ヴィタリック・ブテリン (Vitalik Buterin) は、ロシア系カナダ人のプログラマーで、イーサリアムの創設者として広く知られています。また彼は、世界で最も若い既知の暗号資産 (仮想通貨) ビリオネアでもあります。
ブテリンはモスクワ近郊で生まれ、6歳のときにカナダへ移住しました。その後ビットコインに触れる機会を得たブテリンは、暗号資産 (仮想通貨) によって提供される分散型の決済システムに興味を持ち始めます。
2011年、18歳のときにビットコインマガジンを共同設立しますが、当時のブテリンはビットコインの持つ機能はあまりにも基礎的すぎると感じていました。彼はこの頃からイーサリアムを考案し始め、2013年にホワイトペーパーを発表します。その後の2015年に、イーサリアムの内部通貨であるイーサが初めて販売されました。
彼は現在イーサリアムの開発に携わっているだけでなく、同時にさまざまな慈善活動を行っています。特に2021年5月、インドの新型コロナウイルス救済基金に10億ドル超相当の柴犬コイン (SHIB) を寄付したことで話題となりました。