

最後に「セキュリティレベル3」です。項目には「Torリクエストをブロック」というアイコンがあります。Torというのはインターネットの通信記録を暗号化して追跡されないようにするソフトウェアで、犯罪などによく利用されるものです。「Torリクエストをブロック」をクリックして下部に現れる「ブロック」をクリックすれば、Torを搭載したコンピューターへの対策が完了します。

仮想通貨の送信方法

続いては、仮想通貨の送信方法です。ログイン後のトップページ左上に「送信」と「受信」のアイコンがありますので、「送信」をクリックします。現れたショウウィンドウに必要事項を入力します。

一番上が「送りたいコインの選択」次に「送り先のウォレットアドレス」、その下が「送金する仮想通貨の数量」を入力します。それ以降の「説明」と「取引手数料」は何もしなくて大丈夫です。

最後に「送信」を押して完了です。アドレスや数量を間違えてしまうと、取返しがつかないので、最後によく確認しておきましょう。

仮想通貨の受信方法

続いては仮想通貨を受信する方法です。今回はトップページの「受信」アイコンをクリックします。現れた小ウィンドウに記載された「アドレス」をコピーします。

このアドレスを例えば取引所から送信する場合は、取引所の送信手続きの際に入力します。こちらも、間違えてしまうと取返しがつかないのできちんと確認しておきましょう。

ブロックチェーンウォレットにはアプリも

BlockChain」は、スマートフォンやタブレット用のモバイルアプリもあります。PC用と同じく、仮想通貨の保管や送受信ができ使い勝手も一緒です。さらに、PC版と同期して連動させることもできます。ただし、ビットコインキャッシュはPC版でしか取り扱っていないので、ご注意ください。

ブロックチェーンウォレットアプリの使い方

それでは、具体的な使い方を解説いたします。どちらかといえば、PC版でメインで管理してアプリは補助的に使うのが一般的です。そのため、ダウンロード方法と同期方法をご紹介します。

アプリのダウンロード方法

アプリはIOSならApp Store、AndroidならGooglePlayからダウンロードできます。以下のリンクをクリックしてダウンロードしてみましょう。

PCとのペアリング (同期) 方法

アプリをダウンロードして開くと、「ウォレットを作成」と「ログイン」の2つのアイコンが現れます。先にPCで作成している場合は「ログイン」でウォレットIDとパスワードを入力します。

すると、下部に「ペアリングコードをスキャン」というアイコンがありますが、クリックする前にPCでウォレットを開き「Go to Settings/Wallet information」の項目からQRコードを表示させておきます。スマートフォンに戻り、「ペアリングコードをスキャン」をクリックするとQRコードリーダーが開きますので、それでPC画面上のQRコードを読み取ります。これでペアリングが完了です。あとは、4桁のPINコードを設定すれば自由に使えるようになります。

ブロックチェーンウォレットの手数料は?

BlockChainでは送信の際に手数料がかかります。前述の送信方法の章で、最後に「取引手数料」を設定できる項目があるとご紹介しましたが、何もせずにいれば通常料金で送信できます。

もっと安く設定することもできますが、そうなると送信されるまでの時間が長くなり、逆に高く設定すれば早まります。なお通常の手数料も、変動制なのでよく確認しておきましょう。

ブロックチェーンウォレットのメリット

BlockChain」で仮想通貨管理をすることのメリットをご紹介します。仮想通貨の管理ではウォレットによる管理は当たり前ですが、「BlockChain」を使うことのメリットとは何でしょうか。

アプリでどこでも使える

PCとスマートフォン両方を連動させることができるので、非常に管理しやすいです。スマートフォンアプリで送受信もできるので、基本的な管理はスマートフォンのみで完結出ます。

UIが見やすい

画面も見やすく直感的に操作できます。何より、ウォレットでは数少ない日本語対応であるという点が大きなメリットです。

信頼度が高い

前述のとおり、ウォレットサービスとしては老舗でユーザーが多いです。資産を管理するサービスとしての信頼度は非常に高いです。

ブロックチェーンウォレットのデメリット

BlockChain」が非常に優れたウォレットであることは間違いありませんが、デメリットもありますのでご紹介しておきます。

ウェブウォレットは安全性が低め

BlockChain」に限ったことではありませんが、オンラインにさらされている時間の長いウェブで管理するウォレットはセキュリティが必然的に低くなってしまいます。

取り扱える仮想通貨が少ない

BlockChain」は3種類しか取り扱ってないので、色々な種類の仮想通貨を所有するユーザーにはあまり向いていません。

機能が少ない

シンプルで使いやすい「BlockChain」ですが、その分機能は少なめです。セキュリティや決済機能などに付加価値がある新気鋭のウォレットと比べると、やや見劣りします。

まとめ

取引所に預けたままにしておくことが、非常に危険であることは2017年末の「ネム流出事件」で証明されました。これからの仮想通貨は自分で管理することが当たり前と言えるでしょう。

BlockChain」はユーザー数の多い非常に信頼度の高いウォレットです。初心者でも使いやすいので、代表的なウォレットとして参考にしていみてください。

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