- 最近話題のDappsゲームのおすすめベスト10を紹介
- Dappsゲームを遊ぶには仮想通貨ウォレットの持参が必要
- Dappsはブロックチェーンで動くシステムで、ビットコインも含む
Dappsとはブロックチェーンを使ったシステムの総称で、そこから開発を受けたゲームがヒットしています。しかしDappsの意味を知らない人もまだいるのではないでしょうか。
今回はDappsから作られたゲームのおすすめをベスト10形式で紹介します。Dappsの基本的な情報も解説するので、これを読めばDappsの意味だけでなくおすすめゲームも知れます。
【かそ部編集部が選ぶ】Dapps (ダップス) のゲームおすすめランキング
多くの人が楽しく遊べることでおすすめのDappsゲームをランキング形式で10種類紹介します。既存のゲーム機やスマートフォンなどで遊ぶものと変わらないクオリティに加え、ブロックチェーン使用ならではの独自の機能も見られますので要チェックです。
1位 くりぷ豚 | クリプトン
くりぷ豚は初の国産ブロックチェーンゲームとして話題です。イーサリアムで豚のキャラクターを売買し、交配による生産や育成を行います。「トン活」としてくりぷ豚同士のお見合いも行えて、成功すればイーサリアムによる報酬の取得も可能です。
レースゲームにくりぷ豚を出場させられ、勝てば報酬もゲットできるなど、複数のモードを楽しめます。くりぷ豚のマーケットでは、人気度やレア度の高い豚を売れば高値取引も望めます。
2位 F1 Delta Time (F1 デルタタイム)
ブロックチェーンゲームの開発実績を誇るAnimocaが、F1とのコラボレーションで生み出すレースゲームです。Dappsでは車を使ったゲームはまだ珍しく、F1のグローバルライセンスを公式に受けているだけあって注目度は高いと言えるでしょう。
イーサリアムなどのトークンを使い、車のパーツやドライバーなどによるボックスを購入できます。レース結果が優秀なら多くの賞金を獲得できるなどeスポーツ的側面もあり、現在注目のゲームです。
3位 BitPet (ビットペット)
BitPetは、仮想通貨などを使ってペットを育成するゲームです。動物同士を繁殖させてペットを育てます。最初に2匹を飼って合成を行えばペットが生まれ、どんどん増やしていけます。
人気度やレア度に優れたペットなら高額売却も期待できるので、ゲーム内のブリーダーとしての戦略性も重要です。ペットをレースに出して勝利すれば賞金も獲得できます。
4位 Crypto Spells (クリプトスペルズ)
Crypto SpellsはDappsゲームとしては珍しく、イーサリアムもウォレットもなしで遊べます。典型的なカード対戦ゲームで、カードはNFTというゲーム内トークンの発行も可能です。ゲームでもらった発行権により、オリジナルカードを作り出せるのも特徴です。
クラウドセールで当時のブロックチェーンゲーム最高額の約3000万円の売上を記録するなど、カードゲームのファンを中心に話題です。
5位 MLB Champions (MLBチャンピオンズ)
リリース当初は「MLB Crypto Baseball」というタイトルでしたが、現在の名前に変わっています。アメリカの野球を題材にしており、メジャーリーグが公式パートナーとして開発に協力しています。
メジャーリーグで実際に活躍する30チームが登場するほか、22人まで選手を登録できるチームカードの作成が可能です。試合に勝って高額報酬を狙いましょう。
6位 Etheremon (イーサエモン)
Etheremonはモンスターを捕獲、育成しバトルさせるゲームです。1チーム6体までモンスターを連れられ、アタッカー3体とサポーター3体に振りわけます。モンスター同士を組み合わせての進化も可能です。
ほかのプレイヤーと対戦するランクマッチモードもあり、上位に入れば報酬をゲットできます。ほかのプレイヤーにモンスターを貸してレンタル代も稼げるなど幅広い用途が特徴です。
7位 CryptoDerby (クリプトダービー)
CryptoDerbyは競馬を題材にしたブロックチェーンゲームです。ゲーム内通貨として「APX」を使っているほか、ERC-721トークンでできた競走馬が登場します。第1弾プリセールで登場した、1体限定の赤兎馬などレアホースも手に入れられるかもしれません。
台湾が開発した「BOLT」というサイドチェーン付きのブロックチェーンを使っているため、データ処理能力が早くサクサクと遊べます。
8位 Wallet Battler (ウォレットバトラー)
Wallet Battlerはモンスターを召喚し対戦させるバトルゲームです。召喚時にイーサリアムアドレスの文字列を使うなど、Dappsゲームならではの特色が強い印象です。バトル勝利でメダルがもらえ、一定以上を集めれば強力なモンスターやアイテムと交換できます。
2020年3月4日にオープンベータテストが終了したばかりで、今後の動向にも期待がかかります。
9位 World of Cryptia (ワールド オブ クリプティア)
クリプティアという仮想世界を舞台にした冒険ファンタジーゲームとして評判を受けています。冒険者の雇用や遺跡探索によるアイテムゲットがメインです。冒険、遺跡、アイテムなどはプレイヤー同士で売買できます。
冒険とビジネスを融合させたような独特のシステムです。ミステリアスな世界観にも注目しましょう。
10位 My Crypto Heroes (マイクリプトヒーローズ)
My Crypto Heroesは、歴史上の人物がキャラクターとして登場するゲームです。冒険と対戦がメインテーマですが、日本史や世界史に登場した偉人が時代を超えてチームを組むので、ロマンを感じられるでしょう。
3人1組のチームを組んで、冒険や対戦を行い、勝てばアイテムなどの報酬をもらえます。キャラクターやアイテムはプレイヤー同士で取引でき、人気があれば高値取引も期待できます。
Dapps (ダップス) ゲームにおすすめウォレット
なぜウォレットが必要なのか?
Dappsゲームのほとんどはウォレットが必要です。ゲーム内で仮想通貨によるやりとりが多く、ウォレットを持ち込まないとプレイできない範囲が広いからです。
ブロックチェーンを使っている性質上、イーサリアムを使ったり、それでゲーム内通貨を買ってプレイするゲームが多数です。報酬獲得や、プレイヤー同士によるアイテムの売買などでも仮想通貨が必要であり、それを入れるためのウォレットも大切といえるでしょう。
以上からDappsゲームのためにはウォレットの事前準備が必要です。
おすすめウォレットはMetaMask (メタマスク)
ゲーム向けのおすすめウォレットとしてMetaMaskがあります。Google Chromeの拡張機能として手に入れられるので、普段から検索などGoogleを使っていればすぐに調達できます。
パソコンとスマートフォン両方からインストールできるのもポイントで、シンプルな操作性で初心者向きのウォレットです。
Dappsゲームではイーサリアムベースの仮想通貨やブロックチェーンを使っています。MetaMaskもイーサリアム系仮想通貨のほとんどを受け入れられるので、複数のDappsゲームで使いまわせます。Dappsゲームを遊びたくなったが最初にMetaMaskを用意するとよいでしょう。
Dapps (ダップス) のゲームと既存のゲームとの違い
人気のDappsゲームは既存のゲームと変わらないクオリティですが、中身に違いがあります。ブロックチェーンという新しいシステムを使って開発したのがDappsゲームなので、従来にはない特徴もさまざまです。今回は代表的な3つの違いを解説します。
データの信頼性がある
Dappsゲームは既存よりもデータの信頼性が上がっています。ブロックチェーンを使っているのでオープンソースでデータをチェックでき、分散管理による情報の透明性もあるので、プレイヤーは安心して遊べます。
既存のゲームは開発会社などの運営側がデータを一括管理しており、詳細情報が世に出ることはありません。運営側がデータを書き換えて、一部のプレイヤーに不利になる可能性もあります。
以上からDappsゲームは情報の透明性などから信頼しやすいデータにもとづいています。
改ざんが不可能
Dappsゲームはブロックチェーンを使っている性質上、改ざんできないしくみです。分散管理で多くのユーザーが管理に携われて、各データは暗号を用いているため、不正アクセスが困難です。
既存のゲームは運営会社がデータ管理を行いますが、ゲームコードの書き換えなどによる不正な方法でプレイされる可能性があります。Dappsではそうした心配がないので、公平な条件で参加しやすい環境です。
ゲームアイテムの売買が可能
Dappsゲームのアイテムはプレイヤー同士で売買できます。ほかのゲーム機やスマートフォンゲームでは、資産を使ってキャラクターやアイテムを売買する機会はありませんでした。
ゲーム内で使った仮想通貨は、別の仮想通貨への投資や日本円への換金など、自由な使い道があります。アイテムや資産の柔軟な使い方ができるのもDappsゲームの魅力です。
そもそもDapps (ダップス) とは?分散型アプリケーションについて
ブロックチェーンが使われているゲームを知っていても、そもそもDapps自体が何を意味するか知らないという人もいるでしょう。Dappsの概要や定義などの基本的な情報を解説しますので、これを読んで基礎知識を備えられます。
Dappsの概要
Dappsは「Decentralized Applications」の略で、ネットワークに参加するユーザー全員でひとつの膨大なデータを管理することから「分散型」と呼ばれています。
多くのDappsはイーサリアムのプラットフォーム上でできあがります。イーサリアム自体に開発ベースとして使えるシステムが備わっているからです。
Dappsの定義
Dappsは、以下の4つの条件を満たせば該当すると考えられます。
- オープンソース
- ブロックチェーン利用
- 暗号化トークンの流通
- 暗号アルゴリズムによるアプリケーション貢献の証明
オープンソースとは誰もが無料でアクセスできることです。アプリケーションのデータや記録にブロックチェーンを利用していることも条件になります。
アプリケーション利用時に使える暗号化トークンの流通も重要な事実です。暗号アルゴリズムによりアプリケーションへの貢献も条件で、そこからトークンや新しいブロックが作られればDappsと見れます。
以上の条件にすべて当てはまったシステムがDappsの定義です。 [1] Kasobu, Dappsとは?急速に広まる新しいブロックチェーン技術で豊かな暮らしを, 2021年7月29日参照
あのビットコインもDappsの1つ
ビットコインも広義のDappsに当てはまるという声もあります。ブロックチェーンを使った仮想通貨の元祖であり、データの中身を誰でも無料でチェックできるからです。
ほかにもマイニングによる取引承認でアプリケーションへの貢献を認めてもらえます。暗号アルゴリズムの活動により新しいブロックが作れるだけでなく、ビットコインキャッシュなどへのハードフォークにいたった過去もあります。
以上からビットコインもDappsの仲間といえるでしょう。
ブロックチェーンゲームとの違い
Dappsはオープンソースやブロックチェーン使用、暗号化トークンなど本記事で紹介した4つの条件を満たすことが必要です。以上を守りながら開発したゲームを「Dappsゲーム」と呼びます。
しかしブロックチェーンを使っていても、非公開のデータがあったり、暗号アルゴリズムによるアプリケーションへの貢献などが証明できなければ、Dappsとは別の単なる「ブロックチェーンゲーム」になります。
多くのブロックチェーンゲームでも、Dappsに正確に沿ったものは少ない状況です。
Dapps (ダップス) のゲームまとめ
Dappsをベースに開発したゲームが数多く流通しており、なかにはすでに世界的な人気を得たものも多数あります。今回紹介した10種類のDappsゲームも、ブロックチェーン使用による独自性を確立しながら、既存のゲームに負けない面白さを味わえます。
今回の記事でDappsの基本情報を学び、該当ゲームに興味を持ったら、早速Dappsゲームを始めてみてはいかがでしょうか。