IOSTのステーキング!利回りや対応取引所、リスクも徹底解説

1分で理解する要約
  • アイオーエスティー (IOST) のステーキングは銀行口座とは比べ物にならない利回り
  • 国内取引所でステーキングはできない
  • ステーキングはBINACEがおすすめ
  • ステーキング中は急な値動きに注意が必要

2021年5月、アイオーエスティー (IOST) のステーキングがmoonstakeで可能となり話題になりました。

その後、世界最大の仮想通貨取引所、BINANCE (バイナンス) で年利50%を超えるプールもローンチされるなど、アイオーエスティー (IOST) のステーキングは国内外を問わず注目されています。

本記事では、「アイオーエスティー (IOST) のステーキングやり方は?」「ステーキングの利回りは?」といった疑問を解消し、正しいステーキングのやり方を紹介していきます。

アイオーエスティー (IOST) はステーキングできるのか

アイオーエスティー (IOST) はステーキングできる

アイオーエスティー (IOST) はステーキングが可能な通貨です。

そもそもステーキングとは、保有する仮想通貨を預け入れることでブロックチェーンに新しいブロックを追加する手続きを担うことを意味します。

また、ステーキングに参加する対価として、仮想通貨がもらえるため、預け入れるだけで通貨が増えることも魅力的です。

以下、ステーキングに関してもう少し詳しく説明していきます。

第一に、仮想通貨はコンセンサスアルゴリズムという仕組みの上で動いています。

コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンに新たにブロックを追加する際のルールとなる合意 (コンセンサス) 形成を行う方法のことです。

代表的なコンセンサスアルゴリズムは、ビットコイン (BTC) で採用されているPoW(Proof of Work)です。

PoWの場合、ブロックの生成は高度な数理計算を用いた「マイニング」によって成り立つため、コンピューターを動かすための莫大な電力消費とその環境への不可が問題視されています。

一方、ステーキングに用いられるアルゴリズムのPoS (Proof of Stake) では、PoWの課題であったエネルギー消費を抑えることができるため、近年大きく注目されています。

PoS方式では、取引に関わっていない第三者がブロックチェーンの追加を承認します。

また、通貨の保有量が多いほど承認作業に参加しやすく、報酬を得やすい仕組みになっています。

こちらは「たくさん該当通貨を持っている人は不正を行って自らの保有する通貨の価値を危険にさらすことはしないだろう」というロジックを持っているからです。

アイオーエスティー (IOST) のステーキングメカニズム

アイオーエスティー (IOST) はコンセンサスアルゴリズムにPoSから派生した「PoB」を採用しています。

PoBとは、 Proof of Believabilityの略称で、ネットワークの貢献度の高い順にブロックの生成や報酬の獲得を行います。

そのため、単純に通貨の保有枚数ですべてを決めるPoSよりも、分散性の高いコンセンサスアルゴリズムとなっています。

PoBはPoSと同様に、ステーキングが可能なアルゴリズムであり、アイオーエスティー (IOST) 保持者であれば誰でも参加することができます。

ネットワークの貢献度は一度ブロックの生成を行うとリセットされるため、同じ人だけがブロック生成を実行し続けることなく、PoSよりもより平等にブロックの承認機会が分配されます。

さらに、PoBの場合は取引所が提供するステーキングサービスに参加することもできます。

従って、大量に通貨を保有していない方や、初心者であっても簡単に参入できます。

アイオーエスティー (IOST) ステーキングの利率

アイオーエスティー (IOST) の年利は7%〜最大50%以上となっています。

銀行の預金による利回りが0.002%〜0.2%と言われていますので、かなりの高利回りです。

中でも、海外仮想通貨取引所のBINANCEでは、過去に高利回りでのステーキングサービスを提供していました。

2021年1月に高収益オファーとして、アイオーエスティー (IOST) のステーキングで最大年利率54.49%を獲得できるサービスをリリースしていました。

また、同じ年5月には第二弾として最大年利率24.49%のサービスを提供しました。

2021年12月現在、BINANCE上でのアイオーエスティー (IOST) のステーキングの想定年利率は、30日7.64%、60日10.61%、90日15.92%となっています。

キャンペーン期間ほどではありませんが、先述の銀行預金と比べれば、十分高利率であると言えます。

アイオーエスティー (IOST) ステーキングのリスクと注意点

ステーキング中はアイオーエスティー (IOST) を取引できない

ステーキングをしている間、アイオーエスティー (IOST) は自分のウォレットから一旦離れます。

従って、ステーキング中は取引所で売って現金化することはできません。

ステーキング中であってもアイオーエスティー(IOST) の値動きは起こり得るので、例え暴落の兆候があってもすぐには動かすことができません。

取引所によっては「即時償還」の申請が可能なところもありますが、即時償還であっても戻ってくるのは最短で24時間後となっており、すぐに動かすことは不可能です。

ステーキングの利率は変化する

アイオーエスティー (IOST) のステーキング報酬は必ず貰うことができますが、その利率は一定ではありません。取引所でのステーキングの状況によっては利率が悪化するおそれもあります。

また、先述の通りステーキング中はすぐに通貨を動かすことができないため、利率が悪化したからといってすぐに売却するのは難しいことにも留意しましょう。

売り切れでステーキングできないことがある

アイオーエスティー (IOST) のステーキングを試みたことのある方なら、「取引所の画面で選択できない」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは、売り切れが原因です。取引所のステーキングは預け入れる「プール」に限度枚数が定められています。

購入するためには、在庫があるタイミングをうまく掴んで購入する必要があります。時間を空けて再度挑戦してみてください。

なお、長期のステーキングは売り切れやすい一方、短期間のものは比較的空きが出やすいため、狙い目です。

アイオーエスティー (IOST) のステーキング方法

2021年12月時点でアイオーエスティー (IOST) のステーキングに対応している主な取引所は以下のとおりです。

IOSTのステーキングが主なできる取引所
国内取引所海外取引所
対応なしBINANCE、Coinbase、Moonstakeなど

国内仮想通貨取引所でアイオーエスティー (IOST) を購入

アイオーエスティー (IOST) の取引自体はコインチェック、bitFlyer、GMOコインなどの国内取引所でも行うことができますが、2021年12月現在、ステーキングには未対応となっております。

従って、国内取引所でアイオーエスティー (IOST) を購入し、後述の方法で海外取引所に送金します。

ステーキング自体は送金先の海外取引所内で行います。

アイオーエスティー (IOST) のステーキングが可能な海外取引所

2021年5月25日、アジア発の取引所であるMoonstakeがアイオーエスティー (IOST) のステーキングサービスの提供を開始しました。

Moonstakeではスマートフォンアプリのみでも手続きを完結させることができる手軽さが魅力です。

ただし、年換算の利回りは若干低めで、2021年12月現在、2.37%となっています。

また、BINANCE、Coinbaseなどの大手の取引所がアイオーエスティー (IOST) のステーキングに対応しています。

中でもおすすめの取引所はBINANCEです。

BINANCEでは取引手数料率が0.1%と低く設定されているため、新しくアイオーエスティー (IOST) を買ってステーキングしたい方にもおすすめできます。

利率も他と比べると高くなっています。日本語に対応したWebページやアプリもあり、初めての方でも簡単にステーキングの手続きを行うことができます。

アイオーエスティー (IOST) をステーキングする手順

アイオーエスティー (IOST) をまだお持ちではない方は、通貨の購入から始めましょう。

購入方法は国内取引所で日本円を用いて購入する方法と、海外取引所からステーブルコインなどの基軸通貨を用いてトレードする方法があります。本記事では国内取引所で日本円を用いて購入する方法を解説していきます。

なお、海外取引所でのトレードに挑戦したい方は以下の記事を参考にアイオーエスティー (IOST) を購入し、STEP3に進んでしてください。

STEP1 アイオーエスティー (IOST) を購入する

アイオーエスティー (IOST) は2020年9月に国内取引所であるコインチェックに上場しており、購入が可能です。

まずはコインチェックの口座を解説します。

口座の登録は無料で、5分ほどで完了しますので、お持ちでない方は登録を済ませてください。

以下のボタンから口座開設の画面に飛べます。

口座の登録が完了した後、日本円を入金します。

Coincheckにログイン後、①「日本円の入金」をクリックし、②「銀行振込」をクリックします。

すると、入金専用口座が表示されますので、情報をコピーしてお使いの金融機関から日本円の入金を行います。

Coincheckでは「銀行振込」に加えて、「コンビニ入金」、「クイック入金」の3種類の入金方法が用意されています。詳しい入金方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

メニューの「販売所(購入)」から、「IOST」を選択し、ボックスに購入数量を入力してください。最後に「購入する」ボタンを押すとアイオーエスティー (IOST) を購入できます。

STEP2 アイオーエスティー (IOST) をBINANCE (バイナンス) に送金する

アイオーエスティー (IOST) の購入が完了したら、そちらをBINANCEへ送ります。

ここから先の工程ではBINANCEの口座取得が必要です。口座開設がお済みではない方は以下のボタンから口座開設を行います。

BINANCEの口座開設は5分もかかからずに完了します。

BINANCEにログイン後の、画面上部にある①人型をクリックします。クリック後は「ウォレット」→「フィアットと現物」の順番に進みます。

②検索窓にアイオーエスティー (IOST) のティッカーである「IOST」を入力し、③「入金」をクリックします。

ネットワークの選択では「IOST」をクリックします。

BINANCEで入金用のアドレスを取得したら、Concheckに戻り送付手続きを行います。

①ログイン後にホーム画面から「暗号資産の送付」をクリックします。

画面が切り替わった先では、②「IOSTを送る」を選択します。その真下にある「送金先リストの編集」をクリックして、先程取得したBINACEのウォレットアドレスを入れます。

BINACEのウォレットアドレスを入れた後は③金額と「メモ」を入力します。

「メモ」とは、BINACEのウォレットアドレスを取得した際に表示された6桁の文字列のことです。

「メモ」の入力を怠ると、最悪の場合、アイオーエスティー (IOST) が消失します。

最後に「送金する」をクリックすれば送金が完了します。

STEP3 アイオーエスティー (IOST) をステーキングする

アイオーエスティー (IOST) の送金が完了し、BINANCE側で着金を確認したら、次にステーキングの手続きを開始します。

①BINANCEのメニューから「ファイナンス」を選択し、プルダウンメニューから「バイナンスアーニング」をクリックします。

画面が切り替わったら、②検索ウィンドウに「IOST」と入力します。

期間を30日、60日、90日から選択し、「今すぐステーク」をクリックします。期間が長くなるほど利息が高くなりますが、動かせない期間もその分長くなるので注意してください。

執筆時点では、60日と90日は売り切れていましたので、30日を選択します。なお、この時の利回りは7.64%でした。

①ロック金額を入力するウィンドウが表示されるので、「最大」をクリックして全保有枚数をステーキングするか、希望のステーキング枚数を手入力します。

その後、②内容を確認の上、規約に同意にチェックを入れ、「購入確認」をクリックしてください。

アイオーエスティー (IOST) のステーキングに関するQ&A

途中でステーキングを解除できる?

BINANCEでは、途中でステーキングを解除することも可能です。「即時償還」の申請を行うと、ロック期間が満了する前にアイオーエスティー (IOST) を自分のウォレットに戻すことができます。

ただし、注意点が2つあります。

1つ目は、ロック期間満了前に即時償還をした場合、戻ってくる金額はステーキングした枚数から利息分を引いた金額であるということです。

例えば、100枚預けて利息が1%と仮定すると、戻ってくる枚数は99枚となります。

2点目の注意点は、即時であるとはいっても償還までには最短でも24時間、最大で72時間かかる場合があるということです。

「即時償還」の手続きが可能であるとは言え、ノーリスクではないということを踏まえて検討することを推奨します。

ステーキングしたアイオーエスティー (IOST) の報酬はいつ貰える?

BINANCEのアイオーエスティーステーキングでは、期間が満了してから1日程度でステーキング報酬が付与されます。

報酬はウォレットに自動で付与されるため、受取に際して特に手続きなどを行う必要はありません。

仮想通貨アイオーエスティー (IOST) の今後と特徴

アイオーエスティー (IOST) とは2018年1月にシンガポールのIOST財団によってつくられた仮想通貨です。

アイオーエスティー (IOST) ではイーサリアム (ETH) のようにDapps (分散型アプリケーション) の開発を行えます。

アイオーエスティー (IOST) はシャーディング技術を採用しており、他のブロックチェーンよりも処理速度が早いという特徴があります。

シャーディングとは、ブロックチェーン全体をいくつかのシャードと呼ばれるグループに分割することで、作業を並行して行い、処理速度が向上させる技術のことです。

アイオーエスティー (IOST) では、先述の通り、PoBをコンセンサスアルゴリズム採用しています。

PoBではネットワークの貢献度の高い順にブロックの生成や報酬の獲得を行うことができ、非集権的な運営を保つことができます。

また、アイオーエスティー (IOST) では「Javascript」というコンピューター言語でスマートコントラクトの開発が可能となっています。

Javascriptはエンジニアの多くが習得する基礎言語なので、汎用性が高く参入障壁が低いと言うことができます。

アイオーエスティー (IOST) に関する研究や開発は日本国内でも進められており、精密医療や患者データ管理の研究開発など医療分野で活用されています。

PoBではイーサリアム (ETH) の100倍以上の情報処理性能があります。

イーサリアム (ETH) で問題視されているネットワークの遅延やネットワーク利用料 (ガス代) の高騰問題の影響も小さいです。そのため、分散型金融 (DEX) との親和性も高く、今後活用が進むことが期待されます。

アイオーエスティー(IOST) のステーキングまとめ

本記事ではアイオーエスティー(IOST) のステーキングを特集しました。

アイオーエスティー(IOST) はPoBによって少ない保有枚数でも十分なリターンが得られる可能性があったり、大手取引所でのサービスを使えば初心者でも簡単にステーキングが行えることが魅力です。

更に、銀行預金の何万倍もの利周りがあることも看過できません。

アイオーエスティー(IOST) Coincheckなどの国内取引所でも購入が可能です。この機会に購入して、ステーキングを始めてみましょう。

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