Cardano (エイダ)

1分で理解する要約
  • 独自のスマートコントラクト「プルータス」により安全性に優れた取引が可能
  • 仮想通貨の保有数量にかかわらず、マイニングの報酬が受け取れる
  • アロンゾ・アップデートにより、分散型アプリケーションの利用が可能となる

エイダコイン(ADA)とは

エイダコイン(ADA)は、「Cardano(カルダノ)」と呼ばれるプラットフォーム上で利用される仮想通貨です。

運営元は、Cardano(カルダノ)財団とIOHK(インプットアウトプット香港)、Emurgo(エマーゴ)の3つの組織からなります。イーサリアムの創設メンバーの1人である、チャールズ・ホスキンソン氏によって創設され、銀行口座を持たない30億人に金融システムを提供することをビジョンに掲げています。

2021年6月7日現在の時価総額は6兆円と、仮想通貨の時価総額ランキングでは、第5位につけています。イーサリアムよりセキュリティが高く、柔軟性がある通貨として、昨今世界中から熱い視線を集めている通貨になります。

エイダコイン(ADA)の特徴

スマートコントラクト「Plutus(プルータス)」を実装

エイダコイン(ADA)は、イーサリアムと同様にスマートコントラクトの機能を有しています。スマートコントラクトとは、第三者による介在なしに自動的に契約を行う技術です。イーサリアムのスマートコントラクトでは、決済とアプリケーションの実行がひとつの台帳で管理されているため、以前から新しい機能の変更や修正がやりにくいと指摘されていました。

エイダコイン(ADA)独自のスマートコントラクト「プルータス」では、そんな従来のスマートコントラクトの問題点を、レイヤーを分けることで克服しています。「プルータス」では、決済とアプリケーションの実行をふたつのレイヤーに分けることで、安全性を損なうことなく、新しい機能を取り込めるようにしています。そのため、イーサリアムのスマートコントラクトと比べて、より複雑な契約に対応することが可能となっています。

独自のコンセンサスアルゴリズム「Ouroboros(ウロボロス)」を採用

コンセンサスアルゴリズムとは、取引の承認作業のことを指します。エイダコイン(ADA)では、取引の承認作業の方法として、PoS(プルーフオブステーク)を採用しています。従来のPoSでは、仮想通貨の保有量に応じて投票権を割り当て、投票によって選ばれたマイナーがブロックの生成にかかる検証作業を行う見返りとして、報酬を受け取る仕組みです。しかしながら、エイダコイン(ADA)では、さらに独自の「ウロボロス」と呼ばれるPoSを導入しています。

「ウロボロス」では、取引の承認作業を行うマイナーは投票ではなく、ホルダーの中からランダムに選ばれます。選ばれたホルダーは、ブロックの生成にかかる検証作業を自ら行うか、ステークプールと呼ばれる運営者に委託することで、報酬を受け取ります。そのため、保有量に関係なく誰もがネットワークに貢献するため、ホルダー全員が報酬を受け取れる仕組みになっているのです。

ネットワークを維持するために、投票で選ばれた少数のマイナーに依存しないため、分散化が進み、より強固なセキュリティを構築していると言えます。

「Daedalus(ダイダロス)」と「Yoroi(ヨロイ)」ウォレット

エイダコイン(ADA)には、二種類の専用ウォレットが用意されています。専用ウォレットは、秘密鍵を備えた非常に高いセキュリティを備えており、ブロックチェーンのすべての履歴が保存されています。カルダノプラットフォームと直接連携し、非常に早い速度で、仮想通貨のやり取りを行うことが可能となっています。

エイダコイン(ADA)の今後の展開

現在、エイダコイン(ADA)の開発段階は、第三段階「Gougen(ゴーギャン)」の最終ステップにあります。この最終ステップは「Alonzo(アロンゾ)」と名付けられており、エイダコイン(ADA)にスマートコントラクト機能のメインネットを実装することで、分散型アプリケーション(Dapps)の利用を可能にするものです。「Alonzo(アロンゾ)」のアップデートは、青・白・紫・赤・黒の色分けされた順番に進み、九月末で完了予定となっています。

とりわけ、マルチ通貨台帳の追加が注目されており、アップデートが完了すると、カルダノプラットフォーム上で、新しい仮想通貨の作成やデジタル資産のトークン化が可能となります。

昨今、話題のNFT(代替不可能トークン)の作成も可能になることから、今後はイーサリアムの競合として、今まで以上に注目を集める存在になるでしょう。

エイダコイン(ADA)のまとめ

エイダコイン(ADA)は、独自のスマートコントラクト「プルータス」とPoSアルゴリズム「ウロボロス」を実装した仮想通貨です。

開発ロードマップが進むにつれて、カルダノは業界屈指のプラットフォームとして成長する可能性を秘めており、エイダコイン(ADA)の今後の動向から目が離せません。

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