ビットコイン (BTC) はいくらから買える?購入手数料からリスクまで

1分で理解する要約
  • 1円からビットコイン (BTC) を買うことも可能
  • 販売所形式での売買はかなり少額からビットコイン (BTC) が始められる
  • 初心者におすすめのビットコイン (BTC) 取引所を紹介

「ビットコイン (BTC) はいくらから買える 」「ビットコイン (BTC) を買ってみたいけど1枚の値段は500万もする…」と心配する必要はありません。

ビットコイン (BTC) は必ずしも1枚単位で買う必要はありません。

国内の取引所では最小1円からビットコイン (BTC) を買うこともできます。

そこで、本記事では、ビットコイン (BTC) はいくらから買えるのか、国内・海外の主要取引所の最小購入額を比較します。

更に、ビットコイン (BTC) の買い方や購入時の注意点も解説していきます。

国内では1円、海外では10ドルでビットコインが買える

2021年12月14日現在、1ビットコイン (BTC) あたりの価格は約533万円ですが、購入する時に533万円が必要かと言われると、そうではありません。

実際には、1枚以下の購入単位でビットコイン (BTC) が取引できます。

bitFlyerは1円からビットコイン (BTC) が買える

国内取引所大手のbitFlyerでは、最小注文数量が0.00001BTCとなっています。

ただし、最小注文数量が1円未満の場合は注文が通りません。2021年の執筆時点では、0.00001BTCは0.05円の値を取っています。

従って、ビットコイン (BTC) の実質購入額は、最低1円となります。

BINANCEでは10ドルからビットコイン (BTC) が買える

次に、海外取引所の事例を見てみましょう。

10ドル以下でビットコイン (BTC) を購入できる取引所もありますが、日本国内のIPアドレスは弾かれてしまうので、日本からでも購入できる海外取引所、BINANCEの最小取引数を紹介します。

BINANCEでは、テザー (USDT) という、米国ドルと価格が連動する仮想通貨を用いて、10ドルからビットコイン (BTC) が購入できます。

ビットコイン (BTC) の最小注文数量は取引所ごとに変わるので、取引所で口座を開設する前に確認すると良いでしょう。

ビットコインの買い方には、販売所と取引所がある

ビットコイン (BTC) の販売所

国内取引所では、『販売所』と『取引所』の2つの売買形式でビットコイン (BTC) の購入が可能です。

販売所では、上記の画像のように簡単な画面で直感的な仮想通貨取引が行なえます。また、日本円を用いてビットコイン (BTC) の売買が可能です。

ただし、売値と買値の差分には大きな乖離があります。

というのも、販売所形式では仮想通貨取引所を相手に売買が行われるため、仮想通貨取引所の取り分がスプレッドとして上乗せされるのです。

執筆時点の販売所スプレッドは、上記画像を見れば、ビットコイン (BTC) 1枚当たり30万円ほど、パーセンテージに直すと約6%の乖離が見られます。

まとめると、もし販売所で1,000円分のビットコインを購入したいと入力したら、1000円分のビットコインを購入することが可能です。

しかし、販売所では手数料が高いので、その1000円から手数料が大きく引かれてしまいます。

ビットコイン (BTC) の取引所

一方、取引所では、取引画面が若干複雑化する代わりにスプレッドが小さくなっています。上記画像のスプレッドはおよそ2,000円です。

ここまでスプレッドが安いのは、取引所形式の売買は、ビットコインを買いたい人と売りたい人のユーザー同士で行われるため、仮想通貨取引所が中抜きをすることができません。

【国内取引所】ビットコイン (BTC) はいくらから買えるのか

bitFlyer (ビットフライヤー) は1円から買える

bitFlyer (ビットフライヤー)
取扱通貨
21銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:0.01~0.15%
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

bitFlyer (ビットフライヤー) は2014年に設立された、日本の仮想通貨取引所です。取引量、ユーザー数、資本金と、いずれの点でも国内では最大級の規模を誇っています。アルトコインも取引所形式で購入でき、様々な投資戦略に対応できます。

bitFlyerの販売所の最小注文数量は0.00000001BTCです。

ただし、最小注文数量が1円未満の場合は注文が通りません。2021年の執筆時点では、0.00001BTCは0.05円の値を取っています。

従って、ビットコイン (BTC) の実質購入額は、最低1円となります。

また、取引所での最小注文数量は0.001BTCなので5,330円からビットコイン (BTC) 取引を始められます。

少額からビットコイン (BTC) 取引を始めたい方にはbitFlyerがおすすめです。

GMOコインは約50円から買える

GMOCoin (GMOコイン)
取扱通貨
26銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:Maker -0.01% / Taker 0.05%
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネットグループの子会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOインターネットグループが培ってきたIT・金融関連事業でのノウハウを活かし、安心のセキュリティ体制と取引環境を提供しています。

GMOコインの販売所での最小注文数量は0.00001BTCで、約53円から購入することができます(2021年12月時点)。

更に、販売所での最小注文単位は0.00000001BTCとなっており、0.05円刻みの注文が可能です。

また、取引所では、0.0001 から取引ができるので、最低500円から売買することができます。

GMOコインは、取引所形式の中でもかなり小さい最小取引額を設定しています。ビットコイン (BTC) を取引所形式で購入したい方にはGMOコインもおすすめできます。

Coincheck (コインチェック) は500円から買える

Coincheck (コインチェック)
取扱通貨
27銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:無料
最大レバレッジ
-
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

Coincheck (コインチェック) は、2012年8月設立の日本の老舗暗号資産(仮想通貨)取引所です。東証プライム上場企業であるマネックスグループが主要株主になっており、セキュリティがしっかりとしています。また、スマホアプリが使いやすいと評判で、初心者にたいして門戸が広い取引所です。

Coincheckの販売所での最小注文数量は、日本円で500円相当以上から購入することができます。

最小注文数が、ビットコイン (BTC) ではなく日本円で設定されているため、相場の影響を受けにくく、常に500円からビットコイン (BTC) を購入できます。

取引所の場合は、最小注文数量は0.005BTC以上かつ、日本円で500円以上です。

2021年12月の執筆時点では、0.005BTCは、およそ26,000円のため、最小注文数量で買うにしても、他の取引所よりは多めの日本円が必要です。

ただし、Coincheckの販売所の取引画面はとてもシンプルで初めての方でも扱いやすいと評判の仮想通貨取引所です(下記画像参照)。

購入数量を入れ、「購入する」をクリックするだけでビットコイン (BTC) が買えます。

仮想通貨取引に抵抗感や不安感がある方は、Coiuncheckの口座を開設してきましょう。

DMM Bitcoin (DMM ビットコイン) は500円から買える

DMM Bitcoin (DMM ビットコイン)
取扱通貨
38銘柄
取引手数料
販売所:無料取引所:-
最大レバレッジ
2倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

DMM Bitcoinは、DMMグループの子会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する仮想通貨取引所です。豊富な種類のアルトコインでレバレッジ取引ができる点が大きな魅力となっています。さらに、DMMグループで培われたセキュリティ体制や使いやすさと高機能を追求した取引ツールなども魅力です。

DMM Bitcoinは通常注文とBitMatch注文の2つの取引スタイルでビットコイン (BTC) の取引を提供しています。

BitMatch注文とは、売りたいユーザーと買いたいユーザーの注文を集約させ、DMM Bitcoinが両者をマッチングさせる取引方法です。

販売所形式のいいところ(日本円で直感的に取引ができる)と、取引所形式のいいところ(注文板による取引でスプレッドが狭い)をかき集めたハイブリッド型の注文方式となっています。

まず、通常注文における最小注文数量は、0.0001BTCです。したがって、約500円から購入できます。

また、BitMatch注文では、0.01BTCが最小取引額として定められています。こちらは,日本円換算ではおよそ50,000円です。

ただし、BitMatch注文の最小取引単位は0.001BTCのため、0.01BTC以降はおよそ5,000円刻みの注文が可能です。

【海外取引所】ビットコイン (BTC) はいくらから買えるのか

初めてのビットコイン (BTC) を海外取引所で購入するという選択肢もあります。

海外取引所では国内取引所とは比べ物にならない流動性(価格の安定度)を持ち、世界基準の取引をできるのが魅力です。

ただし、海外取引所には販売所形式の市場はなく、取引所形式で仮想通貨を購入します。

BINANCE (バイナンス) は10ドルから買える

Binance (バイナンス)
取扱通貨
取引手数料
最大レバレッジ
日本語対応
-
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

BINANCE (バイナンス) は、取引高世界1位を誇る仮想通貨取引所です。シンガポールを拠点に全世界へ展開しています。300種類以上の豊富な取扱通貨数や、手数料の安さなどが高い評価を受けています。セキュリティ体制も充実していて、信頼性の高さも魅力的です。日本語にも対応しています。

世界最大級の取引所であるBINANCEは、日本円から直接購入することはできないので、一度他の仮想通貨を買ってから取引をすることになります。

最もメジャーである、テザー (USDT) を用いたペアの「BTC/USDT」の最小注文数量は10USDTです。

1USDTは1米国ドルの価格に連動するため、裁最低取引額を日本円に直すと約1,360円から購入することができます。

Bybit (バイビット) は10ドルから買える

Bybit (バイビット)
取扱通貨
300銘柄以上
取引手数料
現物取引:Maker 0.1% / Taker 0.1% デリバティブ取引:Maker 0.01% / Taker 0.06%
最大レバレッジ
100倍
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

Bybitは、シンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所です。海外取引所でありながら、日本語に完全対応しているうえ、クレジットカードでの入金も可能です。デリバティブに注力している点が特徴で、最大100倍のレバレッジ取引を行えます。

bybitでもBINANCEと同じく、テザー (USDT) を用いたペアで10USDTからビットコイン (BTC) が購入できます。

BINANCREと最小取引額が同じですが、BINANCEは世界最大の出来高、Bybitは日本語取引画面の翻訳の質がいいという違いがあります。

海外取引所でビットコイン (BTC) を購入する際は、上記の違い参考にして、ご自身にあった取引所を選ぶようにしてください。

仮想通貨取引所でかかる費用

日本円入出金手数料

日本円でビットコイン (BTC) を購入する前に、開設した取引所の口座にお使いの金融機関から日本円を入金する必要があります。

また口座からお金を引き出すときには換金した日本円をお使いの金融機関の口座に組み戻す「出金」という作業が必要になります。

入金時に手数料がかからない取引所が多いのですが、出金時には手数料が必要なケースが多くあります。

ただ、取引所が提携している金融機関への出金であれば、手数料を割引していることがあるので、活用すると手数料を節約できます。

ビットコイン (BTC) の取引手数料

取引手数料とは、仮想通貨を売買する時点でかかる手数料のことです。

この取引手数料のかけ方は2種類あります。

ひとつはシンプルに売買成立時に手数料を取る方式で取引所形式の売買で発生する手数料です。

もうひとつは、売値と買値で価格差を付ける「スプレッド」と呼ばれる方式です。「スプレッド」は、販売所、取引所のどちらでも発生しますが、その規模には大きな差があります。

販売所では、スプレッドが非常に高く設定されているので購入の際は注意してください。

売買成立時に手数料を取る方式では、ユーザーは「メイカー」と「テイカー」に分かれます。

メイカーは売買成立時に指値注文を出していたユーザーを指し、テイカーは相手に注文を発注したユーザーを指します。

テイカーは一定の割合の手数料を支払いますが、メイカーは取引所の流動性を提供していることから手数料を受け取れることがあります。

ビットコイン (BTC) の送金手数料

送金手数料とは、仮想通貨や日本円などの各通貨を他の取引所やウォレットに送金するときにかかる手数料です。

送金手数料は、取引所に支払う手数料の他に「マイナー手数料」というものがあります。

マイナー手数料とはビットコイン (BTC) の送金処理を行う「マイナー」という人々に支払う手数料を指しています。

マイナーは多くの手数料を支払った送金を優先的に処理するため、マイナー手数料が低いと送金に時間がかかるなどのデメリットが生じます。

ただし、本記事で紹介する国内取引所では、送金手数料の額を一定基準に設けており、ユーザーの方で気にする必要はありません。

ここでは送金手数料の概念を把握しておけば大丈夫です。

ビットコイン (BTC) を購入する際の注意点

ビットコイン (BTC) は価格の変動が激しいので注意

ビットコイン (BTC) はじめ、仮想通貨は価格の変動が株式や為替よりも大きいです。

その理由は、仮想通貨は「ボラティリティが大きい」ためだと言われています。

そもそも「ボラティリティ」とは何でしょうか。

ボラティリティとは、日本語に訳すと「変動性」という意味になり、一般的には価格が変動する幅として使われています。

ボラティリティは略して「ボラ」と呼ばれていることもあり、ボラが大きいというのは価格が変動する幅が大きいということになります。

例えば、株式投資であれば1日の中で価格が上がりすぎる、または下がりすぎるのを防ぐために「ストップ高」や「ストップ安」という価格のストッパーが存在します。

しかし、仮想通貨の売買にはストッパーが存在しないため、1日で価格が倍になったり、半分になったりすることがあります。

そのため価格が変動する幅が大きく、ボラティリティが大きいと言われています。

税金の発生

ビットコイン (BTC) は、保有しているだけの状態では課税されませんが、利益を確定するなどの状態になると税金が課せられます。

課税対象となる状況は以下の3つのケースがあります。

・仮想通貨を売却したとき

ビットコイン (BTC) を売却した時点の価格が、購入時よりも高い場合は課税対象になります。また、ビットコイン (BTC) 建てで他の仮想通貨を買って、利益が出ているときには課税の対象となります。

・仮想通貨で買い物をしたとき

仮想通貨を支払った時点の価格が、購入時の価格よりも高いときには課税対象となります。

・マイニング報酬を受け取ったとき

仮想通貨のマイニングをすると、報酬として仮想通貨を受け取ることができます。受け取った報酬からマイニングに要した電気代などの経費を差し引いた分が課税対象となります。

課税対象となるケースはいくつもありますが、どれも利益を得たタイミングで課税されるということは共通しています。

仮想通貨で発生した利益は、雑所得に分類されるので、どのような経緯で発生したか確認できるように、データやレシートを保管しておきましょう。

ビットコインの買い方

ビットコイン (BTC) の購入方法はいくつか存在していますが、今回は最も初心者におすすめできる、国内取引所で販売所形式を用いる方法ご紹介します。

①仮想通貨取引所に登録する

ビットコイン (BTC) を購入するには、まず仮想通貨取引所に口座を開設します。

必要となるものは、メールアドレスと免許証などの本人確認書類だけです。

公式ページやアプリでメールアドレスやパスワード、個人情報を入力し、口座を開設點せましょう。

以前は、取引所から送られてくる手紙を用いて本人確認を行っていましたが、最近は免許証やマイナンバーカードがあれば、アプリ上で簡単に即日口座開設ができるようになりました。

②日本円を入金する

取引所で口座が開設できたら、日本円を入金します。

入金方法は主に3つあり、銀行振込、コンビニ入金、インターネットバンキングから入金するクイック入金があります。

銀行振込であれば、口座へ残高が反映されるのに時間はかかってしまいますが、指定の金融機関からの入金は手数料が割引になることがあります。

一方で、コンビニ入金、クイック入金はすぐに口座に残高が反映されますが、手数料が割高なことがあります。

状況に応じて最適な入金方法を使い分けましょう。

③ビットコイン (BTC) を購入する

日本円の入金ができれば、ビットコイン (BTC) 購入の準備は完了です。

注文したい数量を入力して、購入するを選ぶと購入できます。

ビットコイン (BTC) はいくらから購入できるかのまとめ

ビットコイン (BTC) はいくらから購入できるかを解説してきました。

取引所ごとに最小注文数量が変わるので、少ないほど少額でビットコイン (BTC) の投資を始めることができます。

始めて仮想通貨を触る方は、国内取引所の販売所形式でビットコイン (BTC) を買ってみましょう。最小購入額も小さく、取引自体も簡単なため、初心者にもおすすめです。

どの取引所を使用するかは、ぜひ本記事を参照してください。

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