- 仮想通貨ウォレットは4つの種類がある
- ブロックチェーンウォレットは「ウェブウォレット」
- 様々なウォレットに触れることが仮想通貨に対する理解を深めるポイント
仮想通貨に関することで必ず耳にする言葉が「ブロックチェーン(BlockChain)」です。ブロックチェーンとは仮想通貨が世の中の通貨として機能するために、非常に重要な技術と言われています。
今回の記事の「ブロックチェーンウォレット」は技術である「ブロックチェーン」とは全く別ものです。
ここでは「ブロックチェーンウォレット」というウォレットの基本概要から登録方法までをご紹介します。
ブロックチェーンウォレットとは
そもそもウォレットとは
一口に「ウォレット」と言っても用途や性質によって様々な種類が存在します。
その中でまず覚えておきたいのは『ホットウォレット』と『コールドウォレット』という分類です。
ホットウォレットとは、「インターネットに接続されたオンラインのウォレット」のことです。
上の表のように3種類のホットウォレットが存在します。
コールドウォレットとは、「インターネットに接続されていないオフラインのウォレット」のことです。
上の表のように2種類のコールドウォレットが存在し、LedgerNanoSはこのうち「ハードウェアウォレット」に分類されます。
今回のブロックチェーンウォレットはウェブウォレットであり、ウェブウォレットの特徴としては、いつでもどこでもネット環境下にあれば利用できる点がメリットです。
ブロックチェーンウォレット「ブロックチェーン(BlockChain)」の登録・ログイン方法
ウォレットを作成する
ブロックチェーンウォレットを利用するためには、ウォレットを作成する必要があります。
メールの中には「ウォレットID」が記載されており、ブロックチェーンにログインするために必要となります。
「ウォレットID」は絶対に紛失しないよう、大切に保管しましょう。
ログインする
登録が完了したら次はログインします。
以下のURLからログイン画面に移動します。
ログイン画面に移動すると、先程メールで届いた「ウォレットID」と登録した「パスワード」を入力し画面下部の「ログイン」をクリックすれば、ログインの完了です。
ブロックチェーンウォレットに登録したら初期設定をはじめよう!
初期設定
ここでは各種設定の解説をします。設定画面では設定可能な項目が一覧となって表示されます。「設定」→「環境設定」から各種設定を行えます。
ブロックチェーンウォレットセキュリティ設定方法
セキュリティ設定は「設定」→「セキュリティ設定」から行うことができますが、下手に触ってしまうとログインができなくなったり等、してしまう恐れがあるので、ここでは初心者におすすめのセキュリティ設定を行える、「セキュリティセンター」をご紹介します。
STEP1 資金へのアクセス損失を防ぐ
「設定」の上にある「セキュリティセンター」をクリックするとレベル分けされた項目が表示されます。
STEP1の「資金へのアクセス損失を防ぐ」は、対象のスマホやパスワードを紛失しログインができなくなった場合、資金を復活させるための大変重要な項目となります。
これを利用するためには「バックアップフレーズ」設定する必要があり、ここではその設定を行います。
「バックアップフレーズ」をクリックすると、「リカバリーフレーズをバックアップ」に関しての詳細が表示されるので、中央の黒いアイコン「リカバリーシート印刷」をクリックします。
クリックすると、1~12の数字が入った用紙がPDF化されるのでそれを印刷し、印刷が完了したら「次のステップ」をクリックしましょう。
すると次に「1~4の単語」が表示されますので、先程印刷した用紙に記入し、記入が完了したら中央の黒い「次の4つの単語→」をクリックし、次の「5~8の単語」を同じく用紙に記入します。
これを順番に12の単語まで行い完了したら「最後のステップ」をクリックします。
すると画面に「○番目の単語」と4つ表示されるので、空欄に先程記入した単語を入力し、完了したら「終了」をクリックして下さい。
最後に「リカバリーフレーズをバックアップしました」と表示されれば、完了となります。
STEP 2 ウォレットへの不正アクセスを防ぐ
こちらは外部からの不正なアクセスを防ぐための項目となっています。
2工程に分けて説明します。
1:携帯電話番号をリンクする
これはブロックチェーンにログインする際に、ワンタイムパスワードを発行するための、携帯番号とブロックチェーンを紐付けるための設定となります。設定の際は「日本国旗」のアイコン表示を確認してから、番号を入力しましょう。
電話番号を入力する際は「090-」から始まる場合は「90-」と「080-」の場合は「80-」最初の0を外して入力してください(-は自動で入力されます)。
入力が完了すれば、「保存」をクリックします。しばらくすると登録した番号のSMSに5桁のコードが送られてきますので、送られたコードを入力し認証をクリックすれば完了となります。
2:2段階認証を有効にする
携帯番号とブロックチェーンを紐付けが完了すれば、次は2段階認証を有効にしましょう。「有効にする」をクリックすると、画面中央に「鍵マーク」が表示されるので、それをクリックします。
すると画面中央に「QRコード」が表示されるので、「Googie Authenticator(Googie認証システム)」と「Yubikey」のどちらかを選び、QRコードをスキャンしましょう。
スキャンすると6桁の数字が表示されるので、数字を入力し「2段階認証を有効にする」をクリックします。
以上で2段階認証の設定は完了です。
ブロックチェーンのスマホアプリを使おう!
ブロックチェーンにはスマホアプリがあり、アプリはブロックチェーンを利用する上で非常に便利なツールです。
ここではブロックチェーンアプリに関して解説します。
アプリをダウンロードする
iOS、Androidお持ちの端末に合わせて、「ブロックチェーンアプリ」をインストールします。
インストールが完了したら、ブロックチェーンアプリを起動しブロックチェーンにログインしましょう。
初期設定を行う
ログインが成功したら次にアプリの初期設定を行います。
初期設定はアプリの「メニュー」→「設定」から行うことができます。
PCとペアリング(同期)する
ここで大切になるのは、自分の財布内容をアプリに反映させる「ペアリング」という作業になります。
手順としては最初に、PC側でブロックチェーンの自分の財布にログインし、そのまま「設定」から「ウォレット情報」へ移動すると、「モバイルアプリ・ペアリングコード」というのがあります。位置的には2項目目です。
その項目内の「ペアリングコードを表示する」というのをクリックすると、パスワード入力画面が表示されるので、ウォレットにログインする時のパスワードを入力し「送信」をクリックします。
すると「QRコード」が表示されるので、ブロックチェーンアプリを起動します。
アプリを起動したら「CREATE A WALLET」と「LOG IN」が表示されるので、今回は「LOG IN」をタップしましょう。
すると「財布をペアリング」の画面に移動するので、画面下部の「ペアリングコードをスキャン」をタップします。
次に先程PCで表示されたQRコードすると、「pinを作成して下さい」と表示されるので、好きな4桁の数字を入力します。(ここで設定した数字はアプリにログインする時に必要となります)
設定が完了したら「pinを確認してください」と表示されるので、先程設定した4桁の数字を入力してください。
すると自分の財布と同期された取引画面が立ち上がるので、ここで完了となります。
ログインできないときの対応方法
PC版やアプリ版を利用する上で、ログインできないなどの緊急事態に陥ることも考える必要があります。
ここではそんな緊急事態の対処法をご紹介します。
IDの紛失
ブロックチェーンのログイン画面から、画面右下の「オプションを表示」をクリックします。
すると「ログインヘルプ」画面に移動するので、「ウォレットIDを紛失」の「後で通知」をクリックしましょう。
すると「eメール入力欄」と、「人間認証欄」が表示されるので、メールアドレスと表示されている英数字を入力し「続行」をクリックすれば、メールでIDが送られてきます。
パスワードの紛失
前述で開設したセキュリティ設定でリカバリーフレーズをバックアップしている場合は特に難しくありませんが、リカバリーフレーズをバックアップしていない場合は復元ができないようなので、ご注意ください。
上記の「IDの紛失」と同様にブロックチェーンのログイン画面から、画面右下の「オプションを表示」をクリックし、次に表示される「ウォレットパスワードを紛失しました」の「資金を復元」をクリックします。
リカバリーフレーズの設定で行った「12の単語」を入力すれば完了となります。
PC側の不具合
ログインエラーはIDやパスワードの紛失だけが、原因とは限りません。
時にはPCの不具合でログインエラーが起こることも十分に考えられます。
IDやパスワードが合っているのにログインできない場合には、以下のことをまず試してみましょう。
まとめ
仮想通貨のウォレットには4つの種類があり、それぞれに適した場面があります。ウェブウォレットはネットの状況下であればいつでもどこでも使える強みがあり、ブロックチェーンウォレットはそこに分類されます。登録など少し手間をとりますが、様々なウォレットを体感することは仮想通貨に対する理解を深めます。