リップル (XRP) のおすすめウォレット比較

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松本 頌平 (Shohei Matsumoto)
この記事の編集者
松本 頌平

暗号資産 (仮想通貨) を専門に扱うライター兼編集者であり、執筆作品はKasobuにて紹介されています。

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リップル (XRP) はウォレットで管理するべき

リップルを保管するならば、ハッキングなどの心配が少ないウォレットの利用がおすすめです。

セキュリティを向上させるため

仮想通貨の取引をする人が増えるにつれて、仮想通貨に関連した犯罪も多くなっています。トレードや売買できる取引所では、大量の通貨を保管しているため常にハッカーたちから狙われている状況です。

過去にもMt.Gox事件では470億円相当のビットコイン[1]

日本経済新聞, マウントゴックス破綻 ビットコイン114億円消失, 2021年6月2日参照

triangle、国内大手取引所のCoincheck580億円相当のネムがハッキングによって流出・盗難被害に遭っています。[2]

取引所もセキュリティ対策をしてハッキング被害に遭わないように努力をしていますが、絶対にハッキングされないとは言い切れません。自分の大切な資産は、オフラインで管理できるコールドウォレットを利用するようにすれば、セキュリティが向上します。

取引所の倒産リスクが回避できる

取引所は世界中に多数存在します。なかには倒産したり持ち逃げしたりする取引所もあるので注意しなくてはなりません。また取引所のシステムに何らかの不具合が発生した場合には、メンテナンスなどのために入出金を含む全取引が停止することもあります。

このようなリスクのことを「カウンターパーティリスク」と呼びます。法定通貨の場合には、預けていた銀行が万が一倒産しても、1000万円までは法律で保護されます[3]

預金保険機構, 万が一金融機関が破綻した時, 2021年6月2日参照

triangleが、仮想通貨は取引所が倒産したらすべての資産を失う可能性が高いです。ウォレットでリップルを管理しておけば、カウンターパーティリスクがないため安心です。

リップル (XRP) のウォレットは目的毎に選ぼう

リップルのウォレットは、セキュリティや利便性の面で特徴がそれぞれ異なります。自分の利用目的や用途に合わせて選ぶことが大切です。

たとえばセキュリティ重視の人にはオフラインで管理できるコールドウォレットが向いています。殆どインターネットに繋げる必要がないため、ハッキングのようなネットを経由した攻撃にも強いです。外出先で決済や送金したい人には、モバイルウォレットがおすすめです。手軽に持ち運べるため利便性に優れています。

ただしウォレットのタイプによっては紛失やハッキングの危険性があるため、1つのウォレットで管理するのではなく複数のウォレットで分散管理しましょう。

リップル (XRP) の初心者向けおすすめウォレット

まだリップルの取引をスタートして間もない初心者には、利便性とセキュリティのバランスがいいウォレットがぴったりです。

ここでは初心者向けのおすすめウォレットを3商品紹介します。

Coincheck (コインチェック) ウォレット

国内大手取引所であるCoincheckでは、初心者にも使いやすいCoincheckウォレットを提供しています。即時送金に必要なリップル以外は、すべてネットを使用しないコールドウォレットで管理するため、ハッキングのリスクは低いです。

紛失しがちな秘密鍵は、Coincheck側で管理してくれるため紛失の心配もありません。またCoincheckアプリでは、保有しているリップルと一定期間預け入れるだけで利用料がもらえる「貸し仮想通貨サービス」も利用可能です。

Xumm (サム)

XummはRipple Labs Inc.の投資・支援部門である「Xpring」が支援する、「XRPL Labs」が開発するウォレットです。リップルのベースである「XRP Ledger」を用いて開発されており、従来の仮想通貨ウォレットとは違った、個人銀行のように使える機能が豊富に搭載されています。

たとえばXRP Ledgerの分散型取引機能を活用して、アメリカドルやユーロなどの法定通貨も保管可能です。また法定通貨に裏付けされた「Issued Currencies」と呼ばれる通貨は、外部のさまざまな資産をアカウントへ追加できます。

一般的な仮想通貨ウォレットは、対応した仮想通貨しか管理できませんが、Xummならば法定通貨と仮想通貨の一括管理がわずかな手数料で一括管理可能です。

Ginco (ギンコ)

Gincoはインターネットに接続できる環境であれば、スマホやタブレット端末を使って好きなときに無料で使えるウォレットです。日本の会社が開発・提供しているため、日本語に対応しています。

利用する端末にアプリをダウンロードし、秘密鍵を自分の端末で管理するため、ハッキングのリスクは低いです。ただしデバイスがハッキングされないように、セキュリティ対策を行っておきましょう。

リップル (XRP) の長期保有向けおすすめウォレット

リップルを長期的に保有したい人や多額のリップルを管理したい人には、セキュリティが万全なタイプのハードウェアウォレットやペーパーウォレットが最適です。ここでは長期保有向けにおすすめなウォレットを2つ紹介します。

Ledger Nano S

Ledger Nano SはChromeアプリに対応したパソコンに接続して使う、USB Micro-B型のハードウェアウォレットです。オフラインで利用するコールドウォレットの1種なので、ハッキングによる情報流出や盗難の恐れがありません。

アプリをインストールして、USBを接続して使います。マルチシグにも対応しており、万が一1つの秘密鍵が流出してしまっても、ウォレット内のリップルが盗まれる心配はありません。大量のリップルを長期保管する場合には、ぜひ複数個購入してマルチシグにしておきましょう。

bithom

bithomはもっとも古典的なタイプのペーパーウォレットです。ペーパーウォレットとは紙に秘密鍵を記載して自分で管理するコールドウォレットで、インターネットと隔離して保管できるためハッキング被害の心配はありません。

ただし紙ゆえに、紛失や破損によって秘密鍵をなくしてしまう可能性もあります。万が一秘密鍵を紛失した場合には、ウォレットにアクセスできないため、管理していたリップルはすべて失ってしまうので注意してください。

頻繁に取引したい方向けおすすめのウォレット2選

送金や決済など頻繁に取引をしたい人には、持ち運び可能な端末で保管するモバイルウォレットや、ウェブウォレットが使いやすいでしょう。

ここでは、頻繁に取引したい方におすすめのウォレット2つを紹介します。

Toast Wallet

Toast Walletはリップル専用のモバイルウォレットです。日本語には対応していませんが、送金に特化したウォレットですのでシンプルかつ使いやすいことが強みです。秘密鍵を自分で管理できるウォレットですので、取引所ウォレットほどハッキングの心配はありません。インターネットに接続していれば即座に取引所ウォレットに送金が可能なので、出先で取引をしたい方にもピッタリです。安全性と利便性を兼ね備えたウォレットといえるでしょう。

Gate hub (ゲートハブ)

Gatehubはイギリスのロンドンに拠点をおく取引所です。Gatehubはリップルのウェブウォレットとしても使用できます。

またリップル (XRP) のほか、ビットコイン (BTC) やイーサリアム (ETH) もウォレット内に保管したり、換金も可能です。インターネットがつながっている環境ならば、どの端末からもアクセスして財務状況管理ができます。

インターネットを利用するホットウォレットの1種ですが、秘密鍵を自分で管理するため一般的な取引所が提要するウォレットよりも安全性は高いでしょう。万が一ログインパスワードを紛失しても、復元鍵を入力すれば復元可能です。

ウォレット内にはリップル (XRP) の取引や分析機能も搭載されています。ただし海外取引所のウォレットなので、日本語には対応していません。常時インターネットに接続しているため、ハッキングに備えて二段階認証の設定や、複数ウォレットの作成を推奨します。

リップル (XRP) のウォレットに関するまとめ

リップルを保有している人は取引所に預けっぱなしにせず、 ウォレットで管理しましょう。ウォレットにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。

頻繁に使用する人はインターネットに接続すればいつでも利用できるモバイルウォレットやウェブウォレットがぴったりです。ただしインターネットに接続をしている以上、ハッキングの危険性があります。より強固なセキュリティのもとで管理したい人は、コールドウォレットのペーパーウォレットやハードウェアウォレットがおすすめです。

利用シーンや目的に合わせてリップルを安全に管理してください。

情報ソース・引用元一覧

1

日本経済新聞, マウントゴックス破綻 ビットコイン114億円消失, 2021年6月2日参照

3

預金保険機構, 万が一金融機関が破綻した時, 2021年6月2日参照