- モナコイン対応のウェブウォレットを紹介
- ハッキングでモナコインを盗まれないための対策としても有効
- 操作ミス、送金先アドレスの間違い、パスワード忘れなどによる損失に注意
現在モナコインを保有している人やこれから買おうと思っている人のため、モナコイン対応のウェブウォレットを紹介します。
モナコインをハッキングなどで盗まれないための安全な管理を望む人は参考にしていただければ幸いです。本記事を読むことでモナコインを管理するウォレットの種類や機能、注意事項などを知ることができます。
モナコイン (MonaCoin/MONA)対応のモバイルウォレット
ほかの仮想通貨と同様、モナコインにもスマートフォンアプリで管理できるモバイルウォレットがあります。今回は代表例として以下の二つを紹介します。
- Coinomi Wallet
- Mona Wallet
それぞれ詳しく説明していきます。
Coinomi Wallet:公式から推奨されているモバイルウォレット
モナコインより公認を受けたモバイルウォレットであり、モナコインを保有している人なら多くが知っています。
対応機種は当初Androidのみでしたが、最近ではiOSからもダウンロードできるようになりました。モナコインに限らず70種類の仮想通貨をごちゃ混ぜに入れられます。
モナコインマニアはもちろん、ほかの仮想通貨もほしい人は、Coinomi Walletでひとまとめに管理できて便利です。
セキュリティ | ★★★★☆ |
使いやすさ | ★★★★★ |
価格 | 無料 |
機能 | 入出金、取引履歴チェック、アドレス作成 |
対応通貨 | MONA、BTC、ETHなど70種類以上 |
解決できる悩み | 仮想通貨を盗まれないように常に手元に置きたい、複数の仮想通貨をひとつにまとめたい |
Mona Wallet:最近リリースされた高評価のモバイルウォレット
2018年2月に誕生したモバイルウォレットですが、口コミ評価が高いです。こちらはモナコインしか入れられませんが日本語に完全対応しており、シンプルで優れた操作性などが高評価の要因と考えられています。
セキュリティ | ★★★★☆ |
使いやすさ | ★★★★★ |
価格 | 無料 |
機能 | 入出金、取引履歴チェック、アドレス作成 |
対応通貨 | MONAのみ |
解決できる悩み | モナコインを盗まれないように常に手元に置きたい、スムーズに操作できるウォレットがほしい |
モナコイン (MonaCoin/MONA)のオススメのウェブウォレット
PC上で管理できるモナコイン対応のウェブウォレットを紹介します。今回は以下の2種類を紹介します。
- もにゃのウェブウォレット
- Monappy
もにゃのウェブウォレット
もにゃはモナコイン以外にも、ビットコイン、リップル、ライトコインといった仮想通貨にも対応したウォレットです。さらに仮想通貨以外にも日本円も入れられます。
PCウォレットとしての紹介ですが、スマートフォンでもiPhone・Android両方でアプリとしてダウンロードできます。
モナコインを保有していて、ほかの仮想通貨となるべくまとめて管理したい人におすすめです。
セキュリティ | ★★★★★ |
使いやすさ | ★★★★★ |
機能 | 入出金、取引履歴チェックなど |
対応通貨 | MONA、BTC、XRPなど24種類 |
解決できる悩み | 仮想通貨を盗まれないように常に手元に置きたい、スムーズに操作できるウォレットがほしい、複数の仮想通貨をひとつにまとめたい |
Monappy
Monappyとはウォレットの機能を兼ね備えたポータルサイトです。モナコインの出し入れに限らず、イラストやハンドクラフトなどの売買もあり、腕前ひとつで収入も稼げます。
利用者同士によるモナコインの送金は手数料がかからず、メッセージを添付できるなど、多岐にわたる利便性があります。
セキュリティ | ★★★☆☆ |
使いやすさ | ★★★★☆ |
機能 | 入出金、アドレス帳、レポート、イラストやハンドクラフトなどの手売り、手数料無料でのユーザー間送金 |
対応通貨 | MONAのみ |
解決できる悩み | モナコインを盗まれないように常に手元に置きたい、イラストやハンドクラフトなどを売り臨時収入を稼ぎたい、手数料を気にしないでモナコインを送金したい |
デスクトップウォレットでモナコイン (MonaCoin/MONA)を保管
デスクトップウォレットとは、パソコンにダウンロードとインストールをして使えるウォレットです。 今回は以下の2種類を紹介いたします。
- MonacoinCore(モナコイン・コア)
- Electrum-mona
モナコイン公式のウォレット:MonacoinCore(モナコイン・コア)
モナコインの公式プロジェクトから生まれたウォレットです。Windows、Mac、Linuxなど複数の種類のパソコンに対応しており、スマートフォンアプリとしてもAndroid、iOS両方で利用可能です。
セキュリティ | ★★★★★ |
使いやすさ | ★★★★☆ |
機能 | 入出金 |
対応通貨 | MONAのみ |
解決できる悩み | モナコインを盗まれないように常に手元に置きたい |
Electrum-mona
モナコイン専用ウォレットのひとつですが、過去の取引履歴を意味するブロックチェーンのダウンロードが必要なく、小さな容量で操作できるためアクセスに時間を要すことがあまりありません。
本来なら1日以上かかるブロックチェーンのダウンロードを省略できるので、初心者にとっても抜群の使いやすさです。
セキュリティ | ★★★★☆ |
使いやすさ | ★★★★★ |
機能 | 入出金 |
対応通貨 | MONAのみ |
解決できる悩み | モナコインを盗まれないように常に手元に置きたい、スラスラ操作できるウォレットがほしい |
モナコイン (MonaCoin/MONA)も使えるハードウェアウォレット
モナコイン対応のウォレットのなかには、ネットに接続せずして使えるハードウェアウォレットもあります。
TREZOR (トレザー)でモナコインを保管
TREZORはハードウェアウォレットの代表格であり、モナコインに限らず500種類以上もの仮想通貨をひとまとめにできます。
端末でできているため購入費用を要しますが、ネットの外で管理すればハッカーの魔の手は伸びません。ただし紛失してしまうと入っている仮想通貨を全て失うことになるので保管場所を定めておきましょう。
セキュリティ | ★★★★★ |
使いやすさ | ★★★★★ |
価格 | 9800~21800円 |
機能 | 入出金 |
対応通貨 | MONA含む500種類以上 |
解決できる悩み | 仮想通貨を盗まれないようにセキュリティが一番強いウォレットで管理したい、複数の仮想通貨をひとつにまとめて管理したい |
モナコイン (MonaCoin/MONA)ウォレットの信頼度と手軽さを“★”の数で評価
モナコインのためにウォレットを選ぶときは、セキュリティなどの信頼性と使いやすさのバランスを考えることが大切です。モナコイン対応ウォレットの評価を比較します。
ウォレットにおける信頼度と手軽さとは
ウォレットの信頼度の基準はセキュリティレベルです。ハッキングの原因になるシステムの不備がないかをチェックしましょう。ウォレットに入れた仮想通貨を守る秘密鍵などのコードも重要です。
セキュリティレベルが高くても、使いづらければ意味がありません。ウォレットの操作性、対応する仮想通貨の多さ、機能などに注目して自身にとって使いやすいものを選びましょう。
ひと目でわかるモナコインウォレットの信頼度と手軽さ評価
本記事で紹介したモナコインウォレットの比較評価は以下のとおりです。信頼度と手軽さを参考に、理想のウォレットを選びましょう。
ウォレット名 | 信頼度 | 手軽さ |
Coinomi Wallet | ★★★★☆ | ★★★★★ |
Mona Wallet | ★★★★☆ | ★★★★★ |
もにゃ | ★★★★★ | ★★★★★ |
Monappy | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
MonacoinCore | ★★★★★ | ★★★★☆ |
Electrum-mona | ★★★★☆ | ★★★★★ |
TREZOR | ★★★★★ | ★★★★★ |
TREZORを例にモナコイン (MonaCoin/MONA)のウォレットの作成方法を解説
ウォレットを作る方法をTrezorを例に、解説します。
ウォレットの作成方法
まずは自身が使っているパソコンを選んでダウンロードしましょう。Windowsは「Portable Version」と「Windows installer」の2つから選びます。ダウンロードが完了したら、初期設定していきます。
サーバーの接続方法を問われているので、「Auto Connect」(自動接続)を選び、「Next」を押しましょう。
ウォレットの名前を決めます。
ウォレットの種類を問われるので、「Standard wallet」を選びましょう。
作成するウォレットの種類を聞かれます。最も簡単な「Standard Wallet」を選びましょう。
ウォレット作成方法の質問です。Trezorから作るので「Use a hardware device」を選択します。
接続中のTrezorをチェックしてください。間違いなければ「Next」をクリックします。
Trezorに示されたPINコードを入れて次に進みましょう。この後、「Derivation」という項目で「legacy BIP44」にチェックして「Next」とつなげてウォレット完成です。
ウォレットへの送金方法
ここではZaifからTrezorにつなげたElectrum-monaへのモナコインの送金を例にします。
Electrum-monaの「Receive」タブを開くと、モナコインのアドレスが「Receiving address」の欄に示されています。これをZaifにコピー&ペーストしましょう。
Zaifでは「入出金履歴」のページに入り、モナコインを指定して「出金」を押します。
出金アドレスに間違いがないかチェックし、金額を指定して「出金」を押します。これでTrezorにモナコインが送られます。
モナコイン (MonaCoin/MONA)のウォレットを使うときの注意点
ハッキング対策や簡単な管理のためにウォレットを持っていても、ユーザーのミスにより収めた仮想通貨を失ってしまうケースがあります。代表例を6つ紹介しますので注意しましょう。
注意点1 操作ミス
ウォレットでは操作ミスによるトラブルを避けるよう注意が必要です。特にウォレットの同期や復元中に電源やアプリを切ってしまうとデータ処理がされず、ウォレットのシステムにダメージを負わせる危険性もあります。
ウォレットの同期や復元には時間がかかるので、公式サイトの操作方法でデータ処理実行にかかる時間を参考にしながら、気長に待ちましょう。
注意点2 送金先アドレスを間違える
仮想通貨取引所などでも起きているトラブルですが、ウォレットからモナコインなど仮想通貨を送る際にアドレスを間違えて通貨が消える事例が発生しています。仮想通貨のアドレスは一文字ずつではなく、コピー&ペーストで入力しましょう。
また、コピペしていても、実は操作ミスで途中までしかコピーできていなくて間違いアドレスになっているケースもありますので、文字列の全てを写せているかコピー元とペースト先のアドレスを見比べて確認しましょう。
注意点3 パスワードを忘れる
ネット全体でありえるトラブルですが、パスワードを忘れてしまうとウォレットにアクセスできません。
登録したパスワードはあらかじめメモして保管しましょう。メモは「引き出しの中の端っこ」という風に、わかりやすい場所に保管するのがおすすめです。もちろんパスワードを他人に知られても不正アクセスの危険性があるので注意し、万が一知られたときはすぐに新しいパスワードに変えましょう。
注意点4 秘密鍵を誰かに知られる
秘密鍵の管理にも注意が必要です。パスワード同様、忘れずにメモして管理したいところです。しかし秘密鍵は仮想通貨という資産についたデリケートなものなので、他人に知られると即盗まれる危険が生じます。
万が一秘密鍵を知られた場合に、バックアップを取っておくことも大切です。知られた場合は、即座に別のウォレットに移し替えるなどしてあるだけの資産を守りましょう。迅速な行動がトラブルから仮想通貨を守ります。
注意点5 ウォレットのアップデートを忘れる
ウォレットをアップデートせずに放っておくと、モナコインが受け取るなどのサービスを受けられないおそれがあります。定期的にウォレットに関する情報をチェックし、最新版が出たら面倒くさがらずにすぐにアップデートすることが重要です。
注意点6 バックアップをしない
バックアップはウォレットを復元するのに重要です。ウォレットもオンラインで使っているとハッキングやウイルス感染などのトラブルに見舞われる可能性があります。またハードウェアウォレットでも、破損や紛失をしてしまうと中の仮想通貨にアクセスできなくなる可能性が大きいです。
ウォレット内の仮想通貨を守るためにも、入手後すぐにバックアップを確保しておきましょう。まとめ
モナコインを持っている、またはこれから買おうとしていて、盗まれないように常に手元で管理したい人は、モナコイン対応ウォレットを入手しましょう。
ウォレットにはスマートフォンやパソコンなどオンラインで管理するものからハードウェア系のオフラインで管理するものまで複数の種類があります。セキュリティや使いやすさなどを考慮し、自身にとって理想のウォレットを選びましょう。
ウォレットを使用する際は、送金ミスやパスワード、秘密鍵などの失念または流出などに注意し、厳重に管理しましょう。