- キャッシュは仮想通貨の流動性を無くすために開発されたトークン
- キャッシュを利用すれば、仮想通貨を失うリスクが減少する
- キャッシュを安全に保管するためにはウォレットが必要
本記事では、注目されている仮想通貨キャッシュや仮想通貨を安全に保管できるおすすめのウォレットを3つ紹介します。
本記事を読むことで、キャッシュについての理解が深まり、仮想通貨を失うリスクを減らすことができます。
キャッシュ (QASH) とは
キャッシュ (QASH) の特徴
キャッシュとは仮想通貨取引所のLiquid by Quoineで利用できるトークン(仮想通貨)です。キャッシュを使って取引すれば2つのメリットが得られます。
- 取引手数料の割引を受けられる
- マイナーな国の通貨の取引もスムーズに行える
キャッシュ (QASH) 発行元はQUOINE (コイン) 株式会社
キャッシュの発行元はコイン株式会社です。コイン株式会社の基本情報については以下の通りです。
続いて、以下の表は、コイン株式会社の役員の一覧です。
ここからはキャッシュの役員の経歴について解説します。
栢森加里矢CEO
栢森加里矢CEOの主な経歴
東京大学卒業
ソフトバンクでアジア統括部門の役員を務める
2014年11月にコイン株式会社を共同創業
2018年にICOでQASHを発行(約124億円を調達)
コイン株式会社の栢森加里矢CEOは、国内と海外で多くの実績を積んでいます。
Mario Gomez-Lozada CPO
Mario Gomez-Lozada CPOの主な経歴
メリルリンチの日本支社でCTOとして、13年間勤務
クレディ・スイスの日本CIOおよびアジア債券IT責任者として勤務
2014年11月にコイン社を共同創業
Mario Gomez-Lozada CPOは金融系のエンジニアとしてメリルリンチやクレディ・スイスで働いてきた実績があります。
田中正明社外取締役兼監査等委員長
田中正明社外取締役兼監査等委員長の主な経歴
三菱UFJファイナンスグループの副社長
モルガン・スタンレー取締役
金融庁参与に就任
田中正明社外取締役兼監査等委員長は、過去に三菱UFJファイナンスグループの副社長やモルガン・スタンレーの取締役に就任するなど実績も十分です。
リブランディングを大規模に実施する予定
キャッシュは大規模なリブランディングを予定しています。
リブランディングとは
仮想通貨のブランドや銘柄を再構築すること
キャッシュのリブランディングをすると、利用者にとって3つのメリットがあります。
- Liquid by Quoineで取引される全ての通貨ペアの取引手数料が50%割引+他の手数料も割引
- コミュニティメンバーに向けたロイヤルティプログラムを受けられる
- Liquid by Quoineで支払われた手数料の一部をリファラル報酬として受け取れる
キャッシュ (QASH) のメリット
ここからはキャッシュのメリットについて説明します。キャッシュのメリットは5つあります。
- カウンターパーティーリスクを軽減
- 優秀なメンバー
- 順調な開発進捗
- 金融庁の認可済み
- Liquid by Quoine (リキッドバイコイン) のサービス
メリット1 カウンターパーティーリスクを軽減
キャッシュのメリットはカウンターリスクの軽減です。Liquid by Quoineの利用者は、仮想通貨の取引所として金融庁の管轄下に置かれているコインを使うことができます。
そのため、取引所が倒産しても、仮想通貨を失うリスクは低いです。
カウンターパーティーリスクとは
取引所の閉鎖や仮想通貨が盗まれたことが原因で、預けていた仮想通貨が引き出せなくなるリスク
メリット2 優秀なメンバー
キャッシュのチームメンバーは、金融業界やIT業界で実績を積んできた人たちばかりです。また、国際銀行協会の元会長など多くの投資家が参加しています。
メリット3 順調な開発進捗
キャッシュが他の仮想通貨と違う点は、ICOの時点でコアプロダクトの開発が完了していた点です。そのため、キャッシュは開発中止のリスクが少ないです。ICO後の開発状況についてもロードマップを発表しています。
メリット4 金融庁の認可済み
キャッシュの運営会社であるQuoineは金融庁の認可を受けています。つまりコインは金融庁からも認められている運営会社です。
メリット5 Liquid by Quoine (リキッドバイコイン) のサービス
Liquid by Quoineが実装されれば、キャッシュの利用者は、様々なサービスを優先して受けられます。
- QUOINEが提供する新しいサービスに優先的にアクセスができる
- 新たなICOへ優先的に投資できる
これらのメリットはキャッシュのサービスが大きくなっても受けられます。
キャッシュ (QASH) のデメリット
ここからはキャッシュのデメリットについて説明します。キャッシュのデメリットは2つあります。
- アービトラージで儲けることができなくなる
- キャッシュ (QASH) 自体は使えない
アービトラージとは
2箇所以上の取引所間で生じるわずかな価格差を利用して確実に利益を得る方法。
デメリット1 アービトラージで儲けることができなくなる
仮想通貨で儲ける手法として人気の手法がアービトラージです。しかし、キャッシュでは、今後アービトラージで儲けることができません。
なぜなら、Liquid by Quoineが完成すると、取引所の価格差がなくなり、利益が発生しないからです。
デメリット2 キャッシュ (QASH) 自体は使えない
現在、キャッシュは決済手段として使うことができません。しかし、コイン社はキャッシュを決済通貨として利用できるように変える予定です。
仮想通貨・キャッシュ (QASH) のウォレットとは
仮想通貨は取引所に入れたままでは、盗まれるリスクがあります。なぜなら、取引所には、多くの仮想通貨が保管されており、ハッカーの標的になりやすいからです。
仮想通貨を安全に保管するためには、仮想通貨をウォレットに入れます。
仮想通貨のウォレットとは、通貨を保管する場所のこと
仮想通貨のウォレットとは通貨を保管する場所のことです。仮想通貨をウォレットに入れておくことで、盗難のリスクが減ります。
ウォレットには様々な種類があり、使い勝手やセキュリティの強度は異なります。
仮想通貨・キャッシュ (QASH) をウォレットで保管するメリット
ここからは、キャッシュなどの仮想通貨をウォレットで保管するメリットについて説明します。
仮想通貨をウォレットで保管するメリットは3つあります。
- 分散して保管できる
- 残高照会や送金が簡単
- カウンターパーティーリスクを抑えられる
分散して保管できる
ウォレットがあれば、仮想通貨を分散して保管できます。取引所で仮想通貨を盗まれても、全ての仮想通貨を盗まれません。
残高照会や送金が簡単
ウォレットは、残高照会や送金をする際に、ネットからかんたんに確認できます。スマホのアプリにも対応しているので、簡単な操作で送金ができます。
キャッシュ (QASH) の保管におすすめのウォレット
ここからはキャッシュの保管におすすめのウォレットを紹介します。
最も安全なハードウェアウォレットの特徴は以下のとおりです。
- 紙や電子機器に保管する
- インターネット上に保管しないので、セキュリティ面で安全
ハッカーが仮想通貨を盗もうとしても、インターネット上に保管をしないので、盗まれるリスクは低いです。
ただし、ウォレットの購入は必ず、公式サイトや代理店から購入してください。Amazonやよくわからない業者で購入をすると、改造されていたり、悪意のあるソフトウェアが仕込まれていることがあります。
Ledger Nano S (レジャーナノS)
レジャーナノSはセキュリティ強度の強さや対応している仮想通貨が専用アプリだけで24種類もあります。またリップルにも対応しているハードウェアウォレットです。価格は、10,000円前後です。
TREZOR (トレザー)
TREZORは690以上の仮想通貨に対応しています。Ledger Nano Sが対応していない仮想通貨(Dash,Z-Dash,ライトコインなど)にも対応しており、多くの種類の仮想通貨を取引する人におすすめです。
価格は16000円前後です。
MyEtherWallet (マイイーサウォレット)
MyEtherWalletは先に紹介した二つのウォレットとは違いデスクトップウォレットです。またペーパーウォレットとして利用できます。
ペーパーウォレットとは
アドレスやパスワードを紙に書いて保存する。入金や出金を頻繁に行う人にはおすすめできない方法。
デスクトップウォレットとは
自分のパソコンから利用するウォレットのこと
MyEtherWalletは、イーサリアム系の全てのトークンを管理できます。日本語にも対応しているので、使いやすいです。
またLedger Nano SやTREZORでイーサリアム系のトークンを管理するためには、MyEtherWalletとの連携が必要です。
まとめ
キャッシュは、信頼性が高い仮想通貨です。今後さらに進化し続ける可能性が高いので、今のうちに購入しておけば様々なメリットがあります。
キャッシュを安全に保管するためにはハードウェアウォレットが必要です。Ledger Nano SやTREZOR、マイイーサウォレットにキャッシュを保管すれば、あなたのキャッシュを守ることができます。