- Bitpetはウサギの形をしたペットを育成、繁殖させるゲーム
- 育成したペットを売却することでイーサリアム (Ethereum/ETH)を稼げる
- 現在のBitpetはアクセス不可能で遊べない
仮想通貨はお金稼ぎの手段として世間一般に広まっている印象がありますが、基本技術であるブロックチェーンは私たちの生活を変えるレベルで浸透しつつあります。
一般的にブロックチェーンを活用したアプリケーションなどのDappsといいますが、ゲームの分野でもブロックチェーンが応用されてきています。
今回紹介するBitpetは仮想通貨元年と呼ばれた2018年に誕生し、一時期大きな話題を集めたゲームです。本記事ではBitpetの特徴や遊び方を紹介します。
なお2020年3月24日時点で、Bitpetへのアクセスはできない状況です。
BitPet (ビットペット) とは?Dappsのゲーム
BitPetは2018年3月にサービスが始まったゲームです。ゲーム内容はウサギの形をしたデジタルペットを育成して、新しいペットを誕生させる育成ゲームです。BitPetでは以下の楽しみ方があります。
BitPetはブロックチェーン上で起動しているDappsです。登場するペットたちはゲーム内トークンのPOPと紐づけられることで資産 (アセット)として扱えます。
つまり希少性やステータスによって価値が変動し、ペットの売却によってPOPを稼ぐことが可能になっています。
イーサリアムってどんな通貨?
イーサリアムは、分散型アプリケーションを作成するプラットフォームです。仮想通貨の時価総額ランキングで2位に位置しています。
イーサリアムブロックチェーンではBitPetのように様々なDappsが起動しています。イーサリアムブロックチェーンを活用すると、ゲーム以外でも既存のシステムなどを組み込んで、分散型アプリケーションとして運用することが可能になっています。
ブロックチェーンには「記録されたデータが書き換えられない」という特徴があり、ゲームなどでは保有するキャラやアイテムがアセットとして保障されるようになっています。
イーサリアムブロックチェーンを活用するDappsは年々増加してきており、これからの時代を支える仕組みとして定着してきています。
BitPet (ビットペット) の特徴
BitPetの持つ特徴には、イーサリアムブロックチェーン上で起動するDappsとして分散管理が敷かれおり、取引の透明性がある点があります。
非中央集権・分散管理
BitPetはイーサリアムブロックチェーン上で起動するDappsとして、分散管理が徹底されています。ゲームの仕様変更はユーザーを巻き込んだ合議によって決定されます。さらに常識を逸脱した運営の営利的行為も抑えられるため、ユーザーが不利益を被る事が少なくなっています。BitPetはユーザーフレンドリーが重視されたゲームといえるでしょう。
取引の透明性が高い
BitPetが動いているイーサリアムブロックチェーンでは、不特定多数のマイナーによって日々の取引が監視されています。このマイニングと呼ばれる仕組みでは、正しい取引情報 (トランザクション)が承認されることで公平性が保たれます。
さらに承認されたトランザクションはブロックチェーンに繋がれ、誰でもその記録を見ることが可能です。取引が透明化され、大勢で取引を監視することでブロックチェーンが成立しています。
BitPet (ビットペット) の登録方法・始め方
公式HP にアクセスする
Bitpetをプレイするためには、公式HPにアクセスします。現在ではエラーが発生しており、アクセスできない状況が続いています。
会員登録
公式HPの「会員登録」をクリックします。会員登録の入力画面になるのでメールアドレスとペンネーム、パスワードを入力しましょう。
おすすめした人のコードはなければ記入する必要はありません。最後に「会員登録」をクリックします。
メールを確認
登録したメールアドレス宛にBitpetからメールが届きます。メール内のリンクを開いて、登録が完了となります。
BitPet (ビットペット) の遊び方
Bitpetではペットの価値がトークンと紐づけられていることで、ペットを育成するほかにもトークンを稼ぐという利益を狙う楽しみ方まで存在します。Bitpetの実際の遊び方を紹介します。
イーサリアムを入手
Bitpetで育成を楽しむためには、自分のイーサリアムを投入する必要があります。Bitpet内でイーサリアムを入手することはできないため、国内取引所に日本円を入金して、イーサリアムを交換しましょう。
取引所はCoincheckなどがおすすめです。
国内取引所で仮想通貨を入手するためには口座開設をする必要がありますが、取引が可能になるまでに1週間前後の期間がかかります。余裕があるときに口座開設を済ませておくといいでしょう。
「POP」というトークンとイーサリアムを交換
入手したイーサリアムは、ビットペットに紐づけられたアドレスに送金しましょう。なおBitpetにイーサリアム以外の仮想通貨を送金することはできません。送金されたイーサリアムは自動的にPOPに変換されます。
POPとイーサリアムの価値は同じで、交換比率は1対1です。そのためBitpetからPOPを送金するさいに、イーサリアムの価格変動で損をすることはありません。
Bitpet (ビットペット) を購入
Bitpetでは安いペットなら0.01POPで購入可能です。2020年3月24日時点のイーサリアム価格は1ETH=15401円です。イーサリアムとPOPの価値は同一のため、最安値でペットを購入するには約154円分のPOPが必要になります。
ペットを購入するさいは、最低でも2匹以上を購入することをおすすめします。Bitpetは繁殖がメイン要素の一つとなっており、そのために2匹のペットが必要になるからです。またペット強化の時も保有する他のペットを消費することで実行されます。
最初からある程度の数のペットを購入しておくと、ゲームを有利に進められます。
繁殖&強化
繁殖
Bitpetではペットの数を増やすことで、売却できるペットの数が増えていき強化用としても使用できるといったように、いいことしかありません。そのため繁殖は積極的におこなうといいでしょう。
繁殖をおこなうたびに0.008POPが消費されます。繁殖後は孵化のために24時間ほど待機する必要があります。繁殖後にペットがいなくなることはありません。
Bitpetの強化
ペットは他のペットを消費することで強化が可能です。このさいに消費したペットは消滅します。強化のためには0.003POPを支払うことになります。ログインボーナスで強化チケットが手に入ることもあるので、ペットを消費せずに好きなペットの強化も可能です。
BitPet (ビットペット) の稼ぎ方
Bitpetはブロックチェーン上で起動するDappsとして、いくつかの稼ぎ方が存在しています。Bitpetの魅力の1つとして稼ぎ方を説明します。
賞金
Bitpetではミニゲームとして、レースの開催が毎日行われています。レースは10分おきにおこなわれるため、稼ぐ機会は多いといえるでしょう。レースの参加のさいはペットのレベルによって、適した相手と対戦します。
またレースの種類によって、参加手数料や賞金も変動します。1回のレースごとに6匹で勝敗を競いますが、順位によって賞金の獲得やPOPの没収などがあります。
キャラクター販売
Bitpetで一番簡単にお金を稼ぐ方法がペットの販売です。ユーザー間取引が可能なマーケットでは、0.01POP~1POPの間でペットが販売されています。Bitpetを始めた段階でペットを購入する必要がありますが、マーケットでの売却時にかけた初期費用の100倍を、利益として得ることも夢ではありません。
また繁殖時の手数料が0.008POPであることから、繁殖と販売を繰り返すことで0.002POPづつを稼いでいくことも可能です。
アフィリエイト報酬
Bitpetではアフィリエイトもおこなえます。アフィリエイトは商品やサービスを他人に紹介することで、紹介報酬を得る稼ぎ方です。Bitpetに登録後取得可能な紹介リンクを友人に送信して、その友人がBitpetに会員登録するさいに紹介コードを入力することで、紹介が成立します。
友人がペットの購入をおこなうと、支払った手数料の20%が自分の報酬になります。なお報酬はイーサリアムでの支給です。
BitPet (ビットペット) の入金・出金方法
入金方法
Bitpetの画面右上にペンネームのアイコンを選択するとメニューが表示されます。「ETHウォレット設定」を選択しましょう。Bitpetに紐づけられたETHアドレスとQRコードが表示されます。
アドレスをコピー&ペースト、またはQRコードを読み取って送信先ウォレットからETHを送りましょう。送金処理が完了したら、ウォレット内にPOPが表示されています。
出金方法
出金のさいは紐づけウォレットから「引き出す」を選択します。トランザクションメニューが表示されるので、送金先アドレスの入力と送金するイーサリアムの量を決めます。二段階認証アプリからのコードを入力しましょう。「SEND」を押して送金が始まります。
なお出金にともない送金手数料とは別に、Bitpetへの手数料0.01ETHが消費されます。「出金を完了しました」の表示が出ることで処理が終了します。
BitPet (ビットペット) の評判・口コミ
話題の仮想通貨育成ゲーム,Bitpetに登録してみた!
— 迫 佑樹@プログラミング講師 (@yuki_99_s) March 20, 2018
仮想通貨を使うアプリ・ゲームがどんどん増えててワクワクする.
『ゲームでサクッとお小遣い稼ぐ』みたいなことはこれから増えていくよね.https://t.co/7pWLdLBd6S pic.twitter.com/wrKCSqqB0m
2018年の3月にBitPetがリリースされ、当初は新しいDappsとして注目を集めていました。参入者も多くにぎわっていたようです。
久しぶりに行ったbitpetがレースも開催されないぐらいに閑散としてて悲しみ
— のぶめい ??PlayAsset (@nobu_mei) June 5, 2019
2019年6月のツイートではBitpet内のレースで参加者が集まらず、開催されない事態に陥っていました。
#bitpet
— 真希波Muriイラストリアス@副業 (@murkyon) February 4, 2020
南無 pic.twitter.com/NpZm7rXf28
このツイートは2020年2月のものですが、Bitpetへのアクセスができないようです。3月24日現在でもアクセスはできない状況になっています。
BitPet (ビットペット) まとめ
2018年3月にリリースされたBitPetですが運営陣のトラブルなどで開発が止まってしまい、レース機能以外にも実装予定だった2つのミニゲームは結局1つしか実装されませんでした。
2020年3月24日現在ではBitPetへのアクセスが完全にできず、新規ユーザーとしての参入も不可能です。
新しいゲームの実装は大きな話題となり多くのユーザーを引き付けますが、BitPetのように資産が絡んだブロックチェーンゲームだからこそ、大事な資金を投じるのにふさわしいかを見極める必要があると考えられます。