ボリュームレシオとは?特徴や使い方・計算式をご紹介


ボリュームレシオは出来高を参考に市場のトレンドを分析する
買われすぎや売られすぎのサインから、トレンドが切り替わるタイミングを予測できる
出来高が充分な人気銘柄でないと正しく分析できない可能性がある

「ボリュームレシオとは何か」「どんな使い方をすればよいのか」などと気になっている方もいるでしょう。ボリュームレシオは出来高を参考にしながらトレンドの切り替わりを予測するテクニカル指標です。

今回はボリュームレシオを知りたい方のために、意味や見方、使い方などを解説します。これを読めば今回紹介するテクニカル指標を仮想通貨にも役立てられるでしょう。

ボリュームレシオとは?

ボリュームレシオは仮想通貨などの出来高を参考にしながら、価格の天井や底音を割りだそうとするテクニカル指標です。

ボリュームは仮想通貨や株などの「出来高」、レシオが「割合」を意味します。

投資対象の価格が上がっていれば参加者の関心を引きやすく、買い注文の殺到から出来高が高まりやすいといえます。しかし価格の落ち込みが続けば、興味を引きにくくなり、出来高も少なくなりがちです。

以上からボリュームレシオは出来高という結果から市場を分析し、投資に役立てるスタイルを提案する機能です。多くのネット証券のチャートでも使える指標として支持を集めています。

ボリュームレシオの見方

ボリュームレシオは多くの場合1日ごとの出来高で計算します。一定期間において、価格が上がった日の出来高合計と、マイナスになった日の出来高合計を合わせで出た割合を指標化しており、80〜150%が通常値です。

正常な範囲を上方に定めているのは、価格がアップした日はダウンした日よりも出来高が多くなりがちだからです。

基本的には他のオシレーター系指標のように、線グラフが底に達すれば売られすぎ、天井にたどり着けば買われすぎと判断できます

出来高ベースという特殊な形式ですが、ベーシックな使い方は変わらないので、他のテクニカル指標と比べながら確かめてもよいでしょう。

ボリュームレシオの計算式

ボリュームレシオの計算には、3つの数値を準備する必要があります。

  • U: 期間内に限って価格が上がった日の出来高合計
  • D: 期間内に限ってが下がった日の出来高合計
  • S: 期間内の価格が前日と変わらなかった日の出来高合計

ボリュームレシオでは上記を使いながら、2通りの式を計算します

  • (U+[Sの半分])/ (D+[Sの半分])×100
  • (U+[Sの半分])/(U+D+S)×100

算出期間

ボリュームレシオの計算では、日足なら14日や25日、週足なら9週や13週が通例です。2通りの算出期間を使い分けながら、短期と長期それぞれのトレンドを見極められます。

テクニカル分析に慣れていないうちは日足で14日や25日で使い続け、知識が深まってきたら週足に切り替えたり、独自で日数を定めたりするとよいでしょう。

ボリュームレシオの買い時・売り時

ボリュームレシオの標準値は80〜150%ですが、線グラフが標準より大きく外れだしたら、買いや売りのサインを示すことがあります。

上がり続けた結果、450%前後までたどり着いたら、買われすぎとして下落トレンドに向かう可能性があります。このときは現在持っている仮想通貨を売った方がよいでしょう。レバレッジ取引なら空売りに入り、安くなったときに買い戻すことで利益を狙えます。

70%以下になったら上昇のサインともとれますが、実際の相場が底値圏のままとどまり続けることもあります。2つ目のテクニカル指標を使い、目当ての銘柄が本当に売られすぎで価格上昇を迎えそうかを慎重に考えましょう

ボリュームレシオが450%または70%に近づいたら、投資行動へ備えたいところです。

ボリュームレシオの注意点

ボリュームレシオは出来高を使う関係上、不人気な銘柄は不安定な指標しか出さなかったり、ダマシが多くなったりする可能性があります

仮想通貨として世界トップクラスの人気を誇るビットコインなら、出来高が高く正確な割合を出しやすいでしょう。アルトコインは出来高が低い関係で、ボリュームレシオが対応できるほど活発でないことも考えられます。

仮想通貨ならビットコイン、FXならUSD/JPYという風に、メジャーな銘柄で利益を上げたい方なら、ボリュームレシオを使いやすいでしょう。使用前に出来高ランキングなどをチェックし、上位5つぐらいのいずれかにだけ使うことが賢明です。

ボリュームレシオの使い方まとめ

ボリュームレシオは仮想通貨やFX、株式などの出来高からトレンドを測り、今後の価格予測に役立てられます。レシオが450%前後に向かえば買われすぎ、70%以下なら売られすぎと判定できます。他のテクニカル指標と合わせて使えばダマシにあうリスクも抑えられるでしょう。

出来高をベースにしているため、不人気の銘柄では能力を発揮できない可能性があります。仮想通貨ならビットコインという風に、世界的にメジャーな銘柄にボリュームレシオを当てはめましょう

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